バリスタ (varistor) は、2つの電極をもつ電子部品で、両端子間の電圧が低い場合には電気抵抗が高いが、ある程度以上に電圧が高くなると急激に電気抵抗が低くなる性質を持つ。
他の電子部品を高電圧から保護するためのバイパスとして用いられる。
電気機器を特に”切る”場合に高電圧が発生して壊すことがあります。
私のように天気変化で自動的にPVパネルを切り替えたりHVインバーターのAC電源を頻繁に入り切りすると高電圧が発生し機器やスイッチをダメにします。
私がここで書きたいのは保護の重要性と型番に含まれる数字についてです。
型番の数字は電圧を意味しますがメーカーによって”AC電圧”の物と”DC電圧”と”バリスタ電圧”があるから要注意です。
”バリスタ電圧”が素子の制限電圧で余裕を持った低い値が使える”DC電圧”です。
”ACで使う場合”、瞬間最大値は実効値の1.4倍ですからDC用の物より1.4倍高い電圧のバリスタが必要です。
バリスタはサイズによって容量が変わり厚さによって電圧が変わります。
バリスタは電圧・保護容量によって細かく分かれ多くの物があります最適なものを選ばないと保護できません。
必ず仕様書を型番から検索して確認しましょう。
私は500vの絶縁抵抗計(通称メガ)で500vを加えてテスターでバリスタ電圧を測りマジックで個体に書いています。
左が
S14K300E2でバリスタ電圧470v右が
14D331Kでバリスタ電圧330vです。

切替ナイフスイッチにバリスタをつけている。(パネル側+PCS側+HVインバーター側)

自動パネル切替に使っている可逆電磁接触器にバリスタをつけている。(パネル側+PCS側+HVインバーター側)
Posted at 2022/10/05 23:42:12 | |
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太陽光発電 | 日記