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2021年06月21日 イイね!

Caterham・・・20210621・・・「LSD/重要情報」。

Caterham・・・20210621・・・「LSD/重要情報」。今晩は・・・😊

My7・・・本日、「14時00分」・・・「長者ヶ崎」にて・・・。

今日は、「夏至」・・・梅雨の晴れ間を利用して、近場をランナバウトして参りました・・・。

今後、「駆動系」のUpgradeを検討している件に就いては既に御報告済みですが、その前に幾つか「課題」が見付かりましたので、「駆動系」に就いては、実施時期は現在、未定・・・。

ただ、今回は、Caterhamが純正採用している、「TITAN LSD」に関する、やや詳細な情報をご紹介致します・・・。

★問題点★

My7は、当初、BMWデフケース+TITAN LSDが標準装備でしたが、2017年、約30000㎞走行時に故障が発生、同一製品の新品に載せ替えて現在に至ります。

元々、Fordデフケース用にデザインされていたCaterhamのシャシーにブラケットを介して、BMWデフケースを取り付ける・・・この無理な構造にも問題があり、「リコール扱い」で、Dラーでの強化ブラケットへの無償交換が実施されました。


・・・このブラケットでも、「強度不足」という事で、My7では、ワンオフのブラケット&補強ストラットを使用しております。

ですが、BMWデフの本当の問題は、「ケース」ではなく、中の「LSD」にある・・・という事は、

「Caterham・・・雑感80・・・「駆動系」その3。」

https://minkara.carview.co.jp/userid/2045811/blog/45138910/

・・・でお伝えしてある通りです・・・。

★My7・・・「駆動系」の今後★


今後、デフに手を入れるなら、完全なアドバンテージのある「Ford Sierra デフケース」を使用したいのですが、それをやる場合は、かなりの「大作業」になります・・・。

その為、場合によっては、現在のドライブトレインをそのまま使用しつつ、問題の有る、「TITAN LSD」のみを別の優秀な製品に交換・・・という事も検討中です。

「最強ワンオフペラ」+「Fordデフケース」+「高性能LSD」+「強化ドライブシャフト」・・・コレが、「理想的」である事は間違いありません・・・しかし、かなりの「大仕事」・・・とにかく、「ワンオフパーツだらけ」の「最強仕様」ですからね・・・。

・・・すると、1番、「現実的」な仕様は、現在使用中且つ実用上は全く不足のない、「CTGペラ(My7では問題のスプライン部分は改良してあります)」+「BMWデフケース」+「BMWデフケース用特注強化ブラケット」に、「高性能LSD」を組み込むだけ・・・コレなら、ドライブシャフトもそのまま使用できる為、1番の「近道」ではあります・・・T7的な「最強仕様」ではありませんが、現実的には、「Fordデフケース」使用時と同等のパフォーマンスを達成できる仕様ではあります・・・。

・・・ただ、個人的には、「妥協感」・・・アリアリです・・・というより、自分の言う、「最強仕様」が、「オーバースペック」・・・というだけのお話なのですが・・・😅

何故この様な事を言い出したかと申しますと・・・My7・・・「駆動系」に就いて、実は最近、「良くない症状」が出て来ているのです・・・。

・・・この件に就いては、CaterhamがTITAN LSDを採用した事が、「致命的なミス」であった・・・にも拘らず、現在もソレを採用し続けている・・・しかし、620Rや420Racing等の、「ハードな使用」を前提とした後発モデルには、「Fordデフケース」を使用・・・ただし、中のLSDは、「旧ZF系」が使われている物や「TITAN LSD」が使われている物など、幾つかのバージョンがある様です・・・。

そして、以上を踏まえた上で、ココからが本題なのですが、海外の「専門家」の意見を分かり易くまとめたレポートがありますので、以下に、「要点」のみをご紹介します・・・かなり長いコンテンツですが、大変、詳しく、しかも専門家の間では、既に「定説」となっている内容ですので、是非、ご一読下さい・・・。

★Caterham 純正オプション「TITAN LSD」についての詳細(抜粋)★

『BMWリミテッドスリップデフ-タイタンの問題』

2010年以来、BMW 168ディファレンシャルは、Caterhamが推奨するオリジナルの装備に適合しています。リミテッドスリップデフの場合は、タイタンリミテッドスリップユニット(LSU)が取り付けられます。


2015年モデルまで、タイタンはカーボンフェースクラッチプレートを所有していました。後のプレートは、寿命を延ばすために焼結金属仕上げになっていますが、ある程度、騒音、振動、ハーシュネス(NVH)が発生します。

英国の7の所有者は、カーボンフェースプレートが予想よりも急速に摩耗していることに気づきました。一部の所有者は、わずか3000マイル(4830 Km)でTitanのLSD機能が完全に失われたことを経験しています。

少数派は、6年から7年の期間にわたって20000マイル(32190キロ)以上のタイタンの「生き残り」を経験しました。

英国の所有者から収集された証拠によると、カーボンフェースプレートとタイタン全体の平均寿命は3年または9000マイル(14484 Kms)をわずかに超える可能性があります。


長寿のように見えるタイタンは、何年も前に信頼できるLSUとして機能しなくなった可能性があります。必然的に、特に危険の兆候に気付いていない場合、内部コンポーネントがいつ故障するかについての賭けです。

これは、ケーターハムカーズが悲しいことに見落としていた問題です。引用:'カーボンプレートの寿命の深刻な問題-タイプディファレンシャルについて、これは私が調査するためにリソースを捧げようとしているものです。皮肉なことに、ノイズを減らすためにカーボンプレートが導入されましたが、時期尚早の摩耗の報告が最初に現れ始めたとき、私たちはしばらく前に焼結プレートに切り替えました。

