• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+

銀汰狼のブログ一覧

2022年12月25日 イイね!

【フォトブログ for クリスマス】 (ついでに雑記と更新予定)

【フォトブログ for クリスマス】 (ついでに雑記と更新予定)














毎年恒例のフォトブログ for クリスマスです。

といっても今年は目ぼしい画像がないのです。いっときすごく熱中していたけど今年は天の川撮影には一度も行きませんでしたし。でも光跡は2度撮りました。ほかに星果なし。

・とあるダムで。このときも寒かったな~。横着してレンズ凍ったし。


・穀物倉庫。水田地帯の中で蛙の大合唱が賑やかだった。


ロケハンには何度か行ってたのでまた来年以降のお楽しみということで。



写真少ないのにフォトブログとか言っちゃって、さーせん。
他に目ぼしい話題もないのでここから先は思いついたことを書きなぐる雑記コーナー。

- - - 雑 記 - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -

【当ブログへのコメント&メッセージ】
こんな拙い当ブログですがコメントやメッセージをいただくと大変嬉しく思いますが、すぐに返信できないことが多々あり申し訳ありません。どうかのんびりごゆるりとお付き合いいただければと思います。

【アルミテープ放電索】
その後も好燃費が続いてます。今月は給油したのは一度だけでしたが以前まで13km/L台の区間で15.7km/Lが出ました。逆に剥がしたら燃費が落ちるか見てみたいです。

【レモネードスカッシュ】
今年の夏はすき家のレモネードスカッシュにハマったなーと。いったい何杯飲んだことか。メガサイズは背が高くて車内でコケそうになるからレギュラーサイズを2つ買う。しかしこれが今年を締めくくる話題でいいのかと。


【夜のお出かけ用アイテム】
今年の夏秋は長距離ツーリングを連発したけどやはり夜ドラこそが至高なんですよ、俺的に。それで持ち歩いてる装備のうち2つ載せます。

・ナイトコアのLA10
これはリップスティックみたいな構造で捻った分だけ点灯部が突き出てきます。明るさは3段階切り替えできるけど点灯部のせり出す長さでも調整できるので実質的に無段階調整です。なんといってもディフューザー付きなので柔らかい光で周辺をムラなく均等に照らしてくれるのが嬉しいです。ライトというよりランタンに近いです。これに自分でオレンジ色のフィルムを貼って暖色化してます。底部がマグネットなのでクルマのボディに取り付け出来て便利。でも86のボンネットにはつかないよアルミだから。また車内でエンジン止めたまま長時間休むときルームランプを使いたくないのでこれをよく使ってます。


・ジェントスのヘッドライトCP-095D
キャンプや星景撮影以外で人前で使うのはちょっとというかかなり気が引けるけど、自分しかいない場所なら問題ない。どうせ誰でも見てないって。とても軽量だしコンパクトだし、首にかけても使えるし、電池式なのがすごくいい。充電式はバッテリー切れたらそこまでだし。やはり両手をフリーにできて自分が振り向いた先を必ず照らしてくれるのはストレスフリーで実によい。星景撮影やキャンプではこれで十分足りるし、赤色灯も役立つ。たぶん現行モデルはCP-195DB。


LA10もヘッドライトも単3用なので電池の互換性があって助かります。

【山の標高】
山が標高何メートルというとき小数点以下をどうするかって話。
大まかに言うなら四捨五入でもいいのだけど、それなら「約」何メートルなんだよね。ここで問題になるのが3,000m峰や2,000m峰というステータスが関わってくる場合。2,999.5mの山だった場合、四捨五入したら3,000m峰を名乗れてしまうじゃないの、いいのかそれで。

アルピニストの間ではよく知られている話題だけど北アルプスの剣岳(2,999m)について。
昔の測定では3,003mとされていたので3,000m峰だったんですよ。それが次の測定では2.998m。地殻変動による変化ではなく測定方法による誤差だと思います。
そしたら国土地理院に「謎の勢力による謎の圧力」がかかって3,000mに書き換えろと。
2,998m(1907年) → 3,003m(1930年) → 2,998m(1968年) → 2,998.6m(2004年) 測定技術が進化して無慈悲な結果に(笑)

日本で1番高い山は誰もが知ってるだろうけど、2番や3番を知らない人も多いのではないでしょうか。
・2位「北岳(南アルプス)、3,193m」
・3位「奥穂高岳(北アルプス)、3,190m」と「間ノ岳(南アルプス)、3,190m」
2位と3位のその差はわずか3m。それで奥穂高岳の山頂に石を積み上げて逆転してやろうとした猛者が登場(笑) もちろん無効なんだけど。

山のステータスを巡って人間の感情が交錯してたのが面白い(笑)。

(ちなみにTV番組企画内で奥穂高岳を測定したら3,191mとの結果でした。非公式データ扱いだけど認められたら3位タイではなくなりますね)

- - - 雑 記、ここまで - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -




さて今年の選曲はどうしようかな、と。(勝手に毎年恒例にしてます)
最近自宅で深夜作業をするときはだいたいシンセウェーブやレトロウェーブを聴いているし、ガレージ作業してるときはだいたいFMラジオ。睡眠導入用にはいつもLo-Fiかチルソングのオムニバスだ。ぱっと思い浮かぶ曲がない。なのでメロディーからではなく自分の感情と歌詞がリンクする曲を思い出すことにしました。

今年の選曲はこれ。たまには邦楽で。

不可思議/wonderboyのポエトリーラップ『Pellicule』。
ペリキュールとはフィルムや薄い膜のような生地のことを言うそうです。
アンサーソングも多く出ています。



"そうやって俺達はいつまでも待ってた 来たるべき何かが来ると信じ待ってた"

この部分が突き刺さってしまったんですよね~。定期的に聴きたくなります。

自分に置き換えると、来てほしいことはやってこないし、来てほしくないことはやってくる。ようやくそんなことが理解できる年齢になり、そのときにはもう残り時間を逆算するようになってた。やりたいこといっぱいあるし、でもいつかやろうなんて曖昧に思ってたらそのいつかは待ってても来ないんだよなぁ~。今年の心境はそんな感じでした。

些細なことのひとつかもしれないけど読みたい本もたくさん残ってしまっている。正直思うのはもっと若いときにもっと読んで心に染み込ませておくべきだったなと。読んで内容を理解出来たりすんなり受け入れることができたり心に留まるものがないようになってしまってからでは遅い。たぶん理解してるんじゃなくて理解できた気になってる。しっぺ返しは歳食ってからやってくるよな。
独り言です、うん。

と、湿気た内容で締めくくるのもあれなので年内ラストUPは先日のツーリングのDAY2【エクストラステージ】(仮題)の予定です。

年内にもう一回更新しますが先に挨拶させてください、クリスマスブログ恒例なので。

それでは皆さん良いお年をお迎えください。




Posted at 2022/12/25 08:45:42 | コメント(0) | トラックバック(0) | 雑記 | 日記
2022年12月23日 イイね!

