
今晩は・・・😊
・・・皆様、如何お過ごしでしょうか?
・・・今回は、本当の「雑感」です・・・が、「OILネタ」を少々・・・。。
・・・冒頭の画像は、ずっと以前のOIL交換の際の物です・・・。
・・・と申しますのは、先日、ロシアの7乗りの方から、メッセージを頂きました・・・。
「Dear fiend! Can you please advise me about motor oil. I use since 3 years Motul 8100 x power 10W60. My mechanic say, that I can use Motul 300V Lemans 20W60 and it will be better for engine. What you think? I have Duratec 2,3 280BHP dry sump engine. I drive only when it’s warm, +15 and above. Can you please share your opinion on this?」
・・・面倒なので自動翻訳に掛けますと・・・
「親愛なる悪魔! モーターオイルについて教えてください。 3年前からMotul 8100 x power 10W60を使用しています。 私のメカニックは、Motul 300V Lemans 20W60を使用でき、エンジンに適していると言います。 あなたが思うこと? 私はDuratec 2,3 280BHPドライサンプエンジンを持っています。 +15以上の暖かいときだけ運転します。 これについて意見をお聞かせください。」
・・・メッセージ・翻訳に一部、「変」な所もありますが😅、大意はご理解いただけると思います。

・・・因みに彼の7は、「CSR」、エンジンは多分、「Duratec Cosworth 2.3L」だと思われます。BBSホイールやパドルシフトを搭載した、イジリーな車です・・・RACECOエキゾーストやカーボンパーツ、LED電装等の事で、幾度かご相談を受けて参りました・・・。
・・・彼は、3年間、Motul 8100 x power 10W60を使用してきたらしいのですが、エンジンメカニックに「Motul 300V Lemans 20W60の方が良い」と勧められた・・・という事ですね・・・。
・・・結論から言えば、「3年間、好調を維持してきたOILで間違いはないと思うけれど、エンジンメカニックが勧めるOILでも良いでしょう」・・・というアドバイスをしておきました・・・。
・・・今回、その件を思い出して、簡単ではありますが、「OILネタ」をUPしてみます・・・。
・・・My7では、幾つかの、ブランド・粘度の異なるOILを使用してきましたが、OILが原因の大きな問題は1度も発生しませんでした。
ベースオイルや添加剤がブランドごとに異なるのは当然ですが、メーカーにより、同粘度のOILでもエンジンフィーリングは異なります。
ブランドAの10W40は、低温時から大変滑らかなのですが、別のブランドBの10W40 は、低温時にはやや硬い感じ・・・但し、高温時にはAのOILはシャバシャバ感があり、BのOILには粘りを感じる・・・と言う様な事ですね。
・・・ですが、どちらのOILを使用しても、エンジン内にダメージは確認されない・・・という事がありますので、どのOILが最善か、「確答」する事は困難です。
エンジン内のリングやメタルのクリアランス、オイルポンプの出力、その他により適正なオイルは異なってきます・・・勿論、季節や乗り手に依っても変わって来るでしょう。
・・・ただ、「目安」としては・・・
・メーカー指定のOIL
・チューンドエンジンならチューナー指定のOIL
を使用する事が、「安全」ではあるでしょう。
何故なら、エンジン製作者自身が、そのOILでエンジンをテストしているからです。
My7・・・ベース車両は「Duratec R500」ですが、当初(ノーマル時)は、10W40を通年で使用していました。
その後、別のブランドの5W40を使用・・・コチラの方が、「油膜」は強いように感じました。
その後、エンジンの大幅な仕様変更によって、15W50を使用する事にしましたが、実際には10W40でも十分だと考え、最近では、それをメインにしています。
もし、粘度を変更するなら、「冬場・・・5W40 」迄、「夏場・・・15W50」迄・・・という所でしょうか・・・。
・・・因みに、同じ時季に同様の走り方をして同程度の油温の際の「油圧」を調べてみると、最低油圧を記録したのは、「15W50」を使用している時でした。
・・・コレは自分も意外でした・・・詳しそうな方々に尋ねたり、調べたりしても、皆さん、お分かりにならない様でした・・・
・「10W40の方が高級なヤツなんでしょ?」・・・イヤイヤ、同一ブランドです😅
・「OILの入れ間違いでは?」・・・それを言うなら、「ラベルの貼り間違い」でしょう😂
・・・その後、この問題は、一応、「解決」しましたが、その際に分かった事は・・・
・基本は、エンジン製作者の示すデータを基準とする事・・・先に述べた理由。
・OILの適不適は、「現行車」、「旧車」の違い等の常識的なノウハウに従えば、まともなOILならば、ブランド・粘度等の多少の違いは、一般ユーザーには然程の問題とはならない事・・・そもそも、同じ「SAE粘度」のOILでも、実際の油膜の強さや温度に因る特性はバラバラ。
・交換サイクルや長期不動車のエンジン始動時など、車の実際の扱い方が重要である事・・・コレは、OILのロングライフ化が進む現在、エンジンによりかなりの違いがあるので、自分の車の「個性」を理解しておくことが必要。
・ポンプロスや始動性を考えると、無闇に、「高粘度化」しない方が良い事・・・例えば低温時のポンプロスを減らすためには、OILは柔らかい方が有利。
・但し、油圧計の数字を基準に、「低粘度化」するのは、危険である事・・・「油圧計」の数字が高い=「油膜」が維持されている・・・というのは、「大間違い」。また、エンジンの気密性維持の問題もある。
・・・等でしょうか・・・🤔
・・・そして最後は・・・
・OILについては、メーカーや専門家でもまだまだ研究の余地があるという事・・・ですね・・・。
・・・以上、ホンの「思い付き」ですが、先のCSRのオーナーさんとのやり取りで感じた事をご紹介致しました・・・。
・・・OILは、「大好物」ですので、他にも書きたい事はあるのですが、今回はこの辺にしておきます・・・😅
・・・では皆様、また近々・・・😉
Posted at 2020/02/25 21:00:00 | |
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