もうね、せっかくのGW、COVID-19のおかげで気分も滅入る。
あんまO-Line出撃しないまま長かった連休も明日で終わっちまう。
ま、それでも
小生的 文化・芸術強化デー を設けて、
県内の
美術館 行ったり、
博物館 行ったり、
そのついでに
グルメって (いや、グルマンかも)、
フレンチ食べ に行ったり、
ウナギ食べ に行ったり
パン買い に行ったり
(店名にもなってるコノ店のオーナー職人、Monsieur〝Domique Doucet = ドミニク・ドゥーセ(本名、Doucet Domique Jean Maurice = ドゥーセ・ドミニク・ジョン・モーリス)” 、
1987年の鈴鹿、第1回 F1 Japan Grand Prix 開催(当時24歳の小生もプラクティスだけには、京都から当時の愛機ランタボでR1をフォーミュラカーのごとく疾駆、観戦に駆け付けた)にあたり、
セナやプロストなどのF1パイロットのためのサーキット内 『Boulangerie』(本物の仏パンレストラン)シェフとして、
(鈴鹿Circuitを経営する)HONDA自らにより、当時26歳・仏ノルマンディ・リジュー出身のまだ若きパン職人(でもパン職人になることは早や13歳にして決心、立つ、でやってるので駆け出しぢゃナイ)であるこのムシューに白羽の矢が立てられ呼び寄せられた後、
自身の意思で今に至るも33年もの長きに亙りずーっと鈴鹿の地にも根を下ろして、パン屋を展開してる。仏本国のリジュー(Lisieux)には2015年逆進出。
このムシュー、仏政府からの「農事効能賞シュバリエ勲章」叙勲、ホカ仏料理人名誉表彰歴もアリ)
(この写真は借りモノ。
上の厨房にいる写真、
と下の、François Maurice Adrien Marie Mitterrand( = フランソワ・モリス・アドリヤン・マリー・ミッテラン)、つまり第21代フランス大統領とのツーショット写真は小生訪問当日、店内にて飾られてたのを撮影)
なんかはしたケド、
とても遠征(遠出)とは言い難い。
ま、
いつでもデキる、
近場の通常偵察行動レヴェル 。
あかん!
このまま明日には、
大人の休日 が
終わってしまう 。
なんとかせねば!
うーん、なにかないものか?
あ、 ぴこーん💡
県内利用限定・利用期限も迫る お食事券 (IMEデフォルト変換は「汚職事件」なの、な)、
まだ結構な
残額あるハズ だゾ。
イヨッシ、
今まで、そのストライクオペレーション(打撃作戦)実行は、
我が軍財政的に so much expensive過ぎて、躊躇っていた、
“志摩観光ホテル” での食事に
スーパー電撃攻撃で、
突撃したろ!
と、電光石火の勢いで急遽作戦立案、上官殿に具申したところ、
“了” と。
それでもやはり、2016年5月の
伊勢志摩サミットでG7首脳陣を唸らせた 、
メインレストラン 『ラ・メール ザ クラシック』 (フレンチ)
(本日、小生撮影)
(コッチは公式HPより)
攻撃は、
圧倒的敵戦力に対し、我が方兵力では
とてもじゃないが太刀打ちできぬ 。
なんせカレーランチですら、
驚愕 の、税サ込み
7,381円
ならどうする!
カフェ & ワインバー 『リアン』
(同、公式HPより)
ならば、
なんとか互角に戦える ゾ。
おっし! せっかくの攻撃だ!
Cafeでの食事と言ったら、パスタセットしかない(それでもホボ4,000円。パスタ単品やオムライスでもホボ3,000円)
こんなもん、要らん!
どーせなら、
格調高く優雅に
英国の上流階級やったる!!
つまり、
Afternoon Tea (アフタヌーン・ティー)である。
(本日、小生撮影)
さ、いつものように余談、
英国には、"Afternoon Tea" と、
(コトバだけは似ている)"High Tea" というものがある。
"Afternoon Tea"
19世紀、Anna Maria Russell, Duchess of Bedford( =
アンナ・マリア公爵夫人 )、
(
KIRIN「午後ティー」ラベルでお馴染み )
つまり、Francis Russell, 7th Duke of Bedford(
第7代ベッドフォード公爵フランシス・ラッセル )
の
上官殿 (
ウソ、奥方 )
が
思いつき 、
上流階級のお仲間 をその
豪邸に招待 して、お茶・スコーンなどの菓子類・一口サイズ サンドウィッチ他の軽食で、優雅にソファーなぞに座って振舞った
社交の集い を嚆矢をとする、
Queen Alexandrina Victoria(ヴィクトリア女王)
治世下の、
Victorian era(ヴィクトリア朝 時代)に始まり完成した、
英国上流階級(ココ大事!)の習慣 。
対する、
"High Tea"
コレって、その上流階級の
お屋敷でコキ使われ いや、雇われてる使用人 、つまり
労働者階級の、午後(夕方)のティータイム のことで、内容はミートパイやらパンやらのホボ
がっつり夕食 。(
当時の英国 は
一日二食 。)
それらを背の高い食卓テーブルで摂ってたので、
ハイ(high) である。
以上、余談終わり。
(閑話休題)
で、いつものごとく、
本日早朝より上官殿を伴って、
作戦発動!
