芭蕉翁 の詠んだ一句
「行く春を近江の人と惜しみけり」(
去来抄)
を、
本歌取り してみた
ウソ である
単に、捩(もじ)って みた(※ 捩る - 著名な詩文などの文句をまねて言いかえるコト)
あるいは、
パクった だけデアル
「行く春をこいかと菜花で惜しみけり」
さう
「過ぎ去っていく春を、近江の人とともに、惜しんだよなぁ」
この句にインスパイアされての
⇩ ⇩ ⇩
「過ぎ去っていく春を、こいかと菜花(の料理を愉しん)で、惜しんだのだよ」
(※ “こいか” は、“恋” でも “鯉” でもナク、ましてや “濃い” でも “故意” ではナイ、“小烏賊” → “ほたるいか” の別名)
つまりは、こーゆーことデアル
春が旬 になる、
この時季のみの食材、
ホタルイカ と
菜花
最盛期を過ぎようとしている晩春の今
この二つの食材を使う料理 の
食事を愉しみつつ、
過ぎゆく春を惜しんだのだよ
その料理とは
"Spaghettini aglio olio e peperoncini con hotaru-calamari e colza"
(“スパゲッティーニ・アーリオ・オーリオ・エ・ペペロンチーニ・コン・ホタルイーカ・エ・コルツァ(菜花)” ※注 本官小生命名)
スーパーで買って来た、ボイル済の
ほたるいか
道の駅の野菜直売所で買って来た、
菜花(を軽く茹でたモノ)
ウチにストックのあった、
赤唐辛子(を輪切りしたモノ)
そのホカに、コレまたストックのあった、
エクストラバージンオリーブオイル と
ニンニク(をみじん切りにしたモノ) と
パセリ(を乾燥させたモノを小瓶に入れたヤツ) と
フライドガーリックチップ ナド
をタネに、
具材 とし
伊國 は、
"DECECCO" 製
Spaghttini 1.6mm no. 11
スパゲッティーニの茹で は、
さし水なんてイランことはセズ
パッケージ裏面インストラクションより
キッチリ、30秒短い、8分30秒
本官小生の拘りデアル
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さぁ、いつものように、軽く余談、行っとこーか
ロングなパスタの代表選手、スパゲッティ(日本語)
実は、キチンと細分化されている
1. "spaghettoni"(スパゲットーニ) ー 太さ:2.0mm 超
2. "spaghetti"(スパゲッティ) ー 太さ:1.8mm~1.9mm
3. "spaghettini"(スパゲッティーニ) ー 太さ:1.6mm~1.7mm
4. "fedelini"(フェデェリーニ) ー 太さ:1.4mm~1.5mm
5. "capellini"(カッペリーニ) ー 太さ:0.9mm~1.3mm
さう、厳格なのデアル
なので、我が邦のように、何でもかんでも、「パスタ」の一言で片付ようとしても
そーは問屋が卸さん、のデアル
バスタ目ロングパスタ科スパゲティ属ダケでもコレだけあるんデアル
伊本國へ行けば、パスタ目に類されるモノ、その数、優に500を超えるであらう
タブン
因みに、当家当軍で、一番よく食する、バスタ目ロングパスタ科スパゲティ属
ウチでもソトでも
2. "spaghetti"(スパゲッティーニ) ー 太さ:1.6mm~1.7mm
コレは伊國在住時からの、不変の食習慣、デアル
二番手は
5. "capellini"(カッペリーニ) ー 太さ:0.9mm~1.3mm
コイツは夏場に良く登板
冷製のポモドーロ(トマトのコト)ソースで食す
ま、その太さ、素麺級なので、ヤッパ、冷製との相性よし、デアル
以上、余談ヲワリ
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で、本題に戻るワケなのダガ
折角、本格的にスパゲッティーニ 作る んなら
ただ
“ホタルイカと菜花の、アーリオ・オーリオ・エ・ペペロンチーニ”(あ、名前変わっとる w)
ダケぢゃ、面白くもなんともナイ
いや、本官小生の単なる思い付きなんだが
今夜は、
“スパゲッティーニ 祭り” にしたろ
ちゅー
魂胆
この際、
追加でアト、二種二品、合計、三種三品
の、
スパゲッティーニ 製作を決意、決断
と、云ふことで
“二品目”
"Spaghettini polpo e mentaiko"(“タコ メンターイ”)(※注 本官小生命名)
茹でだこブツ切り & 明太子
を
エクストラバージンオリーブオイル・しょうゆ・昆布だし・みりん・レモン汁(ポッカレモン)・塩コショウ
ナドで和えた、
本官小生 特別製造 デアル
刻みのりを振りかけての
【完成形】
“三品目”
"Spaghettini polpo all'arrabbiata"(“タコ アラビアータ”)(※注 本官小生命名)
いきなりの
【完成形】
コイツは完全自家製ぢゃナイ、残念ながら
(しかもスマホカメラの発色悪いし...)
