
今週は3連休。貴重な3連休はやはり遠出しないと。
山形市のホテルを予約したので、
山形県内をめぐるドライブ旅に出かけた。
今、世間はコロナウイルスで大変だが、
ドライブへ行くにあたり、閉鎖空間の人混みへは
行かないように気をつけることにした。
私の勤める会社も、
「人混みへは行かないように」と言っていたし。
鶴岡市 食堂いせはら
3月20日 午前7時半出発。
第一目的地は鶴岡市の食堂いせはら。
ここの開店時間は11時だから、3時間半ある。鶴岡までは135kmほどだから、有料・無料の高速も使うこともなく、のんびりと国道7号線を進む。今日は暴風波浪警報が出ていて波がすごい。国道7号線の新潟・山形県境は海のすぐそばを通るので、フロントガラスが海水の塩分で白くなってしまった。
10時過ぎに鶴岡に着いてしまったので、ホームセンターの駐車場へ行き、ペットボトルに水をくんで、ガラスについた白い塩分を落とした。
11時、食堂いせはらに到着。新潟からは134km。ここの「酒かすラーメン」が私の好物。酒かすのまろやかな風味のスープに野菜が入ったおいしいラーメン。半ライスをつけて750円なり。
西川町 水沢温泉館
今日の宿は山形市なので、山形市方面へ。鶴岡と山形とは高速道路もあるが、私は下道の国道112号線で行く。標高700mまで登る「月山道路」を走る。この峠区間は高速道路が途切れるので、高速のクルマも加わって交通量が増える。今日は暴風警報が出ているだけあって風が強く、雪が横なぐりに降っている。でも雪が積もるほどではない。
途中、寒河江ダムへ。冬以外は観光客も来る観光地で世界有数の噴水もあるが、今は冬季閉鎖中でダムサイトへは行けなかった。ダム湖を眺めるくらいしかできない。
寒河江ダムから少し走ると道の駅「にしかわ」。ここは日帰り温泉「水沢温泉館」も併設されているので寄る。今日は西川町民はなんと無料。それ以外の人は通常料金で300円。それでも日帰り温泉としては格安だね。
施設としては露天風呂はない内風呂だけのお風呂。広さは十分あり、十人以上がゆっくり入れる広さ。浴室には5人くらいしかいなかったのでゆったり過ごせた。お風呂上りの大広間は200円の別料金。そうでなくても、休憩スペースはあるのでそこで少し休んでからクルマへ。
西川町の隣は、寒河江市。ここのスーパー「ヨークベニマル寒河江店」へ。ホテルで食べる夕食と夜食を買う。
寒河江市の隣が山形市。鶴岡市からは90kmほどの距離。さっそくホテルへ。
ホテルさくらんぼ
ホテルさくらんぼへは午後4時到着。
山形駅からちょっと離れた所にあるビジネスホテルがホテルさくらんぼ。黄色と茶色のビルである。ホテルさくらんぼ、というとオシャレなホテルっぽいが実際は、古い建物である。
一泊料金は、シングル4750円+駐車料金750円の合わせて5510円。楽天トラベルで予約したのでちょっと安い。これで朝食バイキングがついている。朝食バイキング付き一泊シングル5510円なら格安だ。駐車料金が無料でないのは残念だが。
建物は古いので、鍵はオートロックではない。部屋の広さや設備、備品の類もごく普通。まあ値段を考えれば不満は特にない。5階の部屋なので山形市の市街地が望める。
スーパーで買った夕食は、ハンバーグ弁当とカップラーメン。食べ終わったら、図書館で借りた本(7冊持ってきた)をベッドで読んでいると眠くなってきたので、軽く寝る。9時に起きたので再び読書。再び寝る。
お風呂は入ってきたので、ここでは入らない。
夜中の1時に目が覚めたので、夜食。スーパーの手造り焼きそばとメロンパン。ちょっと食べ過ぎかな。本を読んでいると再び眠くなる。
翌朝は7時起床。その後、お楽しみの朝食バイキングへ。バイキング会場は7階のレストラン。7階なので眺めが良い。バイキングは、煮物・竹の子のおひたし・卵焼き・肉だんご・サラダ・漬物などだが、良かったのがカレー。おいしいカレーだった。朝食バイキングにカレーは珍しいが、なんでもホテルさくらんぼの名物カレーなのだそうだ。
チェックアウトは午前9時。
蔵王温泉「新左衛門の湯」
山形の市街地からは西蔵王高原ラインを走り、蔵王温泉を目指す。途中、展望広場→の看板があったので曲がってみると、それはそれは素晴らしい眺めの展望広場へ行くことが出来た。「西蔵王公園展望広場」と言い、山形市の全域を見下ろすことが出来る。それに今日は天気が快晴で、真っ白な月山、朝日岳、遠く飯豊山が見える。まったく良いところを見つけた。気分も爽快に。
蔵王温泉到着、午前10時。
標高850mの高原にある蔵王温泉のメインストリートにある日帰り温泉施設が「新左衛門の湯」。中規模の日帰り温泉施設だ。なんといっても蔵王温泉は泉質が素晴らしいので楽しみ。
入館料は750円。さっそくお風呂へ。
内風呂は広いが、無色透明で臭いもないのでたぶん白湯だろう。蔵王温泉は強酸性の湯なので白湯も必要なのだろう。
露天風呂は温泉。源泉100%の浴槽と、源泉をお湯で割ってマイルドにした浴槽の二つ、そしてつぼ湯が3つある。