(うぉ! ニードルスゥイープ バッケンレコード、8000rpm・320km/hを捉えた!)
本戦闘に臨む にあたり、
上官殿はパンプス履いてオサレしてる し、
小生本官は コンバットスーツとして
ジャケット着用 である。
(
上流階級なりきりバトル である。 デニムのパンツなんてのもまたあり得ない)
ただ、
今回作戦行動 、
単に
英国アッパークラスるだけでは一日もったいないではないか 。
しかも、
本拠基地より
攻撃目標空域の志摩まではソコソコの距離(片道約100km) がある。
ので途中、
JGSDF・Camp Akeno (
陸上自衛隊・明野駐屯地 。
明野飛行場を有し陸上自衛隊航空学校本校があるわ、飛行実験隊もあるわ、第五対戦車ヘリコプター隊や、第十飛行隊もある )
(本日、小生撮影)
に
(勝手に表敬に)立ち寄り 、
ベル・ヘリコプター・テキストロン(元ベル・エアクラフト)製、
対戦車攻撃ヘリ 、
AH-1S Cobra(コブラ)
(写真、借りモノ)
や、
ボーイング(元マクドネル・ダグラス)製
対戦車攻撃ヘリ(Cobra 後継機) 、
AH-64D Apache Longbow(アパッチ・ロングボウ)
(同、借りモノ)
を眺めてヤロっちゅー魂胆だったが、
残念ながら、全機、格納庫に収容 されていたのであろう。
その雄姿、広大な
基地の滑走路、離着陸場には一機も見当たらなかった 。
仕様がない、勝手に訪問してるんだから 。
一応、基地
滑走路フェンスに、O-Lineを横付け したショットだけは収めておいた。
鳥羽から は、
パールロード
前半部のワインディングをO-Lineの走りで堪能 し、
鳥羽展望台でひとまず休憩 。
(コノ写真、小生ウルトラお気に入りの一枚になった)
昨年より 期間延長にて
設置 してある、
「鳥羽展望台絶景ピアノ」 に向かう上官殿。
シバシの休憩を終えたら、
展望台をアト にし、
さらに、パールロード
後半部のワインディング を愉しみ、
ようやく、
“志摩観光ホテル”
現着 。
ココ、
“志摩観光ホテル” は、
先にも少し触れているが、
2016年5月開催、『伊勢志摩サミット』会場 であり、G7首脳が集って会合を行った場である。
【JAPAN首相(気分)の上官殿】
その、G7サミット開催当時を窺い知る様子については、
昨年9月の小生過去ブログ
鳥羽・志摩豪華一泊ツーリング~ (ダイレクトリンク)
でも触れている通りで、
今回、
コレで二度目 である。
この “志摩観光ホテル” 内の、
カフェ & ワインバー 『リアン』
現在(~ 今月末まで)、特別企画、
“開業70周年記念アフタヌーンティー”
実施中である。
(リーフレットより)
そのテーマは、
「三重の木材で自然の循環と豊かな恵みを表現」
であり、
内容は以下の通りで、公式HPより一部引用する。
引用開始~
開業70周年を記念
(公式HPより)
し、三重の木材を使用したオリジナルアフタヌーンティースタンドを制作しました。
三重の山々
(本日、パールロード展望台にて小生撮影)
に自生する常緑広葉樹の木を使用することで自然環境の循環を表現し、伊勢神宮のお膝元で料理を提供する感謝をデザインに込めました。季節ごとの地元食材を中心とした多彩なスイーツをご用意し、自然が育む豊かな恵みとともにお愉しみいただけます。海の恵みは森の豊かさから。ホテルが大切にしてきた「伊勢志摩ガストロノミー」を表現した、自然と風土、三重の魅力がつまったアフタヌーンティーの誕生です。
三重県産のいちご、四日市市水沢産の伊勢茶の抹茶、南伊勢産の季節の柑橘などを使ったスイーツや和菓子をご用意。セイボリー(※小生注:savoury( = セイボリー)とは、要は塩味のするたべもの)は、志摩産カツオ節と新玉ねぎのムース、桑名産ハマグリのプレッセ、松阪牛のローストビーフサンド、鮑やあおさのフリッタータなど変化に富んだ多彩な味わい。桜の花をパウダー状にした美しい色合いのチップなど、春を感じるプレートに仕上げました。
(本日、小生撮影)
~引用終わり
ということで、通常、Afternoon Teaと言えば、
3段重ねの皿で構成 された
”ケーキスタンド” (ティースタンドとも)
(この写真、『リアン』通常アフタヌーン・ティーで使用のケーキスタンド。公式HPより)
だが、
コノ、
開業70周年企画のために、三重の木材を使用して
オリジナルスタンド まで作っちまった。
(本日、小生撮影)
※ ホテルスタッフによると、
シャッターに見ゆる三つの模様は、伊勢三川、
つまり、宮川・五十鈴川・勢田川の流れ を、現わしたものだと言う。
(ただ、宮川・五十鈴川は間違いないが、勢田川はたぶん。上官殿、小生ともうろ覚え)
(本日、小生撮影)
セイボリーの盛りつけも、木製のプレートである。
さて、Afternoon Teaをきっちり格調高く優雅にアッパークラスって、
英国上流階級のとおりに振舞う には
ルール 、ちゅーか、それなりの
マナー に従う必要ががある。
もちろん、そのための
知識があることが前提 である。
基礎中の基礎 は、
スタンドにあるものは、
下から順番に食べていく 。
そして
皿の中でも 、
色・味が薄いものから 食べる。
さらに、プレートに並ぶ料理は
ナイフとフォークを使い 取り分ける。
(
手でつまむなんてもってのホカ )
もちろん、一口サイズのサンドウィッチでも、ヒトクチが無理ならナイフ&フォークで切り分ける。
ただ、
フツーのパンは手でちぎる 、って、
ココいらがヤヤこしいトコロだが、
覚えておいて、ま、得にはならんカモだが損にもならんと思うゾ)
さらにスコーン 、
そうそう、
「こーん、こーん、コイケヤスコン」(懐かCM)
VIDEO
「カリッとサクッとおいしいスコーン!」
って、
チガーう!
