
3連休日の中日、ちょっと諸々の用事の手を休め、休憩がてら外に出てきました。(オーストラリア編はまだ写真の整理中でございます)
あまり遠くには行けないので、
ナガヤスさんのブログに触発されて千葉県幕張メッセで開催されているオートサロンに顔を出してきました。いわゆるVIP系改造車が目当てではなく、マツダのRX500とかロードスターが見られれば、そして貴島主査に会えればなぁぐらいの気持ちで行ってきました。

さすが、千葉県に入ると周りがスポーツカーだらけになります。
普段からこんなんだったら、世の中楽しいんですけどね!

メッセの駐車場は余裕で満車で、3kmほど離れた第一駐車場に誘導されます。

ここからは無料シャトルバスで会場まで移動するようです。
東京モーターショーぐらいだと思って甘く見てましたが、人気の上ではこちらの方が上なのでしょうか?

会場にやってきました。
13時半をまわっていたので、すぐに立ち食いで昼飯を済ませ、当初の目的通り、まっすぐ雑誌 XaCAR(ザッカー)ブースに向かいます。

下手すると車よりもコンパニオン(死語?)目当ての人の方が多かったりして。

ザッカーブースに赤のNC2が置いて有りました。(黄色を見たかった)
たぶんこれだと、ロド乗り以外は「新型」って言われてもわからないぐらいの外見の違いですね。
ただ、個人的には内装のちょっとしたチェンジなんかが羨ましかったりします。
あと、フロントの車高が下がってますね。この車両はこのあと、ディーラーの試乗車になるのだそうです。

そして、お目当てのRX500

紹介記事掲載の雑誌が置いてあったので、目を通してみました

いわゆるスーパーカーブーム以前の車なんだそうです

いやぁ、かっちょいいですね!

エンジンはロータリー。

やはり男に生まれた以上、一度はスポーツカーに関わってみたいもの
これ、とある神様のセリフです。

バックトゥーザーフューチャーというか未来的というか、マツダのデザインって進んでますよね。

いいもん見させてもらいました。
ナガヤスさん、紹介していただきありがとうございました。

さて、こちらはレース仕様のNRA。
なるほど、軽量化のためにここまで部品とっぱらって良いわけですね。

さらにマツダブースへ。
そうそう、ビアンテはこういうステッカーが似合うと思います。(テニスウェアみたい)

あらら、新型アクセラじゃないですか。(左ハンドルなので海外仕様ですね)
後ろから見ると、旧型のアクセラと見間違えます。

新型のNRAです。
こうやって見ると、前が丸っこくなってます。

たぶん、広島本社でやっているであろう工作教室ですかね。
って、子どもにロータリーエンジンの模型を組み立てさせるとは。。。(笑)
恐るべし情操教育。

ZoomZoomのイメージボード。
やはりロードスターなのですね。(しかも内装の色からしてNC2RHT)

このボードを表面的に鵜呑みにすると、次期ロードスター(次期プラットフォーム)は2011年頃、今よりも100kg軽い1tを切る車重で出てくるように読めます。(信じないでくださいね)

こちらも2011年頃次期エンジンが登場することが書かれています。
動力性能15~20%アップ、燃費20%改善だそうです。

マツダブースをうろうろしていると、なんとあと10分で貴島主査のトークショーが始まると言うではないですか!
ラッキー!!(予測はしていましたが、マツダブースであるとは思ってませんでした)
すぐに、一番前の席を確保し、トークショーの開始を待ちます。

