7月17日(金)
今年は残念ながら月曜日から海外出張が入ってしまい、3日間楽しめない上に、日食すら見ることができなくなってしまったのですが、それでも海の日三連休は山
で過ごすと決めていたので、天気予報を見ながらすこしでも晴れる可能性のある南アルプスに出かけました。(土日両方とも天気予報で駄目だといわれたら、行
かないつもりでした)
去年に引き続き北岳を目指すのですが、去年とは違い、2泊3日の縦走コースを2日で駆け抜ける計画を立てています。(出張のせい)
万が一下山が間に合わなくても、最悪車を下山口に置いて置けるので、そのまま成田空港まで走れば飛行機には間に合う計算です。
(なので、車に山装備と出張道具が積み込んで出社しました)

雨振る中、首都高から中央高速に乗り

甲府南インターで降ります。

そのまま南アルプスの麓を走る県道に入ります。
当然のことながら、誰一人とも会わない寂しい道です。

マイカー規制が敷かれているのは11月9日まで。
紅葉が終わって、雪が降る一瞬の間、ここを走ることができるのだと、本日知りました。
(狙ってみますかね)

時間は2時20分過ぎ、雨は降ったり止んだりといったレベルです。

手堀な感じのトンネルを抜けて、登山口に向かうバス停近くの駐車場に到着。
3時過ぎにそのまま就寝しました。
7月18日(土)
翌朝5時前に起床。(2時間睡眠)

こんな天気なので、別に急いで登る必要も無いので二度寝しようと思ったのですが、周りの人がいそいそと出かけていくのにつられて、私も最終パッキングを済ませてバス停に向かいます。

あ、もうバスが来ているではないですか。
(だから、皆さん急いでいたのですね)

すでに立ち乗り状態で満杯なので、このバスは諦めて、昨日の夜にコンビニで買ったおにぎりをパクつきます。
待っていれば、すぐに次のバスが来るとのことです。
ただ、皆さん並んでいないので、どこに立っていればバスに素早く乗れるのかよくわかりません。

2台目のバスがやってきました。

と、さっきまで無秩序に立っていた皆さんが、突然並び始め、出遅れた私は最後尾に・・・・
登山口まで1時間も立ちっぱなしは嫌だなぁと、乗るのを渋っていると、後方になにやら一台マイクロバスが居るような・・・

あれって、乗れるんですか? と切符売りのおじさんに尋ねてみると、今日は2台目のバスでも納まりきらないので、あちらのマイクロバスも使うとのこと。
早速、そちらに向かい、助手席ゲット!!
(
3年前のひざ笑い下山時のドンくささと比べれば、我ながらすごい成長ぶりです)

では、マイカー規制が敷かれている南アルプス街道で縦走スタート地点までレッツゴー!

滝の裏をトンネルが通っています。

右下は100mぐらい下を川が流れる断崖の細い道を進んでゆきます。

そして、バスに揺られること50分、いつもの広河原登山口までやってきました。

こんな天気なのに、すごい人です。
さすが三連休。

ゆっくり準備を済ませ、雨具を着てぼちぼち登山口に向かいます。

正面に見えるはずの北岳は当然雲の中。
では、いきますか!

うっげ~、紅葉の涸沢なみの渋滞です。

まったくペースが上がることも無く、じわじわと登っていきます。

ここも晴れていれば、奥入瀬に勝るとも劣らない景色の場所なんですけどねぇ。

北岳を正面に見る
大好きな場所もごらんのとおり。

というか、何でしょう、この人の数・・・・
山小屋の状態を想像するに、テントを持ってきてよかったです。

とにかくペースが上がらないので、いっさい休憩は取らず黙々と登っていきます。

あ~、
ここの景色も大好きなんですけどねぇ・・・
前回はここから、雪渓の左俣コースを進んだのですが、今年は残雪が多く冬山装備が必要と案内が出ていたので、右側に進んでいきます。

そして、ここからいよいよ急登がスタートします。
渋滞も途切れて、自分のペースで歩くことができるようになりました。

標高3000m近くまで上がるので、もしかしたら雲の上に出られるのではないかと期待していたのですが、下山してきた人に聞いてみると
「すごい風が吹いているので、危ないから引き換えしてきた」
とのこと・・・・
テント、大丈夫でしょうか・・・

