
えーっと・・・・
GWに行った、三陸を訪ねるドライブ旅の旅行記が
書きあがりました。
画像がたくさんの読みやすいドライブ日記もあります。
ホームページの方にあります。
パソコンやスマホの方はぜひこちらをご覧ください。
以下ホームページへのリンクです。
http://homepage2.nifty.com/e127nomura/mypage2/mmdrive2013gw.html
旅行記は、ブログよりホームページの方が
書きやすいのです。
ブログバージョンは以下です。
ブログにしては長~い文章でございますので注意。
三陸の復興商店街&温泉三昧ドライブ
今回のドライブ目的
今年のゴールデンウイークも三陸へ行こうと思った。
三陸の復興商店街に行き、お買い物をするのだ。
ついでに、温泉にも行こうと思った。
岩手で一つ、青森で一つ、秋田で一つ、計3つの温泉に行くつもり。
三陸へ到達するまで
5月2日、連休前日。
仕事が終わり、仮眠をとって23時に新潟市を出発。
3日午前0時 山形県に突入。新潟市から68km
1時05分 宮城県に突入。新潟市から134km
1時50分 東北道白石インター 新潟市から178km
東北道はGWということもあり、真夜中だというのに交通量は多い。
各PA、SAではほぼ満車で立ち寄るのも難しい。仙台を通過すると交通量も若干減る。
2時55分 志波姫パーキングエリアで休憩。
280km真夜中にノンストップで走ってきたので、若干疲れた。しかし全然眠くはない。
3時10分 岩手県に突入。新潟市から300km
今回の三陸の第一目的地は、陸前高田市であるので、一関インターで降りる。
けっこう眠くなってきたので、一関インター目の前のコンビニで仮眠。
エンジンを切り、後席を前倒してラゲッジにて寝袋で寝る。
6時半目が覚める。まだ2時間半くらいしか寝ていないが、頭は意外とスッキリ。
一関から陸前高田に向かうには、県道19号線&国道343号線で約60km少々。
国道343号線は眺めの良い国道で岩手県内初のループ橋もある。
そして山から平地に開けてくると、陸前高田市。
新潟市から366kmであった。
陸前高田市 奇跡の一本松と復興商店 午前8時
陸前高田市は、東日本大震災の大津波でも最悪の被害の出たところ。
街全体が流されてしまった。それから2年経った。どうなったかな。
陸前高田市には震災前の2009年に来たことがある。
高田の松原でのんびりと読書などした。
陸前高田は美しい街だなと思ったのだ。だからこの街には思い入れがある。
まず私が行ったのは奇跡の一本松。
あまりにも有名になり、陸前高田の復興のシンボルとなっている。
ここは観光地化されていて、大きな駐車場がある。
駐車場から一本松までは歩いて数百メートル。
私が訪ねたのは午前8時頃だったが、早くも10人ほどがいて、写真を撮ったりしていた。
これから昼間になればたくさんの人が訪れそうな感じだ。
今奇跡の一本松は枯れてしまい、今は保存のための工事が行われている。
早い話、奇跡の一本松のレプリカを作っているところ。
レプリカといっても所々に奇跡の一本松そのものの素材が使われているらしい。
次に、陸前高田の市街地があったところに行ってみた。
陸前高田には震災後の去年のGWにも来た。
その時は、まだ市役所やスーパーマイヤ、高田高校など、
いろんな建物の数々が無残な姿で残っていたのだが、
今年は、もうそれらの建物はない。すべて解体されたらしい。
おかげで、陸前高田の旧市街地は、ものの見事にさら地になっていた。
陸前高田駅にも行ってみたが、壊れたホーム以外何も残っていない。
クルマのナビには駅前商店街やホテル・銀行・郵便局などが表示されているが、
目の前には何もない・・・。たださら地が広がるのみ。
ナビ画面と実際の風景を見比べると、なんだかとっても悲しい気持ちになった・・・。
さて、復興商店街に行ってみよう。
陸前高田にはいくつかあるが、今回行ってみたのは、未来商店街。
