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MMのむらのブログ一覧

2013年07月01日 イイね!

日本国道最高地点を行く♪長野・群馬ドライブ

日本国道最高地点を行く♪長野・群馬ドライブ6月29日土曜日は、
長野県と群馬県を行くドライブへ。

メインは、日本最高標高の国道292号線渋峠、
そして日本屈指の高所温泉、万座温泉。

では、さっそくドライブ日記へ


AM4:30 出発

夜勤の仕事が終わって家に帰ってきたのが、午前2時半。
それから準備や温泉などの下調べをして、いざ出発。

第一目的地は、125kmほど離れた上越市の温泉。
「鵜の浜人魚館」といい、営業は午前10時から。

時間はたっぷりとあるので、下道で行く。
それでも時間は3時間ほどあまったので、
国道沿いのトイレ付きパーキングで仮眠。

まあ、暑くてほとんど眠れなかったのであるが。
寝不足のドライブとなりそうだ。

そして、午前10時。
鵜の浜人魚館へ入館。


AM10:00 鵜の浜人魚館

鵜の浜人魚館の建物はナカナカに大きくてキレイ。
1階がプール、2階が温泉となっている。

料金は500円。

さっそく2階にある大浴場へ。

脱衣所は広々。ロッカーもたくさんある。

大浴場も大きい。
10人以上がゆったりと入れる浴槽が一つ。サウナが一つ。

泉質は素晴らしく、若干緑がかった色と、少しトロンとした浴感。
なめてみると、かなりしょっぱく、少し独特のアブラ臭もあり。
循環温泉ではあるが、十分に納得できる温泉。

露天風呂は、5人サイズ。
日本海が見えるが、残念ながら目張りが高くてちょっと圧迫感を感じた。

風呂上りは、大広間にある高級マッサージ椅子。
その次に通路にあった足の裏マッサージ機明日香2。
この2つはほんと気持ちいい♪


AM11:30 長野へ

ここから国道18号を走り長野へ向かう。
しばらくして長野県に入り、道の駅「しなの」にてみそラーメンを。
スープはおいしかったが、野菜類が少々硬かったのが残念。

のんびりしすぎたので、信濃町インターから高速へ。
信州中野インターで降りる。

ここから国道292号線へ。
この国道292号線は、ここ中野市から群馬県の草津温泉へ抜けることが出来、
その途中にある渋峠こそ、日本一標高の高い国道地点となっている。
前から行ってみたかったのだが機会がなかった。

まずは志賀高原へ向けて急坂を登っていく。
道は広く、カーブもきつくはないのだが、勾配は急で、
観光バスが黒煙を出しながら、35kmhほどで登っている。
登坂車線があるので、そこでバスを一気に追い抜き。


PM1:30 志賀高原

そして志賀高原に到着。
ここの標高はもうすでに1500mに達し、まさしく高原の風景。
下界では暑かった気温もここでは22度。涼しい。

志賀高原は特に用はないので通過。

国道はさらに登り・・・またさらに登り・・・
まだ登るの?と思う頃、ようやく渋峠ホテルに到着。


PM2:00 渋峠 日本国道最高地点

この渋峠ホテルは、なんと珍しいことに、
建物の中央に県境が走っている。
向かって建物の右側が長野県、左側が群馬県となっている。

建物に県境があるので、税金は両方の県に納めないといけないそう。
それまた大変だ・・・。

このホテルには食堂と売店もあるので入ってみる。
すると、「日本国道最高地点 到達証明書」というのを売っていたので買った。
なんと100円なり。これはいい記念になるね。

玄関先には、ゴールデンレトリーバー犬が2匹。
非常におとなしく、私もなでなでしてみた。
なんともかわいいなあ。

さて、日本国道最高地点の渋峠は、渋峠ホテルから少し行ったところ。
標高は、なんと2170mもある。
中野市からは1800mも登ってきたことになる。すごい登山道路だね。

気温はなんと15度。志賀高原よりも7度、中野市よりも12度くらいも低い。
空気もとっても澄んでいて思わず深呼吸をしたくなる。

景色は絶景である。まさしく火山の荒々しい地形。
しかし残念ながら、渋峠は雲の中。視界がまったくきかない。
天気が良ければ、志賀高原から北アルプスまで見渡せるそうだ。

また、渋峠の近くにある白根火山のお釜を見ようと思ったが、
この霧では見えないだろうから、あきらめた。


PM3:00 極上温泉 万座ホテル聚楽

次なる目的地は、万座温泉。
渋峠からは約8km。
国道から離れ県道を5kmほど進むとあるのが万座温泉。

万座温泉は日本屈伸の高所温泉。
標高は1800mもある。まさに雲上の温泉地。

そして硫黄(硫化水素)含有量が日本一、そして色が乳白色・・・
という素晴らしい泉質。
前から一回来て見たかった温泉なのだった。

万座温泉で日帰り温泉を受付しているホテルのひとつが
万座ホテル聚楽(じゅらく)。
公式サイトに日帰り温泉受付と書いてあった。

平日・土曜/12:30~16:00 日・祭日/11:30~16:00
値段1000円。

途中、観光してのんびりしすぎて到着が夕方3時頃に・・・。
日帰り入浴は4時までなので、急がないと。

ホテル聚楽は、万座温泉街から少し離れた場所。
万座の中では一番山の上にある。

まずはフロントへ行き、入湯料を支払い。お値段は1000円。
高級ホテルの立ち寄り湯ということを考えればそう高い値段ではない。

大浴場は、内湯の大浴槽が一つ、露天風呂が一つのみというシンプルなもの。
サウナや寝湯やバイブラ風呂などはなし。
それこそ、温泉の泉質で勝負している。

まずは脱衣所からして、硫黄のニオイが漂っている。
中毒をおこさないように、強力な換気扇が回っていて、
脱衣所内は風が起きている。

さっそくお風呂へ。
先客は、内湯・露天合わせて5人ほど。空いていてゆったり。

まずは内風呂。
いいと思ったのが、10人以上が入れるゆったりとした大きな浴槽が
木製だということ。いい雰囲気だ。
お湯使いは源泉かけ流し!!こんな大きな風呂なのに素晴らしい。
豊富な源泉を物語っている。

そして素晴らしいのが泉質。

青みがかった乳白色の色は、それだけで興奮する。
さらに硫黄の濃いニオイがたまらない。
この硫黄、万座温泉の中でもこのホテル聚楽のものが
一番含有量が多いということらしい。
まさに日本一硫黄分の多い温泉。