LSUの操作中、プレートの表面仕上げの劣化により、内部コンポーネントのセットアップと公差が変化し、円錐形の「コルヴィルスプリング」とシムの完全性に悪影響を与える可能性があります。その結果、これらのコンポーネントは、ケーシング内に破片を分散させるいくつかの部分で破損することがよくあります。早期に検出されない限り、ディファレンシャルの故障が保証されます。この期間中に、除去されたカーボンはディファレンシャルオイルと混合し、ベアリング、シール、場合によってはクラウンホイールとピニオンに影響を与える微細な研削ペーストを作成します。


では、なぜこの問題が発生しているのでしょうか。メーカーとしてのタイタンは、「12か月ごと、レースシーズン、または10000道路使用マイル(16000 Kms)ごと」のオーバーホールを推奨しています。より高い走行距離または追跡日数を考慮に入れると、10000マイルまたは16000Kmのしきい値が減少します。実際、純粋に道路で使用されるセブンの場合、オーバーホール期間はわずか2年で繰り返される可能性があります。


残念ながら、サービス要件や間隔に関する情報が所有者に公式に提供されることはありませんでした。販売時点でも、オーナーズハンドブックのサービススケジュール表での公開でもありません。


理由?引用-'私たちは所有権を面倒にしたくありませんが、デフの選択に関しては、当時のCaterhamチームがこれを間違えたことがますます明らかになっています....それを修正する必要があり、私はそれを最初に認めました。

しかし、Titanメーカーの推奨事項は常に存在し、すぐに利用でき、簡単です。

☆所有者はどのようにしてこの問題を軽減するのを手伝うことができますか?シンプル–予防措置:


1.ホイール回転チェック

車の後部を上げた状態で、1つのホイールを回転させます。反対側のホイールは同じ方向に回転するはずです。非回転または反対側のホイールの反対方向への回転は、LSUの機能が低下している可能性があることを示しています。非回転とは、「通常の」オープンディファレンシャルおよび故障したLSUと同じ操作を行うことを意味します。


2.磁気フィラープラグ

ディファレンシャルとLSUの状態を監視するために適合します。(ゴールドプラグマグネットプラグM22 x1.5 AP22)。


3.オイルサンプル

毎年実施してください。暗い、黒い、または非常に小さな破片が含まれている場合は、最悪の可能性があります。


4.オイル交換

年間走行距離/走行距離、車両の使用、またはオイルの種類によって異なります。2〜3年ごとに変更することを検討してください。


5.差動プリロードチェック

懸念の本当の原因がある場合は、このチェックを実行する必要があります。

・・・これには、2つのオプションがあります:

(a)車の後部を持ち上げます。後輪を取り外します。残りの3つのホイールで車両のバランスを慎重に取り、適切なサポートとチョックを確保します。車軸が外れるまで、回転方向に露出したハブにトルクレンチを適用します。デジタルレンチが理想的です。

(b)車の後部を持ち上げ、車軸スタンドを支えます。後輪を取り外します。適切なサイズの木材をスポークに通し、シャーシバーに注意深く当てて、残りのホイールを支えます。車軸が外れるまで、回転方向に露出したハブにトルクレンチを適用します。デジタルレンチが理想的です。

40ft / lbs =満足できる

20フィート/ポンド=サービスを検討する

15ft / lbs以下=障害が差し迫っている可能性があります

タイタンの機能喪失の兆候は、コーナリング中に増加するチャタリングとノッキングノイズを伴うことがよくあります。振動や過酷さも増す可能性があります。車を押すと、ハンドリング部門で奇妙な動作を開始したり、コーナーでの安定性が低下したり、特に静止状態から直線で加速したりすると不安定になることがあります。これらの属性は、オープンディファレンシャル状態である可能性があることを示しています。


6.OIL。これは、BMW /タイタンのディファレンシャルを維持するための重要なコンポーネントです。使用する主題は異なる意見を持っています。オイルを選択する際には、地域の気候条件と運転習慣を考慮する必要があります。

a.SAE 90 GL5LSオイル。

英国での使用に適しており、「温帯」ヨーロッパのほとんどと互換性がある可能性があります。2つの英国ディファレンシャルおよびLSUオーバーホールワークショップでは、BMW /タイタンにミネラルSAE90GL5リミテッドスリップオイルを推奨しています。このタイプのオイルは、広い周囲温度スペクトルで動作します。用途にもよりますが、純粋な鉱油であるため、合成よりも早く分解する可能性があるため、差を維持するために変更がより頻繁に必要になります。

b.75W / 140LS合成油。

この粘度とオイルの種類は、CaterhamCarsによって推奨されています。繰り返しのトラックドライブ、レース、極端な周囲温度に適しています。

このタイプのオイルには摩擦調整剤が含まれており、英国の有名なLSUとディファレンシャルオーバーホールワークショップの意見では、摩擦調整剤の追加は、タイタンや他のLSUの設計上の弱点によって作成されたNVHをカモフラージュして平坦にするように意図的に設計されています。

☆タイタンをオーバーホールできますか?はい。

Titan Express LSDリビルドキット– Titan Expressはこのプロセス用のパーツのキットですが、深い知識がない限り、トランスミッションの専門家にプロセスを任せることをお勧めします。残念ながら、LSUに注意を払うだけでなく、さらに多くの作業が必要になる場合があります。

ケーターハムカーズも同じものを提供します:リビルドキットBMWLSD-ケーターハムパーツ

☆タイタンに代わるものはありますか?はい。

1.ケーターハムカーズの小売交換用タイタン。

2.独立した英国のトランスミッションスペシャリストであるTracsport(SPComponents)は、耐久性と寿命のためにモリブデン表面プレートを利用した、実績があり、堅牢で、設計され、設計されたユニットを提供しています。

3.Drexler Motorsportは、BMWディファレンシャルのソリューションを提供します。

☆費用!すべての数値は概算です!

