
先週日曜日、
マツダコネクトとナビのサービスキャンペーンで
マツダへ行ったので、その待ち時間で
ロードスターの試乗をさせてもらった。
さっそく試乗記。
自分のアクセラ15Sと比較しながら
試乗してみた。
ロードスター試乗記 Sスペシャル6MT
まず眺めて乗ってみて・・・・
ボディカラーは、ソウルレッド。
超カッコいいね。
魂動デザインの傑作である。
よいしょっと乗り込む。
乗車位置が低いからこうなる。
まず目に飛び込んでくるのが、フロントウインドー越しのボンネット。
ボンネットが丸見えである。これは驚いた。
さらに左右フェンダーの異様な盛り上がりが見えるので、
まるでポルシェのようである。(私の勝手な想像)
インパネダッシュボードは、なんとなくデミオに似てるね。
オープンカーならではの遊び心は少ない。
もう少しデザインに凝って欲しかったところではある。
質感はまあまあ。デミオには劣る感じ。
だが歴代ロードスターでは一番であることは確か。
着座位置は低いが、私的にはもう少し低く座りたい。
シートリフターを探したがなかった。
ロードスターにはないのだね。(軽量化のためとのこと)
セールスの話だと、座面を前に動かすにつれて、座面が上がるように
なっているのだという。
頭上空間は、幌を閉めた状態で、手のひらが入る程度。
(私の身長は178cm)
足を伸ばした自然な位置にペダル類があり、
ペダル類の操作性もとっても良い。
ただ足元空間はアクセラよりも狭め。まあ当たり前だけど。
試乗はまずオープンで出発することに。
幌はセールスの人が開けてくれた。
ほんとに何秒もかからない。力もいらずスムーズ。
しかも運転席(助手席)に座りながら可能。
ほんとにこの幌は素晴しい。
他メーカーのオープンカーの幌と比較しても
特出している。
走ってみてどうか・・・・・もう感動の嵐
エンジンをかけてみる。
かけた瞬間、ちょっと勝手に吹け上がり、「ボオーン」という。
エンジンかけるサウンドも演出されているのかな?
さっそく1速に入れて走り出す。
まず超ショートストロークのシフトがすごく心地いい。
1速にカチッと入る。しかもスムーズ。
シフトノブも純正でありながら、丸くて小さい。
そして素晴しいのがクラッチの操作性。
半クラポイントが非常に分かりやすく、
初めてでもエンストの心配などなく、とってもスムーズに発進できた。
まずは街中のコース、そして新潟バイパスを走行。
1速、2速、3速とギアチェンジしながら、60kmhくらいまで加速。
ここでも感動したのが、クラッチ。
半クラ領域が広めで、しかも半クラポイントが分かりやすく、
普通につないでもショックがないスムーズな運転が出来た。
さらに、70kmhくらいから3速、2速と落としてみたり、
いろいろ試してみたが、やはり自分で笑ってしまうほど上手く決まった。
初めてなのにこれほどスムーズに上手くシフトチェンジが決まったのは、
おそらくクラッチの操作性がアクセラと似ているからではないか、と思っている。
いずれにしても、ものすごく楽しいのに、操作もしやすいという
なんとも素晴しいMTとなっている。
アクセラの6MTも楽しいMTであるが、
ロードスターの楽しさにはちょっと・・・・というかとてもかなわないな、
と感じた。
そしてエンジンサウンド。
オープンにしてるからダイレクトにエンジンサウンドが聞ける。
これはとってもいいサウンドだ。
エンジンは、アクセラ15Sと同じSKYACTIV1500。
ただしロードスター用にチューンされている。
アクセラ用は、111ps/6000rpm、14.7kgm/3500rpm(レッドゾーンは6500rpm)なのに対して、
ロードスター用は、ハイオク指定となり、
131ps/7000rpm、15.3kgm/4800rpm (レッドゾーンは7500rpm)となっている。
アクセラ用よりも、馬力もトルクも高回転向け特性となっているのだ。
そしてエンジンサウンドもまるで違う。
アクセラは、低回転から高回転まで独特のハイトーンというか高音のサウンドなのに対して、
ロードスターは低音を強調したものとなっている。
ロードスターはスポーツカー的な音色となっている。
ちなみにどちらのサウンドが好きかと言われれば・・・・悩むなあ。
ロードスターのサウンドもいいが、アクセラのサウンドも捨てがたいのだ。
ちなみに車重は、アクセラが1240kg(15S・6MT)
ロードスターが1010kg(Sスペシャル・ 6MT)
ロードスターの方が230kg軽い上にパワーはロードスターの方があるから、
加速性能はアクセラとは比較にならない。
中間地点まで来たところで、幌を閉めてみた。
幌を閉めても、加速中はエンジンサウンドがよく聞こえてくる。
しかし気持ちよいエンジンサウンドではあるが、気になった点もある。
加速中は気持ちよいエンジンサウンドが聞こえてくるのだが、一定速度で巡航していると
あまりエンジンサウンドが聞こえてこない点だ。
というのもロードノイズがちょっと大きめだから。
アクセラと比較するとロードノイズは「ゴーッ」とけっこう大きめ。
さらに幌ということもあり、外の音がよく聞こえてくる。
などなど巡航時のエンジンサウンドを聞こえなくする要素がいくつかあるのだ。
次に、インターチェンジンの登り口から、アクセルを深く踏んで急加速を試みた。
1速に入れ、ちょっとアクセルをあおりつつ発進。そのまま4500回転まで引っ張って2速へ。
そしてアクセルを床近くまで踏んで、4500回転で3速へ。
(ほんとは7000回転まで回してみたかったが、まだピカピカの新車で走行距離も1000km未満で
そしてそもそも7000も回すと、法定速度を軽く超えてしまうし、
さらに試乗車といっても他人のクルマであり、あまり飛ばすのはよろしくないからネ)
その加速の楽しいこと楽しいこと!!!
クラッチが分かりやすいから、急加速時でもスムーズに変速できるし、
エンジン回転が上がるにつれて、高揚感の高まるエンジンサウンド・・・・
この加速の楽しさ、もう言うことは何もない。
ただ、試乗コースが・・・・
いつもは下道・バイパスと変化の富んだコースを走れるのだが、
この日はビッグスワンでサッカーの試合のあった日。混むので走れない。
なので新潟バイパスの桜木インターと竹尾インターを往復するだけ・・・
というコース的にはつまらない試乗であった。
ロードスターならではの、ハンドリングの楽しさは感じることは出来なかった。
しかし直線だけでも、もう大興奮の試乗タイムであったことは間違いない。
試乗後、自分のアクセラに戻ったら、けっこう「もっさり」と感じてしまった。
まあロードスターよりも230kgも重いからね、同じエンジンでね。
でもエンジンサウンドは負けていないよ。
@@@@@
マツダというメーカーはロードスターのように、
ものすごく楽しいクルマを造ることができる・・・・
アクセラも、そんなマツダの造るクルマだから
楽しいに決まっている。
やっぱマツダは大好きである。
いいクルマを造るなあ♪♪♪