味見をしてみると、意外にも味は薄味。
ほんのり苦味を感じた。

大きくて開放的な窓からは、2000m級の山々と高原風景、
そして目の前に広かる「空吹」と呼ばれる噴火口のような光景。
噴煙?というか水蒸気が上がっている。

次に露天風呂。
内湯の半分くらいのサイズだが、開放感がすごい。
隣の女湯との間の目張り以外に、目張りはなし。
まさに風景と一体になれる。

1000円は高いけど、この内容なら充分に素晴らしい。
身体も温泉効果で温まり、お肌もスベスベになった。
高原の風も心地よい。
大満足してホテルを後にした。


PM5:00 帰路

万座温泉から新潟市まで帰るには、
もと来た道、すなわち長野経由で250km、
群馬県に抜けて関越道経由で260km、
どちらから帰っても距離は変わらない。

来た道をまたたどっても面白みがないので、
もちろん群馬に抜けて帰る。

まずは、いったん国道292号まで戻り、草津温泉まで下る。
延々と続く下り坂のヘアピンカーブ・・・。
そして寝不足の疲れがきたのか、強烈な眠気。

意識が遠のくような眠気と戦いながら、なんとか草津温泉まで降りた。
その町外れにセーブオンがあったので、駐車場にIN。
その後2時間爆睡。

草津からは、六合村・暮坂峠経由で中之条町に出て、
渋川の隣、赤城インターから関越道に乗って帰った。
草津から新潟までの約240km、休憩なしに走りきった。
ちょっと足がしびれたけれど・・・。

午後10時半帰宅


今回のドライブまとめ

走行距離・・・・・554km
平均燃費・・・・・15.4kml (エアコン使用8割) 
ガソリン使用量・・・・・36リッター
ガソリン代・・・・・5390円
高速代・・・・・2500円

アクセラ総走行距離・・・・・16万6100kmなり

2013年05月09日 イイね!

三陸の復興商店街&温泉三昧ドライブ

三陸の復興商店街&温泉三昧ドライブえーっと・・・・
GWに行った、三陸を訪ねるドライブ旅の旅行記が
書きあがりました。


画像がたくさんの読みやすいドライブ日記もあります。
ホームページの方にあります。
パソコンやスマホの方はぜひこちらをご覧ください。

以下ホームページへのリンクです。

http://homepage2.nifty.com/e127nomura/mypage2/mmdrive2013gw.html

旅行記は、ブログよりホームページの方が
書きやすいのです。

ブログバージョンは以下です。
ブログにしては長~い文章でございますので注意。


三陸の復興商店街&温泉三昧ドライブ

今回のドライブ目的

今年のゴールデンウイークも三陸へ行こうと思った。

三陸の復興商店街に行き、お買い物をするのだ。

ついでに、温泉にも行こうと思った。
岩手で一つ、青森で一つ、秋田で一つ、計3つの温泉に行くつもり。


三陸へ到達するまで

5月2日、連休前日。
仕事が終わり、仮眠をとって23時に新潟市を出発。

3日午前0時 山形県に突入。新潟市から68km
1時05分 宮城県に突入。新潟市から134km
1時50分 東北道白石インター 新潟市から178km

東北道はGWということもあり、真夜中だというのに交通量は多い。
各PA、SAではほぼ満車で立ち寄るのも難しい。仙台を通過すると交通量も若干減る。

2時55分 志波姫パーキングエリアで休憩。
280km真夜中にノンストップで走ってきたので、若干疲れた。しかし全然眠くはない。

3時10分 岩手県に突入。新潟市から300km

今回の三陸の第一目的地は、陸前高田市であるので、一関インターで降りる。
けっこう眠くなってきたので、一関インター目の前のコンビニで仮眠。
エンジンを切り、後席を前倒してラゲッジにて寝袋で寝る。

6時半目が覚める。まだ2時間半くらいしか寝ていないが、頭は意外とスッキリ。

一関から陸前高田に向かうには、県道19号線&国道343号線で約60km少々。
国道343号線は眺めの良い国道で岩手県内初のループ橋もある。

そして山から平地に開けてくると、陸前高田市。
新潟市から366kmであった。


陸前高田市 奇跡の一本松と復興商店 午前8時

陸前高田市は、東日本大震災の大津波でも最悪の被害の出たところ。
街全体が流されてしまった。それから2年経った。どうなったかな。

陸前高田市には震災前の2009年に来たことがある。
高田の松原でのんびりと読書などした。
陸前高田は美しい街だなと思ったのだ。だからこの街には思い入れがある。

まず私が行ったのは奇跡の一本松。
あまりにも有名になり、陸前高田の復興のシンボルとなっている。

ここは観光地化されていて、大きな駐車場がある。
駐車場から一本松までは歩いて数百メートル。
私が訪ねたのは午前8時頃だったが、早くも10人ほどがいて、写真を撮ったりしていた。
これから昼間になればたくさんの人が訪れそうな感じだ。

今奇跡の一本松は枯れてしまい、今は保存のための工事が行われている。
早い話、奇跡の一本松のレプリカを作っているところ。
レプリカといっても所々に奇跡の一本松そのものの素材が使われているらしい。


次に、陸前高田の市街地があったところに行ってみた。

陸前高田には震災後の去年のGWにも来た。
その時は、まだ市役所やスーパーマイヤ、高田高校など、
いろんな建物の数々が無残な姿で残っていたのだが、
今年は、もうそれらの建物はない。すべて解体されたらしい。
おかげで、陸前高田の旧市街地は、ものの見事にさら地になっていた。

陸前高田駅にも行ってみたが、壊れたホーム以外何も残っていない。

クルマのナビには駅前商店街やホテル・銀行・郵便局などが表示されているが、
目の前には何もない・・・。たださら地が広がるのみ。
ナビ画面と実際の風景を見比べると、なんだかとっても悲しい気持ちになった・・・。

さて、復興商店街に行ってみよう。
陸前高田にはいくつかあるが、今回行ってみたのは、未来商店街。
陸前高田駅から3kmほど内陸にいった竹駒町というところにある。
ここにはコンビニやスーパー、ホームセンターなどがあり、
被災後の陸前高田の中心地になっている。実はここにも津波は到達したという。

さて、未来商店街は復興商店街でプレハブの建物がいくつかあるが、まだ午前9時とあって、
まだひと気がない。ちょっと来るのが早すぎたかな。
土日はここで「けせん朝市」という名の朝市が開かれるそうなのだが、
今日は土日ではないのでやっていないかな。

でも陸前高田で何か買いたい。

少し市街地の方に戻ると、陸前高田物産センターというのがあった。
名前からすると大きなみやげ物屋のようだが、実際は仮設のトレーラーハウス的な小さな店舗。
ここには陸前高田や三陸のみやげ物、そして陸前高田の支援商品が並んでいた。
私はここでおみやげなどいろんなものを買った。そしてレジに持ち込んでびっくり。
7650円にもなってしまった。でも満足。