陸前高田駅から3kmほど内陸にいった竹駒町というところにある。
ここにはコンビニやスーパー、ホームセンターなどがあり、
被災後の陸前高田の中心地になっている。実はここにも津波は到達したという。
さて、未来商店街は復興商店街でプレハブの建物がいくつかあるが、まだ午前9時とあって、
まだひと気がない。ちょっと来るのが早すぎたかな。
土日はここで「けせん朝市」という名の朝市が開かれるそうなのだが、
今日は土日ではないのでやっていないかな。
でも陸前高田で何か買いたい。
少し市街地の方に戻ると、陸前高田物産センターというのがあった。
名前からすると大きなみやげ物屋のようだが、実際は仮設のトレーラーハウス的な小さな店舗。
ここには陸前高田や三陸のみやげ物、そして陸前高田の支援商品が並んでいた。
私はここでおみやげなどいろんなものを買った。そしてレジに持ち込んでびっくり。
7650円にもなってしまった。でも満足。
大船渡市 五葉温泉 午前10時
さて次は温泉だ。
陸前高田にも、黒崎仙峡温泉というのがあるが、そこは去年来たので、
今年は陸前高田のお隣、大船渡市にある五葉温泉というのにした。
陸前高田から約15kmで大船渡市街に到着。そこから山の方へ10kmくらい進み、
五葉湖というダム湖の湖畔に五葉温泉という日帰り温泉施設がある。
到着は3日午前10時。
駐車場は満車に近い。人気の施設かな。建物はキレイで立派。
入口で600円(タオルなし)を支払い、大浴場へ。
露天風呂はないのは残念だが、内湯はけっこう大きな変形浴槽。
10人以上がゆったり浸かることができる。
窓も大きく、山々を望みながら入浴可能。
お湯は透明で温泉の香りはなし。お湯を味見してみると、無味。
でもアルカリ性の温泉なので、肌ざわりがスルンとして気持ちのいいお湯。
新潟から400km運転してきた疲れもとれた。
お風呂上りは、電動マッサージ椅子。
施設の大きさの割に充実していて、高級機種が5台も置いてある。うれしいね。
私の大好きな「あんま王」という機種もあったが、あいにく人が座っていた。残念。
さて、次は釜石市の復興商店街へ行こう。
五葉温泉から釜石へは、県道193号で赤坂峠というのを越えていくと、すごい近道だ。
でも行ってみて後悔した。とても狭い山道で、クネクネ曲がりくねり、
落石も落ちているという怖い道路。時々対向車が現れるとバックするはめになる。
うーむ、急がば回れだね。
釜石市 復興商店街へ お昼の12時半
釜石市に到着したのはお昼の12時半。新潟市からの距離443kmなり。
釜石もまた大津波の被害が甚大な街であり、復興商店街もいくつかある。
私が行ったのは、釜石駅近くの「釜石はまゆり飲食店街」。
釜石駅付近は津波の被害は少ないので、スーパーや大型電気店、コンビニなどが密集している。
その一角に、プレハブの建物が連なる復興商店街である釜石はまゆり商店街がある。
基本的に飲み屋・スナック街なので、昼間は閉まっている店舗ばっかりだが、
ラーメン屋や定食屋などは開いている。
そのうちの一つ、大人気ラーメン店である「こんとき」で名物の釜石ラーメンを食べるのが、
釜石に来た目的なのだ。
さっそくガラガラガラとドアを開けてみると、あらまあ、狭い店内はほぼ満席。
でも幸いなことにカウンターが一つだけ開いていたのでそこに座る。
10分待って出てきた釜石ラーメン。いやあ、うまい。
釜石ラーメンはとってもあっさりしたしょうゆラーメン。
スープは透き通っていて、一口飲んでみると、あっさりとしたしょうゆ味の中に、
少しだけ香ばしさも感じられる。麺は極細のちぢれ麺。
実は、これを食べるために前夜から17時間も絶食していたので、
全身にこの釜石ラーメンのうまさが染み入るような感じがする。
あまりのおいしさに、スープまで全部飲み干した。小食の私としては珍しいことである。
大満足して釜石市を後にした。
釜石市から宮古市へ お昼過ぎ
次なる目的地の復興商店街は、宮古市田老町「たろちゃんハウス」だ。