タイタンエクスプレスオーバーホールキット=£345 /ユーロ395

CaterhamTitanオーバーホールキット=£515 /ユーロ590

ケーターハム車の交換用タイタン=£996 /ユーロ1142

ケーターハム車の交換BMWLSD(3.64)=£2340 /ユーロ2683

ディファレンシャルサービスによるタイタンのオーバーホール=£1565 /ユーロ1794

TracsportLSUのアップグレードとディファレンシャルサービス=£1800 / Euro 2064・・・

・・・以上が、「レポート」の概要です・・・。

・・・ここでご紹介している、「TracsportのLSD」は、Garage 7でもお取り扱いがありますので、興味のある方はお問い合わせ下さい・・・。

・・・現状、Caterham用LSDとしては、最高の実績品であるのみならず、Drexler等のLSDよりも大分、リーズナブルです。

Sierraケース用とBMWケース用とがご用意できますので、ハウジングは現在ご使用の物をそのまま使用できます。また、ファイナルは3.38位から4.11位まで選択できます。

・・・この他にも、更に「詳細な資料」があるのですが、あまりに長くなりますので割愛させて頂きます・・・。

・・・要点を申し上げれば・・・

●TITAN LSDは構造上、耐久性に問題がある
●他のLSDでも、「静的予圧」の点検を行うべき

・・・という事ですが、Caterham用TITAN LSDに於ける、「12ヶ月毎のOH」・・・あまりにも、「非現実的な要求」です・・・。

My7の場合、上記資料にある走行距離で、そのものズバリのトラブルが発生しました・・・。

そして現在、その時の「前段階」・・・即ち、「NVH」の増大が確認されて来たところです・・・。

コレが、「夢の最強特注ドライブトレイン」を構築するよりも、直ぐに実施できる、「現実的最強仕様」の採用を検討している理由であります・・・。

・・・多分、国内のCaterham7・・・特に、ハイパフォーマンス7の中にも、BMWケース、Sierraケースを問わず「TITAN LSD」を使用している個体は多いと思います。

それらの7では、重大なトラブルが発生するのは、「時間の問題」だと考えて間違いない様です。

また、Sierraケースの旧Ford Motorsport LSDも、経年劣化している物が多く、適切なリペア用パーツもあまりないとの事。
更に、Ford Motorsport LSD(ZF)は、耐久性や実績では、「Caterham純正LSD」としては「最高」ですが、元来、Sierra用のLSDであるが故、予圧が高過ぎて、Caterham7用としては、パフォーマンスやドライバビリティの低下の要因となっている事も判明しているそうです・・・。
また、大量に製造されたため、コストダウンの為に、「耐久性」も今一つ・・・部品点数を減らして、単価を下げ、リペアパーツで定期的なOHを実施する事を前提に作られているそうです・・・しかし、その「リペアパーツ」自体が既に絶版。

それらの問題点をクリアしたのが、Garage 7で扱う、「SP Components製LSD」・・・という事になります。

実は、国内に、「Ford Motorsport LSD付き新品Sierraデフアッセンブリー」が数点、あるのです・・・が、上記のような理由により、My7では採用を見送りました・・・。

今回の投稿は、決して、「Garage 7の宣伝」・・・ではありません。

自分自身が、上記のような「情報」を知らず、国内ではその様な情報が全くなく、その為に、余計に数十万円のコストを掛けつつ、未だ、問題を抱えたままの、ワタクシ自身の反省から、同じ轍を踏んで頂きたくない・・・という、私自身の「老婆心」であります・・・。

・・・と言う訳で、「Caterham・・・20210621」・・・「情報」・・・大変長く、煩雑な内容となりましたが、お心当たりの方は、十分にご注意ください・・・。

・・・では皆様、また近々・・・😉













Posted at 2021/06/21 21:00:00 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2021年05月31日 イイね!

Caterham・・・20210531・・・「業務連絡」。

Caterham・・・20210531・・・「業務連絡」。今晩は・・・😊

・・・冒頭の画像は、本日、「2021年5月31日/午前10時30分」、定例点検時のMy7也・・・。

昨日、「雑感81」で、「SADEV SCL82-17」に関する投稿を致しましたが、早速、アクセスがありましたので、本日、「2000㎞」走行後のGearbox OILの交換を行いました・・・。

「整備手帳」に概略はご紹介してありますが、今回は、「Garage 7」のお客様からも、ご連絡を頂きましたので、「業務連絡」として、少し詳しくご報告を・・・。



・・・午前11時30分・・・作業開始・・・。

GearboxのOIL交換は初めて・・・という方もいらっしゃいますので、SADEVに関してではありますが、少し、詳しくご説明いたします・・・。

まず、ジャッキUP・・・コレは、My7の場合、「前」から上げないと、フロアジャッキが入りません・・・リアが上がると、前からジャッキが入らないのです・・・。

当然ですが、「ウマ」を掛けて下さい・・・万一に備えてですね・・・コレが、今日、1番大事な事・・・。


・・・本日使用したアイテム達・・・。

Garage 7でご紹介した、「SADEV用レベルゲージ」・・・使ってみましょう・・・。


・・・既にご存知の通り、SADEVに使えるOILは、「MOTUL Gear Competition 75W140」・・・コレのみ・・・と思っておいて下さい。

様々な情報が錯綜しているSADEVですが、ことOILの銘柄に関しては、全ての専門家の意見が一致しております・・・。

手元にあったGear Competitionは、残り1.8L弱・・・。
My7の場合、Factoryの推奨値は、「1.5L」ですから、ちょうど良いですね・・・。


・・・先ず、作業開始時点でのOILのレベルを確認・・・。

後ほど画像を掲載しますが、ゲージの「つまみ部分」がギアボックスフィラーの縁に当たるまで挿し込んで、この「切り欠き」状の段差部分にOILが付着すればヨシ・・・という事になります・・・。