大船渡市 五葉温泉 午前10時

さて次は温泉だ。
陸前高田にも、黒崎仙峡温泉というのがあるが、そこは去年来たので、
今年は陸前高田のお隣、大船渡市にある五葉温泉というのにした。

陸前高田から約15kmで大船渡市街に到着。そこから山の方へ10kmくらい進み、
五葉湖というダム湖の湖畔に五葉温泉という日帰り温泉施設がある。

到着は3日午前10時。
駐車場は満車に近い。人気の施設かな。建物はキレイで立派。

入口で600円(タオルなし)を支払い、大浴場へ。

露天風呂はないのは残念だが、内湯はけっこう大きな変形浴槽。
10人以上がゆったり浸かることができる。

窓も大きく、山々を望みながら入浴可能。

お湯は透明で温泉の香りはなし。お湯を味見してみると、無味。
でもアルカリ性の温泉なので、肌ざわりがスルンとして気持ちのいいお湯。

新潟から400km運転してきた疲れもとれた。

お風呂上りは、電動マッサージ椅子。
施設の大きさの割に充実していて、高級機種が5台も置いてある。うれしいね。
私の大好きな「あんま王」という機種もあったが、あいにく人が座っていた。残念。


さて、次は釜石市の復興商店街へ行こう。

五葉温泉から釜石へは、県道193号で赤坂峠というのを越えていくと、すごい近道だ。
でも行ってみて後悔した。とても狭い山道で、クネクネ曲がりくねり、
落石も落ちているという怖い道路。時々対向車が現れるとバックするはめになる。
うーむ、急がば回れだね。


釜石市 復興商店街へ お昼の12時半

釜石市に到着したのはお昼の12時半。新潟市からの距離443kmなり。

釜石もまた大津波の被害が甚大な街であり、復興商店街もいくつかある。

私が行ったのは、釜石駅近くの「釜石はまゆり飲食店街」。
釜石駅付近は津波の被害は少ないので、スーパーや大型電気店、コンビニなどが密集している。
その一角に、プレハブの建物が連なる復興商店街である釜石はまゆり商店街がある。

基本的に飲み屋・スナック街なので、昼間は閉まっている店舗ばっかりだが、
ラーメン屋や定食屋などは開いている。
そのうちの一つ、大人気ラーメン店である「こんとき」で名物の釜石ラーメンを食べるのが、
釜石に来た目的なのだ。

さっそくガラガラガラとドアを開けてみると、あらまあ、狭い店内はほぼ満席。
でも幸いなことにカウンターが一つだけ開いていたのでそこに座る。

10分待って出てきた釜石ラーメン。いやあ、うまい。
釜石ラーメンはとってもあっさりしたしょうゆラーメン。
スープは透き通っていて、一口飲んでみると、あっさりとしたしょうゆ味の中に、
少しだけ香ばしさも感じられる。麺は極細のちぢれ麺。

実は、これを食べるために前夜から17時間も絶食していたので、
全身にこの釜石ラーメンのうまさが染み入るような感じがする。
あまりのおいしさに、スープまで全部飲み干した。小食の私としては珍しいことである。

大満足して釜石市を後にした。


釜石市から宮古市へ お昼過ぎ

次なる目的地の復興商店街は、宮古市田老町「たろちゃんハウス」だ。
釜石から宮古市田老までは約70kmある。

距離があるので、のんびりと進んでいくことにした。

釜石の隣は大槌町。
この町は、新潟県民にとってはニュースでよく耳にした町。
新潟県では大槌町の津波ガレキ廃棄物を受け入れることにしたのだが、
このことに関して大議論が巻き起こってニュースになった。
住民が大反対したのである。結果的には受け入れることにしたのであるが・・・。

それで新潟県民におなじみの大槌町だが、実際に来て見てみるとやはりすごい被害である。
町の中心部は津波にやられて、陸前高田みたいに更地になっている。
壊れた建物はまだ残っているところもあって言葉を失う。

大槌町の隣は山田町。
あまり報道はされていないが、ここもまた津波被害が甚大。さら地が広がっている。

仙台市から三陸沿岸を通って青森の八戸まで結ぶ国道45号線を走っていると、
ほんとに次から次へと大津波の被災地が現れる。
これでもか、これでもか・・・と大津波の被災地が現れる。
今日は天気がよく真っ青な空と青い海がすがすがしいが、
被災地の風景を見ると気分は重くなる。

さらに国道45号の津波浸水地には必ず看板があり、
「ここから津波浸水地帯」「津波浸水地帯ここまで」とセットとなって表示されている。
国道45号を走っていると、この看板ばっかりである。まさに津波国道といえるかもしれない。

途中、強烈な眠気が襲ってきたので、トイレ付きパーキングで仮眠。
2時間くらい眠ってしまい、起きたら3時半だった。
おっとっと、この先まだまだ行きたい所がたくさんある。寝すぎたか。

宮古到着4時半。新潟からはちょうど500km。

宮古港に行き、記念撮影。三脚を使っての自分撮り。
周りに釣り人がいたので、自分撮りするのはけっこう恥ずかしかった・・・。

さてさて、お次は田老町へ向かう。


宮古市田老町 復興商店街 たろちゃんハウス  夕方5時

まずは三陸鉄道の田老駅。
田老といえば、まるで要塞のような津波防波堤が有名。
しかし311大津波はこれをカンタンに乗り越え、街を飲み込んでしまった。

田老駅は高台にあるので、この街が一望にできる。今はさら地が広がっている。

さて、復興商店街「たろちゃんハウス」へ行こう。
たろちゃんハウスは、田老町の商店が集まった場所。グリーンピア三陸みやこの敷地内にある。
田老の中心地からは5kmほど離れている丘の上にグリーンピア三陸みやこがあり、
そこに仮設住宅が密集していた。その隣にたろちゃんハウスはあった。

2階建てのプレハブが横に並んで3棟ある。

いろんな商店が集まっているが、意外と閑散としている。
午後5時を過ぎてしまい、もう店じまいが近いからかもしれない。
店舗は床屋、美容店、時計店、学習塾、靴店などがあるが
そういう店はどちらかというと地元のための店。私が寄ったのは山崎Yショップ田老箱石店。
いわゆるコンビニである。まあ味気ないが、ここに田老産の農産物が少しあったので、
切干大根ととろろ昆布を購入した。ほかに飲み物とパンも購入。

田老のおみやげが買える店とかがあったら、観光目的の人も来やすいと思う。


最大の目的地 鵜の巣断崖 夕方6時

さて、いよいよ、前から来てみたかった絶景場所、鵜の巣断崖である。

田老からおよそ20km。

三陸といえばリアス式海岸で有名だが、それは土地が沈降して出来た景観だ。
しかし宮古から北部分は、正確にいうとリアス式海岸ではない。
リアス式とは逆に土地が隆起した場所。それゆえに隆起した土地が波に削られて
断崖絶壁が何十キロにもわたって続いている。