釜石から宮古市田老までは約70kmある。
距離があるので、のんびりと進んでいくことにした。
釜石の隣は大槌町。
この町は、新潟県民にとってはニュースでよく耳にした町。
新潟県では大槌町の津波ガレキ廃棄物を受け入れることにしたのだが、
このことに関して大議論が巻き起こってニュースになった。
住民が大反対したのである。結果的には受け入れることにしたのであるが・・・。
それで新潟県民におなじみの大槌町だが、実際に来て見てみるとやはりすごい被害である。
町の中心部は津波にやられて、陸前高田みたいに更地になっている。
壊れた建物はまだ残っているところもあって言葉を失う。
大槌町の隣は山田町。
あまり報道はされていないが、ここもまた津波被害が甚大。さら地が広がっている。
仙台市から三陸沿岸を通って青森の八戸まで結ぶ国道45号線を走っていると、
ほんとに次から次へと大津波の被災地が現れる。
これでもか、これでもか・・・と大津波の被災地が現れる。
今日は天気がよく真っ青な空と青い海がすがすがしいが、
被災地の風景を見ると気分は重くなる。
さらに国道45号の津波浸水地には必ず看板があり、
「ここから津波浸水地帯」「津波浸水地帯ここまで」とセットとなって表示されている。
国道45号を走っていると、この看板ばっかりである。まさに津波国道といえるかもしれない。
途中、強烈な眠気が襲ってきたので、トイレ付きパーキングで仮眠。
2時間くらい眠ってしまい、起きたら3時半だった。
おっとっと、この先まだまだ行きたい所がたくさんある。寝すぎたか。
宮古到着4時半。新潟からはちょうど500km。
宮古港に行き、記念撮影。三脚を使っての自分撮り。
周りに釣り人がいたので、自分撮りするのはけっこう恥ずかしかった・・・。
さてさて、お次は田老町へ向かう。
宮古市田老町 復興商店街 たろちゃんハウス 夕方5時
まずは三陸鉄道の田老駅。
田老といえば、まるで要塞のような津波防波堤が有名。
しかし311大津波はこれをカンタンに乗り越え、街を飲み込んでしまった。
田老駅は高台にあるので、この街が一望にできる。今はさら地が広がっている。
さて、復興商店街「たろちゃんハウス」へ行こう。
たろちゃんハウスは、田老町の商店が集まった場所。グリーンピア三陸みやこの敷地内にある。
田老の中心地からは5kmほど離れている丘の上にグリーンピア三陸みやこがあり、
そこに仮設住宅が密集していた。その隣にたろちゃんハウスはあった。
2階建てのプレハブが横に並んで3棟ある。
いろんな商店が集まっているが、意外と閑散としている。
午後5時を過ぎてしまい、もう店じまいが近いからかもしれない。
店舗は床屋、美容店、時計店、学習塾、靴店などがあるが
そういう店はどちらかというと地元のための店。私が寄ったのは山崎Yショップ田老箱石店。
いわゆるコンビニである。まあ味気ないが、ここに田老産の農産物が少しあったので、
切干大根ととろろ昆布を購入した。ほかに飲み物とパンも購入。
田老のおみやげが買える店とかがあったら、観光目的の人も来やすいと思う。
最大の目的地 鵜の巣断崖 夕方6時
さて、いよいよ、前から来てみたかった絶景場所、鵜の巣断崖である。
田老からおよそ20km。
三陸といえばリアス式海岸で有名だが、それは土地が沈降して出来た景観だ。
しかし宮古から北部分は、正確にいうとリアス式海岸ではない。
リアス式とは逆に土地が隆起した場所。それゆえに隆起した土地が波に削られて
断崖絶壁が何十キロにもわたって続いている。
鵜の巣断崖は、その断崖絶壁がすごいことになっているのだ。
海岸から垂直に高さ200mの断崖が立ち上がっている。
国道45号線の旧線を走っていると、「鵜の巣断崖→」という小さい看板があるので左折。
のどかな畑の中を走ること数キロ。
駐車場にクルマをとめて松林の中を300mほど歩いていくと、突如視界がドーンと開ける。
ちなみに柵の下は垂直になっている。200mはるか下に海岸が見える。
