お疲れ様です!
先週は土日で予定があり、今週末はレースサポートなので時間が無いので仕事終わりにリセッティングの続きを先程行いました。
乗って走って街乗りでの試走ではほぼ暫定セットができましたのでブログを上げてます^^*
・フロント
フロントに関して本当であれば、サブスプリングはメインの下にセットしたかったところですが、ダストブーツが干渉してしまい仕方がなく、上へセットをしております。
サブスプリングの選定は耐荷重100kgfあれば十分かと思いましたし、フロントの耐荷重が強すぎるとS2000の良い4輪特性のバランスを崩すかとも思ったのでこちらを選んでます。(足りない時には耐荷重150kgf程度のサブスプリングへ変更します。)
仕様
メイン:CRAFTZ製 ID:65mm 自由長:150mm レート:18kg/mm(レバー比換算レート:8.00kg/mm)
サブ(ヘルパー):HKS製 ID:65mm 自由長:70mm レート:2kg/mm(耐荷重:100kgf)
サブスプリング使用有効長:11mm
・リア
リアに関して今は亡きBASE M製のプライマリースプリングが手に入らないので似たような耐荷重のHALスプリング製を使いました。
ワンオフでも良かったですが、せっかくならと思ってです。
HALスプリング代表様とは、以前機会がありお話しさせていただいて好印象ですし、全日本ラリーに出て一線で戦われている方なのでスプリングに対して非常に厳しい方ですし、自身で欲しいものを作り、勝つ・戦うためのツールとして活用しているということを感じましたので非常に信頼がおけると思っております。
前置きが多くて申し訳ございませんが、今回メインスプリングを20kg/mmに前の仕様から-2kg/mm下げて、プライマリースプリングと合わせております。
前回のブログに書いたように純正脚のようにリアを強めにしつつ、レバー比換算前後1kg/mm以内のセットにしたかったからになります。
仕様
メイン:CRAFTZ製 ID:65mm 自由長:120mm レート:20kg/mm(レバー比換算レート:9.01kg/mm)
サブ(プライマリー):HALスプリング製 ID:65mm 自由長:70mm レート:14.4kg/mm(耐荷重:400kgf)
サブスプリング使用有効長:21mm
※リアは1G残り分が仮想計算値で7mmと算出想定。
・総評
※上記の数値は実測値ではなく、理論値です。
車高はF:-20mm・R:-20mm下げましたが、思ったよりも高かったのでR:-3mm更に下げてます。
プリロードはF:+3mm・R:-2mmにしました。
一旦、フロントのプリロードを増やして乗り味をみてどんどんかけていき(-1mm×2)車高もF:-1mm下げましたが、フロントプリロードをかけていくと前後バランスが悪くなったのでF:+1mm戻してます。
リセッティングの過程は上記画像の数値になります。
車高に関して当初の試算よりも高く初期ヘタリも加味してましたが、意外に下がってなかったので試算よりも5mm以上下げました。
車高バランスはジャッキアップポイントからほぼ水平から気持ち前下がりにならない程度にセットしました。
暫定完成版(数値は前回値からの変更値)
車高:F:-20mm・R:-23mm
プリロード:F:+1mm・R:-2mm
今回は前後重量バランスやフロントミッドシップという車両特性からもっと前後配分バランスは前後比の差が少ないのかと思いましたが、思ったよりもフロント配分を減らした方が良さそうな結果が意外なポイントでした。
これはリアよりもフロントの伸びストローク長を減らした方が私の感覚的に好感触ということでしょう。
なので改めて実地で調整しないと机上の空論ではできないことということを自身の車で感じたところです。
後は減衰で少しバランスさせる程度で街乗りではほぼ狙い値通りのセットに感覚的になりました。(街乗り減衰:F:13段戻し・R:9段戻し)
元々の使用は、サーキットの様な路面の良いところではいいですが、縁石に乗った際や路面状況の悪いところなどではメインのレートは高めなので少し跳ねるつつも粘るので曲げれる、ツインスプリングらしい乗り味になりました。
高速での走行も楽で長距離も負担が激減ですし、初期舵の拳一つ分付近のステアフィールの薄さが改善してどっしりとしつつ、直進安定性も増えて以前からはだいぶ乗りやすい車になってます( ̄▽ ̄)
この暫定セット?でもしかしたら減衰調整のみで終わる可能性があるのでその場合にはこれでリセッティングは終わりですw
サーキット走ってないのでその場合に微調整するかもです💦
どなたに読んでいただいているかは分かりませんが、参考になればと思いますし、S2000で乗りやすくそこそこのタイムをという方なら参考にして乗りやすい方向にしていただければとも思っております。
では(_ _)
追伸
上記は1G状態で310kg分計算上は潰れており、残り数mmストローク残っている状態ですが、1G密着させないプライマリースプリングを使ってツインスプリングとしてセットするのはこのストロークをどう使用し、アシストと比べて強いレートを利用するかがキモになります!
この部分とフロントのストローク配分をどう調整して帳尻を合わせるのか?
複雑ですが、単純ではないツインスプリングの難しさですが、決まると面白いですよ^^*
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Posted at
2021/09/08 21:20:00