【秋のミステリアス街道】 転がる石のように 【中央構造線・隕石クレーター・遠山郷・天竜川】 (後編)

【秋のミステリアス街道】 転がる石のように 【中央構造線・隕石クレーター・遠山郷・天竜川】 (後編)














ブログタイトルのフレーズは前編に引き続きグリムスパンキーの『吹きぬく風のように』の歌詞から引用してます。このブログを書いてるときも聴きながらツーリングの余韻に浸っております。

では後編スタートです。



10月末、某日。13:30頃です。

しらびそ高原で高所の澄んだ空気と南アルプスの迫力ある眺望を楽しんだあとは再び南下を続けます。

中央構造線である谷間にすぐには戻らず、しばらくは山上のルートを進みます。名称は「南アルプスエコーライン」。山の稜線を行く林道です。



このすぐ先に本ツーリングで一番楽しみにしていた目的地があります。

「御池山隕石クレーター」(御池山=おいけやま)です。ここは日本国内で唯一確認されている隕石孔で、科学的な裏付けを得て公表されたのが2003年です。それ以前の地図にはもちろん載ってません。クレーターの直径は約900m、直径約45mの小惑星が衝突したと推測されています。推定2~3万年前のことで日本がまだアジア大陸につながっていたころです。ただ日本唯一といってもまだ証明されていないものが他に存在する可能性もありますよね。



山の急斜面に出来たために風化が早く、現存している輪郭は約40%です。その輪郭が山の尾根線になっていて、予てから登山者の間では円弧状の不自然な地形からしてクレーターではないかという話が出ていたそうです。この画像だと伝わらないかもしれないですが、窪みと円弧状の稜線を見て取れます。稜線の標高は1,900mくらいです。


南アルプスエコーラインはここが隕石クレーターだと知らずに作ったのでしょうね。クレーター内を通っています。おかげでクレーターの中を走ることができますが、地形の風化だけでなく森で覆われているのであまり実感が湧きません。ここはイマジネーションをフル投入します。


実は学生時代に隕石孔を一度は見ておきたくてバックパッカー旅で海外を回ってるときにわざわざ見に行ってるんです。当時は日本にもあるとは知る由もないわけで。今回のツーリングコースを練るために地図を見ていてクレーターがあると知ったときの衝撃は大きかったです。それこそ心にアルマゲドンな瞬間でした。俺だったら先ほどの高原ロッジで「アルマゲ丼」という不謹慎なネーミングの食事を提供するでしょう。

ところどころに説明書きがあります。この黒い岩もその痕跡なんだそうです。


これも。


爆心からの放射状の衝撃で岩盤に縦筋が入ってます。割れは爆心に向いています。ものすごい圧力です。


フレデフォートのレベルだと大きすぎて地上からでは円弧形状を把握できないし、ツングースカみたいなのだとクレーターができない。御池山クレーターはほどほどでいいじゃないの(笑)

隕石クレーターが偶然にも中央構造線や南アルプスのすぐそばに存在するというのがたいへんな奇跡であり、神秘性を感じます。

宇宙絡みの話題になるとテンション爆上がりで話が脱線して暴走してしまいやすいので、ここは自制してツーリングの話題に戻ります。



南アルプスエコーラインはかつては大展望ルートだったようですが道路わきの草木の背が高くて展望は少なめでした。



また後半区間は通行量が少ないようで路面に小石や枝葉が目立ちました。ほとんどの人はショートカット路に進むのでしょう。




この辺りは「遠山郷」です。「日本の秘境100選」「信州三大秘境」に選ばれている地域です。

日本のチロルと言われる「下栗の里」に着きました。南アルプスエコーラインのすぐ近くにあり、標高950m前後、平均傾斜30度、最大38度という急峻な土地にある集落です。60戸くらいあるそうです。その中でももっとも美しい景観がここ、ヘアピンが連続する九十九折り区間。

(画像:遠山郷観光協会HPから)

ここは現地に行くのではなく少し離れた場所から眺めるのがいいわけです。これは車道から徒歩20分の展望台から撮ったものだと思われますが、車道からも見える場所があるはずでそちらを狙っていました。しかしMy86のカーナビではそこまで詳細なMAPが表示されず、携帯の電波も届かないのでネットで調べることもできず、さらには道脇の草木が伸びていたからか見逃してしまいました。下調べ不足・・・非常に残念です(笑)

せっかく来たので九十九折り区間を通り抜けてみました。激坂でここだけで高低差100mあります。しかも道幅が狭く対向車が来たら詰んでしまいそうです。やはりここは来るのではなく遠くから眺めるのがいいでしょう(笑)



この案内図の本村という部分にあたります。集落からは南アルプスも見えます。


俺が嫌いな柿がいっぱい実ってやがる。ひとこと言わせてください、柿は食べ物とは認めません。でも高所の山村の雰囲気溢れる光景です。


麓へ降りてきてR152に出ました。エコーラインもだし下栗の里からここまでも長く感じました。やっと走り終えました。さきほどの下栗の里は「にほんの里 百選」のひとつですって。時間に余裕があればもう少し周辺を探索して回りたかったです。




遠山森林鉄道、梨本ていしゃば(←ひらがなです)。この地にはかつて山岳鉄道があり、戦時中から33年間走ってました。廃線後の軌道は車道に転用され現存していますがガチ険道です。ここでは始発駅があった場所に800mほど線路を復元し、レストアした当時の車両を展示・走行させています。


旧木沢小学校。この校舎は1932年完成、2000年廃校。程度良く保存され資料館として利用されています。


埋没林。埋没林とは大規模な土砂崩れなどで森林が埋没・水没したものです。ここのは土砂崩れで堰き止められた川に水没したと推測されるもので約1,300年前のヒノキだそうです。そんな古いにも関わらず腐敗しなかったのは水質の良さゆえだそうです。そんな貴重なものを雨ざらしのまま放置しておいてよいのかと疑問に思いましたが、状態の良い樹木はすでに回収され周辺の施設で展示されています。