柵から身を乗り出すと、足がすくむ。恐ろしい。
野田村で車内泊 夜8時
今日の予定はすべて終了したので、あとはのんびりと北上する。
時間は夜7時になりもうすっかり夜になってしまった。
一日中運転して、そろそろ疲れてきたので、車内泊するところを見つけようかな。
ちょうどよく、野田村に道の駅野田というのがあったので、そこにIN。
すぐ近くにローソンがあったので、そこで食料を調達。
そしてその夕食を食した後、寝るためのベッドメイキング。
後席を前倒すると平らな空間が出来るので、そこに寝袋をセット。
そして運転席と助手席の間に枕となるクッションを置けば完了。
意外にも、足もちゃんと伸ばすことが出来て、快適快適。
朝まで熟睡することが出来た。
このように、アクセラは後席を前倒しすれば、快適に眠ることが出来る。
ただし一人のみね。
二人で寝ると、若干狭くなるかもしれない。
青森&秋田で温泉三昧 4日・ドライブ最終日
翌日、早朝6時に起きて、出発。
久慈市を過ぎて、7時半に八戸に到着した。
さて、ここで朝風呂に入ろうと思う。
八戸の温泉は、八戸駅の近くに、新八温泉というのがあるので行ってみた。
健康ランド並みに大きな建物で、しかも温泉を使用している。
味見してみるとけっこうしょっぱいお湯で、塩化物泉とのこと。
健康ランドのお湯としては、なかなかに温泉っぽくて満足した。
朝風呂も気持ち良いね。
その後、八戸駅へ。
私は駅弁が大好き。大きな駅にはたいがい駅弁があるので、
八戸駅にもあるだろうと思ったら、やっぱりあった。新幹線改札口の近くである。
10種類くらいの中から、「鶏三昧弁当」880円というのを購入。
さてさて、八戸は、今回のドライブ旅の最終目的地である。
あとは、新潟へ向けて帰るのみである。
八戸から新潟は、だいたい500km程度だ。
遠いけれど、まあ夜には到着できるだろう。
帰る道としては、十和田湖を経由して秋田県へ。
そこからずーっと日本海側沿いに山形県を経て帰ろう。
八戸から十和田湖へは国道104号線で行く。
途中の道の駅「さんのへ」では、八戸駅で買った駅弁を食した。
駅弁は列車の中で食べるものだが、クルマの中で食べるのもまあ悪くないね。
その後国道104号を走り、13時に十和田湖に到着。
しかし十和田湖は深い霧の中。なーんにも見えなーい!!残念だった。
十和田湖へはまた天気のいい日にまた来よう。
十和田湖からは国道103号で大館へ。
その後国道7号へ。能代市の手前で日本海東北道に合流。
秋田市を過ぎて本庄市に入った岩城インターで降りると、道の駅「岩城」がある。
ここに、日帰り温泉があるので寄ってみた。
今回のドライブでは3湯め、今日の2湯めである。
港の湯という名称で、大浴場や大広間がある。
さっそく入ってみた。
驚いたのがお湯の色。緑色と黄色を足して2で割ったような、そんな色。
なかなかにきれいな色だ。
お湯を味見してみると、すごくしょっぱい。そして独特のにおい・・・アブラ臭がある。
なかなかに個性的な温泉で、嬉しくなった。
露天風呂もあり、温泉の濃度はさらに高い。濃い緑色のお湯だ。
そして海の眺めがいい。波打ち際まで100mほどしかないので、目の前に海がどーんと広がる。お風呂に浸かりながらにして海を存分に眺めることができた。なんとも贅沢である。
お風呂上りは大広間で電動マッサージ椅子へ。
全身リラックスした。いい温泉施設だった。
さて、あと新潟市までは250kmほどである。
がんばって帰ろう♪
おしまい・・・・・
@@@まとめ@@@
新潟市出発 2日午後11時 新潟市帰宅 4日午後10時 (47時間)
ドライブ走行距離・・・・・1203km (ドライブの新記録)
うち高速道路352km 一般道851km
平均燃費・・・・・17.60kml
ガソリン使用量・・・・・68.4リッター
ガソリン代・・・・・1万0328円
高速道路料金 4350円
おみやげ代、温泉代、食費・・・・・1万5470円
ドライブ総費用・・・・・3万0148円なり