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2009年07月06日
週末雑記 3週間分の1
週末雑記 3週間分です
6月20日の週
福島県に出かけておりました。
福島県は自家用車で行くにはさすがに遠いので、観光バスに揺られながらののんびり旅です。
お土産を買ったり、お料理を食べたり、ホテルでのんびり温泉に浸かったりしました。
えぇ、社員旅行なんですけど。
ただ、普通の旅行とはちょっと趣向が違っていて、カヌーに乗ったり洞窟探検(入水鍾乳洞)をしたりしました。
カヌーが足りないので経験者は(上級者向け、というより急流下り用の)赤いカヌーに乗ってくださいと言われたので、多少也とも経験のある(と言ってもNZなどで子供向けとタンデムのシーカヤックをちょっと漕いだぐらい)つもりで漕ぎ出してみたら、
10秒と持たずにチン。(歳を取ったのですかねぇ)
万が一ひっくり返ったら助けますからね~と言っていたガイドは無視してグループメンバー引きつれて先に行っちゃうので、その場にたまたま居たツアコンのおばさんに「持ち上げるの手伝っててください!」って無理矢理頼んでカヌーから水抜き。全身ずぶ濡れながら急いでメンバーを追いかけたのでした。
携帯電話は全損、デジイチも水浸し(乾燥させて後ほど復活)、一番気に入っていた単焦点レンズ全損、おまけに眼鏡を無くしたことにしばらく進んでから気がつき(視力がそれほど悪くないので)、一人で折り返して猪苗代湖の湖底を足の裏で探すこと30分。(途中から優しい方々が腰まで水につかって探してくれました) レンズが傷だらけでフレームのひん曲がった変わり果てた姿でなんとか回収と、さんざんな目にあっておりました。
あ、入水鍾乳洞探検はお勧めです! いつかAlwaysツーリングのアトラクションに加えたいですね。
さんざんな目にあって終わったことになるのもなんだったので、すべて前向きにとらえることにしてみました。
すなわち、携帯電話はそろそろ買い換えたかった、眼鏡をそろそろやめてレーシックを受けてみたかった、単焦点レンズは・・・、これだけは仕方が無いですが、そういうことだった事にすれば、壊れても痛くも痒くもないはず(笑)
というわけで、レーシックはまだですが(傷だらけの眼鏡を使ってます)、携帯電話は都会でも電波の入りが怪しいソフトバンクから山に強いドコモのGPS付きの機種に乗り換えてみました。単焦点の方は使わなくなったズームレンズやその他がらくた類を売り飛ばしてお金を捻出して、中古のレンズを安く購入する予定です。
その後、人生の中でも指折り数えるぐらいの密度の仕事が降りかかってくる日々を送りつつ迎えた金曜日の夜、出先から会社に戻ってみるとネットがいっさい使えない状態になっておりました。インターネットが見られないだけならまだしも、サーバーに保管したファイルやメールすら閲覧できないのではさすがに何も出来ないので(現代社会ですね~)、速攻で帰宅しパッキングを済ませていざ東北道へ。
天気予報によれば週末に唯一晴れるのが秋田県と岩手県。
願ったり叶ったりということで北へと向かうのでした。(丈夫な体に生み育ててくれた両親に感謝)
6月27日土曜日
福島と宮城の県境にある国見SAで4時頃目を覚まします。
空が明るくなって来ました。
気象衛星画像を確認すると、天気予報には反して、雲が日本海から流れ込んで来ています。最初は秋田県に向かおうと思っていたのですが、急遽目的地を岩手県に変更します。
すぐに出発して、北に向かっていると、案の定だんだん雲行きが怪しくなってきました。
北に向かえば向かうほど雲の量が多くなります。
う~む、秋田岩手だけが晴れると思っていたのに。。。
そして、ついに雨に突入。
これでは、ドライブも登山もへったくれも無いので、一旦SAに入り、改めて朝食を取りながら地図と携帯電話を開いて一人作戦会議。
むしろ宮城県で高速を降りた方が良かったみたいなのですが、今更引き返す気にもならず、まずは登ろうと思っていた早池峰(はやちね)近くの花巻インターまで進んでみることにしました。大気が不安定ということは、予想外に晴れる可能性もあるわけですし。
高速代1500円に喜びつつインターを降りてはみたものの、相変わらず空にはどんよりとした雲が広がっています。
