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フーテンのとらのブログ一覧

2009年09月23日 イイね!

バッテリーの交換タイミングって?(終)

これまで、欧米での評価基準になっているC C A やRC について調べた内容を書いてきましたが、では日本の現状はどうなっているんでしょう?。

前にも書きましたが、我が国では基準が違うと言うことで、メーカーはC C A の値を公表していませんから、バッテリーケースにも型式表示のみでAHの表示すらしていないのがほとんどです。
これは余計な情報をユーザーに与える事で、まだ使えるのでは?となっては困るという思惑かなぁと考えてしまいます(笑)。

一方、整備工場などでのバッテリーテストはどうかというと、ほとんどはロード(負荷)テスターによるテストが主流となっている様です。このテストは、実際に数回エンジン始動をしたり、バッテリーに大きな負荷をかけて(大電流を流し)、その時の電圧降下を測定した後、電圧の回復状態を確認する事でバッテリーの状態を診断します。このテスト方法がおかしいと言うことも無いのですが、CCAやRC測定方式と比べるとかなり原始的(笑)な方法ですよね。

一般論としてバッテリーは2~3年で交換するのが良いとされているのは、かなりメーカーや整備業者側の理論だと思います。フル充電に近い状態で使用し、電解液の補充等、適切なメンテナンスがなされていれば、4~5年は十分に使えるという事が今回確認できました。(ちょい乗りが多く、充電不足の状態が多い場合は寿命は短いです)
さらに調査中に分かったことの一つに、国内外一流メーカーのバッテリーの構造的な耐用年数は10年とされているとの事です。と言うことは、使用に伴う劣化を何らかの方法で遅らせたり、劣化を取り除く事が出来れば、7年や8年と言った長期間使うことが出来そうです。

実際の効果の程は分かりませんが、硫酸鉛の発生を押さえてバッテリーの劣化を遅らせたり、付着による劣化を改善する機器が売られています。そういった機器の多くは、数キロヘルツの交流を断続的にバッテリー加えることで、硫酸鉛の生成を抑制したり、電極に付着した硫酸鉛を分解する事が出来ると言っています。倉庫内で使われる電動フォークリフトなどはバッテリーが動力源ですから、ランニングコストを考えるとこういった機器が結構使われているのかも知れません。

最後にもう一つ、バッテリーは製造後、使わなくても(在庫状態でも)劣化は進行するとの事です。
そうしたことから、開放型のバッテリーでは3ヶ月、メンテナンスフリーのシールド型でも6ヶ月以上経過したものは、本来の新品状態とは言えないとの事でした。やむを得ず長期間保存する場合は、定期的に補充電を行ってフル充電状態を保つことが劣化を遅らせる為には重要な様です。
7月に、ソニカ用に購入したBoschのバッテリーは、外箱のデザインが変わったので安く販売と言ってましたが、調べてみると製造後1年近くは経過しているモノのようでした(笑)。
早い話、中古品を買ったのと同じ事だった様ですねぇ、それで4900円なんて値段だんだぁ(爆)。
安いものには、それなりの理由があるようです。

今回、カペラにリビルドバッテリーを使って見ようと思ったのがきっかけで、あれこれと調べた内容を書いてみましたが、今までバッテリーは4年は使えると思い、実際に使ってきたのが正しい判断だったと確認できたのが、たいへん嬉しい収穫でした。

早めに交換するのは、車にとっては問題ありませんが、懐具合には厳しいものがありますから(笑)、日頃から注意を払って適切な時期に交換するようにしましょう!。

プロフィール

2006年末に定年退職しました。情報通信系が得意なシステムエンジニアとして、40年間コンピューターと人間を相手に楽しく仕事をしてきました。 天気の良いときは空を...
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