私は、源泉100%のお湯に浸かった。日本で二番目の酸性の湯ということで、肌が少しピリピリする。少し白濁したお湯は、硫黄(硫化水素)臭がして、温泉気分が盛り上がる。味見してみると、レモンのしぼり汁なみに酸っぱくて、そして苦い。良い温泉に浸かっているなあ、と満足な気分になった。
お風呂上りに大広間でまったりしていると、蔵王の樹氷が見たくなってきた。樹氷は蔵王ロープウエイに乗れば見に行くことが出来る。なので、温泉施設の受付の人に、樹氷はまだ見れるか聞いてみると、今年は暖冬だったので、なんと樹氷が出来なかったとのこと。こんなことは今までなかった、とのことだ。
蔵王ロープウエイで樹氷を見に
それでもなんとなく蔵王ロープウエイに乗りたくなった。さっそく蔵王ロープウエイ山麓線の駐車場へ。やはり日本一の規模を誇る蔵王温泉スキー場だけあり、スキー客でごったがえしている。
樹氷を見るには、この蔵王ロープウエイ山麓線と山頂線の2本のロープウエイを乗り継いで蔵王山地蔵岳に行けば見れるそうだ。まあ、今年は樹氷は出来なかったそうだが、それでも標高1660mの蔵王ロープウエイ頂上駅へ行けば、別天地が広がっているだろう。
切符売り場へ行き、山頂駅までの往復券を。3000円であった。高いなあ。
1本目のロープウエイ山麓線乗り場へ行くと、スキー客で行列が出来ていた。まあ三連休の真ん中だからね、仕方がない。それでもコロナ騒ぎのせいで外国人旅行客がいないので、それでも空いている方なんだそうだ。
ロープウエイの中は超混雑。コロナで厳禁な閉鎖空間の人混みだなあ。ま、仕方ないか。約7分で、標高1330mにある樹氷高原駅へ。まぎらわしい名称だが、この駅では樹氷は見ることは出来ない。樹氷を見るにはロープウエイをもう1本乗る必要がある。
そのもう1本が蔵王ロープウエイ山頂線である。
こちらはフニテル式のロープウエイ。この乗り場にもスキー客で行列が出来ている。ならんでいるほとんどがスキー客で、私みたいに普段着なのはなんだか浮いている感じになってしまっている。今年は樹氷は出来なかったみたいだし、そもそも3月21日というのは例年であっても樹氷は終わっているのだろうね。だから一般客はいなかったのかもしれない。樹氷はなくても雪はたくさんあるのでスキー客は多いのだね。
こちらも7分ほど乗ると、山頂駅に到着。
さすがに、標高1660mの外は別天地。気温はマイナス3℃で、山の上だけに暴風が吹いており、猛烈に寒い。3月も終わりなのに、さすが山の上は違うねえ。ロープウエイ頂上駅の屋上は展望広場なのに、寒すぎて、何分もいることができなかった。
頂上駅の周辺は樹氷原が広がっている。そこのトドマツに樹氷は出来てはいないものの、氷がびっしりと張り付いている。このトドマツ全部に樹氷が出来ていれば圧巻な眺めんだろうなあ、と想像してみる。
それにしても、頂上駅の構内はどこにいっても寒い。唯一暖かい所は、駅構内にあるレストラン。ここで米沢牛コロッケを買い、窓から樹氷原を眺めながらコロッケを食べた。樹氷こそ見れなかったものの、標高1660mの厳しい世界を眺められたので満足した。さて、ロープウエイで帰るとしようか。
さっきまで天気も良く晴れていたのに、いつのまにか嵐になっている。暴風が吹き荒れて、駅内は風の音がすごい。
登ってくるロープウエイはスキー客でごったがえしているが、下りのロープウエイはほとんど客がいない。それは当たり前で、みんなスキーで下っていくからである。こんな山の上からスキーでふもとまで下っていくのか!!やはりコースの長さ、標高差ともに日本有数の規模を誇るスキー場なのであった。
というわけでガラガラに空いた下りのロープウエイに乗り込む。眼下にはスキーで下っていく人たちが見える。こちらはかなりの高度で下を見ると足がすくむ。そして暴風が吹いているので、ロープウエイが揺れるわ揺れるわ!!私は多少高所恐怖症気味でもあるので、全身が固まってしまうような恐怖に襲われた。
山麓線ロープウエイも下りはやはり空いている。こちらも暴風で揺れながらも、無事に蔵王温泉まで降りてきたのであった。ほっ♪♪
あ、おまけ 田舎のタワマン
蔵王温泉から降りたところにある上山市には珍スポットがある。前から気になっていたタワーマンションだ。山形県で一番高いビルが田園地帯にシャキーンと建っているのだ。実際にタワーマンションの駐車場まで行ってみた。やはり間近で見ると、高さ127mもあるので見上げるほど高い。怖いほど。
そのタワーマンションの名前は、「スカイタワー41」
こんな高いビルが山形市の都会でもなく、上山市の郊外の田舎にある。新興住宅街にあり、目の前にはセブンイレブンもあるのだが、これが反対側の田園地帯から見ると、風景の違和感がハンパないのである。
田んぼや畑の背後にデーンとそびえるタワーマンション。
その風景がとんでもなく面白い。
ちなみに、こんな田舎でも、マンションは満室だそうな。
まとめ
ドライブ走行距離・・・・・423km
使用ガソリン量・・・・・20.8リッター
ドライブ平均燃費・・・・・20.4kml
ガソリン代・・・・・2771円
ホテル代・・・・・5510円
ロープウエイ代・・・・・3000円