熊野大橋です。次の目的地へ向かいます。


次の峠に近づくと国道がまた酷道になります。


ここで車道としてのR152はふたたび途切れます。この先に「青崩峠(あおくずれとうげ)」があるのですが石畳が敷かれた秋葉古道があるだけでまだ車道は通じておらず、点線国道・不通国道となっています。現在トンネルを貫通させるべく工事が進んでいます(のちほど言及します)。青崩峠を迂回するルートが傍にあり兵越峠へ向かいます。


県道でやや険道です。


兵越峠(ひょうごし・ひょうごえとうげ)、標高1,165m、展望なし。ここから先は静岡県になります。


ここでは「峠の国盗り綱引き合戦」という郷土イベントが毎年行われています。遠州軍(静岡県天竜区)vs信州軍(長野県飯田市)の各代表チームがここで綱引き合戦を行い、勝つと国境(県境)を1mだけ相手側へ移動させることができるというトンデモなルールです。


いまのところ信州軍が17勝15敗と勝ち越していて、国境を2m移動させています。もちろんこれで行政上の県境が変わるわけではないです。ちなみに遠州軍は9万連勝すれば諏訪湖を奪取できます。信州軍は6万5千連勝すれば太平洋に到達でき、念願の塩の採りたい放題が叶います。

「そこには負けられない戦いがある」 ← 好きなだけやり合え。さぁ、レッツファイッ!

引き続き南下し、麓のR152へ向かいます。この区間もまったくクルマが来ません。対向車・後続車なし。


俺もついに来たぞ、草木ランプ橋・草木高架橋です。ここはかつて高速道路として工事を進めていて、当初は兵越峠の下にトンネルをぶち抜いて高速道路を通そうとしていたのです。ところがここは中央構造線です。地盤が非常に脆く、難工事が続いたことで国土交通省は途中で断念。そして建設途中で放り出された部分がここです。左側の広いスペースが高速道路になるはずだった部分です。高架橋になってます。


この先に草木トンネルが見えます。ここも中央構造線なんですよね・・・ってもう造っちまったのか。しかし不要になったので高速道路になることないまま一般道に降格されました。


草木トンネルを通ってきました。


右のトンネルが不遇な草木トンネル、左が新規工事中の池島トンネルです。兵越峠の下は断念し青崩峠の近くへ計画変更してトンネルをぶち抜こうとしています。工事はどんどん進んでいます。でも・・・そっちも中央構造線ですよね。まじかよ国土交通省。



高速道路建設途中で放棄された橋脚が残されていたはずですが見当たらなかったです。撤去されたのかも。


この秘境の地に高速ができたら雰囲気がガラッと変わってしまうかもしれないですね。景観も交通量も、そして風土も。なので完成前にどうしても来ておきたかったのです。


水窪の町の中心地に来ました。水窪は「みさくぼ」と読みます。


ここでようやく鉄道がありました、飯田線です。水窪駅は町の高台にあります。


駅から見降ろせます。町とは川で隔たっていますが吊り橋でつながってます。


電車来た。2両編成でした。


鉄橋が風景に溶け込んでます。


今朝からずっと走ってきた中央構造線ですが、ここ水窪から南西へと向きが変わり愛知県へ続いていきます。中央構造線とはここでお別れです。ということでようやく陸の割れ目から抜け出ることができるのか・・・とはいきません。ここから先は「赤石構造線(赤石裂線)」が太平洋まで続きます。まだもうしばらく割れ目の中を進んでいきます(笑)

◆マメ知識◆
この「赤石構造線」について。赤石裂線とも言います。今現在ある伊豆半島はかつては本州とは離れていましたが、地殻変動で移動してきて本州に衝突しめり込みました。そして接合部が隆起、それが南アルプスです。現在も毎年4mmずつ標高が成長し続けています。その衝突時に本州の陸地に横ズレも起こりました、それが赤石構造線です。元からあった中央構造線に赤石構造線がつながりました。

(画像:大鹿村中央構造線博物館HPから)

城西大橋から。


第六水窪川橋梁。川の上でカーブするなんて実にエモいじゃないの。


16時過ぎです・・・太陽は山の向こうに隠れ冷え込んできました。明るいうちに全行程をこなすのはもう無理だとわかってしまいましたが、ここからラストスパートかけて一か所でも多く見ていこうと思います。


水窪川に沿って快適な道が続き、適度なワインディングが心地よい区間です。だいぶ暗くなってきました、肉眼だともっと暗い印象です。光量不足でブレやすくなってきました。


大井橋と大井橋側道橋(歩道橋)です。R152とR473の交差点、水窪川と天竜川の合流点にあります。周囲には旧道や何かの遺構や古い集落があり、マニア的には穴場の予感がします。


川沿いに見えるのは放水施設。佐久間第二発電所から地下水路があると推測しましたが実際はどうでしょう。水が合流して泡立って白く見えてます。


大輪橋。沿道に古い商店や食堂があったのが印象に残ってます。営業してるかどうか不明。この辺りはただ通過してしまうのが勿体なく感じました。何もないのではなく「何もない」があります(笑)



天竜川に沿って進みます、快走路です。川幅は広く流れは穏やかに見えます。


瀬尻橋とそこからの眺め。


ドラゴンママ。どういうネーミングだよと。地図に出てくるので気になってしゃーない(笑) 軽食堂でした。この付近では貴重な食事処でツーリング中に立ち寄る人が多いようです。


龍山村立龍山北小学校跡。1970年開校、2004年廃校。


瀬尻の段々茶畑。ものすごい急斜面に強引に作られた感じがします。旧龍山小学校跡のすぐ隣にあります。


この辺りは直線的な区間が多いです。


峰之澤橋。天竜川に架かる吊り橋です。日没前の最後の目的地です。ここまでは明るいうちに来たかったのでギリギリ間に合って嬉しかったです。隣には青谷ポケットパークという数台分の駐車スペースがあります。


渡ってみます。自分の感覚的に長さは150mくらいかなってところでした。川の流れは感じないですが、たまに流れてくる漂流物を見るとやはり流れています。ものすごいゆっくりですけど。