鵜の巣断崖は、その断崖絶壁がすごいことになっているのだ。
海岸から垂直に高さ200mの断崖が立ち上がっている。

国道45号線の旧線を走っていると、「鵜の巣断崖→」という小さい看板があるので左折。

のどかな畑の中を走ること数キロ。
駐車場にクルマをとめて松林の中を300mほど歩いていくと、突如視界がドーンと開ける。

ちなみに柵の下は垂直になっている。200mはるか下に海岸が見える。
柵から身を乗り出すと、足がすくむ。恐ろしい。


野田村で車内泊 夜8時

今日の予定はすべて終了したので、あとはのんびりと北上する。

時間は夜7時になりもうすっかり夜になってしまった。
一日中運転して、そろそろ疲れてきたので、車内泊するところを見つけようかな。

ちょうどよく、野田村に道の駅野田というのがあったので、そこにIN。

すぐ近くにローソンがあったので、そこで食料を調達。
そしてその夕食を食した後、寝るためのベッドメイキング。

後席を前倒すると平らな空間が出来るので、そこに寝袋をセット。
そして運転席と助手席の間に枕となるクッションを置けば完了。

意外にも、足もちゃんと伸ばすことが出来て、快適快適。

朝まで熟睡することが出来た。

このように、アクセラは後席を前倒しすれば、快適に眠ることが出来る。
ただし一人のみね。
二人で寝ると、若干狭くなるかもしれない。


青森&秋田で温泉三昧  4日・ドライブ最終日

翌日、早朝6時に起きて、出発。

久慈市を過ぎて、7時半に八戸に到着した。

さて、ここで朝風呂に入ろうと思う。

八戸の温泉は、八戸駅の近くに、新八温泉というのがあるので行ってみた。
健康ランド並みに大きな建物で、しかも温泉を使用している。
味見してみるとけっこうしょっぱいお湯で、塩化物泉とのこと。
健康ランドのお湯としては、なかなかに温泉っぽくて満足した。

朝風呂も気持ち良いね。

その後、八戸駅へ。
私は駅弁が大好き。大きな駅にはたいがい駅弁があるので、
八戸駅にもあるだろうと思ったら、やっぱりあった。新幹線改札口の近くである。
10種類くらいの中から、「鶏三昧弁当」880円というのを購入。


さてさて、八戸は、今回のドライブ旅の最終目的地である。
あとは、新潟へ向けて帰るのみである。

八戸から新潟は、だいたい500km程度だ。
遠いけれど、まあ夜には到着できるだろう。

帰る道としては、十和田湖を経由して秋田県へ。
そこからずーっと日本海側沿いに山形県を経て帰ろう。


八戸から十和田湖へは国道104号線で行く。
途中の道の駅「さんのへ」では、八戸駅で買った駅弁を食した。
駅弁は列車の中で食べるものだが、クルマの中で食べるのもまあ悪くないね。

その後国道104号を走り、13時に十和田湖に到着。
しかし十和田湖は深い霧の中。なーんにも見えなーい!!残念だった。
十和田湖へはまた天気のいい日にまた来よう。


十和田湖からは国道103号で大館へ。
その後国道7号へ。能代市の手前で日本海東北道に合流。
秋田市を過ぎて本庄市に入った岩城インターで降りると、道の駅「岩城」がある。


ここに、日帰り温泉があるので寄ってみた。
今回のドライブでは3湯め、今日の2湯めである。

港の湯という名称で、大浴場や大広間がある。

さっそく入ってみた。
驚いたのがお湯の色。緑色と黄色を足して2で割ったような、そんな色。
なかなかにきれいな色だ。

お湯を味見してみると、すごくしょっぱい。そして独特のにおい・・・アブラ臭がある。
なかなかに個性的な温泉で、嬉しくなった。

露天風呂もあり、温泉の濃度はさらに高い。濃い緑色のお湯だ。
そして海の眺めがいい。波打ち際まで100mほどしかないので、目の前に海がどーんと広がる。お風呂に浸かりながらにして海を存分に眺めることができた。なんとも贅沢である。

お風呂上りは大広間で電動マッサージ椅子へ。
全身リラックスした。いい温泉施設だった。

さて、あと新潟市までは250kmほどである。
がんばって帰ろう♪

おしまい・・・・・


@@@まとめ@@@

新潟市出発 2日午後11時  新潟市帰宅 4日午後10時 (47時間)

ドライブ走行距離・・・・・1203km  (ドライブの新記録)
うち高速道路352km 一般道851km

平均燃費・・・・・17.60kml
ガソリン使用量・・・・・68.4リッター
ガソリン代・・・・・1万0328円
高速道路料金 4350円

おみやげ代、温泉代、食費・・・・・1万5470円

ドライブ総費用・・・・・3万0148円なり

2012年10月09日 イイね!

秋田・玉川温泉と八幡平・岩手山の旅

秋田・玉川温泉と八幡平・岩手山の旅左画像上:玉川温泉地獄谷
左画像下:間近で望む岩手山

今週末は3連休だったので、
その初日である土曜日にドライブへ。

行き先は、秋田県の玉川温泉。

さっそくドライブ日記いきましょう。
長いので目次を設けます。


秋田・玉川温泉と八幡平、岩手山の旅

目次 
玉川温泉までの道中
玉川温泉はすごい
八幡平アスピーテライン
岩手山
帰途


玉川温泉までの道中

私は最近、温泉にはまっている。
そこで究極の温泉として有名な
玉川温泉に行きたいと思ったのだ。

金曜日夜、仕事が終わったのが夜10時。
家に帰り、支度して、出発したのが、深夜0時。

全然眠っていないが、それはそれ。
眠くなったら、途中で仮眠を取ればいい。

玉川温泉大浴場の外来受付は朝7時からなので
それまでにつけばいいのだ。
7時間あるので、数時間の仮眠は取れる。

新潟県から秋田県へは、日本海東北道という高速がある。
しかし、これがこま切れの高速である。
新潟・山形県境と、山形・秋田県境で途切れてしまうのだ。
そんなこま切れ高速でも、やはり高速道路。
使えば、それなりに早く到着する。