ガソリンが底をついたので、適当なスタンドに入り若い男性スタッフに
「今日は思いのほか天気が悪いですね」
と、話しかけてみると
「えぇ、でも、午後から晴れるみたいですよ」
という返事。まぁ、たしかに天気予報では岩手県は晴れることになってたしなぁと思いながら、ぼんやり空を見上げていると、なんとなく雲が薄くなって来ているような気がします。
もしかしてイケルかも・・・
ガスを満タンにした後、コンビニに立ち寄り、弁当とお菓子、
ジュースを買込んでから登山口を目指します。
道路がぬれているので登山道が泥濘んでいないか気になりますが、明日晴れるという保証も無いので、行くなら今しか無い感じです。
10時30分頃駐車場に到着すると、登山口行きのバスがちょうど出発するところでした。ギリギリ間に合わなかったみたいです。
というわけで、隣のおじさんたち(薬師岳登山)とのんびりお話をしながら、パッキングをします。
ついでにコンビニで買ったおにぎり二個を放り込んで燃料補給。
それからバス停で待つこと十数分、登山道行きのバスがやってきました。
細い山道を進むバスに揺られること20~30分、登山口までやって来ました。
そしてバスの向こうに見えているのが早池峰です。
(しかし、なぜにこのバスはデカデカとラ○ホの宣伝を掲げているのでしょう)
コース上に一切トイレは無いということなので、登山口で用を済ませいざ出発。
登山口の所に案内係の人が立っていて、パンフレットを手渡しながら
「これから入るんですか? 帰りの最終バスは16時22分ですけど、、、あなたなら大丈夫ですかね」
と、声をかけてくれます。あなたならと言われたのは、私以外の方々が中高年と言うよりも、ほとんど高年登山者だったので、相対的に私が若く見えたからでしょう。
「コースタイム通りなら間に合いますよね?」
「えぇ、まぁ、コースタイム通りなら」
「なら、たぶん大丈夫だと思います。最悪避難小屋もありますし、一晩過ごす装備もあります」
「そうですか。では、お気をつけて楽しんで来てください」
そんな会話を交わしてから出発です。(11時25分 河原坊登山口)
最初はこんな登山道を少し歩き
樹林帯を抜け
2回ほど川を渡り
再び樹林帯を少し進むと
すぐに早池峰が顔を見せます
そして、ここからいよいよゴロタ石の転がる道を登っていきます
ちょうど朝に登った人たちが下ってくる時間です。皆さん、雨の中を登られたのですね。
ご苦労様です。
(雷までなっていたそうな)
30分前のバスに乗っていた人達に追いつきはじめました
よく見ると、登る人、下りる人で登山道がごった返しています。
さすが、日本百名山。
登山道の脇には高山植物が咲き乱れていて目を楽しませてくれます。
実は早池峰は「花の百名山」(田中澄江著 1981年)でもあります。
ちょいと話がずれますが、著者は一番好きな山はどれかと尋ねられたら、私は黒部五郎岳と答えると言ったようですが、私も今のところ、一番好きな山は黒部五郎(カール)だったりします。
私の登山ブログを読んでくれる皆さんに、いつか花の季節(7月下旬ぐらいですかね)に訪れて欲しい場所なのですが、最低でも2泊、できれば3泊は必要になります。
さて、登山道の方はと言うと、ご覧の通りの急坂になってきました。
まさに岩山をよじ登るがのごとくです。
そして、早池峰固有種の「ハヤチネウスユキソウ」を発見。
カンラン岩や蛇紋岩でできているこの特殊な環境に対応した植物達のようです。
そして、高山植物の盗掘をする人が多いからか、やたらと腕に監視員ワッペンをした人が歩いています。
さ~て、ガンガン登りますよ~
しっかし、大迫力の景色ですね。
たしか早池峰の存在を知ったのは、登山を本格的にはじめた3年前、深夜にNHKでやっていた渋い山の映像だけを淡々と流す番組があって、そこで東北の山シリーズとして放送されたのでした。(もう一つは飯豊山(いいでさん))早池峰にしろ飯豊にしろ、名前すら聞いたことがなかったので、北海道の大雪や中部アルプス以外に、こんなに素晴らしい山があるのかと驚いたものです。
下を振返ります。石を落とさないように気をつけないと、危ない感じです。
それ以外は見た目ほど、危険な感じはしません。
大分登ってきました。76ってのは七合目と八合目の中間って意味でしょうか?