橋から両側の眺め。電線の上にいるのはトンビかミサゴかも。じっとしている姿は優雅でもあり不気味でもあり。


橋の真ん中くらいまで来たらけっこう揺れていることに気づきました。ゆらすなよ~ゆらすなよ~。天竜川に来れたことがとても嬉しいです。



My86が見えます。比べると川の広さがわかります。下流のダムで堰き止められているからでしょう。


昔、GWに天竜スーパー林道をMTBで走ろうと誘いを受けたのですが、自分で計画した八ヶ岳の雪上ダウンヒルのほうに行ったんですよね。そのときはそれでよかったのだけど天竜スーパー林道を未走破のままにしたのは大きな心残りです。クルマでいいので走りたいです(今後への布石か)。

対岸の山の中腹には山村集落と峰之澤鉱山跡があります。1907~1969年にあった銅山で社宅や診療所なども備わり、いまも遺構が多く遺っているそうです。

もう街路灯が点っています。もう日没です。ヒンヤリした夕闇の中、自分ひとりしかいない物静かな吊り橋の上は異世界のようでした。


ここで完全に日没となり、もう真っ暗です。残りの行程を再確認しながら長めに休憩しました。しかし気力も体力もあまり回復しませんでした。もうクタクタです(笑)



秋葉ダム。暗くて堤体しか見えませんが記念に来ましたよっと。


R152のトンネルの中に交差点があり、ここを曲がると秋葉ダムです。警告灯や信号はなく、案内板も小さいので通過してしまいやすそうです。撮影してすぐR152に戻ります。トンネル内の交差点は中州みたいな形状になっていて(意味わかってくれます?)、ミラーがあったけど見通し悪くてちょっと難しい。






途中の道の駅に「夢のかけはし」という長い歩道橋がありますがもう真っ暗なのでスルーしました。全長473m、天竜川に架かっています。鉄道を通すために架けられた橋ですが鉄道計画が消滅してしまい、歩道橋として再整備されました。ライトアップされてたらよかったのに。

「月まで3km」。真っ暗闇の中、浮かび上がる案内板がクール。オモシロスポットです。



船明ダム。船明は「ふなぎら」と読みます。初見じゃ読めないですよねー。



この先のR152はひどく渋滞していました。この周辺も見て回りたい場所がいくつがありましたがすべてパス。時間もないけど体力的に無理。俺はもう疲れ果てている。

天竜浜名湖鉄道の天竜川橋梁。明るい時刻なら撮影スポットとして狙えたはずですがもう暗くて肉眼ではよく見えません。そんなとき不意に車両がやってきました。鉄橋を前部標識灯で浮かび上がらせながら天竜川を渡っていく光景はなんとも幻想的に見えました。えっ、あっ、ちょっと待って、カメラの準備も構図合わせもすべて間に合わない・・・ガタンゴトン・・・車両の音が無情に遠ざかっていく。かろうじて撮れた一枚、ぐぬぬ。


現在18:40。宿には17時到着予定、どんなに遅くても19時には到着しますって伝えてあったのに・・・。でも時速300kmくらいで走れば間に合うかも。

とりあえず宿に電話して大幅に遅れる旨を報告。20時には着けそうだったけど余裕見て20:30到着予定と修正。

駄菓子菓子、宿に着いたの22時・・・いったいどうなってんだ! 俺は絶望的に疲れ衰弱しています。

宿では暖かく迎えてくれました、終始神対応していただいて感謝感激です。おかげさまで心地よい旅の印象となり充足感のある初日となりました。

今日の未明から佐久南から白樺湖を経て、R152で中央構造線と赤石構造線という陸の割れ目を主に走ってきました。しらびそ高原からの迫力ある眺め、こだわった隕石クレーター、他にもたくさんの見所がありました。古道ゆえに史跡も多いのですが本ツーリングでは景観と走破を優先しました。長年気になっていたコースをついに決行できて感無量といったところです。

寝る仕度をしてる間にとっくに日付が変わってます。絶望的にボロクタになってますが今日も早朝出発の予定ですので数時間だけでも寝ておきたいです。宿には起きれたら早朝チェックアウト、起きれなかったらのんびり朝食食べていくと伝えてあります。

もう30時間くらい起き続けています。ベッドの硬さも枕も非常に納得いかなかったけど激しく体力消耗していたので泥のように眠ったのでした。



さぁ、早朝に起きることができるのでしょうか(笑)

DAY2に続く。




Posted at 2022/12/23 22:23:37 | コメント(4) | トラックバック(0) | ドライブ | 日記
2022年12月20日 イイね!

【秋のミステリアス街道】 吹きぬく風のように 【中央構造線・大鹿村・R152・酷道】 (前編)

【秋のミステリアス街道】 吹きぬく風のように 【中央構造線・大鹿村・R152・酷道】 (前編)














年内ラストの長距離ツーリング、秋の激走エピソードです。長年先送りにし続けていたコースで私がみんカラを始めて以来もっとも過酷な行程となりました。ついに決行です。


諏訪湖の辺りから静岡にかけて裂け目のような直線的で不自然な地形があります。ここは一体何なのか・・・。

(画像の右上の黒いのが諏訪湖、左端は静岡県と太平洋です。画像はWikipediaから)



10月末、某日。

スタートは長野県の佐久南から。深夜の上信越を走ってやってきました。気温は0℃。ここからただただひたすら行けるところまで南下します。

ここは車山高原にある白樺湖。標高1,416m。気温マイナス4℃。耳が冷たくて痛いです(笑) 湖畔の柵に氷の結晶が堆積している。


女神湖(標高1,540m)、雨境峠(標高1,580m)を経由してやってきましたが、あからさまにタイヤグリップが低くヘアピンではリヤが簡単に空転してしまう状況でした。この先の下り区間はさらに慎重に進んでいきます。

このあたりはスキーの拠点として何度も来たことがあり、深夜で景色はよく見えないけど道路沿いには当時の面影が濃く残っていて懐かしさを感じるひとときとなりました。

麓である茅野へ降りてきました。麓と言っても標高が800m前後ありちょっとした高地です。俺は30代で商社マンを辞め諏訪か茅野へ移住する計画を持っていました。紆余曲折あって人生設計に大変更が生じたのでその計画は叶わなかったけれど、俺にとっては非常に所縁のある土地です。いまは違う形で夢を叶えることができたのでようやく心の整理も付き、こうやって平穏な心境で訪れることができました。