シナノキンバイのお花畑です。

稜線が見えてきました。あと一息ですが、さすがにバテてきました。
本来ならお花畑に励まされながら、最後のひと登りと言ったところなのですが、本日は苦行状態であります。

猛烈な風が吹いている稜線に出る前に、サンドイッチで燃料補給。

稜線に出ました。
聞いていたとおり、すごい風が吹いています。。。

巨人の星の主題歌を心の中で歌いながら、北岳肩の小屋(山荘)を目指します。

上り始めてから4時間40分、北岳肩の小屋に到着しました。(コースタイム5時間半)
テン場を覗いてみると、風下にあるので風の影響は大丈夫そうなのですが、今年はかなり雪渓が残っていて、そもそもテントを快適に張れる場所がそれほど残っ
ていないようです。2時間睡眠で登りはじめましたが、これはこれで正解だったようです。
すぐに受付を済ませ、テン場を確保します。

こんな感じで、暴風の石組みが成されている一等地を確保しました。

山小屋に戻り、カレーライスをいただきます。
今回、雨はそれほど降っていなかったので、防水加工された帽子を使って登ってきたのですが、これだと、横風が吹いた時に、どうしても首から肩にかけて水がしみこんでしまい、うっすらと濡れてしまうようです。

着替えるのも面倒くさかったので、ストーブのそばに座って体ごと乾かすことにします。
ちょうど、横に座っていた40代半ばぐらいのおばさんが震えていたので話を聞いてみると、カッパのズボンが破けてしまい、ズボンがびしょ濡れのまま登ってきたのだとか。
しかも、履いているのがGパンなので、これではしばらく乾きません。(正直、ここに山小屋が無かったら、この方、命の危険にさらされていたと思います。カッパが破けた時点で引き返すべきですし、山にGパンはご法度です)
それはともかく、おばさんの横に座っていた
昭
和大学の北岳山荘診療部?の女子大生と私の横に座っていた甲府市民の4人で山の話で盛り上がります。女子大生の娘さんは現在3年生で、山と言えば北岳にしか登ったことが無いのだとか。診療所は
去年私がテントを張った、山頂越えて反対側の北岳山荘にあります。(医療行為は医大生ではなく、OB、OGの現役医師があたるのだそうです)
女子大生の娘さんに「お勧めの山はどこですか?」と尋ねられたので、「黒部五郎岳」と、「下の廊下」をお勧めしておきました。ちなみに、Gパンびしょ濡れのおばさんは「鳥海山」を薦めておりましたよ。
まぁ、いずれにしろ、医者になってしまったら登るチャンスなんてほとんどなくなってしまうはずなので、今のうちにとっとと登っておいたほうが良いとアドバイスはしておきました。あと、山で一人っきりになったことが無いと言っていたので、1週間の診療所勤務期間中に、一瞬でもいいから、山の中で一人きりになることをお勧めしておきました。これが気に入るかどうかが単独行が好きになるかどうかの分かれ道なんですよね。
Gパンびしょ濡れのおばさんは単独行派、というよりも一緒に登る仲間が居ないのと、年間を通してそれほど休みを取れないので、今回もなんとか休みをとって北岳に来たのだとか。これで明日もこんな天気だったら、ちょっとかわいそうなだなぁと思いつつ、どこに言っても雨だと言っていたので、もしかして雨女?なのではないかと思ってしまいました。まぁ、楽しみにすればするほど、雨が襲ってくるものですよね、人生って。
私の横に座っていた男性は甲府在住で、南アルプスばかり登っているのだとか。逆に北アルプスはぜんぜん行った事が無いとのこと。そういうもんなんですかね? 日本全国、すばらしい山はあちらこちらにあると思うのですが。
そして、娘さんは「4年生になっても登ります!」 と、おじさんにはまぶしすぎる笑顔を振りまきながら、暴風雨の山頂の向こう側にある北岳診療所を目指して、出発していきました。本当にご苦労様です。
しばらくすると、別の中年男性が奥さんに連れられてストーブの傍に座りました。
顔が真っ青で、全身が震えています。
「助かった・・・・、助かった・・・・・」
と言いながら、手をストーブにかざしています。
「大丈夫ですか?」
と、声をかけてもまともに返事ができないくらい意識が朦朧としているので、この後もこんな人が次から次へとストーブの傍に集まってくるのだと判断し、場所をあけてテントに戻ることにしました。

