
世は、5月大型連休へと突入
本官小生も、去る4月30日より休暇に入った。
そして昨年より獨國派兵駐在中の我が使い番、いや違った当軍武官、
イヤイヤこれもチガウな
もう社会人となって5年、上官殿と本官とで成した我らが娘、Home Leave(ホームリーブ)、つまりは一時帰国休暇で、現在、我が日本に滞在中
ということで
京都大本営部司令長官大元帥殿も一緒に
昨、伍月壱日、京にて食事 のランチ
当日は朝から雨
上官殿と本官小生がまず向かったのが
【伏見稲荷大社】
ここを目指したのには
ワケ がある
実は参詣が主目的ではなかった。
主 たる
攻略目標 は、
コレ
お稲荷さん近く、【伏見街道】で商う
【稲荷ふたば】
の
『豆大福』 と、
『苺大福』
つまり、菓子の
“和” デアル
この
【稲荷ふたば】
誰しもが知る、行列のできる超有名店・本家、出町(出町柳)の、
【出町ふたば】
の
マネでは断じてない!
今を去ること、
捌拾(八十)年以上もムカシ
その、初代・【出町ふたば】 から
暖簾分け され、その味を今に受け継ぐ由緒正しき、歴史を持つ
知る人ぞ知る店
【出町ふたば】のように、行列ができるほどではないが、やはり売り切れ御免
もちろん、その『豆大福』は、【出町ふたば】に遜色なく伝統のアジ
【稲荷ふたば】の 『豆大福』も『苺大福』も
とってもおいしゅうございました!
それでは、ランチ会場に向かおう
【師団街道】より【川端通り】を上る( = アガル = 京のコトバで北上すること)
さらに【堀川通り】を上り、【四条通り】右折で東入る( = ひがしイル = 京のコトバで東進すること)
注:遠回りしたのは、“JR京都伊勢丹” に寄り道したため
※ 因みに、【師団街道】とは、“大日本帝国陸軍第十六師団司令部” が敷設したモト『軍道』
【稲荷ふたば】のある【伏見街道】から西へ、京阪電車の京阪本線【伏見稲荷駅】踏切
を越え、その西側で南北に並行する【竹田街道】(R24)の東
【伏見疎水】に沿って南北に走る
『軍道』 は、“第一から第三” まであったが、龍谷大学南東角には
今も【師団街道】・【第一軍道】の標識が建ち、その名を今に残している
【四条大橋】

右手前方に見ゆるは、
【南座】
を越え
【八坂神社】 「石段下」 の
【祇園】
へと
愛機、
O-Line は、
「京都市円山駐車場」 の ロットに駐機
徒歩にて
【花見小路】
から
赤塀の茶屋、
【一力亭】
を過ぎてスグ、路地のような道を 東入る
【il cipresso 祇園】
申し訳程度の小さな看板灯に、全く主張しない控えめな暖簾ダケ
ザ・京の街屋敷
としか表現しようがない
引き戸を開けて、中に入ると
まさに
“ウナギの寝床”
京の街屋敷構造 そのもの!
先日の「何シテル?」
で、なんやねん!
“昭和4977年”・“建任”・“ウミヘビの寝所” って!!(笑)
と呟いた、アレである
案内された 我らが
個室
「坪庭」に面しており
立地に建屋、まさにコレも
“和” デアル
※ 日本國全体がバブルに浮かれていた頃、本官小生はペッペの若手であったが、
当時の勤務先上司に連れて行ったもらった、members only の 祇園のバー
普通に玄関軒先下に名字の木製表札のみしかない京の街屋敷
つまり、“一見客お断り” どころか、飲み屋かどうかの見わけもつかず、気付きもしない、通り過ぎるような造作であった
そして、店名・
【il cipresso】
から判るように
イタリアンレストラン
※ 因みに、"cipresso" (チプレッソ) の意は、「檜 = ヒノキ」
料理は当然
イタリアンのコース
つまり、食は
“洋” デアル
まずは、再会を祝し
"Salute!" (サルーテ! = 「健康を」・「幸福を」願い、
乾杯!)
コースのスタート
Antipasto( = アンティパスト = 前菜)
ミニサイズの鉢植えに盛りつけられた
マイクロサイズの野菜類(人参・大根・カリフラワー・カブ等)
下にはヨーグルトソースのムース
これまた、マイクロサイズのスコップ?・シャベル? のスプーンでいただく
Insalata( = インサラータ = サラダ)
トッピングされた、サカナの骨を模ったセンベイがシャレてる
Pasta( = パスタ)
ホタルイカを載せた 冷製 “capellini”
(= カッペリーニ = ものスッゴク細いスパゲッティーニ)
Pesce ( = ペーシェ = 魚料理)
大分産真鯛のポワレ、大葉ジェノベーゼソース仕立て
Carne( = カルネ = 肉料理)
岐阜養老ポークのロースト、ビーツソース & ラズベリーソース仕立て
Dolce( = ドルチェ = デザート)
マンゴーとパインのパフェ、 カップ上の三日月型クッキーには金平糖ホカが
Espresso( = エスプレッソ)
Tisana naturale
( = ティサーナ・ナトゥラーレ = ナチュラルハーブティ)
生の Camomilla( = カモミッラ = カモミール)ホカのハーブが入るティーポットにシェフがお湯を注ぐ
お茶請けのマイクロサイズ(また!)マカロン
ピスタチオチョコレートがサンドされていた
以上の通り、正統のルールに従い、すべてのデイッシュをサーブする
“イタリアン・フルコース”
約2時間半
とても愉快なひと時であった
しかもお見送りは、Chef( = シェフ = 料理長) と Cameriere( = カメリエーレ = 給仕長)の二人揃って
我らが次の辻を曲がり、見えなくなるまで店外で
という、正統派 Ristorante( = リストランテ = 伊國では最上級の高級レストラン)の流儀をキチンと行う
伊國に住んでいた本官小生にも、イイ意味でオドロキと感動を与えられた
素晴らしい店であった。
以上、本日も
Mission Complete!
これにて報告ヲワル
オーバー
Posted at 2022/05/02 21:28:19 | |
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京都 | 日記