
昨日、「MAZDA 3」を契約した。
ボディはファストバック、
グレードは15Sツーリング、
そして6速MT。
ボディカラーは、
ソウルレッドクリスタルメタリック。
なぜ購入したのか?
アクセラは半年後に、7年目の車検。そしてタイヤもそろそろ寿命。最近アクセラをどうするか毎日悩んでいた。7年目の車検を通して、しかも新しいタイヤを買うか、それとも新しいクルマを買うのか。アクセラは今、14万5000kmであり、整備もきちんとしてもらっているので、そこは全然問題ない。アクセラを買ったときは20万キロ乗るぞ、と決心したものである。しかし・・・・・。
MAZDA3のデビューから1年以上経ち、チラホラと見かけるようになってきた。実際に走ってるのを見ると、なんと美しいことか。周りのクルマにまぎれると、MAZDA3の周りだけ、妖艶なオーラが漂っている。走っているMAZDA3を眺めていると、だんだんと買いたい欲が高まってきた。
車検の来る半年後は真冬である。あまり真冬に新しいクルマにはしたくない。出来たら秋までには欲しい。いま世の中はコロナでバタバタしていて、納車には2~3ヵ月かかるかもしれない。となると、そろそろマツダへ行って、契約しないといけないな、と考え始めていた。
今週、なぜか会社は、土日月と3連休。契約するチャンスかもしれない。平日の月曜日に銀行へ行って振り込みもできる。ということで、3連休の初日である昨日、いざマツダへ出向いたのである。
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対応してくれるのは、セールスマンA氏。この人とは25年近い付き合いで、今回が6台目のクルマ購入となる。まずは、アクセラの下取り価格を調査している間、MAZDA3の15Sツーリングの試乗。
試乗 ファストバック 15Sツーリング(AT)
やはりエクステリアのスタイリングは美しく、これを買うのか、と思うと胸が高まる。乗り込むと、目の前に広がる上質なインパネ・ダッシュボード。アクセラとは次元が違う高級感がある。
Dレンジに入れて発進。パーキングはオートホールド付き電動パーキングブレーキだから、オートホールドにする。これだと停止するたびに自動的にパーキングブレーキがかかる。青になってアクセルを踏むと、自動で解除してくれる。なんと便利なこの装備。買うのはMTだが、このオートホールド付き電動パーキングブレーキはMTであっても標準装備。
道路に出てアクセルを踏み込む。少し慣れたら、MTモードでギアを固定して、4000~5000回転まで引っ張る。やはりエンジンサウンドは気持ちいい。アクセラと基本的に同じエンジンだからエンジンサウンドも同じで気持ちいいエンジンサウンドを聴かせてくれる。アクセラのエンジンサウンドは大いに気に入っていたが、この良い点は受け継いでいる。しかもアクセラよりも若干静かになっている。しかしエンジンサウンドは加速しているときはしっかりと車室内に入ってきて、聴かせるくらいのボリュームになっている。
まあ、ロードスターと基本は同じエンジンだから、エンジンサウンドが気持ちよくて当たり前なのだ。
乗り心地は18インチを履いているとは思えないほど良い。45タイヤの18インチだからロードノイズも大きいかと思いきや、16インチのアクセラよりも静かである。アクセラの最大の不満点がロードノイズの大きさだったから、かなり静かになっているのは素晴らしい。ただし舗装状態の荒れているところでは、アクセラほどではないけど、「ゴオーッ」と鳴っていた。
ハンドリングもスムーズで気持ち良い。リアサスはアクセラのマルチリンクに対して、MAZDA3はトーションビームとコストダウンしているが、ハンドリングや乗り心地に関してはネガは感じなかった。(でも個人的にはリアサスがトーションビームなのは残念ポイントではあるね)
試乗終了
見積もりを出す
さて、アクセラの下取り価格も出たようなので、見積もりを出してもらう。
ファストバック、15Sツーリング 2WD 6MT ソウルレッド。
車両本体価格は238万2000円である。ソウルレッドなので6万6000円高い。税金などの諸費用は29万7700円。ここにパックDEメンテ36ヵ月分8万9000円と3年から5年への延長保証1万3000円が入っている。
オプション価格は18万1000円。何をつけたかは後でね。
ということで、コミコミ価格は283万円となった。
もちろんこれでは買えない。ここから、車両本体からの値引き、オプションからの値引き、そしてアクセラの下取り価格の上乗せ、この3つを値引きしてもらって、驚きの総支払額になった。○○○万円。ここではナイショ。
こんなにも安くなるのは、このセールスマン氏からは6台も買っているのだから当然だよね。しかもセールス氏、4年後に定年ということで、「あなたから買うのはこれで最後でしょうから、たくさん値引きしてください」とお願いしたのである。
大満足の価格となり、店を後にしたのであった。
納車は、8月終わりの予定とのこと。2ヵ月以上先の話だ。コロナの影響でこんなにかかるのかなあ?残念だ。
つけたオプションは?
