車検が終了後のアルファ156・・・
暫くして何やら左の後方から走行時にノイズが発生してきました。
最初はかすかなノイズだったのでスタッドレスのロードノイズ?と思いましたが。
だんだんとゴーッ♪という音がでかくなってきまして・・・
コレはアレですね。。。
間違いなく。。。ハブベアリングすね。。。
・・・・
交換となるとプーラー、ハンマーは最低必要でしょ。。。
別荘(ボロ賃貸)にそんな工具は無い。されどハブベアリングの交換の為だけに自宅ファクトリーに戻るのもツラい。。。
それに・・なんせアルファなので交換も一筋縄ではいかない気がする。。。
と、ゆー事で。 作業は知り合いの車屋さんにお願いしました。
メンドクサイので丸投げっす。(^_^;)
用意した新品部品。 ハブ一体型ベアリングです。
音が出てるのはリア左ですが右も時間の問題だと思うので左右交換します。
と言うか・・・交換してもらいます。
さすがプロは違いますね。 国産車メインの工場で不慣れなアルファ、リフトも空いてない状況で・・・
難なくクリアー。。。
ボクは手順を見てお勉強。。。次に活かします。
手順を見る限りボクの手持ちの工具で大丈夫ですね。。。
アルファって弄ってるとね・・・何でこんな作り?って所が多々あって思った以上に手こずる事があります。
ハブベアリング外すとバラバラに・・・(゜Д゜)
ハブベアリングの一部は車両側に残ってる状態。。。 左右ともこんな感じでした。。。
部品交換後に試運転。
異音も解消し、ウルトラスムーズです!! 度重なる消耗部品交換&故障に。。。
こんな車を普段使いの足車として使い、他の車は全て実用性を欠いた2シーター、しかも旧車という超・変態攻撃的カーライフに疑問を少し感じ始め、一時はGR86や新型プリウスへの乗り換えも脳裏をよぎりました。。。
誤解を恐れず言うと自分的に魔がさすところでした。。。
社会性や環境や世間体?に目を向け、堅実に守りを固める・・・という言い訳を自分自身にするところでした。(-_-)
八ヶ岳。
こう不具合が解消しますとですね・・・
やっぱ156V6、イイな~。
もう、そうとうアルファの毒が回ってるな~。オレ。。。
コレは一種の覚せい剤だよ。
カー雑誌とかでもよく言われる官能性の高いアルファ・オリジナルのブッソV6ですが・・・特にこの156のDOHCの2.5ℓ、それもシングル触媒のフェーズ1、サイコ~っす。今、純正触媒仕様なのでボク基準だといたって静かなのですがそれでも等長フロントパイプ、ユニコルセのマフラーで静かながらも官能性は高いですよ。
リミットはたかだか7000rpmなんですがね。。。
感覚的によく回る印象のエンジンです。
もし、世界中の車がこのエンジンだったら・・・
電動化の波は未来永劫・・来ないに違いない!(^_^;)
麦草峠に着きました。
先先々週ですがご覧の通り。。。レストハウスより上の区間は通行止めでした。(>_<)
しかし156・・・カプチから乗り換えるとまるで高級セダンに感じます。
最初だけ。慣れてくると156特有の足回りがバタバタする感じ・・否めなせん。
多分この乗り味のせいだと思うのですがボディ剛性が低いと言われる事ありますね。
でもボクはそうは思いません。むしろこの年代のイタ車って事を考えればかなり頑張ってたんではないでしょうか?
