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2020年01月26日

マツダ100周年記念ブログ マツダのブランドストーリー後編

マツダ100周年記念ブログ マツダのブランドストーリー後編 前回の続きです。

1980年代末期、バブル期の好景気の流れと勢いに乗り、5チャンネル販売体制(マツダアンフィニユーノスオートザムオートラマ)を敷いて販売体制の強化を図ったマツダではありましたが、 バブル崩壊とともにまたも苦難が襲います。

では、マツダのブランドストーリー後編上映開始です。


第6章 1990年代 バブル崩壊と業績悪化
~ブランド再構築に向けた戦い~


1992年にバブルが崩壊すると、日本経済は急激に冷え込み、国内5チャンネル体制の維持は困難になり、国内は販売不振に陥りました。1979年から資本提携のあったフォードは、1996年に経営状況が悪化していたマツダの持ち株比率を25%から33.4%に引き上げ、再建に乗り出しました。「Change or die (変革か死か) 」というスローガンの下、社内の意識改革とブランドの再構築に着手しました。すでに多くのブランドを抱えるフォードグループにおいて、マツダは自社のブランドイメージを明確にすることを求められました。
この時、マツダ社員とフォードからの出向社員は、「だれもがしあわせになる」という想いが込められたロードスターに象徴される「人馬一体」こそがマツダのクルマづくりの思想であると再認識するに至りました。
1997年には、新ブランドシンボルを制定しました。このブランドシンボルには、「自らたゆまず革新し続けることによって、力強く、とどまることなく発展していく」というマツダの決意が込められました。

この時制定されたブランドシンボルは現在の通称カモメマークとも呼ばれるマツダの新コーポレートマークのフライングMです。

さて、次の頁からは、ブランド再構築により変革を遂げたマツダの快進撃のスタートです。


第7章 2000年代 「Zoom-Zoom」の誕生
~ブランドDNAを体現した商品群~

2002年、全世界におけるマツダブランドの強化の一環としてブランドメッセージ「Zoom-Zoom」を制定し、その展開を開始しました。「Zoom-Zoomとは、ブーブーというクルマの走行音を表す英語の子供言葉で、おもちゃのクルマなどに夢中になった、子供の頃の動くことに対する憧れを表現しています。私たちは、この『子供の時に感じた動くことへの感動』を忘れない人間の集団でありたいと願っています。そしてこれまで培ってきた創造性と革新性により、お客様に『心ときめくドライビング体験』を提供していきます。」と宣言しました。

同年、「Zoom-Zoom」を象徴する商品の第一弾として、プラットホームからエンジンまで新開発したミッドサイズカー「マツダアテンザ」を販売しました。マツダは、この商品の開発に向けて、ブランドDNAを構成する3つの人格として「センスの良い」「創意に富む」「はつらつとした」をまた商品として「際立つデザイン」「抜群の機能性」「反応の優れたハンドリングと性能」を定めました。ブランドDNAを100%体現するという、今までとは全く異なる新しいコンセプトで開発した「アテンザ」は2003 RJCカー・オブ・ザ・イヤーを始め、世界中で評論家やオーナーから高い評価を得ました。

2003年、新世代ロータリーエンジンを搭載した4ドア・4シーターのスポーツカー「マツダRX-8」「マツダアクセラ」、2004年、3代目「マツダロードスター」と、次々にZoom-Zoomを体現した商品を発表しました。

2007年には、持続可能な未来の実現に向けた技術開発の長期ビジョン「サスティナブルZoom-Zoom宣言」を発表しました。マツダは、すべてのお客様に「走る歓び」「優れた環境・安全性能」をお届けし続けるため、「世界のベンチマークになるような革新的なベース技術を搭載したクルマを開発・販売する」ことへの挑戦を始めました。

同年、この宣言に基づいて「進化したZoom-Zoom」を体現した商品の第一弾として「マツダデミオ」を発売しました。走りの楽しさに加えて、クラストップレベルの燃費性能、安全性・快適性を実現しました。

マツダが今後さらに、「走る歓び」「優れた環境・安全性能」高めていくためには、すべてのパワートレインやプラットホームを一新するだけでなく、研究開発から生産に至るクルマづくりのすべてのプロセスの一新「モノ造り革新」が必要でした。従来の常識であった相反する課題の妥協点を探す方法ではなく、技術革新によってそれらの課題を同時に解決するという「ブレークスルー」に全領域で挑戦することで、これまでは考えられなかった大きな進歩を目指しました。