まずは日本海東北道で、朝日インターまで。
それから国道7号を進み、山形県に入ったのが、
1時15分であった。

山形県に入って15kmほどで温海温泉。
そこから、また日本海東北道。
これで酒田みなとインターまで。

秋田県に入る手前で眠気が来たので、
国道7号線の道の駅「鳥海」で仮眠。起きたら、朝4時だった。

秋田県に入り、象潟を過ぎ、仁賀保まで来たところで
再び日本海東北道。
秋田市の手前で、秋田道と合流。そして協和インターで降りる。

その後は国道46号で、角館へ。角館を過ぎると、まもなく田沢湖。
玉川温泉は、田沢湖のさらに山奥にある。

田沢湖からは国道341号線。
峡谷沿いを約40分ほど進むと、玉川温泉に到着した。
新潟からは362kmであった。所要時間は仮眠抜きで5時間。


玉川温泉はすごい

玉川温泉は、その効能の高さから日本各地から
たくさんの人が病気療養に訪れる。

まずはその泉質の良さ。
PH1.2という強烈な酸性なので、効能が高いのだ。

そして豊富な温泉の量。
源泉は大墳といい、毎分9000リッターも湧き出している。
それを利用しているのが、玉川温泉。

玉川温泉は大きな旅館と湯治宿が一つになっていて
収容人数は驚きの700人以上。まるで一つの町だ。
その大浴場はかなりの大きさで、ここは
宿泊者以外も入ることが出来る。いわゆる日帰り入浴。

日帰り入浴受付は朝の7時からというわけで、
ギリギリ間に合ったのだった。

山腹にある大きな有料駐車場(100円)にクルマを止め、
数分歩いて、大浴場入口へ。
タオルなし600円を払い、さっそく入ってみる。

さすが大旅館だけあり、大浴場はデカい。
大人数がゆったり入れる大きさがある。

そこに、体調に合わせて、源泉50%の湯と源泉100%の湯がある。

まずは、飲泉所へ。
あらかじめ2倍に薄められた源泉が蛇口から出ており、
それをさらに5倍に薄めて飲む。つまり10倍薄めるわけだ。

さっそく薄めて飲んでみた。
驚いた。すっぱいのだ。濃いレモン水のようだ。
10倍に薄めたのに、この濃い味は何だ?なんだかすごいぞ。

さっそく入浴してみる。
まずは源泉50%の湯(ぬる湯)へ。

足からゆっくりと入る。
ピリッとは来ないものの、なんだかすごみのあるお湯。
体がザワザワしてしまうような感触がある。

それでも温度は、ぬる湯だけあって38度くらい。
長湯できそうな温度である。しかしそこは玉川温泉。
5分くらいで上がった。

さてお次は、いよいよ源泉100%。
浸かった瞬間は、あれ、そうでもないじゃん、とも思ったのだが、
だんだん時間が経つ内に体のあちらこちらがピリピリしてきた。

なんだか目もしみて、涙も出てきた。
隣にいるおじさんは、終始目をつぶっている。

やはり源泉100%はただものではない感触。
せっかく遠くまで来たので、ちょいと長湯を。
15分くらい入っていた。

上がるとき、源泉を手ですくって口に含んでみると、
激すっぱく、超苦く、思わずシャワーでうがいをした。
ものすごいお湯である。


お風呂上りは、散歩することにした。

遊歩道を5分ほど歩くと、源泉が湧き出している大墳がある。
「ゴーッ」いう音とともに、大量の温泉が湧き出している様子は
迫力がある。

そこからさらに数分歩くと、岩盤浴するところがある。
テントのような小屋が3棟建っているがどこも満員。
入りきれない人が、そこら中にいる。
ゴザをしいて、岩盤の上に寝転がっているのだ。
中には下着一枚のおじさんとかもいて、びっくり。

周囲には、火山性ガスを噴き出す噴出口がたくさんあり、
硫黄のニオイが漂っていた。


八幡平アスピーテライン

玉川温泉を満喫した後は、八幡平へ行こう。

ところが、あまり寝ていないせいか、頭痛がするし眠い。
なので、国道沿いの広いスペースで仮眠した。

起きたら11時半だった。3時間ちかくも仮眠したみたい。

でもまあ急ぐ旅でもないし、ゆっくり進もう。

八幡平とは、秋田県と岩手県にまたがる標高1500m前後の高原地帯で
八幡平アスピーテラインを通りクルマで行くことが出来る。
岩手県に通り抜けも出来る。

途中、八幡平ビジターセンターというのがあったので寄ってみた。
ここは八幡平の自然を紹介しているところ。
まあ普通の施設だったが、面白いのが、
施設の裏手100mのところにある泥火山。

周囲が10mほどの泥地帯で、灰色の泥が「ボコッボコッ」と噴き出している。
見た目も面白いし、音もユーモラスだ。
全国的にも珍しいものだそうなので、しばらく眺めていた。

さて、このアスピーテライン、
道路沿いには湯気が立っているところが多い。
ビジターセンター周辺には後生掛温泉など温泉が多く、
地熱も高いため、地熱発電所まである。
日帰り温泉を見つけたので入ってみたかったが、
さっき玉川温泉に入ったばっかりなのでやめた。

この八幡平は火山ながら非常になだらかな地形で、
標高が1500mもあるとは思えないほど。
道路もカーブはゆるく、大変に快適に走ることができる。
そして景色が絶景だ。

峠の頂上を過ぎると、前方に富士山に似た形の岩手山が
姿を現し、とても雄大な眺めだ。

すると道沿いの駐車スペースに、秋田名物ババヘラアイスを発見。
独特のパラソルで一目で分かるのだ。
こんな山の上にも、おばさんがいて、一人アイスを売っている。
ついつい私も買ってしまった。
独特の形のシャーベットアイスは、甘くておいしい。
これぞ秋田の味。(県境は数キロ越えて岩手県側にいたのだけど)


雄大な岩手山

アスピーテラインを岩手県の八幡平市まで降りきると、
目の前には岩手山がドーンとそびえている。
形の整った大きな山体は、なかなか見ごたえがある。

もっと近くで見てみたかったので、ふもとまで行ってみた。
焼走りの溶岩流というのがあり、そこには
「焼走りの湯」という日帰り温泉施設もある。

これにも入ってみたいが、やはりさっき玉川温泉に入ったばっかりだ。
実は、全身の肌がやけにスベスベしており、
玉川温泉の効果をまさに実感しているわけである。
まだ玉川温泉の後味を楽しみたい。

焼走り溶岩流には、遊歩道があるので、少し歩いてみた。
真っ黒くて、持ってみると軽い岩石が辺り一面を覆っている。
そして目の前には、ドーンと迫力の岩手山。
素晴らしい眺めに、時間を忘れてしばらくボーっと眺めていた。


帰途

そういえば、昨日の夜からほとんど何も食べていない。
もう午後3時半である。なのでお腹が超空いてきた。

ふもとまで降りて国道282号に出ると、コンビニ「サンクス」があったので
カレーライスとごま風味そうめんを購入。
それを道の駅「西根」の駐車場で食す。

食べ終わると睡魔が襲ってきて、シートを倒してそのまま入眠。
・・・
・・・
はっと目を覚ますと、暗くなっていた。もう午後6時。

今回の楽しいドライブも、おしまいの雰囲気である。

さて、岩手県の盛岡から新潟までの帰り道。
いくつか選択肢がある。
全部高速道路で帰るのが一番早く帰れるルートだが、
これだと福島の郡山経由となり遠回りとなる。
新潟まで440kmとけっこうな距離。

