元先代オーナーとしては大プレゼントになりました。
こちらは右ハンドル、イージーではなくクイックシフトと変わり、全長で30cmも長くなり現代の車に近づきましたが、他の車も大型化していますので、IQを除けば最小の部類に入ります。ワイパーが逆ですが、10分もすれば慣れてしまいましたよ。
相変わらずセンターメーターです。プリウスはこれをマネたんです(まだ根に持っている)。
先代はタコメーターがなかったのですが、新型はハンドルの上についています。
ハンドルの手触りはカングーよりも好き。ハンドルの重さも自分好みでいじっていて楽しかったです。
シフトノブは膝のすぐ左側にあり、シフトチェンジはしやすいです。
左に倒すとマニュアルモード・オートモードの切り替え
右に倒すとニュートラル、右下でリバース
奥に倒すとシフトアップ
手前に倒すとシフトダウン
という動きをします。
このクイックシフトはトルコンがなくて、MTに近いミッションだと思われます。オートモードにしていると、アクセルオフをしなくてもシフトアップの際にクラッチが自動的に切れて、一瞬アクセルオフ状態になり、1秒くらいしてまた次のギアにつながったような感じになります。
日本のオートマしか知らない人が乗ると、絶対故障したと思うであろうほどショックは大きいです。言うならばMTを上手な人が操作している感覚ですので、何とも不思議。
マニュアルモードはもっと操作して楽しいです。重量が1トンを切ることもあり、出足快調ですので、カングーに慣れていると怖いくらいですがすぐ慣れます。先代はとにかく1速の出足が遅いのを思い出しましたが、そこは大いに改良された感じがしますよ。
マニュアルモードの方がシフトチェンジの際の切り替え時間が短い感じがしますし、自分の好きなタイミングで変えたほうが楽しく操作できると思います。疲れたとき以外はマニュアルモードでカリカリ動かしていくことをお勧めします。
先代は70タイヤだったこともあり、ワインディングではロールがバスみたいにすごかったのですが、かなり大人しくなりました。そういえばハンドルの向きもバスみたいに起き上がっていましたが、今回は乗用車の角度になっています。ベースがクリオ2ですからね。
75馬力と出力重視の方には鼻で笑われるような出力ですが、重量が軽いこともありあまり加速のだるさを感じさせません。高速道路では110kmくらいまでなら普通に会話ができる程度です。ホイールベースが短いので、路面の凸凹をカングーよりは多く拾うため、ロングランをする際には疲れが違ってくるのではないでしょうか。
先代はスポーティーと言う言葉から全く無縁の車でしたが、このQSをいじっていると何故かアドレナリンが出てくるような不思議な感覚になってきます。つい頑張って走ってしまうのは彼のキャラクターなのではと思います。カングーでは絶対そんな気分にはならないので実に不思議。
この車、ユーロ高のときに販売を開始したためちょっと高すぎの値段になってしまい、日本では全くと言っていいほど売れていません。そのうち中古車が出てきたら人気がないためお値打ちのものが出てくるのではと思っています。これ1台で4人家族をまかなうのはちょっと苦しいですが、ちょっと箱根まで走ってくる、みたいにひと走りできる環境ならば2台目にぴったりではないでしょうか。
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Posted at 2010/01/31 19:46:42 | |
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ルノー | 日記