前回、1.5Lを入れていますが、上限の少し下位・・・コレで正解です・・・。


・・・OILの受け皿を用意して、ドレンボルトを緩めると、「ジワッ」と出て来ます・・・そこで、素早くボルトを外します。
最初は少し勢いよく出ますので、要注意・・・。


・・・この様になります・・・。

右がフィラーボルト、左がドレンボルト・・・。
ワッシャも新しくした方が良いですね・・・10枚数百円位で、アストロプロダクツなどでも売っています・・・。

因みに・・・


・・・前回、「3500㎞」走行後の、ドレンマグネット・・・。


・・・今回、「2000㎞」走行後・・・距離も違うが、明らかに「鉄粉」の量は減っていますね・・・。

Factoryからは、「1000㎞」交換を勧められていますが、「私見」では、サーキット走行をしていなければ、「2000㎞」で十分だと思います・・・但し、「アタリ」が付いてからのお話ですので、念の為・・・。

あと、完全にSettingされたパドルシフトを使用していると、ギアボックス内の摩耗は激減するそうです・・・コレは、「本当の話」・・・。


・・・そして、フィラー、ドレン、両方とも、洗浄します・・・パーツクリーナーでイイと思います・・・。


・・・本当は、「一晩」放置すると、「99点」の抜け具合・・・でも、そんな事をしていたら大変なので、10分~30分位、置いておけば、大体は抜けてくれます・・・。

あと、ギアボックスのフィラー、ドレン、共にワッシャのアタリ面をキレイにしておきます。
コレは、エンジンOILの交換などの時にも大事ですが、微細なダストの所為でリークが発生します・・・特に「アルミ製フィッティング」等では要注意です


・・・そして、ドレンボルトを締めます。
締め付けトルク・・・規定値がありますが、自分は、「トルクレンチ」ならぬ「手ルクレンチ」・・・キュッと当たってから、もう少し増し締めする位・・・。
あまり強く締め過ぎない方が良いかも知れません。
サーキット派の方なら、「適度に締めてワイアリング」・・・がおススメかな・・・。


・・・コレ、OILを抜いた直後の画像・・・。

・・・ココで、試しに、「ゲージ」を挿してみます・・・当然、OILは着きません・・・。


・・・今回、抜けたのは、約1.2L・・・。

0.2~0.3L位は残りますので、コレで十分です・・・。


・・・用意してあったOILは、約1.8L弱・・・。

コレで足ります・・・。


・・・この様な道具で簡単に注入できます・・・。

SADEVは、Quaife等と違い、フィラーへのアクセスがとても良いのです・・・。


・・・先ず、残り物の「0.8L」を入れてみました・・・。


・・・その時点で、レベルチェック・・・。

・・・全然足りませんね・・・。


・・・次に、新ボトルを開封して、約0.2Lを追加・・・つまり、トータルで、約1Lを入れた事になります・・・。

この時点で、ギアボックスの中には、抜け残りと合わせて、1.2L位のOILが入っていると思われます。


・・・ウン、レベルゲージの「下限」には届きましたね・・・。

SADEVの推奨値ですと、コレ位が目安の様です・・・。

ですが、Factoryの指示通り、「1.5L」(OILクーラー使用時は1.7L)を目安に、更に追加します・・・。

なお、OILクーラー装着車の場合、クーラー内の「エアー抜き」も必要ですのでご注意下さい・・・。


・・・話が前後しますが、レベルゲージを使う時には、上の画像の状態まで挿し込む事になります・・・。


・・・そして、上の画像のレベルまで入れました・・・。


・・・この時点で、残ったOILが「約0.6L弱」・・・という事は、「抜いた量とほぼ同量」の「1.2L」を新規に注入した事になります・・・。

・・・多分、コレで、ギアボックス内には、「約1.5L」のOILが入っている状態・・・「適量」です・・・。


・・・最後に、「フィラーボルト」を締めます・・・コレも、適当に「キュッ」とやっていますが、今までトラブルはありません・・・。

指先で、「最初の一かじり」を噛ませる際にコツが要りますが、慣れれば誰でも出来ます・・・ただ、「コロリ」と落とさない様にご注意ください・・・。


・・・「フィラーボルト」を締め終われば、「GearboxのOIL交換」自体は、終了です・・・。

・・・あとは、ドレンからのリークがないか、目視で確認。それ以上は、「実走」してから、再確認・・・という事になりますね・・・。

自分が、OILクーラーを使いたくない理由の一つは、ドレンやフィラーボルトの他に、フィッティングやクーラー自体からのリークの可能性がある事です・・・。
ギアボックスだけなら、ドレン、フィラー、ペラのシール位を確認すれば、まずは大丈夫なので「楽」なのですね・・・。

勿論、「安全の為」にOILクーラーを使用する事自体は良いと思います(反対意見がある事は昨日ご報告済みです)ので、その様な車両のオーナーさん方は、その辺りにも要注意ですね・・・。

・・・そして、最後に大事な・・・


・・・「記念撮影」・・・🤣

・・・コレが済めば・・・


・・・「作業終了」・・・。

・・・「めでたしめでたし」・・・😝

後は、「実走」の上でなければ、分かりませんね・・・。

・・・以上のような作業ですが、大体、お分かりいただけましたでしょうか・・・?

