カングーのMTは1速に入れにくい、という指摘があるようです。
ギアが渋いのではなく、物理的に遠くて、手をいっぱいに伸ばさないと
いけないという意味です。
私はカングーに代わってから1週間は前車のK12マーチとの違いに
戸惑ってしまい、エンストばかりやらかしていました。
原因はクラッチミートのポイントがかなり違っていて、マーチは左足を
上げるとすぐ繋がるのですが、カングーはもう少し足を持ち上げないと
繋がらないような感じでした。
あと、マーチはよく言えばスコスコ、悪く言えばちょっと頼りない、
力をあまり入れずに手首で軽く動く感じですが、カングーはがっしり
していて、それなりに力を入れる必要がある感じがします。
私は175cm、やや腕長の体型ですが、1速が入れにくいなあと
感じたことはあまりありません。ただ、体が馴染んだだけで、自分なりに
入れやすい手の使い方をしているんだなと思いました。
全部のギアを入れたときの手の写真を撮りました。
1速
左手の小指側を上に、親指側を下にして、手のひらで左前に押し出す
ような感じで入れます。
2速
自分ではあまり意識していませんでしたが、何故か人差し指立っています。
親指・中指を添えています。手首を動かして、肘から上は動いていません。
3速
2速と同じような手の形で、一度ニュートラルに戻してから、奥にまっすぐ
移動させています。
平坦な道だと1⇒3速に飛ばすこともあります。
4速
1⇒2の移動と同じく、手首の力で移動。
この写真では中指・人差し指を曲げています。人差し指を立てている
ときもあるような気がします。
5速
4⇒5に行く時は一度ニュートラルに戻して、1速のときとは逆に
親指側を上にして、手のひらで右奥に押し込んでいます。
リバース1
R 1 3 5
|_|_|_|
| |
2 4
のレイアウトなので、1の左側に入れるのが特徴です。
日本車は4の隣が多いです。
シフトノブの下にリングがあって、これを上に持ち上げると
Rにギアが入ります。
私は手のひらを向けて、中指と薬指ではさんで持ち上げます。
意外と力がかかるので、親指で支えなければなりません。
リバース2
中指と薬指で持ち上げて、あとは左に倒すだけです。
ルノーのMTはたいていこの構造のようですが、昔乗っていたトゥインゴ
のイージーシステムでは、Rに入れるとシフトを覆っている布がぴーんと
引っ張られるような形になり、Rに入っているよと知らせていました。
車庫入れをしていたら、1に入れているのかRに入れているのかわからなく
なってしまったことがあるので、一目で分かるほうが親切です。
こういう場合はもう一度Nに戻してシフトしなおしです。
ガソリンスタンドで洗車をお願いする時や、旅館などで鍵を渡して動かして
もらう場合はRの入れ方を教えてあげるようにしています。
やはりみんな面食らうみたいで、これなら盗難に遭いにくいのかなと
思ったりします。
Posted at 2008/09/17 22:04:23 | |
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初代カングー | 日記