この先はいよいよ初めて踏み入る区間となり、日の出とともに進んでいくことにします。食料の買い出しや休息をしつつ時間調整します。

日の出時刻になりました、高遠スケッチ街道(R152)へGO。夜明け時の冷えた空気の中、快適なワインディングでどんどん標高を上げます。

その途中からの景色。画像中央の一番高い山は八ヶ岳の一つである蓼科山(標高2,531m)。その左の辺りが車山高原。傾いてるのはカメラではなくて市街地のほうです。


さらに登っていくと展望台を兼ね備えた食事処がありました。早朝のためまだ開店してません。


建物の隙間から撮ってみました。山の稜線に朝陽が当たって赤く染まってます。雲海も発生してます。美ヶ原高原(標高2,034m)や鉢伏山(標高1,929m)なども見えます。←この2つは今後狙おうと思ってます。


杖突峠に来ました。標高1,247m。展望なっしんぐ。


快適、順調。


高遠ダムと高遠湖。たぶんうっすら凍ってます。一番遠くに見える一番高い山が南アルプスの仙丈ケ岳(標高3,033m)。


美和ダム。


美和湖。AM7時です。さっむい!手前の草むらにも霜が降りてます。ここで車内で朝食タイムにします。その間に対岸の山に朝陽が当たりだし景色が明るくなってきました。自分もテンション上がって来ました。


すぐ近くに道の駅「南アルプスむら長谷」があり、ここのクロワッサンがとてもおいしいとのこと。予約しないと買えないこともあるとか。えー、クロワッサンだろ?(笑)

美和湖にかかる神田橋。


渡ってみます。


渡った先は険道です。こいつはやべぇ。


深追いせず折り返しました(実際は逃げ帰ってきた感じですけど)。


橋の上から両側の眺め。こちらもうっすら凍ってるようでした。次に向かう先の峠がここから見えています。下段の画像の中央の一番高い山は二児山(標高2,242m)。


対岸に橋状の道路があるので行ってみます。


朝陽が当たってご機嫌です。


道脇から沢の音がしてきたので行ってみようとしましたがやめておきます。無理だろこれ。


本来の道へ戻ってきました、信州伊那アルプス街道(R152)だそうです。

三峰川橋と旧橋の主塔です。三峰川は「みぶがわ」と読みます。渡った先をすぐ曲がれば憧れの南アルプススーパー林道(旧称)が始まります。いつか行きたいと思っているのですがマイカー規制されていて監視員付きのゲートがあります。というわけでずっと無理そうです。


快適な区間が終わり道幅が狭くなってきました。


中沢峠、標高たぶん1,317m、展望なし。


国道だけど酷道です。


そしてすぐに分杭峠(ぶんぐいとうげ)、標高1,424mに到着。ここは日本屈指のパワースポットとして知られていて、俺もTVで見た覚えがあります。中央構造線という巨大な断層の上にあり、双方の地盤が互いに押し合っているのでゼロ磁場がなんたらかんたら。あ、けしてオカ○トとか疑似科学とか言っちゃいけません。


峠からの展望、先ほど通ってきた美和湖の方面です。手前の木で隠れてるけど。「うおぉぉぉ!俺も何か漲ってきたぞ!」(きっと気のせいです)


◆マメ知識◆
今朝から走ってきている国道152号線ですが、ここは「中央構造線」という断層の上にあります。日本列島がまだアジア大陸の一部であったころに出来た巨大な断層で、約一億年前のことだと推定されています。図の赤い線がその断層です。点線部は推定だそうです。

(引用元:大鹿村中央構造線博物館HP)

偶然か意図したことかはともかく、その断層の上に著名な神社や聖域とされるものが多く存在するのも事実で、地質学と歴史と神話が複雑に絡み合ったミステリーがまた面白いところです。真実は如何に。



峠から先は秘境・大鹿村に入ります。AM8:30ころです。木洩れ日が心地よいです。


落ち葉すごい。


酷道。


対向車も後続車もまったく来ません。



ここR152はかつての秋葉古道です。太平洋(静岡県)から諏訪まで塩を運ぶための最短ルートであり、縄文時代には既に存在したというのだから驚きです。製塩技術もまた縄文時代からあったということです。


近くに遊歩道がありましたがあまり人が入ってる様子ではなかったです。


対向車も人の姿もまったくなく、携帯の電波も届かない。寂しすぎて不安になるほどです。


ここは北川露頭がある場所です。近くに社がありました。1961年に集中豪雨で大水害が起きるまでは小さな集落があり、その名残のようです。露頭というのは断層が地表に剥き出しになってる場所で、地質学において貴重な資料となります。
川まで降りて行かないとなのでスルーします。


忘れ去られた道路という雰囲気ですけど国道です。


気温が低くても陽が当たれば暖かいです。


タバコ屋跡。以前は郵便ポストもあったとのこと。かつてここで投函する人がいたのか・・・。民家は近隣にぽつりぽつりと数軒あるだけです。水害で住人が離村して廃れたのかも。



ここから真東4km先の地点(車道で22km先)に天空の池という絶景ポイントがあり、心惹かれましたがどうやら行ったら大変なことになったようです。2輪駆動車ではちょっと・・・な道だそうです。

写真だと部分部分しか撮れないので伝えにくいですが、川の両岸で地形が異なるんです。それに留意し観察しながら行くとわかります。実際、地質も異なり、それが見えるのが露頭です。



どこまで走ってもずっと割れ目の中ですので展望が開ける場所がほとんどないです。相変わらずクルマはほとんど通りません。いても地元の軽トラくらいなもんです。


大鹿村の中心地にやってきました。なにか荒々しい光景が見えてきました。距離感が麻痺します。


ここは大西山大崩壊地。1961年に起きた山体崩壊の現場です。崩壊した部分は高さ450m・幅500m・厚さ15m。山が裂けて倒れるように崩れ、川を突き抜けて対岸にまで到達し集落を飲み込んでしまいました。また一時的に川が堰き止められ、それが決壊しさらなる被害が出ました。その影響で川の形が大きく変わってしまっています。

積み重なった土砂で高台になっていて、いまは公園として整備され慰霊碑が置かれています。現在も小規模の崩落が続いているとのことで、ここで寛ぐ気にはなれないです。


対岸から。


大鹿村にある謎。ここは標高700m以上ある山間なのですが、海水と同じくらいの濃度の塩泉が湧き出ています。いまのところそのメカニズムは解明されていません。その塩泉から抽出された稀少な「山塩」は海水から作られた塩に比べサラサラしていて甘みがあるとのこと。かつて塩が運ばれた秋葉古道の途中からも塩が採れるとは。

旧・小渋橋。


南アルプスから流れてくる小渋川。遠くに見えるのは赤石岳(標高3,120m)。


ここからR152でさらに南下すれば地蔵峠(標高1,314m)があります。国道が通じているのは地蔵峠までで、国道はそこで一旦途切れますが車道そのものはその先へ通じています。峠の先は蛇洞林道(名前すごい)になり麓で再度R152につながるようになってます。

