
【1月4日、初詣後から、会食場所までの移動、及び会食場所のホテル編】
さていよいよ第3回、最終話は、城南宮と北向山不動院での参拝を済ませた後の、ランチ会食場所のホテルまでの京都市内の移動と、ホテルでの様子である。
神社とお寺での初詣、お参りを済ませた後は、ランチを予約してる、鴨川は二条大橋河畔のホテル、リッツ・カールートン京都まで移動である。
R1と並行して、京を南北に伸びる大通りの、新堀川通りを、北上してO-Lineを走らせる。
ここで、チョッと余談(いつもの通り)、
新堀川通り、実は地図や、京都の行政、お上では使われていない。
でも、伏見区人による通称というか、この、上には有料の第2京阪道路を仰ぎ見る、大通りは、
新堀川通りと言った方がフツーに通じる。
本来の、お上が付けた、正式名称(国土地理院登録名)は、"油小路(あぶらのこうじ)"通り、である
しかし、実は市内ヒエラルキーが厳然と存在する、王城、京のことである。
油小路通りと言えば、普通、頭に浮かぶのは、
北は、上立売通りとの交差点(我が母校、同志社の新町校舎近く)から始まり、
南は、せいぜい、行ったとしても、塩小路通りとの交差点(京都駅近く)までである。
(但し、その間は、ずーと北行だけの、せっまい一方通行の路だが)
JR東海道本線のアンダーパス以南まで延伸しているからといって、
油小路と呼ぶナゾ、おこがましい。
ひかえおろー、このぶれーもの、ってなもんだろう。
このアンダーパスの南側で、主要幹線の堀川通りと出会い、JR東海道本線のアンダーパスを潜り出た北側で、堀川通りに接続し、そのまま堀川通りにモードチェンジしている。
故に、この大通りの通称名は、新堀川通りの他にも、新油小路通り、と呼ばれることもある。
(本来の油小路は、この辺りの東西に走る、塩小路通りから発して、北に走る、せっまい北行一方通行の路)
でも、JR東海道本線アンダーパス以南のこの南北の大通り、
小生、"しんほりかわ"、若しくは、"しんほり"、たまに、"しんあぶらのこうじ" 以外の名前(もちろん正式のお上命名の名称含む)で呼ばれているのを聞いたことはない。
以上、余談終わり。
新堀川通りを、北上して竹田で名神高速高架下をくぐり、鴨川に架かる、"京都南大橋"
(この橋、スピードが乗る場所で、しょっちゅう府警がサイン会を開催してる。
小生も10年ほど前に、ライダーとしてのサインを、差し出された青く細長いペッラペラの紙に書いて、ポリスにくれてやった経験がアル)
を渡りきった、赤信号で、
小生の前に、停車したのは、黒ビカリするMKタクシーのクルマ。
トランクのセンターバッジは、BMWのエンブレム、右端には、740e(プラグインハイブリッド)の文字が。

(ちょーちんツイてなかったんで、すっかりハイヤーと思ってたが、調べてみると意外な事実が)
早速調べてみた。
MKのBMW740e、昨年8月から導入中のタクシー扱いで、現在5台保有、
ハイヤーは、同じくBMWの、740Ld(ディーゼル)で運用しており、2台保有。
気になるのは料金である。
これまた調べてみた。
タクシーとハイヤーでは、料金体系が違う(タクシーの方が、刻み時間のステップが細かい)ので、
3時間貸し切りの場合で比較したのが、以下である。
BMW740e (タクシー)・・・・・・・25,400円(以降、2,600円/30分)
BMW740Ld(ハイヤー)・・・・・・29,540円(以降、3,630円/30分、Benz S300L・LEXUS LS500hも保有しており、同料金)
センチュリー HV(ハイヤー) ・・34,540円(以降、3,630円/30分)
だ、そーである。(まぁ、小生には、今後もご縁はなかろう)
余談で述べた、JR東海道本線アンダーパスを過ぎ、堀川通に入ると、他府県ナンバー(って言ってる、O-Lineも京ナンバーじゃナイんだが)で渋滞してきた。
少々遠回りになるが、五条通を西に左折して、西大路通りを再度北上する。
そーだ、ランチの予約時間までは、まだタップリ時間はある。北野天満宮は、たしか駐車場無料のハズ。
(因みに、京都で、有名な神社仏閣では、駐車場無料は、昨日の城南宮と天神さん、アトお稲荷さん(伏見稲荷)ぐらいだったと記憶)
西大路を、北野白梅町まで走らせ、
【正面に見えるは、左大文字】
今出川で右折、東へ向かうと上七軒交差点のダイブ手前から、左通行帯(今出川通りは片側2車線道路)が、ガッツリ詰まっている。
は、はーん、これって、天神さんの順番待ちだな、
よっし、パス。
ということで、右通行帯をスイスイーっと。
上七軒交差点(天神さんが面している)に到達すると、ヤッパそうだった。
信号待ちで停まると、反対側から、小生の目に飛び込んでくるビビッドカラー、

