オイル漏れ対策（SA22C サバンナRX-7 GTターボ）

当ガレージにSAがやって来て1ヶ月少々が経過しました。

2回ほどリフトアップして下回りの確認をする機会が有ったのですが，エンジン回りからと思われるオイル漏れが認められました。

ガレージの床に廃ダンボールを敷き，オイル漏れの経過観察をしてみましたが・・・。



2～3日でこんな状態。



さらに2週間放置でこんな感じでした。

量はともかく，オイルが漏れていることがハッキリしましたが，サバンナやカペラロータリークーペは水やオイル漏れが無いことがある意味自慢ですが，このままでは当ガレージの所属車両として失格です。

ただちに原因追及し，部品交換などによる「外科的手術」（修理）を行いたいところですが，なにぶん同時多発的に発生しているオイル漏れなので，色々思案した結果「内服薬」（添加剤の服用による経過観察をすることにしました。

ワコーズ「エンジンパワーシールド」

オイルシールの多くは「耐油ゴム」を使用していますが，経年劣化や熱の影響を受け，徐々に柔軟性を失っていき，オイル漏れの原因となります。

そこで，「膨潤剤」を使用して，ゴムの柔軟性を戻して，オイル漏れ防止を狙った添加剤です。

以前，NBロードスターのクランクシールからのオイル漏れに，同社の「エンジンシールコート」を使用して，一定の改善効果が認められたため，引き続き後継製品の「エンジンパワーシールド」を投入することにしました。

また，この商品には急激な力が加わると粘度が局所的に上がる特性を持つ「ダイラタント流体ポリマーを採用し，油膜厚を上げることでオイル漏れとオイル上がり・オイル下がりを防止します。



折角オイル漏れを防止する添加剤を投入するのだからと，リフトアップしてパーツクリーナーなどを使用して手の届く範囲を清掃してくださいました。（感謝）

さて，投入方法ですが，以前の「エンジンシールコート」はオイルフィラーキャップを開けて，直接投入ていましたが，「エンジンパワーシールド」は，パッケージにも表記されている通り，予めオイルと良く混ぜ合わせてからの投入が指示されています。



オイルジョッキでエンジンオイルとよく混ぜて投入してもらいました。

すぐには効果は出ないので，暫くの間経過観察としますが，「エンジンパワーシールド」にはエンジンオイルの各種性能を向上させる事の出来る添加剤も配合されているので，クラッチをつないだ瞬間からトルクアップしているのが分かりました。

これで，オイル漏れに効果が有れば言うことなしです。