慣れれば、「1時間」で出来てしまいます・・・ただ、「冬場」等は、OILが硬くてなかなか抜けない・・・という事はあり得ます・・・。
ギアボックスは良いのですが、デフオイル交換(上抜きしかできないのです)は面倒な事があります・・・。

寒い時期には、作業前に少し走って、「油温」を上げておいた方が無難です・・・。

・・・と言う訳で、「Caterham・・・20210531」・・・「SADEVでのOIL交換に関する業務連絡」・・・でした・・・。

・・・何か、ご不明な点や不適切な点がございましたら、ご連絡下さい・・・。

・・・では、より「エキサイティングなカーライフ」を送られますよう・・・。

・・・また、近いうちに、「Upgrade2021」・・・ご報告させて頂きます・・・「トンデモナイLSD」を見付けてしまいましたが、「ソレは止めておきます」・・・😅。

・・・あと、来月から、「CFRPパーツ」もGarage 7で「即納」可能な在庫もご用意出来そうですので、宜しくお願い致します・・・。

・・・では皆様、また近々・・・🤗







Posted at 2021/05/31 20:00:00 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2021年05月30日 イイね!

Caterham・・・雑感81・・・「情報」その1。

Caterham・・・雑感81・・・「情報」その1。今晩は・・・😊

・・・冒頭の画像は、本日、「2021年5月30日午前10時30分」時点のMy7也・・・。

今朝は、「早起き」をしましたが、「早過ぎて」・・・「寝落ち」・・・😪


・・・「大仏前」・・。


・・・「R134」・・・「稲村ケ崎」・・・。


・・・「R134」・・・「行合橋」のコンビニエンスストア駐車場にて・・・。

結局、「近所」の渋滞の中を一回りして帰宅・・・。

・・・「地元」は、「県外ナンバー」含有率が、平日の約10倍・・・という感じでしたね・・・。

・・・と、ココ迄は、「本日のMy7&I」の「充実した1日」のご報告・・・😅

今回の「本題」は、最近、届いた情報の内、My7にも関係がありそうな件に就いて少々・・・。

★SADEV SCL82-17


・・・コチラは、My7に使用中のSADEV SCL82-17シーケンシャルドグミッション。現行620Rにも搭載されている、Caterham用ギアボックスのハイエンドモデルです。

このギアボックス自体はフランス製です・・・どのようなメーカーであるかはお調べいただければスグに分かりますので、ここでは省略・・・。

・・・実は、このギアボックスで、最近、国内で初めてのトラブルが確認されました。My7がお世話になっている国内最高のFactoryが、既に情報を公開しているので、差し障りはないと考え、私自身が集めた情報を公開いたします・・・。

その個体に就いては、既に修復・対策が施されており、復旧しているそうですが、その点に就いて少し気付いた事があります。

このギアボックスでは、メーカー指定OILはMOTUL Gearcompetition75W140の一択。規定OIL量は、1.2Lです。
Quaife 60Gでは1.9Lでした・・・かなり少なめですよね・・・。

それ自体は良いのですが、今回、「焼き付き」を起こした車両に就いて、Factoryが、SADEVに直接確認した所、「Caterhamの様な狭いスペースに設置するとオーバーヒートの危険がある」・・・との答えがあったそうです・・・。

・・・しかし・・・

https://www.sadev-tm.com/en/products/2-wd-products/2-wheel-drive-in-line/37-scl82-17-in-line.html

・・・コチラをご覧頂ければお分かりの通り、SADEV自体が、「Caterhamに最適」・・・と公言しています・・・どういう事でしょう・・・?

・・・Factoryは、精査の上、SADEVが推奨する、専用オイルクーラーを増設する事で対処したそうです。
因みに、My7は、このギアボックスを「新品部品」として輸入・搭載した国内で最初の車両ですので、この件に就いてはすぐにご連絡がありました・・・。

・・・要点を言えば・・・

◉T7の様なNAなら、まず問題ない筈だが、620Rの様なSC付だと、熱量が全然違うので少し危険。だから、オイルクーラーを設置した。
◉また、オイルのレベル自体を上げた方が安全。
規定は1.2Lだが、NAのオイルクーラーなしで1.5L、オイルクーラー付きの場合は、1.7L位が目安・・・。
◉交換サイクルは、レースでは毎回、スポーツ走行でも1回毎に全交換が望ましい。街乗りでも1000㎞毎の交換を推奨したい。


・・・との事。
ご使用中の方は、この情報を基本に見て行けば、多分、OKだと思います・・・。

☆疑問点

私はこの件に就いて、別の「海外Factory」にも確認致しました・・・。

SADEVに就いては、国内での情報はまだまだ限られており、My7も、「基本データ」を集める為に一役買っている位の状態です・・・。

また、SADEVでは従来、トラブルの報告が殆どなかった為、却って「未知数」の部分も多いようです。

私が問い合わせたFactoryは、Caterham+SADEVのアプリケーションに就いては、「世界一」の経験値を持っているFactoryです・・・。


・・・そもそも、SADEVをCaterhamに搭載したのは、Caterhamが最初ではありません・・・Caterhamが620Rや420Racingに搭載する数年前から、このFactoryは、自社のレーサーに使用しておりました・・・。

経緯は分かりませんが、それをCaterhamが真似をした・・・という印象を持ったくらいです・・・。

そのFactoryによると・・・

◉Caterham+SADEVのアプリケーションで、OILクーラーは、「不要」ではなく、「使ってはいけない」。
◉そのシステムで、「別のトラブル」が発生した事例がある・・・。
◉OILの銘柄は、「MOTUL Gearcompetition」で間違いは無いが、交換サイクルは、レースでは3時間~6時間で全交換。


・・・という事でした・・・。

・・・つまり、

◉CaterhamはSADEVに就いて、十分なノウハウを持っていないが「搭載」した。
◉SADEVは、Caterham用と謳いながら、リスクを認めている。


・・・という事です・・・。

☆私見

・・・私は、一介の素人ですので、どの見解が正解かを断定する事は出来ません。

ですが、入って来た「情報」を整理すると・・・

◉Caterham+SADEVは、現在、「最高」のアプリケーションである事。
◉SADEV自体、未だ、「OILクーラー」の必要性に就いては、確答を得ていない事。
◉Caterham+SADEVでは、原則、「OILクーラーは不要」である事。
◉但し、今回の様な事例からすると、特に「過給機付」の車両には、「OILクーラー」の設置も検討の余地がある事。