弱いのは・・・そう思わせるのは足回りのアームやブッシュです。
156・・・デザインも素晴らしいなぁ。スミマセン自画自賛で。(ーー;)
GTVやジュリア・スーパーの頃はともかく、それ以後のアルファって何処かヘンテコでクセが強いデザインに感じてたんですが(個人的に)156はデビュー時からカッコいいと思いました。所見からカッコいいと思う車って意外と少ないモンです。
156ではよくリアのドアノブを目立たなくして2ドアクーペに見せるデザインとか言及されますけど、そんな事よりか、何て言うのか全体のかたまり感。。。
丸みを帯びてる中にエッジがある。
伝統の盾グリルからボンネット、Aピラーに風が抜けるようなイメージのライン。
フロントフェンダーからリアに伸びるキャラクターラインは前後タイヤハウスの上で断面が変わり微妙な影を作る。。。
フツーのセダンでこのデザインだから参る。。。
麦草は途中までしか走れなかったけどもう一つの目的地。
ハーモナイズさん。
ここのオムライスとサラダが旨いんすよ。 食い過ぎました。
帰りは温泉に寄って。。。
試練に遭おうとも156に乗り続ける決意を新たにしました。
翌週は自宅ファクトリーに戻り、スタッドレスから夏タイヤに戻すのとその他作業をします。まずはタイヤを木端に乗せてジャッキアップ。 これが地味にメンドクサイ。
ついでにタイヤハウス内を軽く掃除。 左フロント。ミッション側のカバーが一部破損してます。。。
直巻きスプリングも錆びてます。塩害かな?・・・
左リア。 インナーフェンダーカバー、タイヤとの干渉で切れてます。
今に始まった事ではありませんが。。。
それにしても解せないのがココの材質。
何でカーペットみたいな生地なんだろうか。。。(=_=)?
右フロント。 やはりタイヤと干渉してる部分が切れてます。
右リア。 左側程ではないけど干渉してますね。
スタッドレスから通常のタイヤセットに履き替えます。 フェデラルRS・RRというモデル。もう内側はあまり溝ありません。
割とグリップは良いけどロードノイズはハンパないっす。
走ると常に航空機が並走してるような音します。
それと・・・重いなぁ。
スタッドレス(BS)のホイールはエンケイRP-F1。
明らかにこちらのOZのセットが重い。
ホイールが重いのかタイヤが重いのか、あるいは両方重いのかも。。。
フロントは車検に通せない程の溝だったので新品にしてました。 同じフェデラルでRS-PROってのを履かせてみました。
RRよかノイズは随分マトモになった。グリップは少し劣るかも。。。
まだちょっとしか乗ってないので分かりませんが。
ついでにサイドステップを補修しましたよ。
以前、夜中にUターンした時、無いと思ってた縁石に乗り上げてサイドステップを当ててしまい、所々割れてボディとの隙間が出来てました。
気にはなってたけど1年以上そのまま放置。。。
重い腰を上げていよいよ着手・・です。
まずはテキト~に外しまして・・・ うわ!きったね~な。(^_^;)
テキト~に掃除します。
所々、破損してますね。 キチンと直す手間考えたら中古部品に変えたほうが楽だな。。。
破損個所は全てほぼ見えない場所なので・・・ テキト~にホットボンドで補修します。
テキト~な車には時にはテキト~な作業とテキト~スピリットが必要です。(^_^;)
両面テープをテキト~に剥がしてきます。 極力、テープや糊が残らないようにまずは指で出来るだけ取ります。
除去しきれないテープは専用のドリルに付けるアタッチメントで。 それでも残った糊は強力なパーツクリーナーで取ります。
塗装を多少傷めますので使いすぎに注意です。
あ、安い速乾のクリーナーは役に立ちませんよ。
さて取り付けです。 ココはテキト~作業は禁物。
まずは外したサイドステップをよく観察して取り付け手順を理解しときます。
そして予めサイドステップ側に付けた両面テープのセパレーター(剥離シート)の端っこの一部を剥がして外側に出しておきます。ココ大事です。テストに出ます。(-_-)
156の場合、画像ではステップ取り付け面は見えてませんが・・・
①フロントフェンダー下部のボルトにサイドステップ内側の溝をはめて少し後ろにスライド②リア側ステップの穴にクリップをはめて③その間のクリップ数か所を外側からパチン!と押し当てていき③両面テープのセパレーターを剥がして圧着④ステップ下部のボルト数か所を取り付け