まず必須なのは、ナビ用SDカード。5万3900円。この5万円さえ出せば、マツコネがナビになるのだから安いものである。これも必須、フロアマット3万3000円。ナンバープレートホルダー前後6600円。ブラックのナンバーホルダーでナンバーを小さく見せる効果。防錆アンダーコーティング5万円。雪国では融雪剤として塩をまくので、絶対にした方がよい。ETC車載器&セットアップ3万6000円。アクセラにつけていたETC車載器もあるのだが、デミオ以来もう15年も使っているのでそろそろ新品にしましょう、とのこと。
オプションは以上で18万1000円なのだった。
ちなみに今回、過去愛車で初めてドアアクリルバイザーはつけなかった。バイザーはせっかくのMAZDA3の美しさがちょっと邪魔されると思ったからだ。まあ雨の日に窓が開けずらい、くらいしかネガはないだろう。
MAZDA3の心配ごとを6つあげると・・・
その1:最低地上高が140mm。最大の心配事。
アクセラは155mmであった。それでも冬に大雪が降ると、家の前の道路で立ち往生したことが何回もあるのに、それよりも最低地上高が低いのである。これでは大雪が降ったときに、亀状態になり、動けなくなる確率はアクセラよりも高いかもしれない。ここ数年は異常で数センチしか積もらなかったが3年前は40cmくらい積もったし、2009年は新潟市でも80cmを超えるなど、まったく油断してはならない。
対策として、脱出用に、ワンタッチでつけられるチェーンを買おうと思う。スプレー式の簡易タイヤチェーンなんてものもある。
その2:ソウルレッドは派手?
私はもうすぐ45歳、いい歳のおじさんである。それにたいしてソウルレッドは派手じゃないか、という不安。私はまたオシャレとは正反対の貧しい服しか持っていない。このソウルレッドのMAZDA3には似合わないだろうなあ、という不安。ソウルレッドのMAZDA3ファストバックはある程度乗る人を選ぶ気がする。シルバーのアクセラは気楽だったんだけどね。
その3:細かい傷やヘコミに気をつかう
MAZDA3でも特にソウルレッドは、かなりキレイで繊細なボディだから、ほんのちょっとした傷やヘコミは目立ってしまうし、我慢がならないとだろうなと思う。要するにかなり気を使ってしまうのだろうということ。たぶんスーパーやコンビニなどの駐車場ではポツンと離れたところに停めなくてはならないだろう。雨だとイヤだね。
私のシルバーのアクセラは飛び石傷だらけだし、ちょっとしたエクボみたいなヘコミもあるけどあまり気にならなかったものね。
その4:斜め後ろの視界の悪さ
運転してみると、確かに斜め後ろの視界は悪い。すごく充実している安全装備がある程度カバーしてくれるが、根本的に視界が悪いので、合流など気をつけなければならない。もっとも東京や大阪などの大都市へは行かない予定なので、都市高速のような怖い合流は遭遇しないだろう。低速の車庫入れや駐車は心配してない。後ろにはいろんなセンサーがあるし、バックカメラも標準装備。ほんとは360度ビューモニター欲しかったが、8万円もするのでつけなかった。まあ視界の悪さは、世界屈指のカッコよさの代償だから仕方ない。視界は良いがデザインが平凡なクルマはたくさんあるが、MAZDA3はそれらとは違うのだ。
その5:後席の狭さ