しかし現在通行止めなので迂回するしかありません。40kmくらい遠回りになり1時間くらいのロスです。非常に手痛い・・・。

大鹿の道の駅の前にあるスタンドで給油していきます。ローカルな感じのスタンドの雰囲気が好きです。

桶谷橋。渡った先はダートだったのですぐ引き返しました。


四徳大橋。小渋湖に架かる橋です。以前は赤い塗装でした。吊り材にワイヤーが巻かれてますね。これはトリップワイヤーというもので風の流れを意図的に乱すことでカルマン渦を抑え、橋の揺れを抑える効果があるそうです。なんと橋にも空力特性が(笑)


わき道に入ってみたけど撮れ高なし。


小渋ダム。


井戸入沢の滝。見えている部分の落差は約70m、総落差は約100m。とても立派な滝なのですがダンプカーの往来がとても多くてゆっくりできません。一瞬で撮ってすぐ通過。


この区間のダンプカーの皆さん、驚くほど行儀が良く運転も丁寧なのが印象的でした。俺の知る限り、関東はオラオラ系が多いもんで。 向こうに中央アルプスが見えてきました。


この日、大好きなグリムスパンキーの曲をヘビロテで聴いています。とくに『吹きぬく風のように』はこの日の行程にサイコーに合う曲です。おかげでノリノリドライブです。今回のブログタイトルに引用しちゃいました(笑)



迂回するため中央構造線とR152から一旦逸れて麓へやってきました、松川町・豊丘村・飯田市を経由していきます。松川町で昼食ついでに長めの休憩をします。そういえばグリムスパンキーの出身とか経歴とかどうなんだろうと検索。ななななんと、結成の場はこの松川町の高校じゃないの(笑) 偶然にも聖地に来ていたなんてすごい嬉しい。このまま出身校まで見に行っちゃおうかと悩んだけどまだまだ残りの行程が長いので諦めました。

中央アルプスの南駒ケ岳(標高2,841m)。おそらく宝剣岳(標高2,931m)も見えている。ということなら千畳敷カールも見えているはず。


再び中央構造線を目指し、喬木村(たかぎむら)へ向かいます。

喬木IC。山間にミスマッチなループ橋が突然現れます。ずいぶん高いところを通ってますね。当然見下ろしても高さがあります。



矢筈(やはず)トンネル。


ずいぶんな遠回りをしました。蛇洞林道を経由してどんどん標高を稼ぎます。



紅葉が進んできていました。


曇り空ではありますが見晴らし良好です。






しらびそ峠(標高1,833m)。工事関係者のクルマに占拠されてました、ぐぬぬ。


でも目当てはもうちょっと先にあります。


さぁ着きました、ついに来ました、「しらびそ高原」です。標高1,918m。本ツーリング最高地点です。


ヨーロピアンテイストの立派なロッジがあります。


ここは「天の川の聖地」「星空の聖地」なんて言われています。ホシトリストの端くれのつもりでいる俺としては心打たれる響きです。標高が高く、空気が澄んでいて、とくに南方には市街地がありません。こんなにも好条件が揃えばド迫力な星景が撮れることでしょう。

見晴らし抜群。南アルプス山脈の南側半分を一望できます。遠近感が麻痺する眺めです。

山の名前と標高。画像左側から順に。
丸山(2,373m)、荒川岳(3,141m)、小赤石岳(3,081m)、大沢岳(2,820m)、中盛丸山(2,807m)、兎岳(2,818m)、聖岳(3,013m)、上河内岳(2,803m)、茶臼岳(2,604m)




・・・もう凄すぎ。溜息出ちゃいました。



13時過ぎ。予定よりだいぶ遅れてます。中央構造線を行くミステリアス街道編の前半はここまでです。車山高原、八ヶ岳、中央アルプス、南アルプスといった名峰が印象的なツーリング前半でした。自分が登ったことのある山が次々と見えてくるので、当時の様子がつい先日のように思い起こされ感情が昂ってばかりでした。

これでもだいぶ画像を間引いたのですがそれでもこのボリュームです。見所はまだまだ続きます。

後半に続く。




Posted at 2022/12/20 21:50:05 | コメント(1) | トラックバック(0) | ドライブ | 日記
2022年12月17日 イイね!

【更新予告】 2022秋ファイナルステージ(仮題)

【更新予告】 2022秋ファイナルステージ(仮題)














更新予告、というか希望です、はい。

年内にUPしきれたらいいなと(もう残り2週間だし編集が間に合わなくて無理かもだけど)。

仮題は【2022秋ファイナルステージ】。

今年最後の長距離ツーリングで、私がみんカラを始めて以来もっとも過酷な行程となりました。

走り抜けるだけなら24時間耐久で済ませることもできそうですが、とくに狭隘な区間は所要時間を読めないのと、寄り道を楽しんだり撮影に時間を費やしたりとなると無理だなと思い、長年先送りにしてきたコースです。

しかもどこかしら通行止めになってばかりで、なかなか決行するタイミングが掴めません。

それに行ったところで何があるんだと当初は思っていて、ただ走破するだけが目的になるコースだと捉えていました。

たけど、そうじゃなかった。

自分にとってはすべてが見所でした。



本編予告編ということで画像をちょい見せです。

寒いわけだ(水面が凍っている)。


また雲海じゃん。


険道行っちゃうの?


険道じゃん(行ってません)。


酷道(国道)です。


ここもまた距離感が・・・。


やはり険道なのか。


ぐーるぐる。


紅葉始まってた。


岩盤に縦スジが!?


俺もついに来たぞ!(違う、そうじゃないんだ)。


本当に完成するのか?(でもその前に来たかったんだよ)


はっはー!(トンネルの中に交差点があった)


陽が暮れてしまったじゃないの・・・。


なんと・・・日が一巡したのか?


えーと俺は山の中にいたはずだが・・・。


聖地巡礼に来てみましたよっと。


ハイオク高すぎて缶コーヒー噴きそうになった。


予告編は以上です。

それでは編集執筆頑張りまーす。

ではまた。




Posted at 2022/12/17 19:50:22 | コメント(1) | トラックバック(0) | ドライブ | 日記
2022年12月14日 イイね!