というわけで、待ってる間のサービスショット
トークショーは時間通りに始まりました。

一番前に陣取っていたので、パノラマ写真。

XaCar編集長の城市氏。今回の司会進行役。

元某自動車メーカーのテストドライバーでTipoのライターをされている斉藤氏。
突っ込み役。

今更説明するまでもないですが、NC開発責任者の貴島主査。

マツダ車両開発本部 軽量化プロジェクトリーダーの中西氏。
以上のメンバーでトークショーが行われました。
斉藤氏から
NCのハンドリングが(NA,NBと比べて)イマイチという突っ込みからスタートして、今回のNC2での改良点やデミオなどでの軽量化の取り組み、はたまたTipoがなぜ雑誌対抗レースで毎回優勝するかの話を中心にトークショーが行われました。
レースでの燃費とラップタイムを両立させるコツの一つは回転数マネジメント。それも登りや下り、シチュエーションによってかなり細かくやっているみたいです。あと、ロドのコンピューターセッティングだと(たぶん6500回転以上)で、気化熱を利用して温度を下げるために燃料を濃くするらしい(すなわち燃費が悪くなる)のだそうです。筑波のヘアピンを4速で回るのがどうとか言ってましたが、筑波を走ったことがないので、何がどうなのかさっぱりわかりませんでした(笑)
ところで貴島主査、先日の金曜日(2日前)でマツダを定年退職、土曜日(昨日)から別契約(シニア制度とか顧問?)でマツダに残られたそうです。司会の斉藤さんから「次はデミオみたいに100kg軽くなるんですか?」という質問に対して、「今から100kgだと1t切るし、エンジンも一回り小さいので済む。軽さは性能そのものだし、それを目標に是非やりたいですね」と自信たっぷりに答えられていたので、若手の育成含め、貴島主査の活躍に今後も一ファンとして大いに期待していきたいものです。
トークショーの最後に、「もっとマニアックな話をザッカーブースでこの後やりますので」ということだったので、ショーが終わった後に貴島主査に挨拶させていただき(以前一度お会いしたことがあって、その事を氏はちゃんと覚えていてくれました)、再びザッカーブース戻ることにします。

少しだけ時間があるので、多少遠回り。
これ、おしゃれでいいですね!
よーのすけさんのロドを思い出しました。

トヨタ2000GT。これ、いつ見てもウットリします。
あぶく銭が2000万円ぐらいあったら、ディアブロ買うかこれ買うか、ランチアストラトス買うか、ディーノ買うかで悩むと思います。
う~ん、悩んでみたい!(笑)

綺麗にしてますね~。ってNISSAN???
ヤマハのエンジン積んでるんじゃなかったでしたっけ?
小学生の時に読んだサーキットの狼の影響か、グリルがホンモノは意外に小さいんだと、本日改めて認識しました。
って、なんの事だかわからないですよね。
「ユーはミーを・・・」とか言う敵役が乗ってる車で、当時のマンガの絵だと、2000GTってもっと前が大きい車に見えたんですよ。
(全体的に遠近を強調して前を大きく書く絵になってましたよね。私はカウンタックも完全に形を見誤っていて、プラモを正面から見たとき、プラモはなんか違うなぁって思っていたものです(笑))

これ、一度乗ってみたいですね。

写真では伝わらないですが、すっごいゴージャスです!!
キラキラしてます。

テレビで見たことある人です。(右側) すっごい人だかりでした。

次期 RX7をイメージ?
こんな寄り道をしながらザッカーブースに向かうと、先ほどの中西さんがいらっしゃったので、少しお話を聞かせてもらいました。(立ち話で聞いた話なので、ブログにあれこれ書くのは差し控えますが、この方も「熱い」方だと思いました。もちろんロドに関わられていた方です)
名刺をいただき、広島(20周年)でまたお会いしましょうと声をかけていただきました。マツダにはファンを大切にする良いカルチャーが出来上がっているなぁとつくづく感じます。