世間ではMAZDA3の後席は狭いということになっているが、実際はそんなことはない。特に足元はそこそこ広い。身長178cmの私がドラポジを取った後席に座ると、足元(ひざの前の空間)にコブシが2つほど入るから、アクセラとほぼ同等。
問題は頭上空間。コブシは頭上に入るので頭上は問題ないが、側面デザインがかなり寝ているので、頭上横からの圧迫感がすごくあるのである。頭の右側が側面天井にほぼ当たる。もっともそれはキチンと座った場合で、少しくつろいだ姿勢ならば、そんなに問題にはならない。大人2人にとっては問題なく、快適に座れる後席と言えるだろう。
私はめったに後席に人は乗せないし、乗せてもそこそこ快適なので問題にはならないかな。
その6:18インチタイヤの値段
過去愛車で18インチは最大である。アクセラでさえも、205.60.16インチであった。そこへきて、いきなりの18インチ!!しかも215.45タイヤ。これはタイヤのお値段が恐ろしい。
まあ冬はインチダウンして、16インチ履くし、アクセラのスタッドレスがそのまま使えるので良いとして、18インチ夏タイヤの値段である。
今までは純正タイヤショップ(ブリヂストンのタイヤ館とか、ダンロップのタイヤセレクトなど)で購入していたが、18インチとなると、ネットで買った方がいいかもしれないな。
走る芸術作品なので1500でも問題ない
1500でも問題ないか、問題。車重はアクセラよりも60kg重くなっている。しかし同じエンジン。馬力は111ps/6000rpmと同じ。ただしトルクは、アクセラの14.7kgm/3500rpmに対して、14.9kgm/3500rpmと0.2kgmのアップ。トルク特性も改善されているという。だから問題ない。
そもそもMAZDA3は、走る芸術作品だと思っているので、普通に走ってくれればそれだけで十分なのだ。そんじゃそこらの箱みたいなクルマとは志が違うのだ。最近のマツダのテーマ「美しく走る」まったくその通り。ゆっくりと走れば良いのだ。
実はCX-30と悩んだ
MAZDA3はあまり雪道には強くない。ならばCX-30はどうか、と検討したこともあった。流行りのクロスオーバーだし、最低地上高175mmあるので、新潟市の雪では2WDでも困らないだろうし。2000ccなので力もある。しかもMTもある。国産でスポーツカーでもない普通の2000ccでMTが選べるのはCX-30しかないのではないかな。MTのクロスオーバー、カッコいいではないか。
しかも値段もMAZDA3よりも10万円ほど高いだけ。燃費は悪いが、計算すると、MAZDA3の1500と比べて、20万キロ走った時のガソリン代は20万円ほど高くなるだけ。いろいろお値打ちなCX-30なのであるが・・・。
しかしエクステリアデザインは、圧倒的にMAZDA3ファストバックの方がカッコいい。CX-30もSUVやクロスオーバーとして見れば、ライバルなしのカッコよさ・美しさがあるが、MAZDA3ファストバックと比べるとインパクトはない。そして、CX-30のあの大きすぎるアンダーブラックパネル?は違和感がある。
そもそも私は、クロスオーバーとかSUVはあまり関心がない。どうもあの大きなタイヤがあまりカッコよくみえないんだな。
というわけで、妖艶なMAZDA3ファストバック。
9月にはもう乗っているだろう。
なんとも楽しみなのであった。