
先日公開された動画の撮影風景・・・
(安全に配慮して撮影しています)
詳しくは動画を見てもらえば判りますが,NCのフルブレーキング時の姿勢の悪さと言うか,フロントのノーズダイブ(沈むこと)および車体のリヤ側のリフト(浮くこと)により,車体の姿勢が悪くなっているのが見て取れると思います。
もっとも,ブレーキング時の姿勢が悪いのはこのNCに限らず,NAやNBはもちろん,FDなんかでも柔らかい足回りだと,かなり前のめりの姿勢になります。
RX-8は,リアサスがマルチリンク式になり,アンチリフト角が最適化されているので,ブレーキングやコーナリングでも姿勢が崩れず,滑らかに走ることができるようになりました。
その為,RX-8はDSCを解除して走っても,よほどのことがない限り破綻するようなことはなく安定していますが,初代ユーノスロードスターらしいヒラヒラ(ヒヤヒヤ?)とした走りを目指した開発陣は,このリアサスに手を入れて,意図的に限界性能を落としているようです。
詳細は動画の続編で話があると思うので敢えて触れませんが,実際にRX-8のリアサスペンションメンバーを大加工して取り付けたNCの走りは素晴らしく,ノーマルに毛が生えた程度のサスペンションでも安定して滑るように走ってくれます。
ただ,RX-8のメンバーを取り付けることにより,RX-8譲りの安定した走りが実現できることは判りましたが,実際に取り付けるとなると,かなりの現物加工が必要になますので,部品の調達の問題はともかく,取り付け加工費を考えると,簡単に飛びつけるようなシロモノではありません。
この辺りの問題はニーレックスさんでも検討を進めているようですので,今後の展開が楽しみです。
さて,動画撮影の時にデモカーが走っているのを見て感じたのは,サスペンションメンバーには変更が加えられていないのに,姿勢がとても綺麗だったことです。
デモカーには,今年の春に開発が完了したビルシュタインベースのオリジナル車高調が取り付けられていますが,横から見ていてもピッチングが抑えられていました。
これはテキニカルアドバイザーの小田さんのノウハウを使って,スプリングレートと減衰力のマッチングを計算と実走行で煮詰めているからなのですが,実際に乗ってみても,デモカーがNC1の初期型ベースだとは思えないような仕上がりになっています。
小田さんの名前を商品名に冠した,ニーレックスさんのサスペンションキット「プロスペックライダー≪小田special≫」は,価格もそれなりにスペシャルですんで,僕のような薄給の身では,そう簡単に購入出来ない価格です。
オリジナルセッティングのビルシュタインやスイフトのスプリング,フル切削の前後アッパーマウント(前後)の構成や,その性能や乗り心地を0考えれば,そう高くない思っているのですが(実際に売れてもそんなに儲からないらしい)先立つものがございません。
先日,「
謎の段ボールが・・・。 」で紹介しましたが・・・。
箱の中身はこんなものが入っていました(笑)
残念ながら,リアショックからのオイル漏れがあるとのことで「ジャンク扱い」で格安で入手しましたが,最初からオーバーホールついでに,仕様変更するつもりで購入したので関係ありません。
≪小田special≫とはバネレートもアッパーマウントも違いますが,いま付いているスプリングのバネレート等から最適な減衰力や特性を計算し,僕の要望も加えつつセッティングを変更してもらおうかと考えています。
先立つものがないので,まずはボーナスが出てからの話ですが・・・。
Posted at 2012/12/04 23:35:06 | |
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