山小屋を出てみてびっくり。
受付待ちの長蛇の列です。(ガスで奥が見えていませんが、50人近く並んでいます)
北岳山荘に続く左俣コースが残雪のせいで登り難くなり、加えて稜線が強風で山頂を越えるのが困難になったせいで、三連休の登山客がすべて北岳肩の小屋に雪崩れ込んで来たようでした。
さきほどの男性も受付を待つ間、暴風雨に晒され、汗が冷え切ってしまったのだと思われます。
(雨天で風が吹いているときは、汗すら命を奪う原因になります。山に行かれる方はゴアテックスなど透湿の良いカッパと、ビバーク用のツェルト、それに着替えを必ず持って行ってください)

テン場は足の踏み場も無いぐらいテントで埋め尽くされています。
早めに場所を確保しておいて良かったです。

乾ききっていないTシャツを着替えてからダウンジャケットを着込み、お湯を沸かして(粉末の)カフェオレを飲んで落ち着きます。
時間はまだ午後2時過ぎ、外は暴風雨のため何もすることができません。
シュラフにもぐりこみながら、小説「栄光の岩壁」(新田次郎著)を読みながら時間をすごします。
睡魔に襲われて眠ってしまったり、本を読んだりしている間にテントの外が暗くなってきました。
雨も止んだみたいだったので、小屋に頼んでおいた弁当を受け取りに出かけます。
しまった! 中途半端に寝たので軽い高山病になってしまいました・・・(睡眠中は呼吸回数が落ちるのでかかりやすいようです)
軽く頭痛と吐き気がします。(酷い症状ではないです)

小屋の方へ上がっていくと、上の雲と下の雲の間に夕日が広がっています。(ポケットに入れていたコンデジで撮影)
あわててテントに戻りデジイチを取って戻ってきます。(山頂も見えていたので、山頂から夕日を眺めればよかったです)

甲斐駒ケ岳をはじめとする山々が見えていました。足元の街明かりは伊那方面でしょうか。
明日は晴れてくれると良いのですが・・・
気がつけば高山病の症状は無くなっていました。(現金ですな)
小屋に伺うと、弁当はまだできていない様子。
というよりも、キャパシティを大幅にオーバーした登山客全員にいまだに夕飯がいきわたっておらず、弁当の配布は早くても20時半になるのだとか。
明日の天気を聞いてみると、無常にも曇り。
もし、朝起きて本当に曇りだったら白峰三山縦走は諦めて下山することに決めます。
やはり、晴れるという確信が無いときに山に来るもんじゃぁ無いなぁとつくづく思いました。

小屋から外に出てみると、真っ黒な雲が湧き上がっているところでした。

本来テン場ではないはずの小屋の前にまでテントがびっしりと立っています。
稜線上に位置しているため、ここでは風の防ぎようもありません。寝ている人たちはさそがし不安な時間をすごしていることでしょう。

いったん自分のテントに戻り、小説を読みながら時間をつぶしてから、再び懐中電灯片手に小屋に顔を出して弁当を受け取ると、後はすることも無いので、眠くなるまで小説を読んでから、眠りに就きました。。。(23時)
夜中に何回か空を見上げるものの、一度として
星空を見ることはありませんでした。
7月19日(日)
朝4時起床。

無常にも天気は曇り・・・

山頂方面も何も見えません。
登山前にコンビニで買っておいた冷え切ったハンバーガーを無理やり腹に放り込み、お湯を沸かしてカフェオレを飲んで目を覚まします。
もしかしたら晴れるかもと期待して6時過ぎまで2時間近くテントで粘っていたところ、晴れるどころか雨が降り始めてきたので、いよいよ諦めて下山することにします。

雨の中、カッパを着て撤退開始。
北岳からの銃走路は美味しい水が得られる場所が少ないので、今回はかなり余分に水を下から担ぎ上げてきたのですが、ほとんど意味もなくなったので、ここで必要な分を残して捨ててしまいます。
別に北岳の山頂に未練があるわけでも無いので、山頂を目の前にしてはいますが、このまま下山することにします。

山小屋の前は相変わらずの大混雑。
そんな中、昨日Gパンをぬらしていたおばさんに再会したので様子を聞いてみると、やはり布団1枚に2人体制ぐらいの勢いで詰め込まれて、よく眠れなかったのだとか。
加えてこの天気ですから、ご愁傷様としか言いようがありません。

