
リヤの車高が高いと思いMテクからリヤサスをVOGELANDサスに交換しセッティングで
いつものホームコースを走ってきました。
交換時間は最速の5分。
初めてのセットですがこれがガンガン曲がるんです。
以前曲がらない病に悩まされていたのはリヤの車高が低いことは左程影響はなく
リヤショックの減衰が低いことが問題だったということが今ようやくハッキリしました。
ダウンさせることによりリヤロールセンターが下がりリヤの滑り出しや滑っている時の安定感が
増しました。
Mテク純正よりもイイ感じです。
話は変わって「FT-86Concept」ヤフーのトッピクスに上がるくらい評判になっていますね。
そもそも「ハチロク」という言葉は峠の走り屋の人々でしか交わされなかった専門用語。
これほどまでに市民権を得たのは異常事態ですね。
もともとAE86のメーカー側のターゲット層は女性向けのスポーツカーとかスタイリッシュさを
売りにしたライトな感覚で乗れるスポーツカーなどデートカー的な車でした。
当時のライバルはプレリュードだと思いました。
ハチロクを初めてノーマルで乗った時は70タイヤが標準装着されておりストロークのない
曲がらないチープな足。スポーツカーを語るにはあまりにもお粗末で自動車評論家も
スポーツできる可能性としてはまったく相手にしていなかった感じがあり評判としては
よくなかったです。
ところがこの車のベースとしての素性を走り屋達が見い出しちょっと手を加えることで
劇的に楽しく走れる車に大変身させることが可能となり、むしろ生産終了してからの人気が
マニアの間では凄かったです。
ドリ車の定番であったS13も打倒プレリュードで当初はデートカーとしての位置付け狙い
だったようですがこれもギャップがあった車ですね。
いったいメーカーは何をマーケティングしているんだと思いました。
これほどまでに作り手と使い手のズレがある車は珍しいですね。
僕もAE86には6年間で3台乗り継ぎましたが走ってみてテールスライドさせてみて
初めて語れる車だなと思います。
「FT-86Concept」 たぶんハチロクを心底から楽しんだ人にとっては同じことを言うと
思うんですけど、
「何がハチロクなの?」
そもそもハチロクってスポーツカーじゃないと思うんです。
ハチロク魅力はスタイリングではなくプラットホームにあります。
個人的にはまず高すぎる!
せいぜいFITやビッツ、デミオと対等に張り合える
150万円~180万円だと思います。
そしてチープさが欲しい。86は決して高級であってはならない。
場合によってはプロボックスやADバンの商用クラスの安っぽい内装に足廻りなどに
ちょっと元気の良いツインカムエンジンを載せるだけで充分。
正直プロボックスバンやサクシードをFRにした方がよっぽどハチロクらしいと思います。
でもFT-86Concept 今の 車のロマンがない時代には嬉しい話ですね!
中身はどうであれこのネーミングを使っただけでも車好きに夢を与えますね。
そして採算に見合わない車作りをするトヨタ経営の余裕さを感じます。
一度これでホームコースを走ってみたいです。
Posted at 2009/10/18 09:28:15 | |
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