
すっかり梅雨入りしました。
本州全域が曇りか雨の天気予報を見て、自宅もしくは自宅付近で済ませられる予定をこなすことにしました。
6月19日(土)
まずは、電車を乗り継いで神奈川県の相模原(淵野辺)へ。

淵野辺駅からバスに乗って相模原市立博物館へ。
前々から観に行こうと決めていた、「はやぶさ」の全天周映像。
カプセルを回収して話題になったから行ったわけではなく、行ける日に行こうと思っていたら、たまたまこの日だったというわけです。
非常に嫌な予感がしていたのですが、1時間以上前に到着したにもかかわらず、200席ちかくある座席は余裕で満席。。。
そのかわり、本日は夕方に臨時上映があるとのことで、そちらに申し込み、ついでにプラネタリウムの予約を申し込みました。
プラネタリウムの開始時間まで2時間ほど、時間をつぶすことにします。

せっかくなので、博物館の中を見て回ることにします。
まったく期待していなかったのですが、これが予想以上に楽しい!

相模原、すなわち関東平野について、人類誕生以前から近代までどのような歴史をたどったのかを地学・古代人類史・歴史・産業・文化風俗について事細かに解説してくれます。
こういうのって大人の方が楽しめるんでしょうね~。

調子に乗って津久井の自然・歴史・文化も。
(こちらはダイジェスト版かつ詳細版って感じです)

私と同じバスに乗っていて、同じように満席食らって、博物館をうろついていた若い女性と少し話をしたところ、向かいの建物に「はやぶさ」の実物大レプリカが展示されていると言っていたので、次はそちらを観に行ってみることにします。
(写真はボーイング777と比較した小惑星イトカワ。「イトカワ」に乗っかっている「はやぶさ」、見つけられますか?)

ちなみに向かいの建物とは、JAXAの宇宙科学研究所のことでした。
(ここにこんな建物があることは知りませんでした)

後で知ったのですが、例のカプセルはここに届いたみたいですね。

お~、さすがにけっこうな人気です。

実物大の「はやぶさ」です。

想像していたよりも大きな探査機だったんですね。
(係員の方が「特別に上から撮影してよいですよと許可を出してくれました)

なるほど、なるほど。
こんな装置が着いていたわけですか。
トラブルについてはリアルタイムでニュースを読んでいたので、感慨深いものがあります。

その他聞いたことがある衛星や探査機のレプリカが並んでいます。

お~、宇宙ヨット。

そういえば小学生の時、図鑑眺めていたなぁ。

ペンシルロケットとコントロール装置。

右手前がH2Aのレプリカ。

外には実物大のロケットも。

「はやぶさ」はこのMVロケットで飛ばされたそうな。
そうこうしているうちに、「プラネタリウム」の時間になったので、先ほどの相模原博物館へ戻ります。

プラネタリウムなんて久しぶりだなぁ。
うん、うん、山で観るほどではないけど、たくさんの星が見えていましたよ。
山で観るほどではないって、わざわざ書かなくてもいいことを書いたのは、別に周りがカップルや家族連ればかりだけだったからではありません。客観的な事実を(以下略)
星座の解説は勉強になります。
自分の星座であるさそり座、あの並びだったんですね。勘違いしていました。
そして、プログラムの後半戦は「おかえりなさいはやぶさ」という内容でした。
(今日見に来たプログラムとは別です)
そこで「はやぶさ」の功績のダイジェスト、「はやぶさ」が燃え尽きる姿や開発者のインタビュー映像が流されました。
オーストラリアの砂漠でのカプセル回収の写真は、砂漠の景色に対していろいろなことを思い出しながら見ていました。

さて、ようやく本番の全天周映像の始まりです。(16時半)
こちらも満席になっておりました。
興味のある方はトレイラーをどうぞ。
涙腺の弱い人は泣いちゃうみたいですよ。(私は泣くほどではなかったですが、個人的には「はやぶさ」を擬人化して語りかける演出よりもそれを支えた技術者に焦点を当ててほしかったような)
横のおじさんは開始早々軽くいびきをかいておりました。あとで家族から文句言われるんだろうなぁ。
帰還時に話題になったイオンエンジンの推力がA4の紙を押せる程度だということは知りませんでした。
この手の宇宙モノの映像は全天周映像とのマッチングはバッチリなので、ぜひ
ご近所のプラネタリウムでどうぞ。
ニュースだけではわからなかった「はやぶさ」の航海の様子がよくわかりますよ。

お~、古いポルシェ。(テントウ虫も。右手前、KP61でしたっけ?)

