フーテンのとらのブログ一覧

もう１０年位前から、先進諸国に比べＩＴ関連の政策がかなり遅れていると心配していましたが、やはり先進国からはどんどん引き離され、トップグループから周回遅れになりそうな状況です。　
今回のコロナ対応でも、ハッキリと韓国にも水をあけられている。
絶対に、ＩＴに関しては省庁を超えた権限を持つＩＴ統括国務大臣が必要です。

例えば、今回の国民一人１０万円給付にしても、管轄は総務省で住民基本台帳を元に、マイナンバーカード保有者はオンラインでも可能、その他は郵送で給付を確定すると言ってますが、マイナンバーカードを持っている人は現在でも２０％以下では？。さらに、マイナンバーカードを持っていても、パソコンにカードリーダーを付けてる人はどれくらい居るの？。

私は思った（笑）、所得税の確定申告ではカードリーダーが無くても、管轄税務署からＩＤとパスワードを取得すればネット申告でき、かなりの人達が取得し私もそうしています。
もし、私がＩＴ担当大臣だったら（笑）、財務省（国税庁）のデータの中から、Ｗｅｂ申告した人の氏名住所・扶養家族、マイナンバー、還付金振込口座情報を抜き出し、総務省の住民基本台帳データとマイナンバーをＫｅｙに照合すれば、その分はデーターエラー無しで人手を介さずに当該口座に給付金を振込可能と判断できる。慎重を期すなら、確認書を送ってその口座への振込可否の返事を貰えば良い。
実際にはこまかい問題はあると思うが、いちいち全世帯に無条件で人力をかけて問い合わせる必要はあるんだろうか？。
こういった方策は、財務省と総務省が協力しないと不可能で、現状の強固な縦割り組織ではまず無理でしょう。　今の様に各省庁がそれぞれ独自にシステム開発・運用を行い、巨額の税金無駄遣いをするほど財政豊かではありませんから・・・。

昔から言われている我が国最大の問題点、省庁の縦割り体制をＩＴで変えて行かないと、今後さらに先頭グループにＩＴ技術で差を広げられ致命的な敗因になると思うのだが・・・。