【ハリーポッター】 俺は86で英国に行く! 【福島・布引高原】 (後編)

【ハリーポッター】 俺は86で英国に行く! 【福島・布引高原】 (後編)














今度もどうしようもないタイトルです。いい案が浮かばず我ながら苦しいです。
もう開き直って画像大量投下してかっ飛ばしていきます。

では後編です。

9月中旬。某日。

前編に続き、沼尻軽便鉄道の痕跡を辿ります。ここは木地小屋駅跡です。前掲の沼尻駅跡周辺には軌道の名残があったのですが、ここはさほどわかりませんでした。


こんな長閑な景色の中を走っていきます。


猪苗代町の平野部に来ました。磐梯山の麓でもあります。


磐梯吾妻スカイラインから見たときは猪苗代盆地に雲海が発生していましたが、あっという間に散ってしまいました。よかったよかった。


稲穂の金色カーペットがここから猪苗代湖までの7~10kmくらいの区間ず~っと続きます。その美しさとスケールにとても感激しました。




野口英世記念館です。生家がそのまま保存されています。生家まるごと屋根をかけて保護してるのがすごい。
野口英世の研究成果のほとんどは現在では否定されていますが、それでも偉人とされるのはその生き様ゆえなんだと思います。


スポンサードされた海外留学資金を遊びで使い切ってしまったというエピソードが個人的には好きです(笑) それでも再びスポンサーになった血脇守之助もまた偉人だと思います。

記念館はまだ朝早くて開いてないので通過。その生涯について概ねのことはネットで調べることができますので、今回は生家に来たというだけで満足です。

猪苗代湖畔駅。「水の郷」編に出てきた磐越西線の駅です。駅からすぐの湖畔は砂浜になっていて、レストランや売店などもありちょっとしたリゾートになってます。この日はみな閉まってるようでしたがハイシーズンには賑わうのでしょう。




猪苗代湖。でっかいですねー。面積は日本4位だそうです。


東側の湖畔に沿って半周します。湖畔は砂浜もあれば断崖もあり、ロックシェッド区間もありました。


柱の合間から磐梯山。


ロックシェッド区間以外は見晴らし抜群、明るく開放的なレイクサイドロードで爽快でした。水はとても透き通ってます。国内でも上位に入る水質の良さだそうです。


浜路浜取水塔。


砂浜もあればガレ場もあり。陽射しで暑いですが適度にヒンヤリしたが風が心地よかったです。すっかりリゾート気分に浸れました。


線状のはたぶん飛行機雲。画像中央から少し左の雲がかったのが磐梯山(標高1,816m)。右端のほうの大きな雲の真下が安達太良山の辺りで、ギリギリ山頂が見えているのではないかと思うけど自信なし。ちなみに湖面の標高は514mだそうです。


磐梯山をUPで。


湖の南端で通行止め区間があったけど湖越しの風景撮影にこだわったのでタイムロス覚悟で迂回して遠回りしました。撮れ高あったのでよかったのですがどっと疲れが出てきました。そしてはやくも腹減った・・・。

AM11:00ころです。湖をあとにし、さらに南下します。この辺りも金色カーペットが美しかったです。




画面中央の丘の上に何か見えてきました。風車です。磐梯吾妻スカイラインの次の目当てスポットです。


傾斜きつめのクネクネ道を登ってやってきました。シーズン終わりなのにちょっと通行量があったのが意外でした。

ずーん。風車です。風力発電用です。ここは布引高原、標高1,080mくらいの台地です。猪苗代湖の標高からすると丘のように見えました。風車は33基。1基の高さが約100m、羽の長さが約30mだそうです。でっかいですねー。


駐車場だけでも30台くらいいるかなって具合でした。シーズンオフでも人出あるなーって驚きました。軽食の出店もありました。

通称・風の高原。ハイシーズンは駐車場に着くまでに1~3時間の大渋滞なんてこともあるそうです(笑) 真夏にそれはやべーって、気が遠くなりそう。

風車×猪苗代湖。遠くには磐梯山×安達太良山。


風車の足元に写ってるクルマと比べてください。風車の大きさがわかります。


風の高原フォトギャラ。


クルマで進んでいける道は制限されていてさらに一方通行になってます。道幅が狭く離合・追い越しはほぼ不可能、そのうえ次々と後続車がやってきます。他のクルマが写りこまないようにするだけでも四苦八苦しました。


道路の遠近感からして土地の広大さと風車の大きさがよくわかると思います。









実はこの風の高原はハイシーズンの真夏には一面のヒマワリ畑が広がっているのです。その光景は圧巻です、ぜひ画像をググってみてください。夕焼け時なんて異国情緒すぎます。

この日は9月中旬。すでにほとんどが刈り倒されていました・・・非常に残念です。一画だけヒマワリ畑が残っていたのが救いです(笑)




代わりにススキ野の中にそびえる風車という光景もなかなか素晴らしかったです。渋滞もなかったですしね。

また同じ道を戻って麓に降りてきて丘を振り返ります。麓から見上げる構図もステキです。いやー、ヒマワリがなくても来れたというだけで大変満足です。しかしハラーヘッター。出店に寄っておけばよかったか。



では次の目的地に向かいます。



番所跡。松の木がリアル盆栽じゃん(笑)


今度は険道が予想される峠越えです。このあたりまでは緩やかで道幅もあって快適だったんですけどねー。


森の中をよく見ると鳥居が。車道に沿って参道があるようです。後で調べたところ古道であり歴史ある社のようでした。


菅川と菅滝。猪苗代湖へ流れていきます。たまにはってことで滝が糸引くように撮ってみました。


隠津島神社のすぐ目の前を流れていく菅川。このあたりではもう小川で細い流れです。階段で降りていける造りが面白いです。


さきほどの布引高原から車道で約20km離れているのですが、直線距離だと僅か2kmです。なんという遠回り(笑)

どんどん進んでいきます。道幅、狭いっ!対向車来たらどうするんだよ・・・。ちんたらせず、さっさと進みます。


峠に到着。幸いにして対向車なっしんぐでした、ラッキー。ここは馬入峠(ばにゅうとうげ)。峠の付近には堡塁が遺っています。堡塁(ほるい)とは堀や塹壕などのことを言うそうです。


