エンジンが絶不調になっていたぎんがみ号ですが、ようやく今週末に修理が完了することになりました。
お恥ずかしい話ではあるのですが、もしかしたら参考になる方もいらっしゃるかもしれないので経緯をまとめておきます。
まず、元々引き継いだ時から下のトルクが薄めで、5000回転からトルクが立ち上がってくるような性格のエンジンでした。トルクは相対的に体感するので、5000回転以上が標準のB6よりもトルクが強かったのかどうかは今となってはわかりません。
(排気系の抜けが良すぎるんだろうと勝手に想像し、気持ち良かったのでついつい高回転キープしちゃったのが症状を悪化させるのを加速させていたのは後から気が付きました)
一方、乗ってもらった人に「(テンロクは)トルクが無いね!」と言われたこともあり、
低回転時のトルクの薄さに関しては前々から少し気になってはいました。
今回の件は、まずGWの東北TRG時にタペット音のような「カチャカチャ」という音が鳴るところからスタートしました。帰宅後にすぐにオイル量を計測すると、lowを切っていたので、慌ててオイル交換をしました。(この時にオイルをこぼしたのですがそれがクランクシャフトにかかったのが症状発現のきっかけじゃないかと想像してるんですが、メカニックの方には否定されました)
これでタペット音は消えたのですが、オイル交換直後から3000回転以下がほとんど吹け上がらなくなり、エアコンを付けようもんなら、まったく加速不能。オイル消費も続いていました。
(白煙を吐いたりとかはしてなかったのですが)
この状態のまま、hirofooさんと長野に行ったり、軽井沢MTG行ったり、某VIPな方を助手席に乗せたり(エアコン付けたり消したりしながら都内を冷や汗かきながら走りました)、埼玉でMTG参加して帰りに箱根に立ち寄ったり、、、
すまぬ・・・、ぎんがみ号。
上記のドライブと同時並行で原因の探索と修理をしていました。
まず最初にプラグとプラグコードを交換するも改善する兆し無し。
ディーラーに持ち込むと、最初に原因じゃないかと言われたのがイグニッションコイル。(抵抗値が規定の範囲外だったそうです)
しかし、これを新品に交換するも症状変わらず。(これは返品させてくれました)
次にクランクアングルセンサーの角度を変えてみたところ症状が改善されたので、こっちじゃないかという話になりました。ただ、本来10度のところにセットされているはずのものが、なぜか最初から14度のところにセットされていて、18度にすると症状が改善するという状態でした。新品のクランクアングルセンサーに交換してもらったのですが、まったく症状は変化せず。(しかも、こちらは、けっこうお高いのに返品不可能。少しだけ値引きしてくれましたが・・・)
こりゃぁ、ディーラーに任せていたらダメだと判断。
(このディーラーは古い付き合いでとても良い対応をしてくれるので、この件をもってしても印象は悪くなってません。しかし、若いメカニックが整備マニュアル片手に20年以上前の車の故障を診断するのは土台無理があるのでしょう。今の車(たしかNB以降)ならコンピューターつなげば、各種センサーのエラーログが取れますし、それが普段の仕事でしょうから)
ネットの情報を頼りに自分で調べ始めました。幸い、ディーラーでのチェックで「ここは壊れていない」というところは探索範囲から消せていたので、すぐに一つの情報にたどり着きました。
そう、初期型オーナーにはお馴染み(だそうですね)の、クランクシャフトのキー溝問題。初期型(対策前)の見分け方は
こちら。
すぐにボンネットを開けて確認すると、プーリーは見事に初期型。
(ぎんがみ号はエンジンを一度載せ替えているそうなので、ちょっと期待していたのですが)
そして、エンジンをかけてみると、、、、
見後にグワングワン揺れてます・・・・・・・・
これか~、、、
その後の皆さんの顛末を調べてみると、悪化した後だとほぼエンジン全損で交換のほうが安くつくコース。
(クランクシャフトひん曲がるは、メタル溶かすはいろいろやっちゃうみたいです)
私のもプーリーに鉄粉吹いてました。
るるる~~~
個人的にはオイルこぼしてプーリーのゴムのところにかかってゴム劣化が加速したんじゃないかなと思ってます。(それで、プーリーの広がった溝いっぱいに加速時とエンブレ時にタイミングが前後にずれるようになった)

「ここまでキー溝が広がってるのは初めて見たよ」と専門店で言われました。
先にキーが折れてプーリーがフリー回転状態になってしまい、エンジン不動になるそうです。そして「よく、ここまで持ちこたえたね」と言われました。(ぎんがみ号、ありがとう!)
というわけで、修理は諦めてエンジンの載せ替えを検討し始めました。
(多少なりとも有益な情報はここまでです。ここから先は興味のある方のみどうぞ)
ロードスターはここから山ほど選択肢があって、それこそBPVE載せ替えなんてのもかなり本気で(笑)検討したんですが、ロールセンターの高さと前後位置が変わると言われて諦めました。
この時、相談に乗ってもらっていたのが先述の専門店である埼玉のハンドレッドワンさん。
そこでの提案もあって、NB6のB6(冒頭の写真、中古)と載せ替えることにしました。
今回はエンジンのみではなく補機類から何もかもです。
全移植にしておけばいつかなんらかの事情で新品のエンジンや低走行のB6が欲しいと思った時に、NB6のB6ならまだ手に入るからというのもありますし、賢くなった16bitECUの恩恵を得たいというのもありますし、東北でラッシュアジャスター不良の怖さを体験したというのもあります。
なので、エンジン本体、補機類、エアコン(これは部品を頂いたNB6の方が去年交換してもらったリビルド品より効きが強かったのと、コンプレッサーが小型化されていたので)、ミッション、トルセンLSDの移植(それに伴うプロペラシャフトやらドライブシャフトなども)をお願いしました。
これで駆動系はほぼNB6化されました。
インパネを全外しするので、同様にNAの泣き所と言われているヒーターユニットもこの際新品に交換しております。
そして、ようやくDKマフラーに交換です。エンジンごと変わっちゃうので、効果の程は
わからないかもしれません・・・