で多分手順は合ってると思います。
一部フィッティングの良くない部分は暖めて馴染ませます。 純正部品なのでそもそもフィッティングは良い筈なので多分、ステップが浮いたまま放置したせいかと思います。
・・・・
ここで作業時間切れ。
他にやりたい作業あるので156はウマで上げたままカプチで別荘に帰りました。
そして一週間後。。。
フフフ。。。 完璧ですね。キチンとフィットしてて気持ち良いです。
では次の作業。
発進加速時にフロントの下側から少し「カラカラ」って音が出てたので調べたところ原因はすぐ分かりました。オクヤマ製アンダーカバーの取り付けボルトとスペーサーが外れていなくなってました。。。 スペーサーはアルミの丸棒にM6ボルトが貫通する穴が開いてる感じのモノでして、ホームセンターに丁度同じ厚みのアルミのサイコロ型部材が売ってたので加工して製作。
(写真撮り忘れました)
その作業中、ついに某A社製寝板がぶっ壊れましたので。。。
予め、ヒビが入ってて壊れる事を予想し用意しておいたNEW寝板にチェンジです。 いつ買ったか覚えてないのですがようやく出番が来ました。
懲りずにまた某A社製。ただしフレームがスチールのタイプです。
・・・・
異音解消が思ったより早く解決したのでもう一仕事。
メンドくさかったのでちょっとやるか迷ってた作業をします。
車検の為、純正ライトにしてあったのをコアサポートに乗っかってるブラックアウトされた社外品に戻します。 ヘッドライトユニット交換ではグリル、バンパーフェーシア、フェンダーのインナーカバー前側、アンダーカバーを外さないといけないので面倒っす。
でもこの作業ではフロントタイヤ外しとジャッキアップも必須なので・・・
今のうちにやったほうがラクと言えばラク。。。
次の車検を考えると億劫ですが意を決して作業に取り掛かりました。(-"-)
HIDの時はこの社外品でOKだったんだけどな~。。。LEDではNGだった。。。
バンパー、外れました。
グリルを外す時、爪が2か所折れました。。。 折れた爪先を摘出。
これやっとかないと新しいグリル付かないので。
社外品のブラックアウトされたライトになりました。 純正ではGTAのみがブラックアウトされて差別化されてます。
標準車のメッキ調よりだんぜんコッチが好みだな~。
ココまできたら排気系も。 純正触媒を外して自称、F1サウンド・エキゾーストシステムに戻します。
純正から戻す・・・って言い方も変ですが。
これはヘッドライト交換に比べれば楽チンです。(^^)
アルファのV6を楽器に変える必須アイテム! 等長フロントパイプ。
ここで両バンクからの排気パルスが融合され!
F1エキゾーストシステムで炸裂!?
ユニコルセ製マフラーで調律されて排出! たったコレだけでかなりの快音を発するので安上がりな車です。
マフラー交換で「フェラーリのような」サウンド目指す方っていますよね・・・
自分も若かりし頃はそうでした。(=_=)
でもこれは4気筒以下では難しく・・せめて6気筒は欲しい。
で、お手軽さでその最右翼にいるのがこの156V6の2.5ℓと思います。
ボクがGTAじゃなくこちらを選ぶ理由。。。GTAも大変魅力的ですが。。。
ことサウンドに関しては最強モデルが最高!・・なんて事は無い。
そんなのは何も知らない中二の幻想っす。
これでボクの再車検に合格したので・・・ お腹を満たしに近くの激ウマのうどん屋さん。
混むと困るので名前は出せません。笑
落石と鹿にビビりながら夜中の峠を通り再び別荘へ。 156はこういった道も楽しいです。速くはないけど。
V6はハナが重く曲がらない!って意見もありますね・・・
確かにタイトなヘアピンや超高速コーナーではそれは出ます。
でも、良く曲がるな~ってのがボクの印象。
多分、曲がらないって意見の人の大半はハンドルだけでゴリゴリ曲がろうとしてんじゃないのかな~?ん~・・・
車って荷重移動で曲がるモンなんですがね。ハンドルも使いますけど。
まぁ、156に関してはボクは全力で擁護しますよ。
カワイイので。ぶっ壊れて憎たらしい事も多いけど!
結論。まだまだ156、乗ります!