
代車生活3日目。
このデミオ・スポルトには、
心底ほれこんでおります。
特に走りの良さは、もうピカイチ。
さっそく試乗記にいきましょう。
同じエンジンを積む、私のアクセラ15C(MT)と
比較しながら、書いていきたいと思います。
ブログとはいえない超長い文章ですので
ご注意。
以下、アクセラと書いているのは、
初代アクセラ15Cのことです。
ちなみにデミオスポルトは標準が
195・45・16という扁平タイヤですが、
これは代車ということもあり、
185・55・15、つまり15インチ仕様車です。
タイヤはTOYO・DRBなり。
@@代車DE型デミオスポルト(MT)試乗記@@
ディーラーで受け取り、エンジンをかける。
そして発進しようとしたら・・・。
クラッチのミートポイントがかなり奥。
しかも操作が重めで、ミートポイントが狭い。
スムーズな発進がかなり難しい。
これはスポルトの特性なのか、この代車だけなのか。
まずは街中を流してみる。
次に気付いたのが、ブレーキ。
あれ?利かない!
アクセラをはじめとする多くのマツダ車の場合、
カックンブレーキである。
踏み始めから、けっこう強力に利いてくる。
しかし、このデミスポはそうではない。最初の一踏みは甘め。
もっともその後は強力で正確なフィールではある。
マツダ一族にあってなぜこういうフィールなのかは
分からないけど、他メーカー車はもともとこういうもんであって、
これが普通なのかも。
でもマツダブレーキに慣れている私は、どうしても
このブレーキはヒヤッとさせられるのだ。
@素晴らしい加速性能@
難しいクラッチとブレーキ、最初に気になったこの2点であるが、
走行距離が進むにつれて、どうでもよくなってきた。
というのも、加速性能が素晴らしすぎるから。
このMZR1500エンジンは、馬力113、トルク14.4kgmと普通である。
私のアクセラも同じエンジンである。
しかし、デミスポ車重が超軽い。
なんせ今どき、車重1000kgである。
同じエンジンのアクセラが1180kgなので、200kg近く軽いわけだ。
アクセラでさえも、加速性能にはまずまず満足しているのに、
このデミオ・スポルトが満足しないわけはない。
スピードメーターの動きをみると、アクセラとは明らかに違う。
たとえば60kmから3速で加速しようとする。
その加速は、素晴らしい。
同じ加速をアクセラでしようと思えば、2速に落とさなくてはならない。
すなわち、ギアを1段上げてもアクセラと同等の加速をするのだ。
実際、60kmから4速のまま加速しようとしても、グイグイと
加速するのだから参ってしまう。
アクセラの0-100kmh加速が10秒80だったので、
このデミスポは、10秒の大台を切るものと思われる。
すごいね。
@エンジンサウンド@
さて、デミスポ用MZR1500エンジンのサウンドであるが。
このエンジン、最初に積まれたのが、旧型DYデミオであった。
そのときからエンジンサウンドはいいなと思っていた。
このエンジン、車種ごとでサウンドが若干違う。
私の思うMZR1500のベストサウンドは、BKアクセラ後期用。
つまり私の愛車である。(これが好きで購入したわけね)
じゃ、このデミスポ用はどうか。
残念ながら、BKアクセラ後期用には少しかなわない。
しかし、勇ましさという点では素晴らしい。
初代アクセラ23S用のMZR2300を思い起こさせるような
勇ましく、ラテン系のサウンドがする。
残念な点は、加速時に少しチリチリ音がすること。
最近の省燃費エンジンでは、燃焼の関係でするんだとか。
@ハンドリング@
いや、もうこれは素晴らしいの一言。
このクルマの魅力という点では、素晴らしい加速性能よりも
さらに上を行くと思う。
街中の交差点を普通に曲がるだけでも、その良さを感じる。
なんていうか、スッと曲がる感じ。
これは、デミオ全車に共通する美点だが、
このスポルトはさらに上を行く魅力がある。
すごく剛性感を感じる足回りだ。びっくりするくらい。
なんといってもこのスポルト(と1500エンジン搭載車)は、欧州仕様と共通の足。
これがなんといっても剛性感のあるいい足。
まず、感じるのは硬さ。硬くてすごく骨太な感じが、
乗り心地やステアリングフィールを通して伝わってくる。
和やかな外観からは想像できない。硬派だ。
電動パワステもいい感じ。
1300エンジン搭載車だと、軽すぎると感じるが、これは適度な重さがある。
高速道路では、重めに感じるほど。
違和感もない。
RX-8やアテンザも電動パワステで違和感がなく、スポーティであるが、
このデミスポ用も、それらに匹敵するくらい素晴らしいと思う。
このデミスポのハンドリングは、以上の点から
頼もしく、楽しいのだ。
@MTフィールとインパネシフト@
このデミスポは代車であるがゆえに程度が良くない。
特に、3速と4速に変なクセがついていて、入れにくい。
代車というのは、いろんな人が使うからしょうがない。
でも、スコンスコンと入る感じはなかなかいいと思う。
シフトストロークもアクセラよりも少なくスポーティに感じた。
そして、デミオはインパネシフトだ。
最初は、違和感もあったが、3日目の今日の感想では、
これはこれでなかなかいいのではないか、と思った。
ステアリングのすぐそばにMTシフトがあり、操作しやすい。
若干の遠さは感じるものの、アクセラも、フロアシフトながら遠いので、
変わりはない。
ただ、高めの位置にあるので、シフト操作時でも左腕が高めにあるので
左腕が疲れる可能性もある。
マツダは、この位置を、RX-8やロードスターと同じ位置関係と言うが、
RX-8やロードスターには、高いセンターコンソールがあり、
そこにひじを置けるから疲れない。
このデミオはセンターコンソールがないし、代わりのアームレストもない。
なので左腕が疲れそうなのだ。
オプションであったかは忘れたが、アームレストは標準にすべき。
DYデミオスポルトは、角度調整式の大型アームレストが標準だったぞ。
@動画@
いつものように、パソコン専用動画をどうぞ。
youtubeはいまだ研究中です。将来的には・・・。
http://mtnomura.web.infoseek.co.jp/movie.files/demispo2011m.wmv
↑ただいまこの動画は見れなくなっています。
サイズ2900KB 長さ59秒
エンジンをかけるところから、走り去るところまで。
室内、メーター動画もあり。
代車なので5000回転以下におさえているつもり。
@試乗記終わり@
というわけで、恐ろしいほど気に入ってしまいました。
デザインも超カッコいいですし、なにより走行性能がスポーティカー。
ただ、次期愛車とするには、後席の広さと、インパネの質感に不満があります。
後席は仕方ないとして、インパネはもう少し上質感を・・・。
明日、アクセラに戻りますが、さて、どのように感じるかな。
とりあえず、楽しい代車生活でした♪