最近お気に入りの近所の定食屋の鯖の塩焼き定食。
を、食べていたらhirofooさんから連絡が入り、さらにTOKIOさんからも。
以上、土曜日はコンデジでライフログを撮影しました。
6月20日(日)
朝9時。
中央フリーウェイ♪

右に見えるJRA府中競馬場♪

左はサントリービール工場♪

この道はまるで滑走路、曇天に続く♪
というわけで、現在東京にいらしているTOKIOさんとドライブです。

目指すはTOKIOさんの希望もあって富士山五合目。
私は十合目でも良かったのですが、丁重にお断りされてしまいました。

話題の中心はやはりロードスター。
別にストーキングしていたわけではないのですが、自然と他のロドの後ろに。
この色のNBを見ると、私は結婚生活最後の1年を思い出します。いろいろな意味で人生が大きく変わった1年でした。このNBに乗り換えていなければその後のNC買い替えも無かったわけで、NCを買っていなければ(NAに乗り続けていれば)みんカラも始めていなかったのではないかと思うのです。
私は普段ドライブするときに音楽を聴かない人なのですが、TOKIOさんが持ってきたiPhoneからトランスミッターで飛ばした主に80年代ミュージックを聴きながら、懐かし話に花が咲きます。

お、曇天ながらも富士山が見えております。
一瞬空が晴れた瞬間もあったのですが、、、
後で確認したところ、長野県は目指さなくて正解でした。
たぶん、高速を走っているうちに晴れ間はなくなってしまったいたと思います。
スバルラインのチケットをしまおうとサンバイザーをおろしたら、なぜかTOKIOさんも眩しくもないのにサンバイザーをおろしています。
てっきり、NCについている女性用の化粧ミラーについてのコメントが来るのかとおもいきや、サンバイザーの裏にこびりついた、歴代の林道で吸い込んだ砂を人差し指でツーっと撫でています。
思わず「堪忍!!!」って叫びそうになってしまいました。
すみません、汚く乗っていて。。。

TOKIOさんが学生時代のぶっとんだエピソードに大笑いしつつスバルラインを登って行きます。

五合目では少しつまみを食べてからすぐに下山します。
(残念ながら下界も見えませんでしたので)

そう言えば、TOKIOさんもロードスターの左後ろのホイールと左のアマガミベゼルを激写していましたが、何がそこまで人を惹きつけるのでしょうか?
謎です。

下山時はTOKIOさんのビデオライブラリーからNA映像による清く正しいロードスター乗りとしての教育を受けます。
そして、突然
「ぎんがめさん、このエアコンの吹き出し口は、わざとこうしてるの?」
と、聞かれたので、
「いえ、特に、、、何か気になりますか?」
と、答えたところ、、、

「直していい?」
と、エアコンの吹き出し口を「まっすぐに直していただいた」ので、あわてて、運転席側のエアコンの吹き出し口もまっすぐに直します。

エアコン吹き出し口を正しくまっすぐにあわせ、富士宮に向かってまっすぐの道を走っております。

というわけで、やって来ました、B級グルメの王者、富士宮焼きそばで
人気上位の店です。
TOKIOさんに調べてもらいました。

作るのにコツがいるとかで、おばさんが全部準備してくれます。
麺は油でコーティングされているので、多目の水分で蒸し焼きしているところです。

鰯節をたっぷりかけて出来上がり!
なるほど、本気の富士宮焼きそばってこんなに美味しかったのですね。
みんカラをやっていなければ、もっと言えばロードスターに乗っていなければ出会うこともなかった人の縁の不思議さに思いを馳せながら、二人で完食しました。
ちょうど食べ終わったころに若い従業員が
「もしかして、オープンカーでいらっしゃっている方ですか?」
と、声をかけてきいたので、あまりのかっこよさにサインでももらいに来たのかと思いきや
「雨が降ってますよ」
とのこと。
げげげ! オープンにしたままです!
外を見ると、雨はすでに止んでおりましたが、他の車のボンネットには大きな水玉が・・・・
嫌な予感がしつつ車に戻ると、内装はすっかり水浸しに・・・・
TOKIOさんにタオルを渡すと、水で内装を拭きつつ、勢いで掃除までしてくれています。
そして、自らのズボンを犠牲にしてまでお尻でシートに染みこんだ水分を吸い出してくれました。
すみません。。。