ロードスターとRX-7の間から登場する、黄色いアテンザのCMに衝撃Σ(゚ω゚)を受けた時代からもはや18年なんですね。
この時代アテンザを皮切りにRX-8、アクセラ、ロードスターと次々デビューしてましたね~。RX-8のテレビCMも凄い憧れたな~。DEデミオは一度しか借りる機会はなかったものの良いクルマでしたね。この世代のマツダ車はCMも「Zoom-Zoom-Zoom♪走る歓び~Zoom-Zoom-Zoom♪道は遥かに~♪
Zoom-Zoom-Zoom♪退屈なんか~♪Zoom-Zoom-Zoom♪捨ててしまおう~♪」
←最後だけうろ覚えです( ̄▽ ̄;)



さて、次の頁はいよいよ第6世代商品群 魂動デザイン登場の最終章です。



最終章 2010年代 「SKYACTIV TECHNOLOGY」
「魂動デザイン」全面採用 ~ありたい姿の追求~


2010年、次世代技術の総称である「SKYACTIVTECHNOLOGY」と、その中核となる、エンジン、トランスミッション、ボディ、シャシー技術の概要を発表しました。これらの技術は、2007年に発表した「サスティナブルZoom-Zoom宣言」の考え方に基づき、「モノ造り革新」よって成し遂げた革新的な次世代技術でした。
「モノ造り革新」の結果として、部門の壁やお互いの立場を超え、同じ価値観で協議し、具体的な活動プランを立案できるようになったことで、マツダにしか実現できない技術や商品を手に入れました。


マツダは、ドライバーとクルマの関係を、まるで愛馬と心を通わせるかのように、エモーショナルなものにすることを目指しています。そのための造形を追い求めつづけるのが、2010年の発表以来、継承されてきたデザインテーマ「魂動-Soul of Motion」です。
クルマは単なる鉄の塊ではありません。それは「命あるもの」だとマツダは考えています。生物が目標に向かって動き出す一瞬の強さや美しさ、それがマツダの考える究極のMotion formです。
デザイナー、生産部門、設計部門など全社が想いを共有し、初期段階から議論を重ね、想いの実現に向けた提案を行うことで、成し遂げられたものなのです。

初めて「SKYACTIV TECHNOLOGY」「魂動デザイン」の両方を全面採用した車種は、クロスオーバーSUV「マツダCX-5」です。2012年の発表に際し、「エコが当たり前の時代にマツダは『優れた環境・安全性能』『走る歓び』の両方を、今後発売するすべての商品において実現し、すべてのお客様に提供し続けます」と力強く宣言しました。「CX-5」以降、マツダは「SKYACTIV TECHNOLOGY」搭載した商品を続々とラインナップしています。これらの商品は、世界各国でカー・オブ・ザ・イヤー等数多く受賞し、世界中のオーナーからも高く評価され、現在でもさらなる進化を遂げています。

この頁で、遂に初めて「魂動デザイン」「SKYACTIV TECHNOLOGY」が全面採用されたマツダCX-5が登場し、現在のマツダ車を象徴するソウルレッド魂動デザインを纏ったアクセラデミオCX-3ロードスターアテンザCX-5が並んでおります。

さて、いよいよ次の頁で最後になります。最後のトリを飾るのは次世代ロータリーエンジンを搭載したマツダの夢が詰まったコンセプトカーです。では最後の頁へ


2015 マツダ RX-VISION

2015年、第44回東京モーターショーにおいて、マツダの「飽くなき挑戦」を象徴するロータリーエンジンを搭載したロータリースポーツコンセプト「マツダRX-VISION」を、世界初公開しました。デザインテーマ「Soul of Motion」に基づき、マツダが考える最も美しいFRスポーツカーの造形に挑戦するとともに、次世代ロータリーエンジンの「SKYACTIV-R」を搭載した、マツダがいつか実現したい夢を表現しています。
過去、幾度となく「飽くなき挑戦」で逆境を乗り越えてきたマツダは、これからも理想を掲げ、「ありたい姿、あるべき姿」を追い求めるとともに、お客様に「人とひとつになれるクルマ」を届け続けることをお約束します。


もっともっと、人とひとつになれるクルマを。

クルマは単なる道具ではありません。
その色彩に気持ちが高まり、その輝きに心踊る。
私の思いを汲み取ったかのように、いつも心地よく応えてくれる。
こんな風に心を通わすことができれば、いつまでも、ともに走っていたい存在になれるはず。
人とクルマのかけがえない関係を目指して、
マツダの新しい挑戦が続いています。



Be a driver.