というわけで、第2部です。(中西さんは観客席)
ここでは、より具体的(マニアック)な話が展開されました。観客は30人~50人ぐらいといったところでしょうか。
初期型のハンドリングの話し、(トーインのこと、お恥ずかしながら今頃知りましたが、車の性格付け含めよくわかりました)、開発の中で注文したタイヤが届くタイミングの話し、なかなか興味深かったです。
あと、貴島主査はお米の話をたとえ話としてされていました。「自分は田舎育ちだから釜で炊いたお米が一番美味しいことを知っている。現代はおいしいお米を食べるために釜焚きを模した10万円もする炊飯ジャーを買う時代になった。おいしいというのは車に例えるなら運転して楽しいということにあたるのではないか。(中略)ロードスターは車の運転そのものを楽しめるようにしている。それは前後重量配分が50対50だったり、軽量でフットワークがよかったり、マニュアルシフトが気持ちよかったりということ」というような話しもされていました。たしかに我々以上の世代が子育てが終わって経済的に余裕が出てきたら、昔憧れたスポーツカーを今より買うようになって、「操って楽しい車」というのが今よりもっと評価されるようになるかもしれませんし、そういう動きになってきてますよね。
一方で司会の城市編集長から「NC2のサウンドのあれは重量うんぬんの話しと矛盾しているのでは?」という突っ込みに対して「たしかに矛盾してますね」と笑顔で答えつつ、「でも、スポーツカーにとって音って重要なんです。(中略)ところで、皆さん、あと10年もしたらウィーンって音しかしない車を運転せざるを得ない時代が来るんですよ。いい音がして気持ち良かったって昔を懐かしむような・・・」と、私も常日頃感じている事を氏も述べられていました。皆さん、エンジンの鼓動を感じながらオープンドライブが楽しめるのは、今のうちだけかもしれませんよ!!
「次期型にフェアレディーの変速システム(2ペダルMT?)みたいなのは?」という質問に対しては、「ロードスターにそれは必要ないでしょう。マニュアル操作含め運転を楽しむ車であって、例え変速が速くなろうとも、それは運転を楽しむという車の目的と違う」と即答されていました。モータージャーナリストの斉藤さん(プライベートではNAをお持ちのようです)は、日本ではオートマも売れていることを引き合いに出し、NCで部品が省かれている点含め不満を表明されていました。NCはミッションの大きさの関係で専用に部品をこさえなければならないということでコスト的に無理だったみたいですね。ロードスターの売り上げの4割を占めるヨーロッパではNBまでマニュアルしかなかったということですが、ロードスターは中国でも売られることになっていて、かの国からは「オートマしかいらん」と言われているらしいので(それもどうかと思いますが)、今後はオートマも販売台数が見込めるようになって、より人馬一体が味わえるように力を入れた開発が行われていくのかもしれませんね。
あと、ハンドリングうんぬんを調べる時は限界走行ではなくて、かなりゆっくりと車を走らせるのだとか。その方が車の挙動の一つ一つがわかりやすいんだそうです。これは納得出来る話です。実際、ロードスターは交差点曲がるだけでにやけてしまいますしね。
それと、NCぐらいだとホイールは15インチあたりで十分なんだそうです。実際はブレーキの径、何より(北米での)ファッション性を重視して16、17インチが設定されたのだとか。(私は18インチ、、、バネ下重量? それを言われると少し胸が痛みます(笑))
以上の話し、メモも取らずに聞いていた話を記憶を頼りに書き起こしていますので、聞き間違えたり誤解していることもあるかもしれませんので、その点ご了承くださいませ。

トークショーの後に貴島主査サイン入りザッカー特別号を配ったのですが、ご覧の状態に。
当初準備した分は全然足りなかったのですが、律儀な氏は足りない分をちゃんとその場で書き足して配っていました。

再びマイクを握り、「本日の講演、内容の8割わかった人?」 と、聴衆の理解度を確認する貴島主査。
「何かわかりにくかったこと、要望があれば教えてください。次回の講演の参考にしますから」
とのこと。
恐れ入ります。
そして、
「雑誌の記事を読むときは、「誰がそれを書いたのか」をよく見てくださいね。食事が美味しいということでもそうですが、感性というのは人それぞれですから」
と最後に強調されていました。
すばらしいお話、ありがとうございました。
では、帰り道が混雑する前に帰るとしますか!!

と、言いつつちょっと寄り道・・・

お、このドレスアップ、ちょっとかっこいいかも

しかし、人気はコンパニオンに・・・・

おもいっきりだまされました。
カプチーノです。

革とアルミの内装。いいなぁ、これ。

スバルとの共同開発は遅れるだとかなんだとか聞こえてきますが、これは発売されるんですかね?

ロードスターはみかけませんでしたが、こんな珍しい車が・・・・

新型Z、雑誌では「ボリューム感満点! マッチョ!」とか書かれていますが、実車では旧型と区別がまったくつきませんでした。ちょっと期待しすぎました。
というわけで、閉場の1時間以上前に退散。(インポートカーは諦めました)

げ! シャトルバスがすんごい行列になってる・・・・
と、思っていたのですが、次々にシャトルバスが来るので、どんどん前に進みます。
が、しかし、あと2台来れば乗れるというところで、急にバスが来なくなりました。
どうやら、周辺の交通がパンクしたらしく、バスがここまでたどり着けないようです。。。

うっへ~、寒い!!

ようやく、1台来ました。あと、10人ぐらいってところで満車です。。。
さらに待つこと15分、ようやくバスに乗れました。

すべての道路が渋滞してます・・・・
結局、駐車場にたどり着くのに1時間以上、駐車場から脱出するのに30分、駐車場から高速の入り口まで(少し下道を走ったのですが)2時間、合計5時間近い時間をかけて千葉から帰ってきました。。。
でも、今日はとても有意義でした。
以上です!!