忘れていました、太平洋側は梅雨前線に近いので雨が降りやすいことを・・・
その後も断続的に雨が降ってくるので、クローズドのままにしてドライブです。
そして、車内では引き続きNA関連の映像が流れ続けています。
TOKIOさんが、雨の日の洗車がいかに大変か熱く語り、そして洗車バ○で上には上が居るという話をされたので、つい
「目く○、鼻○そですよ(笑)」
と、口を滑らせてしまったところ、無言でサンバイザーを下ろされ、人差し指で砂をツツツーっと拭き取られ
「わしのホイールの裏よりも汚いじゃろ」
と、反撃されたので、速攻で白旗を揚げました。
TOKIOさんの結論としては、走りと洗車(車を大事にする)のバランスではhirofooさんがベストということです。
私も同感です。
本当は箱根の温泉にでも浸かってから(内心では西伊豆のお湯に浸かってから)帰ろうと思って居たのですが、明日からの仕事に影響を出さないようにという(TOKIOさんの)配慮により、御殿場からまっすぐ東京へ向かうことに。
おかげさまで海老名の大渋滞が本格的に始まる前に通過することが出来ました。
「しかし、NAを見ないとテンションがあがらんのぅ」
ということでしたので、

見つけましたよ、NA。
いやぁ、居てくれてありがとうございます。

蚊取り線香みたいな案内看板を眺めつつ都内入り。
こちらはさすがに渋滞しておりました。
シートに染みこんだ水分がすっかりTOKIOさんのズボンに移ったところで解散です。
TOKIOさん、ありがとうございました!
(って、書くと、まるで水分お尻で吸い取りに感謝しているように読めるかもしれませんが、そうではなくて、楽しかった一日に対しての感謝でございます)
しばらくはこちらにいらっしゃるみたいなので、青森とか北アルプスとか水深20mの世界にまたお連れしますね!
さて、家に帰るわけですが、せっかく都内に居るので、携帯で単館系映画の情報を調べてみます。
お、面白そうな映画にまだ間に合いそうです!

というわけで渋谷の外れ(夕方から駐車料金が安くなる駐車場)に車を停めてやって来ました。

夕飯は映画館そばでハンバーガーを。(さすが渋谷)
本日観た映画は・・・・
「ビルマVJ 消された革命」
ビルマ(ミャンマー)の現状を現地に潜伏した記者が命がけで撮影した映像を編集したドキュメンタリー作品。
なぜ日本人記者が射殺されたか、それに至る流れが理解できました。
重たいテーマの作品です。
7915km
激渋映画です。
パリダカのコースとなった場所を辿りながら、コース付近に住んでいる人々の生活ぶりやインタビュー映像を紹介するドキュメンタリー作品。
(以下ややネタバレ)
ノーカット編集で、「間」が完全にアフリカそのものなのです。(映画自体はオーストリア映画です)
水汲みに来た子ども達が水を汲んで村に戻るまで(台詞一切無し)がノーカットだったり、インタビューを受けていた子が突然何かを思い出してカメラの前を去り、戻ってくるまでノーカットだったり。
しかし、慣れてくると、これが妙にリアルと言うかなんというか、そこに自分が居るかのような錯覚に陥ります。カメラも基本広角で引き気味の映像が多いですし、まず余分なパンニングすらしませんし。
レース車両が走った後の轍、村の様子、インタビューの3部構成が延々と続きながら、撮影ポイントはゴールのダカールを目指します。
中身は非常に興味深かったです。
パリダカに浮かれ、裕福なヨーロッパ人と、レース番組ではまず紹介されることの無いコース上に暮らす人々の対比、そこで暮らす人も一様ではなく、いろいろな人が居ることを教えてくれます。アラブ圏なのに西洋ポルノ(古臭いやつ)の映画館の管理人のインタビューとか近代文明に対してまったく逆の見解を持った人々、トレイラーにも映ってますが、貨車でロバやヤギを運びつつお祈りをする人々、ヨーロッパへの密航の話、パリダカについて肯定的な人、否定的な人、医療にドラッグ、ヨーロッパへの移住や仕送り、鉱山で働く老人、国境の軍人、、、
今年はアルゼンチンでダカールラリーのスタートシーンも見て浮かれていた私ですから、思うところもいろいろありました。
この映画は見ごたえ十分でした。
(多くの人が観る機会が無いであろう作品なのが非常に残念)

さて、自宅に帰りますか!
写真は自宅のヒルズ、ではなく、右折しそこなってたどり着いた六本木で、
「俺道に迷った、超ウケルダブリュゥ!」
と、今ドキの若者はに言うんだろうなぁと思いながら撮影した本日のラストショットです。
トーキョーの道は走り慣れていない人には複雑すぎます。
以上です。