DEMIO SKYACTIV-D debut in SUPER TAIKYU

2015年3月29日(日)に，ツインリンクもてぎにて開催された，スーパー耐久シリーズ2015第­1戦で，TEAM NOPROの17号車「DXLアラゴスタNOPROデミオSKY-D」が，いよいよレースデビューを迎えました。

国内レース史上初の国産ディーゼルエンジン搭載のレースカーとして，開発テスト時­から大きな注目を浴びています。


まだマシンはシェイクダウンしたばかりで進化の途中なので，「速さ」と言う面ではかなりライバルに劣っているものの，燃費はレーシングスピードでもかなり良かったようです。

いくらコンパクトクラスのST-5クラスとは言え，レーシングスピードではせいぜい4ｋｍ/Lしか走らないので，デミオが搭載している45リッターの安全タンクだと，通常なら200kmに届かないレベルなのですが，スタートドライバーの谷川選手は，なんと63周をノーピットで走り，その走行距離は302km。

このデミオXDは，レーシングスピードでも7ｋｍ/L走るそうです(しかも軽油；笑)
（ちなみに，78号車WW2　RX-7の想定燃費は2.1km/Lくらいでした）

ST-5クラスの中でも特に燃費がいいといわれていた，Team NOPROの先代デミオでも，せいぜいリッター5km弱だったそうなので，レーシングカーとしては驚異的な燃費です。

この燃費の良さを生かしたロングラン作戦は，今後のレース戦略にも活かされることでしょう。



17号車「DXLアラゴスタNOPROデミオSKY-D」は，スーパー耐久でも2番目の長丁場といえる5時間を走りきり無事に完走しました。

マシンはまだまだ開発過程なので，速さではライバルのホンダのFIT3には敵いませんが，周回数で見ると，ヴィッツ勢には肉薄しているのです。

今後は速さも身に付けて来ると思われる「DXLアラゴスタNOPROデミオSKY-D」に期待します！