もう一つは、半分高速を使う最短距離コース。
岩手県の北上市から秋田道、秋田県の横手から横手・湯沢道路・国道13号、
山形県の新庄市から国道47号、鶴岡市からは日本海東北道・国道7号。
このルートだと370kmくらいで新潟へ帰れる。
ただALL高速よりも若干時間がかかる。

悩んだ末、最短コースで帰ることにした。
盛岡の手前、滝沢村を午後6時半出発、
新潟市に到着したのは、午後12時であった。

ドライブに出発したのが、土曜日深夜0時、
ドライブから帰還したのが、土曜日深夜12時。
まるまる24時間のドライブだった。


ドライブのまとめ
走行距離・・・・・829km
平均燃費・・・・・17.70kml
燃料使用量・・・・・46.8リッター
ガソリン代・・・・・6840円
高速料金・・・・・4000円
日帰り温泉代・・・・・800円(駐車代・ドリンク含む)
自分・知人へのおみやげ・・・・・5150円
食費・・・・・2062円
テーマCD 「HEVEN`S DOOR music by PLAID」・・・・・2100円

経費合計・・・・・2万0952円なり

アクセラ総走行距離・・・14万2440km
2012年09月17日 イイね!

茨城県を楽しむ旅:霞ヶ浦&筑波山

茨城県を楽しむ旅:霞ヶ浦&筑波山先日、9月15日。
茨城県に日帰りドライブに行ってきました。

左画像:
上が霞ヶ浦
下が筑波山ロープウエーからの眺め 


走行距離844kmにもなり、
日帰りとしては、なかなかの距離でした。

今回のドライブは、体調不良&眠気にも悩まされ、
まあいろんな意味で思い出の残るドライブでした。

さっそくドライブ日記いきます。

超長いので、目次を設けます。


@@茨城県を楽しむ旅:霞ヶ浦&筑波山@@

目次::

最初の目的地は霞ヶ浦
源泉掛け流し「きぬの湯」
頭痛&腹痛に悩まされる
筑波山ロープウエー
帰りは遠回りで



最初の目的地は、霞ヶ浦

今週末は三連休。茨城県に行くことにした。
金曜夜、夜中の0時に出発。
仮眠は3時間ほど取ったので、とりあえず眠くはならないだろう。

新潟から茨城県には、福島県経由が近いので、
新津インターから磐越自動車道に乗る。

ビタミンドリンクを飲みながら、片側1車線の危険な磐越道を
走っていく。夜中なのに大型トラックが多くて怖い。

会津若松を過ぎると、片側2車線になるので、
のんびりマイペースで進んでいく。

郡山では、東北自動車道と交わる。
ここで選択肢。
内陸の東北道から行くか、太平洋まで出て常磐道から行くか。

第一目的地の霞ヶ浦へは、どちらから行っても
距離はそんなに変わらない。
考えに考えて、このまま磐越道を直進。いわきで太平洋岸に出て
常磐道で行くことにした。

郡山からいわきまでの80kmは単調な山間の道路。
だんだん眠くなってきた。
いわきから常磐道に合流し、茨城県に入った頃には、
眠気も限界に達し、中郷SAに入り、瞬時に熟睡。

仮眠は取ったのに、やっぱり眠くなるもんだなあ。

起きたら、すっかり明るくなっていて車内は暑い。
なんともう7時になっていた。急いで出発。

私の予定では、ゆっくりと霞ヶ浦を眺めた後、
「きぬの湯」とという温泉に行くつもりである。
その開店時間は10時なので、それに合わせて行きたい。

となると、霞ヶ浦でゆっくり出来ない。

寝すぎたことを後悔しながら、常磐道の追い越し車線の
速い流れに乗っていく。

日立を過ぎ、水戸を過ぎ・・・霞ヶ浦に一番近いインターである、
石岡小美玉スマートインターで降りる。

ここから国道355号線を走る。
廃止された茨城交通の鉄道跡を横に見ながら走ると、
まもなく霞ヶ浦が見えてくる。
新潟からは、約330kmであった。

霞ヶ浦は、琵琶湖に次いで、日本で二番目に大きな湖。
対岸がかすんで見えて、なかなか広大。
堤防道路へ行き、クルマを停めて、湖岸まで降りてみる。

水は濁っていて、きれいではない。
水質は湖というよりは、沼、潟といったところかな。

時折、ボートや漁船っぽいのが走っている。
湖面には、時々大きな魚が跳ねているのが見える。
霞ヶ浦は、バス釣りの各種大会が開かれているらしい。
魚はたくさんいるんだろうね。