コレではない! !
コッチ、こっち!
これだよ、コレ!!
(本日、小生撮影)
スコットランド発祥で、全英国で広く愛されてる、まぁパンの一形態。
このスコーン、いきなりカジるなんてヒトはいないダロし、
半分に割ってからクロテッドクリームやジャム塗って食す、
ってのはよく知られているが、
スコーンにもナイフを入れちゃーイカン 。
やはり、
手で (上下分割、半分に)
チギる んである。
(これには謂れがあって、"Scone" はイングランド王玉座の中に入ってた、スコットランドより強奪の “石” に由来。(一つオモシロバナシしとくと、スコッツ(スコットランド人。 スコティッシュとも。 因みにスコッチは、ウィスキーでしか言わないのでマチガワんよーに!)は「スコン(発音的には、con)」と発音し、コレは上流階級イングランド人も同じ。
その他一般人、シモジモのタミは二重母音の「スコーン(同、cone)」と発音する)
故に英国ではコレに刃を入れるなんて行為は英国王への謀反と同義と解されている、のである)
ま、
食べ方の順番のマナー を、も一度コトバ替えてざっくり言うと、
始めにsavoury( = セイボリー)を食べて、次にスコーン、最後にデザート を食べる。
いくら異を唱えようが、もう決まってしまってるコトである。
そしてさらに、
やっちゃイカン のは、途中で順番をバックするのはダメ、逆走禁止 。
(写真、借りモノ)
つまり、
戻っては、あかん! のである。
これも、誰が何と言おうがもう決まってしまってる。
お茶(紅茶) はおかわり自由であるが、
大事 なのは、
エレガントに飲む こと。
そのために、カップを持ったその手の、
反対の手で、少しソーサーも持ちあげる 、
(本日、小生撮影。 手タレントのパーツモデルは上官殿である)
ってな小ワザ も繰り出す。
ハイソサイエティり、アッパークラスる には、
あくまで、どこまでも
格調高く・優雅に・そしてエレガントに
をなんとしても最初から最後まで
押し通さねば ならぬ、のである
さて、本作戦における攻略は、なんとか辛くも成功裡に終えることができた。
英国上流階級の生活様式、ルール、マナーに従い、
”English Lady and Gentleman" になり切ったおかげで、
沈み気味だった気分も持ち直し、
明日へのさらなる活力を得た一日となった。
ま、でも一応、
ふぅ。
フダンの生活からの、慣れんコトやって、
少々疲れたのも確か だゼ。
繰り返すが、
でも、
それでもである。
上官殿、小生本官とも、
非日常を愉しみ、大いにリフレッシュ!
したのは間違いない。
このGW連休期間において有終の美を飾るにふさわしい 、
なんとも
満足のゆく一日 となった。
※当リポートをご覧の各位にあっては、
自身が、本格的にアフタヌーン・ティーに挑むにはいささかハードルが高く困難が伴うのでは、
と感じられた方もいらっしゃるかもしれないが、まったくもって大丈夫。
よほど場違いな振舞いさヘしなければ、好きなスタイルで愉しめばイイんである。 小生はそう思う。
上述した、アフタヌーン・ティーの正式なルール・マナーは、小生自身が若き頃、英国に暮らした(家族を呼び寄せるまでの単身期間中には、英国人の行動様式に馴染むため30歳を越えてなお約1ケ月間のホームステイすらやった)経験から得た知見によるものである。
もし格調高く行きたいなら、再度本リポートに記載の内容を頭に入れておくことをお薦めする。
以上、報告ヲワル。
オーバー。