ブログ書いても、いつもお返事書けなくてすみません。
でも、必ずコメント見てます。
1989年8月5日、ブラックバード号が23年前のこの日に僕の手元に来た記念日です。
ちょっと過ぎてしまいましたが、2012年8月5日は、ブラックバード号の23歳のお誕生日でした。
とうとう24年目のお付き合いが始まりました。
もう人生の半分以上を一緒に過ごすまでになりました。
ブラックバード号はサーキットのイメージのが強いかも知れませんが、僕にとってはストリートが基本です。
ツーリングやポルシェ仲間とのオフ会、買い物でも使って、時にはサーキットでもガンガン走る。そして、いつでも現役・・・・・ナンバーを切らずに、普段も乗って、でもサーキットでも速く走る・・・これが僕のポリシーであり、美学です。
ここから下は、以前にBB号お誕生日日記で書いた文章をベースに書きました。
★ブラックバード号ヒストリー
今から28年前の大学1年生、18歳の時、6歳からの幼馴染にその時代ブームだった湾岸最高速ステージに連れて行ってもらった。
その時、湾岸ランナーの中に、その時代に各雑誌を飾ってた1台のマルーンカラーのポルシェが停まってました。
そうです。今は伝説になってるかの有名なミ●ドナイト会長の吉●さんの930ターボでした。
のちの、漫画「湾岸ミッドナイト」のモデルとなった車です。
伝説のミッドナイト吉●ポルシェ
その車のあまりの存在感、オーラに僕の気持ちは一気に高まり、「将来絶対に930ターボに乗る」と心に決めた瞬間でした。
それからは、憧れの930ターボに乗る為に、大学放課後のテニスとアイスホッケーの部活の後は、ガソリンスタンド、居酒屋、そしてスキーツアーのツアーコンダクターのアルバイトを徹夜でこなして資金作りに没頭し、そして大学の授業で睡眠を取る(笑)という毎日を過ごしました。おかげで、大学は見事落第・・・5年間通う羽目に・・・かなりの節約で貯金に没頭・・・
そして、貯金すること4年間・・・僕は自宅だったことと、酒、タバコは一切しない、洋服やブランドも一切興味無し・・当時からやってるアイスホッケーやテニスの部活一筋だったので、貯金もだいぶ貯まった。でも930ターボはめちゃくちゃ高く、やはり高値の花でした。中古という手もありますが、やっぱり新車が欲しい。
いくら貯金が貯まったとはいえ、930ターボは到底無理な金額でした。
ターボは諦め930カレラにしようか・・・でも、930ターボの為に4年間頑張って貯金してきた・・
その時、神の声が・・・・
ドイツ語をしゃべれる車業界の知人が、会社を通さずに個人的に輸入してあげると・・・
すると、ディーラーものの新車930カレラの金額にちょっと足したくらいの金額でターボを輸入してあげられるとのこと。
ディーラーでの930ターボ金額より、800万も安く買えるとのことだった。
よし、930ターボいっちゃおう・・・・即オーダー
待つこと半年以上、やっとのことでドイツからの船便が到着したと思ったら、なんとオーダーミスで別の国に行ってしまったとのこと・・・悲
再オーダー・・・しかし、このことにより、88年式から89年式に年式が変わって、これがラッキーでした。
89年式は、930ターボ最終年式で、しかも唯一の5速ミッションの特別仕様。
で、1年以上してやっとの思いが叶って、1989年8月5日に僕のパートナーとなり、そして鬼ローン返済もスタートしました。
まだ大人しかった仕様のBB号
それからの23年間は、本当に語りつくせない思い出を作ることが出来ました。
車内、ボディについたキズ一つとっても、僕とブラックバード号との思い出なんです。
それからのローン返済もキツかったなー・・・
出会い、別れ、喜び、悲しみ・・・・本当に一緒に23年間を過ごしました。
最初の10年は、毎週のように首都高湾岸線に最高速ランナーとして繰り出しました。
今思えば危険なことをしてたなーと思いますが、それも若気の至りでしょうか・・・・笑
その湾岸生活の途中、漫画「湾岸ミッドナイト」の実写版映画の撮影の話が持ち上がり、実際に湾岸を走ってる黒い930ターボが1台いるとのことで、僕の所に撮影で使わせて欲しいとのオファーがあり、ここから僕のポルシェがブラックバード号となりました。
憧れ続けたミ●ドナイト会長の吉●さんの930ターボをモデルにした漫画に出演するだなんて、これも運命を感じました。
そして、14年前・・・・雑誌で「ネコ・ヒストリック・オートモービル・フェスティバル」という車のイベントで、ポルシェのワンメイクレース募集の広告を見て、その頃、湾岸最高速に対して危険を感じてたころもあったので、サーキットをやってみようと思いエントリー・・・・
確か、40台くらいの参加で14位くらいだったような気がします。
これが、ブラックバード号でのレース人生の始まりでした。
その後、アイドラーズのポルシェワンメイクレースを中心に数々のレースに出場。既にレース経験は100戦は超えました。

↑上記写真 つよ太郎さん提供
ブラックバード号との23年間・・・
★嬉しかったこと
・23年前の1989年8月5日の納車された瞬間。すぐに渋谷にお出かけ・・道玄坂の上り坂でいきなりのエンスト
・アイドラーズに出場し始めて4年目の2003年初戦のモテギでの初優勝・・ゴール後、しばらく立ち上がれない程大泣きした
・その年、アイドラーズで初めてシリーズチャンピオンを獲得したモテギ戦でのゴールの瞬間・・・この時も大泣き・・・
この写真が、初めてのシリーズチャンピオンを決めた時のスタート写真。
40台以上の中でのポールポジション(そのまま優勝)からのスタートで、サーキット走行写真でも最も気に入ってる写真です。(BB号は一番左の黒ポルシェ)
・そして、本当に楽しい仲間がいっぱい増えたこと。この仲間たちにいっぱい支えられてここまで来れました。仲間たちと一緒にいると、本当に楽しい。
もちろん、今でも心の傷として残ってる悲しかったこともいっぱいありました。
・心無い人から、ボンネット全体にキズを付けられたり・・
・外部的要因で手放さなくてはいけない危機
・ここには書けないようなことも・・・
23年も付き合っていると、本当にいろんな思い出があります。
どんなに辛い仕事も、ブラックバード号があるおかげで頑張ろうと思えるし、本当に支えられた。もう一生の付き合いになると思います。
ブラックバード号、23歳おめでとう・・・今までたくさんの思い出をありがとう。これからもよろしく・