
最近、みんカラ内で「超極低温処理された鍵」が話題になっていますね。
形は確かに一般で売られている物とそっくり。
値段も単なる型抜きした鍵が、樋口一葉さんもしたら、何~?って思うのは当然。
先ず、普通の金属加工と何が違うか?
普通は、溶鉱炉で溶かした金属を型に入れ冷やすだけ。
この超極低温処理加工品は、溶鉱炉で溶かした金属を型に入れ、超極低温に冷却して、常温に戻す際も、時間をかけて戻されています。こうすることで、金属の分子レベルで電気の流れがスムースになるようです。
従って物自体が別物に仕上がるのです。
詳しくはこの製法のリンクを貼っておきますので、ご興味のある方はご覧ください。
何故、そこまで手間をかけるかと言うと、歴史はオーディオ界から始まっています。
昔から金属を0℃に近づけ低温処理(サブゼロ処理)することにより、電気の流れが荒れた流れではなく均一のスムースな流れになり、その効果が音質向上に繋がるという事で加工技術も進み、今ではマイナス100℃以下に下げる超極低温処理(クライオ処理)に進化しているのです。この加工が電気の流れに敏感な音に変化が現れます。これは電圧、電流、抵抗といった数値で表せないレベルです。それがわかる人間の耳もかなりの精密機械と言えるでしょう☺️
【これの音質の主な特徴】
・圧倒的なレスポンス
・細かなニュアンスまでも逃さない高解像度
・損われることのない中域のエネルギー特性
・クリアーな立体感のある低域
・サウンドの曇りが取れ、豊かな倍音と表現力
この特徴を見ると、そそられるものが、ありますね☺️
今ではオーディオだけでなく、金属の強度も強くなると言うことで、ゴルフクラブや金属バット等にも応用されている様です。
ただこの製造法には設備・手間のコストがかかる為、コスト重視のメーカーではそこまでかけられないので極一部のメーカーでしか行われていません。
その技術を応用したキープレート、以前に話題になったヒューズ、アースケーブル等も、設備の整ったところでのOEM生産でそれなりに手間がかかっているので、妥当な値段かと思います。
*型を新たに作るだけで数百万以上するので、既成型を使ったと思われます。
*表面のメッキも電子パーツメーカーで素材に合わせた特殊メッキがされている様です。
ここからは私の個人的主観です。
ヒューズについては我、関東感電倶楽部の開発本部長のこいんさんが、言っている様に定期的に新しい国産メーカーのヒューズに取り替え、端子に導通改善剤(ナノカーボンペン等)を塗布して、アルミテープ+銅テープを貼り付ければ、これに近い性能を発揮してくれます。
大陸産は使う素材に信用性が乏しい。国産のきちんと管理されたメッキ素材に安心感アリです。
静電気放電アースプレートについては、スタティックディスチャージャーでリカバー出来ます。
時にはネオジム磁石を絡めて。
アーシングケーブルも、バッテリーのマイナス端子に落とすのではなく、適切な配線(あくまでもボディに落とす)をして我倶楽部推奨のアーシングヘルパー擬き+ボルトは黄銅ボルトに変える。
更に導通効率を上げるには、こいん様が推奨する超伝導グリス「スパークグリスハイパー」を端子部に塗布すると最高の導通になる訳です。
これで、十分だと思います。
ただ、超ピュアなオーディオを楽しみたい方には、超極低温処理品はベストなパーツと考えます。
ご自分の目標到達点が明確になっていれば、超極低温処理パーツは全然アリなアイテムと考えます。
全然関係ないけど、これもよろしくお願いしまーす(^-^)/
という事で、超極低温処理静電気放電鍵は○○ゾンやホムセンに売っている建築金具とは別物ですよ~というお話でした🤗
関東感電倶楽部 隠居 コッペパパ
ブログ一覧 |
製品情報 | 趣味
Posted at
2021/02/11 20:17:54