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後席天井には読書灯が装備されており、ドアオープン時も点灯します。


後席天井に装備されたアシストグリップです。
右側のみハンガー等がかけられるフックが装備されています。

後席用エアコン吹出口です。

トランクルームです。
開口部が狭く、大きめな荷物が出し入れしづらそうな印象を受けました。
パトカーでは容量の少なさが問題になりましたが、個人的には大きく開かないのも使い勝手の面でマイナスだと思います。

トランクルーム内部です。

底にはサブトランクが装備されています。
スペアタイヤは非搭載でパンク修理キットが装備されています。

バッテリーはトランクルーム内左側に搭載されており、内張りを外すと確認できます。
当世代より欧州規格のLN3というタイプが搭載されています。

最後に今回乗ってみた際の感想を述べたいと思います。
主に私が以前所有していた170系2000ccとの比較になります。

一番気になっていたのは2.0Lターボエンジンですが、大排気量車やHVのような強烈な出足感は無いものの、出足から普通に発進し、市街地走行でも不満を感じることはありませんでした。
8速ATの組み合わせで、段を感じることなくスムーズに加速し、特に流れの速い道では市街地以上にパワフルな走りを見せてくれました。
素早いシフトアップのお陰で回転数が抑えられ、静粛性も優れていると感じました。

ドライブフィールですが、走行安定性が高く、運転していて安心感がありました。シートも硬めで長時間座っていても疲れにくかったです。
走り重視ではありますが、標準車のため、乗り心地を犠牲にする程の足回りの硬さにはなっていません。

後席も同乗者の運転で乗車しましたが、こちらは座り心地重視で、運転席のような緊張感は無く、リラックスして乗車することが出来、何か眠くなってきました。
その代わり前席のようなホールド性は無いので揺れやすく、快適な輸送には丁寧な運転が求められます。

取り回しですが、最初ドアミラーの位置がボンネットが遠く見づらいと感じましたが、慣れれば問題ありません。
ボディサイズは170系より拡大されているものの、全幅は1800mmに抑えられ、最小回転半径も5.3mと車格の割に小回りが利くため、170系と比べ悪くは感じませんでした。
特にバックはバックカメラ&全方位カメラ装備のため170系より楽でした。

170系と比べ大幅な進化を感じる一方、失われたもの多く感じました。
私にとってクラウンと言えば、長いオーバーハングに太いCピラー、高級感と温かみのある内装、どこに座ってもフッカフカのモケットシート、乗り心地最優先の足回り、ちょっと乗っただけでも満足出来る存在なのですが、220系は理想からだいぶかけ離れていると感じました。

クラウンと言えば、ショーファーカーとしての運用も多いですが、後席の居住性はどうなのでしょうか。

後席ドア開口部に装備されたスカッフプレートです。

前席同様、硬めの乗り心地なのかと思いきや、座り心地重視で柔らかめの
クッションでした。

後席パワーシートはG以上のみ装備されており、それ以外は一体固定式です。

後席足元は思ったより広かったです。
シートバックグリップはGエグゼクティブしか装備されていません。


リアアームレストにはスライド式カップホルダーが装備されていますが、アームレストボックスは非装備です。

G以上はアームレストボックスと各種コントロールスイッチが装備されています。

リアヘッドレスト上昇状態です。

Dピラーには後席用カーテンエアバッグが装備されています。


リアトレイにはチャイルドシート固定用アンカーが装備されています。

サンバイザーです。

運転席側、助手席側の両側にチケットホルダーが装備されています。


両側に照明付きバニティミラーも装備されています。


前席です。
シート表皮はファブリックです。
RSアドバンスはブランノーブ+合成皮革、Gエグゼクティブは本革が標準です。

クッションは硬めに造られており、座り心地よりも疲れにくさを重視しています。
最初は座り心地が悪く感じましたが、体がホールドされて揺れが少なく、座っているうちに馴染んできました。

前席パワーシートは全車に装備されています。
ランバーサポートとシートリフターは運転席のみです。

前席にはサイドエアバッグが装備されています。

助手席ドアトリムです。

コーションラベルです。

シフトレバー後部に装備されたコンソールボックスはアームレストを兼ねています。

200系以降横開きとなっており、左右どちらからでも開けられます。


蓋を開けるとスライド式のトレイが装備されています。

ボックス内部にはAC100V 100Wコンセントが装備されており、S Cパッケージ以上とRSアドバンスに標準、SとRSにオプションです。
ハイブリッド車は1500Wまで対応のコンセントも選択可能で、3.5L車は非常時給電システムに対応しています。

後期型では1500Wのみ設定されており、100Wしか選べないターボ車は設定自体廃止されています。

グローブボックスです。
蓋を開けるとETC2.0車載器とトランクリッドオープナーキャンセルスイッチが装備されています。

ルームミラーは自動防眩タイプです。

ルームランプです。


ルームランプ前方にはオーバーヘッドコンソール、後方にはヘルプネットの緊急通報ボタンが装備されています。

Aピラーにはカーテンエアバッグが装備されています。

220系クラウンは全車にT-ConnectSDナビゲーションシステムが搭載されており、前期型は8インチツインモニターが採用されています。

正直使いづらい上に分かりにくく、後期型で1枚物の12.3インチモニターに変更されています。

下段のみタッチパネルとなっており、上段は表示専用です。

エアコンは物理スイッチが無く、タッチパネル上で操作します。
最初エアコンかけようと思ったら操作方法が分からなく、戸惑いました。

通常は上下に同じ内容が表示されますが、エアコンは運転中にも操作出来るよう、下段のみ表示され、上段にナビ等を表示可能です。

エアコン以外でも上下で別機能の画面を表示させられるみたいですが、試していません。

エアコンは後期型で物理スイッチに変更されています。

交差点案内画面です。

バックモニターです。
パノラミックビューモニター装着車のため、全方位の様子が映し出されています。

ドライブモードセレクトです。
エコ、ノーマル、スポーツの3つの走行モードが選べます。

ディスク挿入口は上下モニターの間に配置されており、かなり高い位置にあります。
後期型では低い位置に変更されています。

モニター上段右端には後席用シートベルト警光灯が装備されており、非装着時は警告音が鳴りますが、着座せず荷物を置いただけでも点灯するので厄介です。


下段モニターの下にハザードスイッチが装備され、更にその下の蓋を開けるとシガーソケットとオーディオ用USB端子、AUX端子が装備されています。

シフトレバーです。
170系以来となるストレート式でシフトブーツが装備されています。

トランスミッションはターボ車が8速ATでハイブリッド車が電気式無段変速機（CVT）です。

当車は8ATですが、多段化のおかげで回転数が抑えられ、いつシフトアップしているか分からないぐらいスムーズに加速します。

レバー後方にはアイドリングストップとVSCキャンセル、ブレーキオートホールド、電動パーキングブレーキスイッチが装備されています。

ブレーキオートホールドは発進時にブレーキ力を一定時間保持する機能で、坂道発進がスムーズに行えます。

電動パーキングブレーキはPレンジと連動して自動でかかるため、スイッチを操作することは基本的には無いです。

シフトレバー左隣にはカップホルダーが装備されていますが、使用方法が独特で、使用時は底を容器で押し込んで下げます。
矢印ポタンを押すと元に戻ります。

後期型では普通の形状に変更されています。