下山を開始してみると、小屋前どころか、登山道脇にまでテントが張られていることがわかりました。
いったいどれだけの人が悪天の中ここを目指したのでしょう・・・・

風は勢いを増し、時々立っていることすらままならない強風によろめかされます。
本当は
お花畑の中を歩いているのですが、それどころではありません。

稜線から外れて、ようやく一息つきました。
どうせ、雨が降っていて楽しむもへったくれも無いので、ガンガン下ることにします。

急坂を後先考えずに下ります。

雲の下に抜けました。
右側が北岳です。

雪渓ポイントに到着したので、菓子パンと牛乳で燃料補給。
遠くの空は晴れていますが、デジイチのレンズが曇ってしまい、こんな写真になってしまいました。

二股の雪渓を見上げます。
腕時計で時間を確認すると、けっこう良いペースで下ってきたことがわかります。
このままがんばれば、予定より1本前のバスに乗れそうです。

鳳凰三山が光の中に登場。今回はあちらにしておいたほうが「マシ」だったかもしれません。

再び下山を開始すると、単独行の若者に追いつきました。
この人のペースがちょうど良い感じだったので、着いていくことにします。

しばらくすると、登山者渋滞が始まりました。登り優先ですので、われわれはこの列が途切れるまで、待たなければなりません。

登山者の列が途切れると、猛烈に下る若者を追いかけながら、私も早足で下山していきます。

そして、 2時間20分で下山しました。(コースタイム3時間20分)
膝が笑ってどうにもならなかった初回に比べれば、たいした進歩です。

しかも、もしかしたら今回は筋肉痛にすらならないかもしれません。
(それは大いなる勘違いであると、翌日広大なアメリカ大陸に向かう遥か手前の自宅のベッドから降りる瞬間に気付かされるのでありました・・・)

北岳を振り返ります。
その勇士を一度として見せてくれることはありませんでした。
山は逃げません。
花のシーズンだからと言って、あせっちゃ駄目ですね。
乗り合いタクシーの運転手が、芦安までという答えを期待しながら
「どこまで行くの?」
と、声をかけてきたので、
「奈良田です」
と、答えると、
「それだったら、急がないとバスが出ちゃうよ。」
との返事。
10時20分発の1本前のバスは9時10分発だと思っていたら、なんと9時ジャスト出発との事。
本当はカッパや登山靴の泥を落としたり、着替えたりしたかったのですが、再びバス停まで走り始めます。

右奥のバスが奈良田行きです。

なんとかぎりぎり間に合いました。
汗だくのままバスに乗り込み、座席に座ったところでバスが出発です。

本来、縦走で駆け抜ける行程を屈辱のバス移動・・・・
ってほど、屈辱だとは思っていないのですが。

遠くの絶壁の道(たぶん芦安方面へ続く道)を眺めながら、す
んごいところに道を作ったもんだと感心します。

奈良田の駐車場まで戻ってきました。

車から温泉セットを取り出し、ここから数百メートル歩いたところにある奈良田温泉に向かいます。

南アルプスをはさんで反対側にある温泉もそうだったのですが、ヌルヌルする濃い目の温泉がかけ流しになっていて、大満足でした。軽く硫黄臭がしたのも良かったです。

駐車場に戻るときに、日が差してきました。
一瞬、早く下山しすぎたかと思いましたが、南アルプスの方角を見上ると相変わらず雲の中。
たまたま頭上が晴れたようです。

小屋で受け取った弁当は、ロードスターで景色の良い場所に移動してからいただきます。

ついさっきまで雨が降っていたようですが、今は止んでいるのでオープンにして走り始めます。

頭上にはちらほらと晴天が見えています。

この水の色が不思議なんですよね~。

そして、この設備が何のためにあるのかも気になります。

途中にこんな看板を発見したので、車を停めて少し歩いてみました。

下山して温泉に浸かった体に、冷たい湧き水が染み込みます。
うま~い!