どピンクのプリウスタクシーがやってきてすれ違う。
センスの欠片もなく、京に似合わないと、小生は思う。止めていただきたいものである。
後は、すんなり、二条大橋たもと までたどり着き、
リッツの駐車場に入場である。
O-Lineは、一旦そのまま、その場に停め、クルマから降りて、キーをホテルスタッフに渡す。
そう、ここはバレーサービスであり、ホテルスタッフが駐車するんである。(ジブンではしない、ちゅーかできない)
小生のO-Lineは、扉の向こうのリフト式に消えていったが、平面には、ランボ・ウラカン様やマゼーラ・ギブリ様、レンジローバー様が。

(昨年の正月に来たときは、さらに豪華で、この上にマクラーレン、ポルシェ他、スーパーカー、オン・パレードだった)
ランチ開始時間まで、まだ時間はたっぷりあったので、小生だけで鴨川沿い二条大橋の裏っかわなんかを観察。
(つい先日、NHK 又吉直樹のヘウレーカ!で観たので、自ら眼でも確かめるため)
【二条大橋遊歩道より上流(丸太町方向)を望む】
【二条大橋遊歩道より下流(三条大橋方向)を望む】
さて時間も迫ってきた。
リッツに戻る。
【ホテル内、パリ菓子(マカロン)界の巨匠、ピエール・エルメのパティスリーブティック(出店は、京都駅伊勢丹地下にもアリ)】
そして、いよいよイタリアンのレストラン、ラ・ロカンダへ入場し、テーブルに着く
【本日のコースのメニュー】

(アペリティフ(食前酒、小生と今回のもう一人の男性ゲストはサンペリグリノ = ガスウォーター、女性陣はスプマンテ = スパークリングワイン)、アンティパストから始まり、プリモ、セコンドと続き、ドルチェで終わる、イタリアンのフルコース。
なお料理の写真は割愛)
このリストランテへは以前から何度か来ており、ソムリエの方(今回はランチ、かつ、小生はクルマのため、ウマいバローロ(イタリアンワインで、ワインの王)は飲めないんで、ワインのハナシはしなかったが)とは、
すでに顔見知りになっている。
(小生と似通った時期に伊国で暮らしてた、ちゅー共通点があり、前回、話が弾んだ。
今回のお話では、正月明けに、休暇とってまた伊国へ行く予定だそう。トリノへも行くかもしれません、と。くぅー、ウラヤマシ。
でも単なるバケーションではなかろう。新たな知見を得る、カンを鈍らせない、つまりは経験を磨いてスキルアップ、勉強のため、の面が大きいのだろうと推察する)
"前回は、あちらのお席でしたね"、なんてのを、話のきっかけに、我らのテーブルに来られる。
そして、
セコンド(メイン2皿目)の手前で、尋ねて来られる。
ソムリエ、"料理、お口に合いますでしょうか?"
小生、"うん、ボーノ(おいしい)だけど、どーして?"
ソムリエ、"昨年、シェフが変わったんですよ。オイシイならばよかったです"
小生、"でも、京野菜なんかを取り入れてるのは、ヤッパ、欧米人受けするから?"
ソムリエ、"さようでございますね。それと今は、やはり、地産地消申しましょうか"
小生、"それって、創作系・・・・・"
慌てて(小生がチョッとコトバを濁しただけで、察するのはサスガ)、
ソムリエ、"実は、ここリッツ京都、本年で6年目となりますが、
当レストラン、本年中の改装を予定しておりまして"
小生、"どんな?"
ソムリエ、"あちらの奥側を、クラシックなスタイルとして、コッチ側とは分けます"
小生、"つまり、(小生が望んでいる)正統派イタリアンがちゃんと食べられる、ちゅーこと?"
ソムリエ、"さよーでございます"
ということで、小生の中で、ココの継続利用が確定した瞬間である。
(正直言って、小生的には、安くはない、つまり高い料理に創作系はナイ、
もう来んのヤメとこ、とホボ決めかけていた)
でもさすがリッツ、判ってる。
小生の先を、ちゃんと読んでた。
入り口クローク前でのお出迎えに始まり、テーブル担当の挨拶(素敵な女性担当の挨拶を受けた)、
料理や飲み物のサーブや説明、フォカッチャ(伊国のパン)のお代わり他、
何とも言えないくらいバッチリで絶妙なタイミング、
ホールスタッフの動線、サービス、
そしてスマートなテーブルチェック、
最後は、クロークでのコート(女性陣だけだったが)を着せてくれての引き取りと、お見送り、
すべてにおいて、ほぼパーフェクトである。
(ついでに言うと客層も良いが、ホテル側も客にはドレスコードを要求している。
って言っても、なんかよーわからん、"スマートカジュアル" なんで、
ちーとはオサレしてから来いよ、ちゅー意味だろう)
これにて、正月の京都、当家恒例行事、全3話、完結である。
お付き合いいただきまして、ありがとうございました。