マツダのブランドストーリー 完



番外編 魂動デザインは第2のステージへ

2019年に第2世代の魂動デザインのクルマが発表・発売されました。

この時はMAZDA3のデザインスタディモデルであったカイ(魁)コンセプト


MAZDA3ベースでCX-3CX-5の中間に位置するサイズのクロスオーバーSUVのCX-30




そして昨年末に市販が開始された次世代ガソリンエンジンSKYACTIV-X 時代はEVだ~自動運転だ~となって来ていますが、マツダにはまだまだ内燃機関と走る楽しみを追求して欲しいですね。


2020年の1月30日、いよいよマツダは創業100周年となりました。


今後登場して来ると言われるSKYACTIV-X次世代SKYACTIV-D直6エンジンを搭載した車の登場と


VISION COUPEのような美しいクルマや初代センティアを彷彿とさせる伸びやかで色気があるサルーンの登場に期待したいですね( ´∀`)


マツダの現在のキャッチコピー「美しく走る」を体現するクルマの登場を待ってます。


さすがにアテンザに買い替えたばかりだからしばらくは乗り換え不可ですが(^_^;) 貯金頑張るぞ~


最後に



マツダ100周年記念 おめでとうございます❗


マツダのお膝元である広島県と地元宮城県のみん友さんであり、センティアにお乗りの2人の先輩方の腕時計には負けますが、私の秘蔵のロータリーをイメージした腕時計を紹介します。



前編後編に渡った長いブログを最後まで読んで下さった方ありがとうございました。m(__)m






では(・ω・)ノまた
ブログ一覧 | マツダ | クルマ
Posted at 2020/02/01 14:21:09

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この記事へのコメント

2020年2月1日 15:49

こんにちは!!前の記事も含めて読みましたが、サバンナRX-7からRX-8、ユーノスロードスターから現在のマツダロードスターまで名車中の名車と言えるし、他には1968年から1989年にかけて生産販売されたマツダ自社製の軽トラック「ポーターキャブ」も丸みを帯びた個性的なスタイルが今見ても親しみを感じますよね。
コメントへの返答
2020年2月1日 16:11
こんにちは👋😃

前編・後編と二分構成となってしまった長いブログでしたが、どちらも読んで頂き、ありがとうございます。サバンナRX-7からのRX-73世代と新世代ロータリースポーツだったRX-8、そしてロードスターはだれもが知るマツダの名車ですよね。ポーターキャブ、前に一度閖上のあたりですれ違ったことがあります。現役の姿はその時に初めて見掛けましたが、親しみやすい感じをよく覚えていますよ(^^) 実はポーターキャブの1/43スケールサイズのミニカーが近々登場するらしい噂がありまして、発売日が決まったら購入したいと思っています。
2020年2月1日 19:01
大作ブログおつかれさまでした。
とても参考になります。
それにしてもカッコいい時計ですねぇ~ 貴重でなかなか使えませんよね(^^)
コメントへの返答
2020年2月1日 19:25
こんばんは<(_ _)>

コメントを頂き、ありがとうございますm(__)m
大作ブログで参考になるとはありがたい御言葉(TT)頑張って書いた甲斐がありました。
実は今回のブログは完成まで1週間近く掛かりまして(汗)
こちらの時計は今から四年前に宮城県のスポーツランド菅生で開催されたマツダファン東北ミーティングに初めて参加した際に、MZレーシングさんのブースで見つけまして、最初買うかどうか迷っていたのですが、初参加の記念ということで買いました。
仰る通り、現在は販売していないので使わずにそのまま保管したままです。( ̄▽ ̄;)
2020年2月1日 19:58
こんばんは!
細やかな気配りをなさる、心優しいビレッジマスターさんらしいブログで、改めて歴史の勉強をさせて頂きました。 ありがとうございました。

かっこいい時計ですね。
大切に保管しているのが伝わります。
今では貴重な品、買っておいてよかったと思いますし、菅生初参加の思い出の一品ですね!
コメントへの返答
2020年2月1日 20:29
こんばんは<(_ _)>

広島在住のヨコヨコさんに続いて、センティア乗りで地元のみん友さんであるすずきのこさんからもコメントを頂きまして、ありがとうございますm(__)m

ヨコヨコさんへの返信でも書きましたが、今回の二分構成ブログは完成まで1週間近く掛かりましたが、読んだ方達から喜ばれて嬉しいです(TT) 時間が掛かった甲斐がありました。

こちらの時計は、四年前のファンミーティングでの販売直後あたりまでは、MZレーシングさんの通販でもラインナップされていましたが、現在はラインナップからなくなっていますし、仰る通りの菅生初参加の思い出の一品です( 〃▽〃)

今年の4月にまたお会い出来ることを楽しみにしてます。

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