
令和4年2月19日(土)、Attack Tsukuba 2022のラジアルクラスに参加してきました。
私は午前も午後もスーパーラップを選択しました。
スーパーラップとは、ピットから出て行くアウトラップに、計測2周走って、インラップでパドックに帰ってくるたった4周の走行のことです。
スーパーラップでターゲットタイムを出すためには、タイヤウォーマーと、走行直前に着地させるためのサポートメンバーが必要です。
私は、無謀にも一度もやったことが無いスパーラップ2本の走行を選択しました。
ベストラップ時(スーパーラップ1本目の1周目)のデータ。
気温3.4度、湿度65%、路面温度8.2度、気圧約1024.6hPa、天候晴れ/ドライ、ガソリン3メモリ。
ブレーキは制動屋大径ローターキット、ブレーキパッドは前制RM551K・後GT600、バネF20Kg・R20Kg、ショックアブソーバーはK1ラボラトリー、減衰力F・R共に8クリック戻し、スタビライザーはフロントAP1前期純正・リアASMパイプスタビ3段調整の最強、ホイール前後通しRAYS TE37 SAGA 10.0J +45 リア5mmスペーサー、タイヤPOTENZA RE-12D type A 265/35/18 新品削り、ウイング平行。空気圧温感1.8狙い、ピークの水温98度(走行ログを見るとアタック中はいつも70度台なので、おそらく70度台)、ピークの油温96、助手席無し、ワイパー・リアスピーカー・ドラレコ・レーダー外し、ボディー全面エアロスタビライザー。
今回の車両のモディファイポイントは基本的に無しです。
T/Mオイルと、デフオイルと、ブレーキフルードを新品にしてきました。
今回は、とにかく新品タイヤのウルトラグリップに期待と、それに計測1周目にアジャストできるか?がとにかく重要です。
新品タイヤのウルトラグリップで、オモステ症状も出るかもしれない不安もありました。
乗り方も前日に私の車載動画を観て、K1ラボラトリーの板橋社長さんがアドバイスをくれたので、それにアジャストすることも重要でした。
結果ですが、午前のスーパーラップ計測1週目に自己ベストタイムの1分0秒989を出す事が出来ました。
目標タイムの0秒5には届きませんでしたが、デジスパのデータや車載動画を見返してみると、初めてのスーパーラップでよくここまで計測1周目でアジャストできたなとも思えました。
本当のターゲットタイムは分切だったことは内緒です。
スーパーラップ計測1周目の1コーナーの走りは、ほぼベストの走りでアジャストできました。ブレーキングポイントも右側のホワイトライン切れ目より奥まで行けて、ゼロカウンターでクリップまで行けて、クリップ付近の向きもしっかり変わっていて十分アクセルも踏めています。これ以上は無かったでしょう。
1ヘアも進入はほぼ完璧ですが、フルブレーキングのピッチングからヨーへの切替が少しオーバーラップしすぎてしまい、リアの荷重が少なくオーバーステアを出してしまいましたが、最低限のロス(0.1秒くらい)で修正できたと思います。
ダンロップ下もほぼ完璧にアジャストできましたが、進入からゼロカウンターの4輪ドリフトを収束させるための操作でほんの少し(0.05秒くらい)ロスしています。
2ヘアでは、なんと前走のスープラに、かなりのスピード差で追いついてしまい焦りましたが、それ程のロスにはなっていないようです。分かりませんが。
2ヘア立ち上がりでは、ゼロカウンターでテールスライドしていますが、それをシフトアップで止めていることが最高速の伸びの無さに出ているかもしれません。
2ヘアはもう少しボトムを落としてテールスライドしないラインで立ち上がる必要があります。
今回の最も反省する点(0.3~4秒くらいロスしてます)ですが、帰ってきてデジスパを観るまで分からなかったのでしょうがなかったです。
最終コーナーは、まだベストではありませんが、95点くらいではあったと思います。
もう少し進入からクリップまでの間を詰められる(0.2秒くらい)と思います。
計測2周目は、既に集中力が無かったですが、1ヘアでガス欠症状が出てしまい終了でした、ガスの量を攻めすぎたようです。
午前のスーパーラップを終えて、反省点を整理して、少しでもタイムを午前より削れないかを探ります。
午前のスーパーラップもかなり良かったですが、常にフロントのグリップがもう少しあるとダンロップ下や最終コーナーで詰められると感じていたので、予定通りリアのバネを20キロから22キロへ交換して、リアの減衰力を8段戻しから7段戻しへ変更しました。
ちなみにシフトミスの問題ですが、どうやらT/Mオイルを酷使しすぎていたようです。
全くシフトミスは無くなりました。
心配していたオモステ症状ですが、最終コーナークリップ付近で発生しますが、気になるほどは発生しませんでした。
午後のスーパーラップですが、午前のガス欠症状の反省からガソリン4メモリでスタートしました。
午後のスーパーラップは、タイヤの暖め温度を変えて挑みましたが、感触は良かったです。
ですが、計測1周目の1ヘアで、ハンドリングの変化によるオーバーステアに対応出来なくて飛び出してしまいました。
後のFDさんに申し訳なかったです。
計測2周目は、やはり集中力が続かず、1分1秒8でした。
今回、全てがベストなら、あと0.5秒くらい削れて1分0秒4は見えますが、それと同じかそれ以上にタイヤの美味しいところがありそうなので、タイヤの暖め方や使い方も加味すれば、同じ条件で分切は夢では無いと思っています。
来年は、今年と同じ仕様かどうかはまだ分かりませんが、是非来年もAttack Tsukubaに挑戦したいと思っています。
最後に、早朝から大変なサポートをして私の走行を支えてくれたap1umeさん、同じくサポートしてくれた私の家族に感謝します。