
今晩は・・・😊
・・・皆様、如何お過ごしでしょうか?
・・・My7の、「今後の予定」については、既にご報告している通りですが、年内は、冒頭の画像の、「SBD Cam Cover」を装着して、「新年」を迎える予定でおります・・・。
・・・既に、先日、到着しておりますが、未だ、「未搭載」・・・。
・・・今回は、その件に絡めて、少しばかりの独り言を・・・😅

・・・上の画像は、今年3月、Factoryに於いて行った作業の際の物です。「手前」が吸気側、「奥」が排気側のカムホルダー周辺の画像です。よくご覧になって頂くとお分かりになりますが、吸気側のカムホルダーボルトと排気側のカムホルダーボルトに異なる物が付いております。
・・・コレは実は作業中の様子でして、「奥」が、「純正品」、「手前」が、「変更後」の物・・・。
・・・2018年10月7日、「TKZ」に於ける、「カムシャフト折損」の直後、精査した所、「純正カムホルダーボルト」自体に、エンジン組み立ての際の作業性を重視した為の、「強度不足」が発見されました・・・。
・・・主治医さんは、コレを問題点として指摘し、海外のエキスパート達にも提示されたようです・・・。
・・・ですが、このボルト、サイズ自体がやや特殊である上、同サイズの流通品は、「重すぎ」、「デカ過ぎ」・・・。
その点では、「純正品」は、軽量、低頭、カムホルダーとの接触面も十分にあり、200ps程度までのDuratecでは、「ベスト」なボルトです・・・。
・・・勿論、260psのR500用ですので、実際には、全く問題がないそうですが、200psオーバーの高出力エンジンに使用する際には、「主治医さん」の個人的な見解では、「イマイチ」・・・「コンナ事を気にするのは私くらいでしょうが(笑)」と仰ってはいましたが、My7では、アクシデントを契機に、ここも、「Upgrade」致しました・・・。
・・・画像の様に、「全ネジ」、「高張力」のキャップボルトを使用し、これにより、より確実なカムホルダーの固定が可能になりました。但し、カムホルダーとの接触面を確保する為に、1㎜厚のシムを使用しております。その為、純正カムホルダーボルトよりも、若干、「ハイト」が上がっております。
・・・そこで、今回、「SBD Cam Cover」を装着するにあたり、「問題」の可能性が発生しました・・・というのは、「純正カムカバー」の場合は、カバー内のサイズ的に「余裕」があるので問題はないのですが、「SBD Cam Cover」は、純正品よりも「タイト」なデザインになっております。
その為に、Upgradeしたキャップボルトの「トップ」が、カムカバーに接触するかもしれない・・・という事です。
・・・そこで、先ずは、「仮組」・・・。

・・・お気に入りの、「Corbon Coil Cover」も、コレで当分、「保管品」です・・・。

・・・長年、お世話になった、「純正カムカバー」・・・。

・・・先日、DIYでリペアした、破損部分・・・実用上は、「全く問題なし」・・・でしたが、コレも、間もなく、「保管品」になる予定・・・。

・・・「新旧カムカバーの比較」・・・。
・・・「全然違います」・・・😂
・・・そして、「仮組」を行いましたが、幸い、「カムホルダーボルト」と「SBD Cam Cover」との、「内部の接触」はない事が確認できました・・・😆

・・・「純正カムカバー+カーボンコイルカバー」・・・
・・・コレはコレで、「好み」なのですが・・・まァ、「気分転換」という事で・・・😅
・・・で、いよいよ、「インストール」・・・となった訳ですが、ココで「問題発生」・・・😖

・・・「純正カムカバー」のブリーザーパイプ接続部分・・・。

・・・「SBD Cam Cover」のブリーザーホール・・・。
・・・「全然違うじゃん」・・・😫
・・・しかも、異なるのは、「形状」だけではありません。ノーマルのブリーザーホースは、内径18~19mm位はあるのですが、新カムカバーのブリーザーホール径は約9mm程度・・・。更に、内部のスレッドはBSP規格ですので、手近なところに使えそうなアタッチメント等はありません・・・。
・・・そこで、SBDに事情を説明し、このブリーザーホール径の極端な違いはどういう訳か・・・確認致しました。
・・・簡単に言うと、「純レーサ―の場合、ブリーザーホースは使用せず、エンジン内を真空状態に保つが、Caterhamのドライサンプシステムでは、それでは、正常に稼働しない。また、レギュレーション上の問題もある。そこでベストなのは、カムカバーのブリーザーホース(ホール)の径を減らす事である。但し、その場合も、クランクケースからサンプタンクへのホース径は変えてはならない。
こうする事で、より早く、より多量のオイルをエンジンのボトムに落とす事が出来る。強力なオイルシステムを使用せずとも、コレにより、エンジンは、パフォーマンスが上がるのみならず、より効率的な作動が可能になる・・・」という物でした・・・。
・・・上記の「事情」を主治医先生に報告、打診した所・・・
「SBD Cam Coverを直ぐに送って来い。現物確認の上で、そのブリーザーホールに合わせて、アルミ材でホースと接続できるブッシュを一両日中に作ってあげるから。但し、実際に接続するホースの径については、圧力試験を行って、最善のサイズを決定する」・・・とのお言葉を頂戴いたしました・・・😝
・・・と言う訳で、自分の「ミス」から始まった、「カムカバーUpgrade計画」・・・意外な方向に進展しつつあります・・・。
当初は、「リペア」で済ませる予定でした・・・また、実際には、それでも「十分」です・・・。
ですが、新年も近いし、キリの良い所で、「記念」・・・に・・・という気分で取り掛かった「Upgrade」・・・でしたが、ココ迄来ると、7のパフォーマンス面から見ても、本当の、「Upgrade」・・・という様相を呈して参りました・・・🤭
・・・以上、今回の、「Caterham・・・雑感38。」・・・My7の「カムカバーUpgrade計画」・・・の、「途中経過」のご報告でした・・・。
・・・ニッチなテーマで恐縮です・・・ただ、自分の様な「素人」としては、「国内外の本当のエキスパートの方々」から得た情報は、「好事家」の皆様方には、多少のご参考にはなるかと思い、愉しく投稿させて頂いております・・・。
・・・今回もお付き合い頂いた方々、有難うございました・・・。
・・・では皆様、また近々・・・😉
Posted at 2019/12/11 01:00:00 | |
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