1600年に上杉家が徳川家康と戦った際に設置した堀だそうです。また1868年の会津戦争(戊辰戦争)の際にも再整備され、砲台跡もあるそうです。

馬入峠の南側の道は道幅もあり走りやすかったです。



明神滝。水量も音量もあり存在感のある滝でした。ちゃんと糸を引かせてみましたよっと。


羽鳥湖。展望台まで行ってみたけどさほど展望はなく、途中では工事区間もあったりで、だいぶ時間ロスった感じ。堤体からの眺めはよかったです。


腹減った。食事ポイント完全にミスってます。とりあえずオヤツをモグモグしながら先を急ぎます。



立派な城壁と城門があります。見るからに異国情緒です。ここは一体何なのでしょう。ブリティッシュヒルズと掲げられているだけで他に説明や注意などは出ていません。


もちろん行ってみます(笑)

英国の国旗がいっぱい掲げられてます。つい先日エリザベス2世崩御の報があったので半旗掲揚なんでしょうか。


警備員詰所があったけど無人でした。もちろん進みます(笑)

なんですかこれは。手前の説明板に「Armstrong Cannon」と記されてました。
知ってるぞ、日本でも幕末にイギリスから輸入して使われたアームストロング砲じゃねーか。本物っぽく見えたけど真贋は不明。いわゆるトンデモ兵器。さほど活躍してないのに最終必殺兵器みたいな扱いになってるやつ。飛距離3kmくらいらしいですよ。どっかーん!


まさに中世英国。映画『ハリーポッター』に出てきそう。映画観たことないんですけどね。


しっかし、さっきから人の姿がまったくない。どうなってるの。


学校みたいな建物がありました。ホウキにまたがった人が空を飛んできそうです。でも人影が全くありません。


クルマで入っていいのでしょうか? そりゃもう行っちゃいますけど。



誰やねん。
(シェイクスピアでした)


カフェっぽいけどやってる? 赤い電話ボックスがオシャレ。


城みたいのもありました。裏手にクルマ発見。従業員のかなぁ。それにしても誰一人姿がないです・・・。


もはやなんなのかわからない。


どうやらここは中世英国をテーマにした宿泊施設だったようです。静まり返ってました。

ハラーヘッター、まじで。空腹感マジパネェ。スタミナゲージが底つきそう・・・。



では麓を目指します。


湯野上橋。すごい建築美を感じた。これ一体どうなってんの。修繕とかとか再塗装でもするのでしょうか。でもここまでする? 改修工事? このまま完成でいいのではないかっていうくらいカッコヨス(笑)




「塔のへつり」という景勝地に来ました。「へつり」とは断崖のことだそうです。「水の郷」編に出てきた阿賀川にあります。水の流れで浸食されて自然にできた景観です。


抉られた部分が遊歩道代わりになってます。そのうち落ちる人いそうだよね。



木が茂ってよく見えないですが塔のような形状の奇岩が連なっています。


カッパドキアみたいですね。崖の下部が盛大に抉られてます。(見づらいですけど上下で別々の画像です)


お土産屋が何軒も並んでました。駐車場では神対応してもらったこともあり、せっかくなので土産たくさん買い込みました。



会津線とその鉄橋です。


旭ダム。とりあえず記念に撮っておきましたけど「水の郷」編でもっと大きなダムをいくつも見てきたばかりなので感動なっしんぐ。


だいぶ陽が傾いてきました。目ぼしい食事処が見つからなかったのでコンビニで遅めのランチを買っていきました。


下郷町立旭田小学校・落合分校跡。いまはカフェとして再利用されてるそうです。いい雰囲気だなあ。ちょうど閉店時刻だったようです・・・。



猿楽台地(さるがくだいち)の蕎麦畑。開花ピークを過ぎてしまってましたがそれでも息を飲むほど美しかったです。画像で表現できないのが残念です。


ちょっとした盆地のような場所にあり360度山に囲まれていました。他に誰もいません。



東北は一足早く秋ですねー。


橋の上から86の影。


日没まであと僅かです。ラストスパートかけます。


甲子(かし)トンネル。ずーっと「こうし」だと思ってました。ここたまに通行止めになるんですよね・・・。ここが通れないと絶望的な遠回りで迂回する羽目になります。


きびたきトンネル。かつては左側のトンネルが使われてましたが地盤崩壊の影響で通行不可になり、トンネルの途中からさらに迂回用トンネルが造られました。つまり構造上、トンネル内部が二股になってるわけです。


新雪割橋近くの展望台からの夕陽。ここは新雪割橋と旧雪割橋が並んでいて、旧橋から新橋と夕陽をセットで撮影しようと目論んでいたんです。でも旧橋が取り壊されてなくなってました・・・。がーん。


時間が余ったので来た道を少し戻って座頭ころばし展望台へ。この真正面7~8km先が先ほど通ってきた羽鳥湖です。もうヘッドライト点灯させないと走れないくらい暗いです。


最も明るい付近が甲子峠だと思われます。MTBやモトクロス乗りの間では知られてる激しい道です。


ここで完全に日没となりました。

那須甲子道路を走って那須に向かいます。那須には過去に何度か来ているのですが那須甲子道路は初めてです。せっかくというかついでなんで走っておきます。

道路脇にものすごい廃墟ホテルがあるのですがもう暗くて話にならないので目の前を通過しただけです。

見晴らしも利かないし、暗闇の中ただ黙々とコーナーを捌くだけの行程になってしまいました。

那須高原の展望台に来てみました。ガスってるし寒いしで撮影意欲なし。


その後は那須の友人宅を経由してから高速乗って帰路につきました。

後半戦は広大な金色カーペットと猪苗代湖と布引高原が印象に残りました。ハリーポッターはよくわかりませんでした(笑) 無性にハラーヘッターって言いたくなっただけです。

24時間耐久福島ツーリング ~完~




Posted at 2022/12/14 22:11:46 | コメント(0) | トラックバック(0) | ドライブ | 日記

プロフィール

「ビッグ ウェンズデー」
何シテル?   07/09 13:16
    ◆ ◇ ◆ 「 フォロー大歓迎。無言フォローでも大歓迎。ぜひどうぞ。」 ◆ ◇ ◆ 【BALANCE is ART.】 信条 :...
みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

<< 2025/8 >>

      12
3 456789
10111213 141516
17181920212223
24252627282930
31      

愛車一覧

トヨタ 86 トヨタ 86
294SPL. 詳細は追々。
日産 シルビア 日産 シルビア
NEUROMAX SILVIA 294 special version with pil ...

過去のブログ

2025年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2023年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2022年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2021年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2020年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2019年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2018年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2017年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2016年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2015年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2014年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2013年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2012年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2011年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2010年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2009年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2008年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2007年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
ヘルプ利用規約サイトマップ
© LY Corporation