
今晩は😊
・・・左の画像は、みん友さんである、ねこばったさんから拝借いたしました・・・勝手にスミマセン😅
・・・何故、その様な「暴挙」に出たか・・・と申しますと、コチラの画像にあるクルマが装着しているサスキットが、My7と同じ、「PENSKE」製の物だったからです・・・。
・・・ねこばったさんが、
「足のスペック教えてくれないかなぁ。見た目車高高め?レート高め?」
・・・と、コメントを付けていらっしゃいますが、私自身、「この車」については、実際にどのような設定なのかは、未確認です。
・・・ただ、この、PENSKEについての、「基本的なSetting」に関しては、製造元からの話も聞き、自分自身も、ストリートユースでの話ですが、多少の経験はあります・・・。
・・・また、ここ最近、複数の方々から、「サスセッティング」についてのお尋ねがございましたので、話題に「便乗」させて頂きました・・・。
・・・「サスセッティング」については、諸説紛々・・・また、車やコース、乗り手に依っても、「Best Settingは異なる」・・・のは当然ですが、以下、飽く迄、「概略についての私見」・・・と言う事で・・・。
・・・ごく掻い摘んで申しますと・・・
1、Caterham の純正スプリングレートは硬過ぎとの声が多い。
(最近、620Rのオーナーさん方から、何件か同じご相談がありました)
♯この点については、海外の7乗りの間でも話題になっています。自分の知人の専門家は、620Rに関しては、F.、R.共に「スプリングレートを下げるべき」・・・とのご意見です。
620R用純正ショックは、決して悪い物ではないが、スプリングが硬過ぎる為、ダンパーとミスマッチになっている・・・との事。
但し、別のエキスパートからは、「本当に620Rのパワーを使える人なら、あのサス設定の意味が分かる筈」・・・というお話も伺っておりますので、私如きが、「正解」を決める事は出来ません・・・。が、一応、ご参考までに・・・。
・・・序に、「ノーマルダンパー」と「社外ダンパー」との「違い」の一部をご紹介しておきます・・・。

・・・「Caterham純正(R500用)ビルシュタイン&アイバッハ」と、現在、使用中の、「PENSKE 3Way Adjustable Damper&Suplex Springs」との比較。
全長の短いPENSKEの方が、実際の「ストローク量」は大きく、シャフト径も太いのがお判りになると思います・・・。
2、減衰力調整式ダンパーに関して。

♯ここでは、My7に使用している、PENSKE3Way Adjustable Damperに基づいて、「減衰力調整」の初歩を少々・・・。
・・・一般的に、3Wayダンパーは、「縮側Hi・Lo」、「伸び側」の調整が可能です・・・。これが、4Wayなら、「伸び側Hi・Lo」の設定変更が出来る・・・と言う事ですね。
・・・具体的な数値は、乗り手やコース等によって異なりますので、ココには書きませんが、基本的には・・・
適正なスプリングレートであると仮定して、「減衰力」を変更する場合・・・
・縮側Hi)
「上げる」・・・コツコツとした小さなギャップを拾う。インフォメーションは増える。但し、「荒れた」路面では、「跳ねやすくなる」。
「下げる」・・・「乗り心地」が良くなる。その分、リニア感は下がる。
・縮側Lo)
「上げる」・・・ロールスピードが遅くなる。加減速時の加重移動が少なく、全体的に、「硬く」なった感じになる。但し、実際の「グリップ」は、落ちる事が多い。
「下げる」・・・ロールし易く、「ソフト」になる。悪く言えば、「ダル」な感じ。但し、タイヤの「グリップ」を上げる為には、「下げる」事は、大変効果的。
・伸び側)
「上げる」・・・ピッチングが減る。但し、タイヤの「グリップ」も落ちる。
「下げる」・・・荷重移動がし易くなる。また、フロントの「伸び側」減衰力を下げると、ステアリングレスポンスが、「クイック」になる。
・・・という感じでしょうか・・・。
・・・繰り返しになりますが、以上は、飽く迄、「私見」でありますので、「現在の設定」が千差万別である以上、一概に、「こうなるよ」という話ではありません。
・・・ただ、自分が、「減衰力調整の迷路」に入り込んでいた時に、専門家から頂いたアドバイスの、「極一部」且つ、「最初期」の物です・・・。
・・・ですが、「2Way」以上のダンパーをご使用中の方々の「ご参考」にはなるかと思い、UP致しました・・・。
・・・実際の、「サスセッティング」には、更に多くのファクターが絡んで来ます・・・クルマによっては、「サス+シャシー」で曲がる物や、「高剛性シャシー+ソフトなサス」で、「荷重移動」を重視する物等、色々ですが、「基本的」な考え方としては、上記のイメージで構わないと思います。
・・・最後に、My7に関して言えば・・・
フロント)
・縮側・・・Hiはやや硬め、Loもやや硬め(ステアリングのリニア感、レスポンス重視)
・伸び側・・・柔らか目(切り返しでのグリップ重視)
リア)
・縮側・・・Hiはやや柔らか目、Loはかなり柔らか目(グリップ重視)
・伸び側・・・かなり柔らか目(グリップの向上+ブレーキング時のフロントへの荷重移動を重視)
・・・これらの「トータルバランス」を取りつつ、前後のARBは「硬め」に設定して、「ロール量」をなるべく抑える・・・というイメージでしょうか・・・。
・・・自分は、「上記の設定」が気に入っておりますので、最近はあまり、「変更」はしておりませんが、海外のCaterham でのレースシーンで活躍中の方々も、PENSKEを使用されている方について言えば、ほぼ、My7と同様の「Setting」にされている方が多い様です・・・。
・・・特に、UKのサーキットでは、「路面μ」が、日本よりも大分「低い」事が多いとの事で、「ストリートユース」のMy7とも、比較的、条件が近いのかも知れません・・・。
・・・という事で、「Caterham・・・雑感18。」・・・ねこばったさんに「触発」されての、「便乗投稿」でした・・・。
・・・何かのご参考になれば幸いです・・・。
・・・では皆様、また近々・・・🤗
Posted at 2019/05/10 20:30:00 | |
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