お腹が減ったので、霞ヶ浦を眺めながら、
さっきセブンイレブンで買った390円幕の内弁当を食す。

早くも9時になってしまった。
温泉に向かわなければ・・・



源泉掛け流し「きぬの湯」

霞ヶ浦に面している都市、土浦から常磐道に乗り、
谷和原インターで降りる。
ここは茨城県の一番東京寄りの所、常総市である。

インターから5分で「きぬの湯」に到着した。

「きぬの湯」は、事前に茨城県の温泉を調べて良さそうだった。
開店したばっかりの10時に入館。

和風の旅館風で建物は高級な感じ。
お値段も高級で1200円なり。
この日帰り温泉施設の最大の売りは、
源泉掛け流し。

実際、内風呂にも露天風呂にも源泉掛け流し風呂は
たくさんあった。

私は、外にある源泉掛け流しの
「茶碗の湯」「御影の湯」「桶の湯」が良かった。
いずれも1~2人サイズで、独り占め感覚を堪能した。

もちろん源泉掛け流しなので、
茶褐色もしくはあめ色で、湯の花が浮き、塩味のする
本格的な温泉を楽しむことが出来た。

1200円は少し高いけど、源泉掛け流しの良質な温泉は
すごく満足した。



頭痛&腹痛に悩まされる

さて、きぬの湯は、温泉が良かったのでついつい長湯した。
その後、仮眠所で寝たわけだが、起きたら頭痛がする。
長湯しすぎて湯あたりしたのだろうか。

ズキンズキンと頭が痛いまま、きぬの湯を後にして、
次の目的地、筑波山方面へ。

途中、つくば研究学園都市を通過。

つくば研究学園都市は、なんと200もの研究機関がある未来型都市。
その街の雰囲気も未来的だ。

一番未来的だったのが、つくばエクスプレスの「研究学園都市駅」
駅前には高層マンションが立ち並んでいる。
駅の裏側は、まだ開発が進んでいなくて、緑がたくさんある。

そして近くには、日本自動車研究所「JARI」がある。
広大な敷地が広がっている。

さて、ここで今度はお腹が痛くなってきたので、
トイレを探す。

つくば万博があった跡地公園に、トイレはないかと行ってみたが、
見当たらず、近くをウロウロ。
そしてパソコンショップがあったので、そこに駆け込む。

腹痛はこれで解決したが、頭痛は治らず。
頭を押さえながら運転。

しかしなあ、私はめったに頭痛など起きないので、
いったいどうしたことか。

それでも筑波山へ向かう。
つくばの研究学園都市からはすぐである。



筑波山ロープウエー

ふもとから見上げる筑波山はなかなか雄大である。
とても標高887mの山には見えない。
筑波山は低山ながら、日本百名山にも選ばれているのは
名山の風格があるから。

中腹の標高300mまで道路があり、そこに筑波山神社がある。
筑波山神社からは、頂上までケーブルカーで登ることが出来る。
ケーブルカーに乗ろうかと思ったが、頭痛が直らず、面倒なのでやめた。

そこからまたさらに登り、標高600mくらいに広大なつつじヶ丘駐車場がある。
ここに、ロープウエー乗り場がある。
ロープウエーも乗りたい。しかし頭痛が・・・。
ここで、立体駐車場の1階部分というか地下部分に行き(つまり日陰)
クルマの中で眠ることにした。

そして1時間半ほど眠って起きたら、午後5時過ぎだった。
頭痛もようやくおさまったので、ロープウエーに乗りたい。
しかしもう5時を回り、薄暗くなってきた。ロープウエーは終わったかな?
乗り場に行くと、幸いなことに5時20分発があった。

しかし券を買おうとすると、係員の人がていねいにも
「5時20分発で上りで行きますと、最終の下り発が5時40分なので、
滞在時間は10分少々しかありません。
さらに頂上は雲に覆われて何も見えませんよ」
とロープウエーに乗らない方がいいですよ、という意味のことを言う。

私もそうだな、とやめたわけだが、でもせっかくここまで来たんだし・・
発車直前になって、「やっぱり買います」と券を購入。
ロープウエーに乗ることにした。往復1070円なり。

最終便、頂上での滞在時間は10分ほど、しかも雲で景色は見えない・・・
乗る人は私くらいだろうなと、ロープウエーに乗り込むと、
意外や意外、親子連れが一組と、青年が一人すでに乗っていた。

係員を含めて6人が乗ったロープウエーが発車。
久しぶりのロープウエー。
けっこうな高みを登っていき、なかなかのスリルを感じる。
真下を眺めると、足がすくむ。

係員さんは少ない乗客ながら、ちゃんと解説してくれている。
なんでもスカイツリーまで見えるそうだ。
目をこらすと、都心方面に棒のようにスカイツリーが見えた。

すると、じきに雲に突入。何も見えなくなる。
しかしはるか下には木々が見えており、なかなか高い。
一番高いところでは、地面から90mの高さがあるという。
なかなか怖い。

鉄塔を通過するときは、ガクンと揺れる。
そんな鉄塔を2本通過すると、間もなくブレーキがかかって頂上駅に到着。

展望台に行ってみるが、やっぱり雲がかかって何も見えない。
帰りの発車直前まで粘ってみると、幸いなことに一瞬ではあるが
雲が途切れ、眼下に雄大な関東平野を眺めることが出来た。

するともう下り最終の発車時間に。
短い滞在だったが満足した。



帰りは遠回りで

さて時間は午後6時。すっかり暗くなった。
帰ることにしよう。

急坂を下り、笠間市方向へ。
県道を40分ほど走り、北関東自動車道笠間西インターへ。
東北道方面に40km走ると、壬生パーキングエリア。
ここで、頭痛がして食べれなかった昼食のコンビニ弁当を食す。

さて、ここで新潟に帰る選択肢。
東北道&磐越道経由、つまり福島経由で帰るか、
それとも北関東道&関越道経由で、つまり群馬経由で帰るか。

往路は福島で来たんだから、帰りは群馬方向から帰りたい。
そうすると周遊ルートが取れる。

それに私のロードマップやカーナビには載っていないものの、
北関東道は、今や群馬県の高崎・関越道まで開通しているのである。
古いカーナビに頼っていてはたどれないルートである。
また、新しい高速道路を走ってみたいなとも思った。

栃木都賀ジャンクションでいったん東北道を東京方面へ。
その後間もなく現れる岩舟ジャンクションで再び北関東道。

佐野市、足利市、太田市、伊勢崎市を経て、約50km走ると、
高崎ジャンクションで関越道に合流した。
へえ便利なルートだね。

後は関越道を真っすぐ走れば、新潟に帰ることが出来る。
距離はあと220km程度である。

おしまい。
(帰宅は深夜0時。ちょうど24時間のドライブだった)


ドライブのまとめ
走行距離・・・・・844km
平均燃費・・・・・15.80kml
燃料使用量・・・・・53.4リッター
ガソリン代・・・・・7800円
高速料金・・・・・7750円
日帰り温泉代・・・・・1600円(マッサージ機・ドリンク含む)
ロープウエー・・・・・1670円(駐車代400円含む)
自分へのおみやげ・・・・・450円
食費・・・・・2200円
テーマCD bibio「mind bokeh」・・・・・2100円

経費合計・・・・・2万3570円なり

日帰りドライブにしては、カネがかかっているなあ。
でも思い出深いドライブになったので良かった。
2012年08月19日 イイね!

長野・岐阜 盛りだくさんドライブ♪

長野・岐阜 盛りだくさんドライブ♪今年もお盆休みに、一泊ドライブにいってきました♪
行き先は、長野・岐阜方面。
具体的な行き先は決めず、その時々で決めることに。

左写真は、日本のチロルと言われる
飯田市上村の下栗集落
急斜面に家々が立ち並んでます♪

天空の里ビューポイントより


それでは旅行記いきます。
超長いので、目次を設けました。


@@目次@@

飯田市上村下栗 通称「日本のチロル」へ
飯田市南信濃 遠山温泉郷「かぐらの湯」
飛騨高山と今夜の宿
憧れの国道158号 平湯峠&安房峠
魅惑の秘湯 白骨温泉
標高2000mの美ヶ原


ちなみに、画像がたくさんのドライブ日記は
MMページ内のこちら
http://homepage2.nifty.com/e127nomura/mypage2/mmdrivenagagifu01.html

みんカラ内フォトギャラリーはこちら
https://minkara.carview.co.jp/userid/348232/car/250592/3224710/photo.aspx




