前回は残念ポイントを書いたので、今回は気に入っているポイントについて書きます。一言で言うなら「使いやすさを追求した車」ということです。シエンタのサイズや価格帯を見て、中途半端だと批判する人もいます。価格だけ見れば、シエンタの最上級グレードを買うくらいなら、ノアの最低グレードを買った方がマシという意見もありますが、シエンタにしかない価値があります。車は大きいに越したことはないという考えの人は、同じ予算で少しでも大きい車を選べばいいと思いますが、シエンタの絶妙なサイズ感は乗れば実感できると思います。ノアやアルファードでは大きすぎて運転しづらいけど、軽四だと手狭だというファミリー層にとって、まさに大きすぎず小さすぎないシエンタのサイズ感は絶妙としか言いようがありません。軽四から乗り換える人も多いと聞きますが、すごく納得できます。軽四からのステップアップにちょうどいい車です。最小回転半径が小さいこともありますが、ボディが実際よりも小さく感じるほど取り回しが良くて、とにかく運転がしやすいです。車内空間を見た時に、こちらも同様に絶妙なサイズ感に感じます。めちゃくちゃ広いと逆に落ち着かないと感じてしまうので、このくらいのサイズで必要十分といった感じです。3列目は決して広くありませんが、それでも子供を乗せるには十分なスペースがあって、普段は収納しておけば、荷物をたくさん載せられます。収納スペースに関しては、多いか少ないかはよく分かりませんが、実際の使い勝手を考慮して用意されているところに好感が持てます。特に運転席前のダッシュボードにある隠れた収納は、意外と使いやすくて重宝しています。外からは見えないので、緊急時のお金を入れておいたり、マスクを入れるには最適な場所です。ドアポケットも飲み物やエコバッグを入れられるほど余裕がありますし、運転席と助手席の間のスペースはバックを置いておくのにめちゃくちゃ便利です。そんなこんなで、日常の使い勝手の良さの光る車だと思いますし、乗る度に感心させられます。