フーテンのとらのブログ一覧

ご存知の方も多いと思いますが、先般の都知事選挙に立候補もした元航空自衛隊幕僚長の田母神氏の著書(共著)です。

常々、氏の持論には賛成しかねると思っていましたが、この本の副題「心配しなくても中国とは戦争になりません」に興味を覚え、図書館から借りてきて読みました。
なぜ、中国と戦争にならないと言い切れるのか？。その根拠は空軍と海軍の装備と運用技量に、少なくとも１０年のギャップがあり、中国軍上層部は現状で日本と戦っても勝てない事を認識しているとの事です。 特に、海上自衛隊との統合運用では格段の差があって、簡単に追いつけるものではないとは、単なる評論家ではなく、航空自衛隊のトップだった人の見解なので、それなりの重みがあってなるほどと思えました。

ただ陸軍だけは、圧倒的な差（兵力数）があるが、幸い海を隔て一度に輸送できる兵力に限度が有り、心配はまったくないそうです。 と言うことで、現時点では尖閣諸島近辺で嫌がらせする位しか出来ないんでしょうから、過度に危機感を煽らず冷静に見守り対処するのが正しい方針でしょう。