こんな場所もありますが、岩にステップが削ってあって、鎖は使わなくても大丈夫な感じです。
こんな石の上にもたくさん咲いてますね。
近くで同じように写真を撮っていたおばさんは、朝東京を出て「
大人の休日倶楽部
」を使って、昨日は南蔵王、今日は早池峰、明日も東北のどこかの山に日帰りで登りに行くのだとか。
(三日分の新幹線往復が12000円なので、1日4000円 + 駅から登山口までのバス代)
そういえば、10時30分に花巻駅から来ていたバスは満席状態
だったのですが、おばさんによると、皆さんすべて、同じ切符を使って始発の新幹線に乗り、同じバスに乗って登山口まで来たのだとか。
なるほど、だから駐車場に到着したときに乗り損ねたバスは満席(立ち乗り多数)だったのですね。
「昨日の南蔵王のチングルマは凄かったわよ~」
なんて、話を聞かされていると、ちょうど下山してきた別のおばさんが、
「昨日の八甲田のチングルマも、ぱーっと咲いていて凄かったわよ~」
と、咲いている様のジェスチャー付きで二人で盛り上がっています。
そうなんです、大人の休日倶楽部の利用期間である梅雨時期は、東北の山の花の季節なのです。
なので、皆さん、晴れ間が広がると、一斉に出かけるのだとか。
もし、天気が良ければ、明日は八甲田に行きたいなぁと考え始めます。
そして、このおばさん、花の知識がかなり豊富なようで、私がカメラを向ける度に、いろいろ解説してくれます。
(せっかく聞いた名前をほとんど忘れてしまったのですが・・・)
いよいよ稜線が近づいてきました。
いよいよ頂上に着くのでしょう。
登りはじめて1時間50分ちょい、頂上に到着! (標高1917m)
コースタイムは3時間なので、1時間の余裕が出来ました。
ここも山岳信仰の対象の山だったのですね。
先ほどのおばさんに頼んで、写真を撮ってもらいました。
体が斜めになっているのはけっこうな強風が吹いているから、腰がひけているからです。
さて、時間に余裕があるので、混んでいる山頂を離れて、誰も居ない稜線を歩いてみることにします。
こちらも高山植物が咲き乱れています。
ハイマツの間に転がる石の上をぴょんぴょんと飛び越えながら、稜線の道を下っていきます。
しっかし、さすが花の百名山、綺麗なもんです
山頂から、大分下ってきました。
振返ると、ついて来ていたおばさんが遥かかなた後方で、「もう帰ります」のジェスチャーを送ってくれています。
手を振ってお別れし、もう少し先に進んでみることにします。
とは言え、あまり下りすぎると、後で登るのがおっくうに為ってしまうので、この辺で止めておくことにします
おにぎり二個でここまで来てしまったので、ウエストポーチの中でつぶれていたハンバーガーをぱくつきます。
正面に見えているのは早池峰の山頂です。(広角レンズで写しているのでわかりにくいかもしれませんが、花畑です)
そう言えば、早池峰に入って、はじめて一人きりになった気がします。
写真だとまったくわかりませんが、強風が吹き荒れる中、山頂まで戻ってきました。
山頂はすっかり閑散としていて、這う這うの体で山頂に到着した登
山者が数名、倒れるように休みをとっています。
そのうちの一人に頼まれて、仏像とご本人の写真を撮って上げます。
生涯学習の仕組みを使って、仏像の勉強をしているのだとか。
(この仏像様がどうありがたいのか私にはわかりませんが)
さて、そろそろ下山するとしますかね。
湿地帯になっているからか、こんな木道が整備されています
稜線から外れて、いよいよ下山道に入ります。
登りとは違う、小田越登山口を目指します。(ただの往復にならないのが良いですね)
ちなみに尾根が切れ落ちている左隣に小さな物体が見えていますが、そこが避難小屋だと思います。
お~、これこれ
NHKの番組でこのハシゴを見て、迫力満点の山だなぁと思ったのです。
しっかし、山というのは登ってみないと、どんな景色が広がるのか、まったく想像がつかないもんなんですね。
避難小屋が気持ち近づいてきたような・・・・
見上げたところですが、こんな感じの石が転がる坂道を下っております
お~、避難小屋(登山口)がはっきり見えるようになってきました!
