ネオジム磁石を使った静電気放電について(これから始める方向けに)

こんばんは😃🌃

いつもお世話になっているみん友さんから、ネオジム磁石を買ったけど、どう使って良いかわかりませんとお話を頂きました。

そこで、どなたでも解りやすくご説明させて頂きます。

先ず、何でネオジム磁石を使うか？

ズバリ、静電気の放電効率を上げる為に使います。

ここで、磁石の特性からお話させて頂きます。

極性の判別については図の通り。ネオジム磁石も同じ事が言えます。



ちなみにダイソーの場合、パッケージの表側がN極になります。他のショップの物は定かではありません。

※追記
最近ダイソーの磁石はパッケージが変わっていますが、極性が逆になり表面がS極に変わっています。ごちゅういを。



これは、高校で物理を選択していると学ぶ理論なんですが、「渦電流理論」という理論があります。



図の様に磁石のN極を電子イオンに向けるとイオンが活発に動き始めます。
更に磁石を上下運動させるとイオンが渦を巻くように動き始めます。

そこで、静電気の元であるバランスの崩れたイオン(イオンがプラスかマイナスに片寄る)を動かし、アルミテープやアルミ缶等を使って放電させ、プラス・マイナスのバランスが取れた状態にするという事になります。

自動車の場合、必ず振動が起きます。それを上手く利用するという事です。

一例ですが、画像の様にバルブキャップにネオジム磁石を付けてどうなるか説明致します。





バルブキャップの頭に付けた磁石で静電気を吸い上げ、廻りに巻いたギザギザカットしたアルミテープをアンテナにして空気中に放電させるという仕組みです。


要するにアルミテープだけでも静電気放電は出来ますが、それを加速させるターボみたいな物と考えてもらえば、わかりやすいのかなと思います。



ただ、使用上の注意点があります。

計器類のそばやセンサー類のそばで使用すると磁力の影響で誤動作する事がありますので、出来るだけ離した場所で使用してください。

尚、施工される場合はあくまでも自己責任でお願い致します。








書いた人：コッペパパ