そういえば、前から付いていたこのエキマニ。珍しいものだそうです。これは気に入ってるのでそのまま使い続けます。
こんな感じの大手術に突入したので、しばらくロードスター無しの生活を送っていたのですが、これが息苦しいのなんの。
翼をもがれた鳥のような気分でもありますし、冷静に考えて中毒なんだなぁと思いました。
(お陰様でコスタリカ編は休むこと無く投稿完了しました)
ちなみに、修理後半戦に入って代車のホンダトゥデイが来たのですが、その前まで吹け上がらないぎんがみ号に乗っていたこともあって、えらいトルクフルに感じました。さすがホンダ!(笑)
でも、首都高のカーブでは「アンダー出るなよ~・・・」と祈りながら、ノンパワステのハンドルに全神経を注いで切る感じで、ロードスターの偉大さを再確認してました。
さすがにトゥデイで東北に行くのはかなり無理がありそうです。というか、ドライブ行為が楽しくないと思います。

修理完了は冒頭に書きました通り、今週末金曜日の夜。
引き取ったらそのまま晴れているところ(あるのかな?)に行って、土曜日は丸一日ぎんがみ号と語らってきたいと思います。
(その後はMTG参加です)
(ロードスター関連の話はここまで。さらに関係ない話になります)
とある土日に毎年恒例の鮎を食べに実家に帰ったのですが、父の体調が優れずに土壇場で中止に。
あぁぁぁぁ、オレのうな丼、オレのアマゴ、オレの鮎~。。。
というわけで、まる2日、実家で家族とテレビを見たりしながら時間を潰しておりました。
そこでやたらと目についたのがペンタックスK30のコマーシャル。
(他にも三重県独自の凄まじくローカルなCMが山ほど流れていて、目が点になりまくっていたのですが)
印象的なCM(ペンタックスにしては珍しくやたらとかっこいいCM)なので、皆さんも一度は見てらっしゃると思いますが、見たことが無い方はこちらをどうぞ。
そう、最後に出てくる鳥、ケツァールなんです。
実家で初めてこのCMを見た時、あまりの
自分との違いに吹き出しそうになりました。
もしかしたら「K30買ったら自分もこんな感じになるんだ!」と思っちゃう人が世の中にいるかもしれないので、余計なお世話かもしれませんが現実(つまり、私の場合)と比較しておきましょう。
■カメラ本体
CM
最新のペンタックスK30(防塵防滴)に標準の高倍率ズーム(防滴仕様)
現実
2年前のペンタックスK5(防塵防滴、塗装ハゲ状態)に超望遠レンズ(雨降ったらアウト)
※K5もK30も性能的には大差無いです。(おかげでK5が後継機も無いままディスコンになっちゃいました)
■衣装
CM
緑のモンベルのレインウェア (雨上がりの晴れ間)
現実
緑のモンベルのカッパ(早朝は寒かったので。たぶんCMのと同じもの着てます。吹き出した理由のひとつです)
(ここまでは、CMも現実も大差ありません。問題はここからです)
■カメラのオーナー
CM
空をクールに見上げるイケメン(最近売れてる役者さんらしいですね)
現実
高田馬場「俺の空」でつけ麺食ってきたおじさん(最近、つけ麺流行ってますよね)


(少し並びましたが、なかなか美味しかったです)
ちなみに高田馬場には登山道具(登山靴)を買いに行ったのです。
■ポジショニング
CM
ケツァールの飛ぶコースにあわせて先回りして走る
現実
「ケツァール、オス、オス!」と他のお客さんが叫んで指差す方向を振り返るも、時すでに遅し。ガイドと私だけ見逃す。
その後、ようやく枝に停まったところを見つけるも、「それ以上前に行かないで」と、かなり手前でガイドに静止される。
■撮影直前
CM
華麗なドリフトターン (CMはドリフトターン編というタイトルがついてます)
現実
加齢で手振れを押さえ込めず、プルプル震えたーん (三脚無いと無理!)
■撮影
CM
広角で十分じゃないかというぐらいすぐ真上をケツァールが飛び、あまりの美しさにシャッターを切るのも忘れて見とれる
現実
動画でも撮ろうかと普通の望遠レンズに交換したところで突然枝から飛び立つ。
慌てて3枚ほど写したら、何か線みたいに写ってた。
ノートリミングだとこんな感じです。(見つけられますか?)



というわけで、K30買ってモンベルのカッパ着てコスタ・リカ行っても、あんな感じにはならないですからね!
CMのメイキングは
こちらから。
いろいろズルすぎ!
おじさん(私)、心に余裕無さすぎ!
K30、良いカメラだと思いますよ。ペンタファンの私の一押しです。
実家帰省の話に戻します。

テレビ以外にはベランダから虹を見たり、、、

夕日を見たりして自分を慰めていました。
あ、そういばダイビング用のカメラを新調しました!
(その話題はまた別の機会に)
以上です!