・・・という印象を受けました・・・。


・・・個人的には、「余計なギミックは使用しない」・・・というのが、自分の基本的な姿勢です・・・。

重量の増加、パワーロス、エラー要因の増大・・・等の理由から、「なくても良い物は使用しない」・・・コレが、基本ですね・・・。

・・・「Caterham+SADEV」という組み合わせは、今後、SEVEN自体がEV化でもしない限り、ハイエンドモデルの基本システムであり続けると感じています・・・。

・・・また、周囲にも620Rのオーナーさん方も増えて参りましたので、My7で使用中という事も有り、敢えて、「矛盾した情報」と「私見」とを公開させて頂きました・・・。

・・・何しろ、「1発やらかしたら大損害」であるのみならず、「危険」さえも伴う案件ですので、ユーザーさん方には、「可能な限り多くの情報」をお伝えした上で、ご判断頂きたいと考えた次第です・・・。

・・・何かのお役に立てば幸いです・・・。

・・・と言う訳で、「Caterham・・・雑感81」・・・「SADEVギアボックス」に関するご報告でした・・・。

・・・今後、マイブームの駆動系ネタを少し投稿させて頂く事があるかも知れません・・・特に、「LSD」・・・面白い情報がありますが、長くなりましたので、今回はこの辺で・・・。

・・・では皆様、また近々・・・😉







Posted at 2021/05/30 21:00:00 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2021年05月24日 イイね!

Caterham・・・雑感80・・・「駆動系」その3。

Caterham・・・雑感80・・・「駆動系」その3。今晩は・・・😊

・・・現在、マイブームの「駆動系ネタ」・・・既に、「独り言レベル」・・・ですので、お忙しい方はスルーして下さい・・・😅

My7・・・先のブログで、「SADEV+特注ペラ+Sierra用ケース」が、最善・・・という事はお伝えした通り、そして、その方向性で進んでいる訳ですが、今回は、「追加情報」です・・・。

UKの「デフの専門家」から、メールが届きましたので、ご報告しておきます・・・。


・・・コレは、本当の「Ford Sierra用デフケース」・・・。

これをベースに、Caterham用にアレンジしたものが現在の、通称「Caterham用Fordケース」です。
ご覧の通り、ドディオンに干渉するデザインですので、このままでは7には使用できません・・・。

コレを・・・


・・・この様にすると、7のシャシーにボルトオンで搭載できます・・・。

★検討

My7では、・・・「現在の仕様」は、

「SADEV(Best)+CTG製カーボンプロペラシャフト(現状OK、トラブル報告あり)+BMWデフケース(現状OK、Fordケースの方がBetter)」

今後は・・・

「SADEV+特注カーボンプロペラシャフト+Fordデフケース」・・・(完璧)

・・・へと、「仕様変更」の予定です・・・。

・・・この「仕様」、それ自体は問題ないのですが、問題は、「Fordデフケース(のみ)」の入手がやや困難な事・・・。要らないLSDが入っている事が多いのです・・・「保存」にはその方が良いそうですが・・・。

そこで、もし、「CTG製カーボンプロペラシャフト+BMWデフケース」を続投した場合に就いても検討してみました・・・。

★問題点

◉CTG製カーボンプロペラシャフト


・・・My7で、現在、使用中のペラ。現状、問題なし。但し、シーケンシャルギアボックスに使用した際に、スプライン部分の損傷報告あり。現在、絶版。

◉BMWデフケース

・・・Caterhamのシャシーに取り付ける為の「ブラケット」が必要。その「ブラケット」の強度が不足・・・。
また、鋳鉄ケース+ブラケットで重量増。LSDの選択肢が少ない・・・。

・・・以上が、「問題点」なのですが・・・

★My7に於ける対策

◉CTG製カーボンプロペラシャフト

・・・「一部」から、「シーケンシャルギアボックスと組み合わせた際の損傷」の報告があるものの、「好調」な製品も有り、My7でも、全くトラブルなし・・・個人的には、「十分続投可能」という印象・・・。個体差があるのかもしれませんね・・・。

・・・ただ、「最強カーボンプロペラシャフト」を造りたい・・・というのが、「本音」・・・多分、「不必要」の様な気がしますが・・・。

◉BMWデフケース

・・・「ブラケット」の強度不足が報告されていたので、「特注強化ブラケット」を作製して対処・・・。

Fordデフケースの直付け以上に頑強・・・但し、ウェイト増。
更に・・・


・・・「ワンオフストラット」追加で、取り付け強度は、「万全」・・・。

・・・ということで、My7に限って言えば、「ペラ」、「デフケース」の「強度面での問題」は、事実上、存在しない・・・というのが実感です・・・。

・・・ですので、前の投稿で、「BMWデフケースは絶対ダメ」・・・というニュアンスの表現を致しました事に就いては、「Fordデフケースと比較するとイマイチだけどOUTではない」・・・という程度に訂正いたします。

My7の場合は、「全く問題は起きていません」・・・ので、相応の注意と対策を講じれば、「シーケンシャルギアボックス+CTG製カーボンプロペラシャフト+BMWデフケース」でも、実用上の問題はないと思います・・・。

★本当の問題点



・・・では、「本当の問題点は何か」・・・と言うと、先の「デフの専門家」の話では・・・

「私は、もし、新しい選択肢があれば、シエラデフを使うと思います。 ですが、シエラまたはBMWの本当の問題は、ハウジングではありません。実際には、ケータハムが使用しているタイタンLSDの問題です。 TITANのLSDを使えば、どちらのハウジングでも失敗します。 私は多くの(TITAN以外の)デフをBMWハウジングに取り付けましたが、誰もがとても満足しています。 必要に応じて完全なシエラデフを提供できますが、ドライブシャフトはケータハムから購入する必要があります。」