バスには余裕で間に合うことが判明したので、ここでコンビニ弁当を広げます。
ところで、すんごい風が吹いているんですけど、写真だとわからないですよね。
というわけで、動画をアップしてみました。
この時間帯(15時台)にすれ違う人は、ほとんどが高山植物盗掘の監視員です。
いったい何人の監視員(皆さんボランティア?)が、この山に入っているのでしょう?
もうちょっとで到着です
針葉樹のトンネルを抜けていきます
最後は、こんな感じの樹林帯
木筒歩きを少し
そして、登山道に到着しました。
ちょうど、看板が出ていますが、登山口までの県道は一般車通行止めなのですが、よく見ると土日の13時までのようなので、今は走っても良いようです。
事実、一台のシビックが目の前を駆け抜けていきました。
バスを待つこと15分、自衛官を募集しながらバスはやってきました。(最終の1本前、正確には花巻駅行きのもっと遅いバスがあって、山頂でバテていた皆さんはそちらに乗るようです)
駐車場に戻ります
速攻で折り返し、登山口方面に向かいます。
ゲートに立っていたおじさんに
「入っては駄目ってことは無いけど、降りてくる人も居るし、細い道だから飛ばさないでね」
と、注意を受けます。
もちろん、のんびりと走りますよ~。
だいたい、登山した直後って、アクセル踏むのも億劫なんですよね。
登りはじめに使った河原坊登山口に到着しました。
早池峰が見えています。
さすが登山口を結ぶ道、緑豊かですばらしい景色です。
夕方の涼しい風を感じながら、トコトコと走っていきます。
ここで、いよいよ早池峰とお別れです
カーナビに三垂牧場という文字が見えたので、ハンドルを切ってみます。
カーナビでは林道並みに薄い線で引かれていた道ですが、入ってみてびっくり、立派な道路です。
うわぁ、気持ちいい~~~
そして、牧場に到着しました。
さすが岩手県、日本離れした景観です
これだから岩手県は侮れないのです
(侮るどころか、今、私にとって一番ホットな都道府県なのですが)
いやぁ、気分が良いですね~
お! 馬が脇を走ってますよ。
まるで西部劇の映画さならがの迫力で車の脇を馬の群れが歩いていきます。
試しに、一頭に手を出して合図してみたら、頭を撫でさせてくれました。
(写真を取り損ねました)
大分、陽も傾いてきましたので、そろそろ宿泊場所と明日の予定を決めなければですね。
再び、東北道に向かって走りはじめます。
ちょうど、17時発表の気象情報が出されたので、それを元に、明日は秋田県に行くことに決定。
(天気予報では青森は曇りだったのです)
どうせなら、秋田駒ヶ岳に登ることにします。
すぐに、登山口に近くて安い宿を携帯電話を使って予約を取ります。
そう言えば、下山後すぐに走りはじめてしまったので、着替えはしたものの、まだ温泉に入ってません。
ツーリングマップルで探すと、東和インター側に、夜遅くまでやっている温泉を発見し、そちらに向かいます。
ここで汗を流し、秋田県へ移動します
東北道から秋田自動車道に入り、大仙市を目指します
夕飯を食べようと、途中のSAに立ち寄ったのですが、こういう地方高速のSAって早々に営業を終わらせてしまうんですよね。自販機以外は何もありませんで
した。。。
大仙市の中華料理屋に飛び込み、あんかけ牛飯をいただきます。
すでに21時をまわっていたので、開いていてくれてよかったです。
本日はこちらのホテルにお世話になります。
一泊3500円、まぁ、こんなもんでしょう。
寝るだけですしね。
おやすみなさ~い!
つづく