どれどれ・・・・
(ブツブツは、たまたま降ってきた雨です)

右側の黒く古い地層が左の白く新しい地層の上に覆いかぶさっているとな。
プレートがぶつかって隆起して、日本アルプスが形成されているわけですね、surfrider6さん。

国道まで戻ってきましたが、まっすぐ東京に戻る前に、少し晴れ間が広がり始めたので、ちょいと走ってみることにします。

適当に県道に入っていきます。

雰囲気満点のトンネル。

東京都の隣の山梨県でもこんな景色が楽しめるんですねぇ。

再び国道に出ると、空を見上げてから甲府市とは反対の静岡市を目指して南下を始めます。

静岡方面はスカッと晴れているわけでは無いですが、どんよりしているってわけでもないようです。

川の反対側に並行して走る県道があるのでそちらに行きたいのですが、なかなか橋が見当たりません。
しばらく走っていると、前を走っていたバイクが突然ウインカーを出して、左側の小屋みたいな家の駐車場に入っていきました。
なんか、「うなぎ」という看板が見え、数台の車が停まっていました。
一旦そのまま通り過ぎてから、Uターンして、すぐに引き返します。

なんか、人気店の予感。

干してあるうなぎを眺めつつ店内に入ると、土用の丑の日(本日)は、焼き役一人では裁ききれないので、お弁当のみの販売になっているとか。見ると、予約を入れている人達が次々に弁当を受け取って清算を済ませています。
専門の焼き役というところが信用できそうです。
迷わず弁当をひとつ注文して、食べる場所を求めて、冷めない程度に周囲を探して景色の良いところで車を停めます。

水田を眺めながら、うな重を頬張ります。
なるほど、うなぎ養殖場直営と言うだけあって、脂の乗った、炭でパリパリに表面を焼かれたうなぎはかなり美味しいです。(私は歳なので、1年川で泳がせて脂を落とした岐阜の川小屋のうな丼の方が好きですが、焼きのレベルと言い、タレの味付けといい、好みの差のレベルです)
こりゃぁ、良い店を見つけました。さっそくカーナビに登録しておきます。
ここから少し走ると、反対側にわたる橋を発見したので、さっそく渡ってみることにします。

渡りきったところで右折して、県道に入ります。

うな重にありつけた事を除けば、やはりこちらの道が正解です。

ロードスター乗りにとって、このエリアで国道を走るべき理由は何も見当たらないですね。

と、思っていたら、道が国道に合流してしまいました。
ただ、ナンバーが400番台なので、これはこれでちょっと期待できそうです(笑)

そして、期待通りに400番台らしい道幅になってきました。

さすがに青森の某所みたいに国道が階段に化けたりはしないでしょうけど、すれ違いが困難な道幅です。
(実際、すれ違いで一度道を譲るためにバックしました)

横に川が流れていると、ついつい「○○の奥入瀬」と言いたくなりますが、さすがにここは似ても似つかないですね。

正面に巨大な採掘場が見えてきました。そう言えば、栃木にもびっくりするほど大規模な採掘場がありましたね。
八戸キャニオンはまだ未体験なので、今のところ栃木が私の中でナンバーワン採掘場です。

一瞬整備された道に出たと思ったら、国道はここで右折。

国道を覗き込んでみると、400番台に似つかわしい注意書き。
迷わずハンドルを切ります。

またまた、細い山道(国道469号線)を登っていきます。

緑のトンネルではフォグランプをつけておかないと、対向車と急な鉢合わせをしてしまいそうです。
と、思っていましたが、誰とも会いませんでした。

ここが峠のようです。

峠の麓に町並みが見えてきました。
カーナビで確認すると、富士宮の街のようです。

富士宮の街に入ってきました。
B級グルメ、2年連続日本一位として知られるこの街・・・・

焼きそば屋はご覧のとおりの混雑っぷり。

富士宮から高速に乗り、東京を目指します。

御殿場インターを降りるのに渋滞しています。
皆さん、ご苦労様です。

晴れ間の覗く東名を走って東京に夕方に戻って来ました。
雨で汚れたり濡れたりした登山道具を一通り洗って乾かし、部屋の片づけをしていたら夜になりました。

そう、明日は晴天なんですよね~。明日から出張になってしまったことを恨めしく思います。

河川敷の道を自転車を漕いで、隣街の映画館に向かいます。
よーのすけさんの大作を読みながら、冷たい天ぷらうどんを頂きます。
ハリーポッターの最新作、大混雑でした。スターウォーズ2を見た時と同じような感想を抱きつつ、家に帰宅しました。
北米出張編に続く