・・・との事・・・。

・・・つまり、「Fordデフケース」は「BMWデフケース」より、有利だが、どちらのデフケースを使っても、「CaterhamオプションのTITAN LSD」を使えば、間違いなくOUT・・・ソレは時間の問題である・・・という事の様です・・・。

・・・そういえば、My7・・・まさに、「その通りでした」・・・。

更に、オーナーさん方の意見では、「早くて5000㎞、30000㎞持てば良い方、50000㎞持つことはほぼ無い」・・・コレは、「走行不能になる」場合だけではなく、「事実上、LSDが効かなくなる」・・・迄の目安の様です・・・。

・・・My7では、「走行不能」でトランポのお世話になりましたが、「走行可能」であっても、「LSDは効いていない」・・・というパターンが圧倒的で、これには、詳細なテストデータも含まれていました・・・。

・・・という事で、Caterham・・・雑感80・・・「駆動系」その3・・・「TITAN LSDはOUT」・・・のご報告でした・・・。

・・・最近、情報量が増えたため、前言撤回が多く、ご迷惑をお掛けしておりますが、なるべく「鮮度の良い情報」を引き続きお届けして行きたいと思います・・・。

・・・では皆様、また近々・・・




Posted at 2021/05/24 21:00:00 | コメント(4) | トラックバック(0) | 日記
2021年05月23日 イイね!

Caterham・・・雑感79・・・「駆動系」その2。

Caterham・・・雑感79・・・「駆動系」その2。今晩は・・・😉

・・・梅雨前だし、天気も良いし、絶好の「7日和」でしたが、朝イチのテンションが、今一つ・・・🥱

更に、日中の「渋滞」に就いては、「熟知」しておりますので、本日は、「My7のSimple Check」の日と致しました・・・。

先ずは、内外装のDamageをCheck 。小傷等は無数ですが、コレも「My7の歴史」ですから、軽微なものにはノータッチ。
その後、外装のCleaning、フルード類の点検、その他の整備を実施・・・。

・・・冒頭の画像は、本日、16時00分、点検後の、「My7&I」・・・也・・・👍

My7・・・現状、大きな問題点はありませんが、細かい手入れの必要な個所は無数にあります・・・その点に就いては、ボチボチとヤッて行く心算です・・・。

・・・以上が、「前置き」・・・以下、本題・・・。

★「駆動系」

My7・・・現時点でのテーマの一つは、「駆動系」のUpgradeです。
概要は既にお伝えしてある通りですが、「現状では好調」なドライブトレインを敢えて変更する訳ですから、徹底的にやる心算です・・・。

先ず、・SADEV Gearbox+カーボンペラ+Fordデフケース(LSD)・・・コレが、My7のドライブトレインの、次の基本スペックです。

1.但し、かつて、SADEV+CTGペラでトラブルが多発したとの情報に対応し、且つ、重すぎる620R用ペラからのUpgradeを狙い、「特注カーボンプロペラシャフト」を設計中。

2.そして、「SADEV+特注カーボンプロペラシャフト」で、ほぼ、「完璧」なデフとの動力伝達システムを構築。


・・・ココ迄は、実現可能な、「最強仕様」・・・多分、他に類を見ないレベルのシステムです・・・😍

3.そして、今後、「これ以上変更の必要性のない最強ペラ」を用意する以上は、その、「高効率」且つ「タフ」なドライブトレインのメリットを最大限に発揮する為、「デファレンシャル」が問題となって来ます・・・「特注ペラ」も、要するに、「どんなエンジン、デフを使用しても、十二分な強度を持ちつつ、最高のレスポンスを発揮する為のパーツ」・・・でありますので、My7のパフォーマンスと信頼性の「マージンの上限」を引き上げる為の、「スペシャルギミック」・・・という事です・・・。

4.ですが、それらの、「ウルトラハイエンドパーツ」の効果を生かすも殺すも、最後は、「デフ」、「サス」、「タイヤ」・・・という事になります・・・。

My7・・・基本的には、「ロードカー」ですので、精々、「スポーツ走行」程度にターゲットを合わせれば十分・・・でも、ソレなら、「今のまま」でイイ訳です。

ヤルなら、「WESMO」、「SBD」、或いは、海外の「ド気○ガイ」達のマシンのレベルを狙いたい・・・その様な、「企み」がある故、My7のUpgradeは終われないのです・・・。

余談ですが・・・


・・・コレは、最近、リリースされた、PGMの「620R用Upgrade Kit」を組んだ、「620R」・・・。

SBDとNMとPGMとがコラボレーションの上で開発した、フルキット搭載車です。
概要としては、「MBE9A9」を使用し、45BHPのパワーUP、新型パドルシフト搭載、しかもSettingはNMが全て行う、「コンプリートKit」です。

エンジンマネジメントに就いても、ECUのみで行うシンプルなシステム、更にパドルシフトに就いても、Geartronics等の先行製品をリサーチした上で、細部まで、「1歩先を行くシステム」になっています。

実績に就いては、Geartronicsは、「最高」ですが、将来的な拡張性等を考えると、やはり、後発故の「工夫」」が、多数散見されます・・・。

・・・海外では、この様な、「国内とは桁違い」のUpgradeやその為のパーツ等が、今なお、続々と登場しているのです・・・。

ワタクシ、T7の元には、毎週のようにこのレベルの情報が入って参ります・・・とてもじゃありませんが、「呑気に構えている場合ではありません」・・・🤣

・・・「脱線」しましてスミマセン・・・。

そこで、「ドライヴトレインUpgrade」の、実際の効果を大きく左右する、「LSD」ですが、今までにも、一部はご紹介しております・・・。

私見では・・・

◉BMWデフケースでは、「レーススペックLSD」の選択肢が少な過ぎる。
 あることはあるのですが、同じブランドの製品でも、耐久性がまるで違うそうです・・・。

◉Fordデフケースなら、LSDの選択肢は膨大です・・・歴史も古く、ノウハウの蓄積も桁違いですので。

・・・但し、Fordデフケースを採用している7でも、「ハウジングがFord製」と言うだけで、「本当のレーシングLSD」を使用している個体は、国内では、ほぼ、ない・・・と思われます。