市販の “アラビアータ ソース”
に、
茹でだこブツ切 投入・追いニンニク(をスライスしたモノ)・追い赤唐辛子(を輪切りしたモノ)ヲ行った
本官小生独自アレンジ(んな、タイソーなモノではナイが)で、
仕上げた モノ
しっかーし、さすがに
三種三品、マルチタスクでの並列処理お料理作戦
なかなかにキビシイ ものがあったナ
最初に、段取り、頭のナカで組み立てて
手際よく、次から次へ、さらに同時進行処理で
大車輪で動かんと
茹でスギたり、焦ガシたり、冷めてしまったり、ナド
作戦失敗の危機に直結
ショージキ、結構、疲れたわ
でも
それでも
なんとか
上手に
さぁ、ゼンブ、できたゾ!
充実感~
振り返ってみれば
忙しく動き、疲れるも、この充実感で、すべてが、楽しかった、と思える不思議
“彩りサラダ”
と
イタリアンには付き物トナル、
“Grissini”(グリッシーニ)
※ “Grissini”(“グリッシーニ”)は、スティック状の乾パン、でも食感は堅くはナクて、クラッカーに近い(アジも、そー)
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あ、もイッコ、豆知識思い出した
“grissini” は複数形で、単数形は、“grissino”(グリッシーニ、一本)
この文法ルールで
"peperoncini" も複数形、単数形が、"peperoncino" (赤唐辛子、一本)
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も、テーブルに載せて
オールスターズのセッティング完了!
“ロゼの泡”(と云っても、脱アルコール スパークリング)
を
お供 に
まずは、モチロン
"Spaghettini aglio olio e peperoncini con hotaru-calamari e colza"
(“スパゲッティーニ・アーリオ・オーリオ・エ・ペペロンチーニ・コン・ホタルイーカ・エ・コルツァ(菜花)”)
を、我が上官殿とシェアして
食しつつ
「今年の春もそろそろ終わるなぁ」
ちゅー、晩春の風情を感じ
そして
「“スパゲッティーニ・ホタルイーカ・エ・ナバーナ”(あはは、また名前変わっとる ww)
食べるのも、コレで今年は最後かなぁ」
ちゅー、感慨にふけって
本官小生が
詠んだ(ウソ、呟いた)、
一句
が、タイトルの
「行く春をこいかと菜花で惜しみけり」
もち、
“スパゲッティーニ・ホタルイーカ・エ・ナバーナ”(もー、名前、今後はコレでいこ www)
めちゃウマ
上官殿の評判も上々
"Spaghettini polpo e mentaiko"(“タコ メンターイ”)
も
"Spaghettini polpo all'arrabbiata"(“タコ アラビアータ”)
も、
うんまい!
決して、自画自賛だけではナイ
コレに関しては、上官殿からも完全同意を得てイル
今回のレッツクッキン大作戦、得られた戦果、大いなるモノであった
さう、それは
我が邦、日本ならではの、晩春の風情に、旬の味覚も
深く味わい
さらに
イタリアンばんざい、もーサイコーな気分
も感じた
楽しく愉しい一日
以上、本日も
Mission Complete!
これにて報告ヲワル
オーバー
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Posted at
2024/04/21 03:19:15