Caterhamの公認レースで使用されているLSD・・・BMWは使用されず、Fordデフケースのみですが・・・は、「悪くはない」・・・かつてのFord Sierra用ZFのリビルトやTITANが使用されているようです。その様なシーンでも、「レーサー」には、BMWデフケースは、「絶対に使用しない」・・・のが、定説だそうです・・・。

・・・My7・・・「ロードカー」としては問題なかろう・・・という発想のもとに、BMWデフを強化ブラケットを使用して取り付けております・・・「取り付け」に関しては、Factoryの先生方との打ち合わせの上決定しましたので、全く問題はありませんでしたが、問題は「LSD自体の性能が桁違い」であるという事です・・・「ボロ」を頑丈に取り付けても、「中味」がダメなのですから、論外です・・・コレも、「Garage 7」をスタートしたお陰で、手に入った情報です。

・・・実は、My7・・・SNS等を通じて、「海外でも、結構、人気者」です・・・😆



・・・その為、問い合わせやアドバイスが、特に「海外」から、毎日のように入って参ります・・・。

・・・大抵の情報に就いては、「想定の範囲内」・・・でしたが、「デフ(LSD)」・・・「油断しておりました」・・・。

・・・その理由の一つに、既に絶版の、「CTG製カーボンプロペラシャフト(BMWデフ専用)」をどうしても使用したかった・・・という事があるのです・・・。

因みに、「カーボンプロペラシャフト」の効果は、劇的です・・・少なくとも、自分はそう感じました。
ただ、Ford Sierraケースに対応する「カーボンプロペラシャフト」は、2018年のUpgrade作業時には既にディスコン・・・「620R用純正ヘビーデューティーペラ(=ヘビー級ペラ)」は、「絶対に使いたくなかったのです」・・・。

・・・ところが今回、「620R用ペラ」と同寸でありながら、「CTG製カーボンプロペラシャフト」で指摘されていた問題点をクリアする事の出来る、「カーボンプロペラシャフト専門サプライヤー」と知り合う事が出来ました・・・。

・・・相談の結果、「レヴ9000rpm?イヤイヤ、問題にもならないですよ。出力500BHP以下?そんな、パワーレンジの物はあまり作ったことないなあ・・・最低でも、1000bhp以上のレーサーにしか降ろしてないからね・・・。故障?過去20年以上やっているけど、カーボンシャフト自体が破損した事は一度もないですよ・・・ただ、ドラッグレーサーで一度だけ、フランジが壊れた事があったかな・・・あれも、3000BHP以上出ていたからね・・・フランジの強度は大切ですよ・・・ああ、そう言えば、UK製のペラでスプラインの焼き入れが悪い為そこだけ全部作り直した事があったけど・・・」・・・このお話を伺って、T7としては、勿論、「即決」でした・・・🤣

・・・と言う訳で、My7では、「2021年の課題」・・・として、「ドライブトレインのUpgrade」をリストの最初に載せております・・・。

My7・・・エンジンは、当面、続投。コレは、主治医先生の「良識」とT7の「妄想」とのコラボですが、事実上、「大変、バランスの良い仕様」なのです。

SADEVギアボックスやGeartronicsも、現状、ベストなシステムであると考えております・・・。

・・・但し、「デフ」は、ダメ・・・😣




・・・My7の用途からすれば、本当は、「BMWデフ&LSD」で、「十分」だと思います・・・でも実際、30000㎞未満の時点で、1機目のBMWデフ&LSDは、「全損」しましたので・・・。


その時点で、「Ford Sierraデフケース」に換装してしまえば良かったのですが、その様な遠回りをしながら、現在のノウハウを得られたわけで、「近道」を選ぶ必要は、必ずしもないと考えてはおりますが・・・。

・・・と言う訳で、長くなりましたが、「Caterham・・・雑感79」・・・「駆動系/その2」・・・でした・・・。

・・・具体的な、ブランドに就いては、敢えて伏せておりますが、My7用の次期LSD・・・既に、「確定」しております・・・。

・・・但し、大変、定評のある製品で、しかも少量生産で、「業販」にしか原則として応じていない製品なのです・・・。

勿論、Garage 7では、「日本のCaterhamオーナー様方」の為に、現在も交渉中ですが、もし取り扱えたとしても、「有名サプライヤー」達が、「同一製品」を「自社ブランド」で、勝手な価格で販売している状態です・・・新米の、Garage 7が、あまり生意気な事は出来ない事もご理解頂けると幸いです・・・。

・・・しかし、全力で供給の為の努力をしております・・・G7開業以来、毎朝、3時位迄、メールのやり取りをする事も普通になって参りました・・・「時差」があるからですね・・・。

・・・もし今後、いくらかでも、「業績」を伸ばす事が出来れば、先方との交渉もやり易くはなって参ります・・・。

Garage 7・・・既に、少しずつですが、ご利用を頂き有難く存じます・・・コレで、もう少し業績をUp出来れば、「本当のハイグレードパーツ」をより身近な物にする事が出来る上、熱心なユーザー様方のリクエストを製品に活かす事も出来る様になります・・・。

・・・最後は、「お願い」になってしまいましたが、T7、G7、My7・・・共々、今後とも、応援よろしくお願い致します・・・😊

・・・では皆様、また近々・・・


         T7 謹白












Posted at 2021/05/23 20:00:00 | コメント(1) | トラックバック(0) | 日記

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