@@長野・岐阜盛りだくさんドライブ@@

飯田市上村下栗 通称「日本のチロルへ」

出発は、日付が12日に変わったばかりの、深夜0時。
長野方面へひたすら北陸自動車道を快走。仮眠はとったものの寝不足。

2時間半走って、長野市郊外の小布施パーキングエリアへ。
若干眠くなってきたので、1時間の仮眠。今後のことを考えて、眠いときには寝たほうがいい。外は涼しくエンジンを切っても問題なし。

3時半出発。

長野市を過ぎると、長野自動車道。
松本を通過するころに、辺りが明るくなってきた。雲は多いが天気はまずまずのようだ。ただし北アルプスなど、山々はまったく見えないのが残念。

岡谷ジャンクションで、中央自動車道に合流。

この頃になると、もう行き先は決まっていた。
飯田市上村下栗。

ここは、私の大好きな鉄道紀行作家・宮脇俊三さんが「ローカルバスの終点へ」という本で、絶景の集落だ、と紹介されていたのだ。前から行ってみたかった下栗。行ってみよう。

下栗は飯田市の山奥なので、飯田インターで降りればいい。
しかし私は中央道を走っていて景色に不満を持っていた。防音壁が高くて、景色が見えにくいのだ。なので私は、飯田市の40km手前の駒ヶ根インターで降りた。新潟からの高速料金ETC深夜割引で、3800円なり。午前6時前であった。

伊那谷の景色と、中央アルプスの景色を存分に楽しみながら、飯田市へ。

下栗のある上村には、飯田市の街中の手前で左折。
看板の「上村」の表示に従って、あちらこちらで右左折。次第に山の中へ。道も細くなり、谷間をクネクネと。飯田市と上村を結ぶメインルートであるが、そうとは思えない道。

と、急に高規格の道路が出てきて驚く。
長さ4100mの矢筈トンネルである。ここは将来的に高速道路になる予定だが、こんな過疎地に高速道路が?と思う。今は無料で通行できる。昔は山奥の過疎地であった上村が、このトンネルの開通で飯田市の街と直結された。

トンネルを抜けてしばらく走ると、上村の中心部へ。かなり深い峡谷の谷底に集落がまとまっている。小中学校や村の施設もある。
ここに、「下栗の里」の看板。ここを左折して、山道へ入る。

1速でもきつい、超登り坂。道幅も狭い。ガードレールがない箇所も。斜面をへばりつくようにしてクネクネと登っていく。こんな山の上に集落があるの?と思わざるをえない。

山道を登りきって視界が開けると、最初の集落が。
家は5~6軒あるのみだが、子供達が道路で遊んでいた。

それにしても、まあ、景色の雄大なこと。

眼下には、先ほどの上村の集落を見下ろし、その対岸には、かなりの傾斜の山が切り立っている。ここはフォッサマグナ大地溝帯なので、地勢がすごく急峻。見ごたえがある。

最初の集落から、数キロ進むと、集落が次々と現れる。
驚くのは、まるでスキー場かと思うような、すごい傾斜地に家が立ち並んでいること。

上村の麓から500mほどは登ってきて標高は1100mもある。

下栗の中心集落に入っていくと、道は超狭くなる。
クルマ一台分の幅しかなく、家々の軒をかすめる。対向車がくると、バックしないといけない。クネクネとヘアピンカーブが続き、その両側に家がある。
よくこんな急斜面に集落を作りましたね・・・。

集落を抜けてもう一登りすると、急に景色が開け、広大な駐車場とおそば屋「はんば亭」がある。まだ早朝なので営業していないが、駐車場には、キャンピングカーや県外ナンバーのクルマがたくさん。そば屋の奥には、宿泊施設「高原ロッジ下栗」がある。

ここまでの距離、新潟から410kmなり。
仮眠時間を引いて、6時間半かかった。飯田まで高速を使っていれば6時間程度だったろな。

さて、看板によると、ここから「天空の里ビューポイント」という展望台へいけるという。住民の手作り遊歩道を歩いて15分程度とか。
私も展望台まで歩いて行ってみることに。

鬱蒼とした林の急斜面に沿って歩いていく。一人だとちょっと怖いが、途中で何人も人とすれ違ったので、平気だ。

私は早歩きで行ったので、10分とかからずに到着。といっても展望台とか何かあるわけではなく遊歩道から立って眺めるだけだが、しかし。
そこから眺める下栗の集落の雄大さは言葉にならない・・・。

もう大・大・大満足してクルマに戻った♪

宮脇俊三さんがここを訪れたのは昭和の終わりころ。
そのときはジープに乗せてもらって集落を訪れたそうだ。今とは違ってそば屋もなかった。
今はトンネルも開通して飯田市と直結し、「下栗の里」として観光地化された。
(とはいっても下栗のHPでは、地元住民の生活の場でもあるので通行には特に注意してください、と断りがある)
下栗の公式ホームページはこちら
http://www.shimoguri.com/about.html


さて、ここからどうするか。
実は下栗の集落は、ここからさらに奥、何キロにもわたって続いている。最奥の集落まで行ってみたいが、しかし道の細さと、地元住民の迷惑を考えて、ここでやめることにした。

一般観光客は、このおそば屋さんまででやめておいた方が無難かも。



飯田市南信濃 遠山温泉郷「かぐらの湯」

さて、ふもとの上村まで降りたところで、次は温泉に行きたくなった。

ほんとは飯田市まで戻って温泉に入るつもりだったが、このあたりに「かぐらの湯」という看板が目についた。そこで、上村のガソリンスタンドで給油ついでに、「かぐらの湯」はどんな温泉ですか?いい感じですか?と聞いたところ、スタンドのお兄さんは、
「あそこは最高ですよ。おすすめです」と言った上、割引券までくれたので、行ってみることにした。上村から約11km、道の駅に併設されているのが「かぐらの湯」

料金は、タオルなし600円。
ロビーは、木材を多用し、天井が高くて開放的。とってもきれいな施設。

さっそく奥にある大浴場へ。

内湯は、かなりの大きさ。
ジェットバスや打たせ湯、大人数で入れるジェット付き大浴槽と、
スーパー銭湯なみに充実していた。

そこで、気になるものを発見。なんと飲泉所がある。
大浴場の中に飲泉所があるのは、珍しい。

ひしゃくで飲んでみると、おやまあ!!驚き。
かなりのしょっぱさ。こんな山奥なのに、海水のような味。
そして、硫黄の濃い味もする!

素晴らしい泉質だね。

しかし内湯の大浴槽は、こんなに大きな風呂なので、もちろん循環風呂。
飲泉所で感じた泉質の良さも、循環されてマイルドになっている。
それはまあしょうがないね。

露天風呂も、やはり大きい。20~30人くらい入れそう。
足を存分に伸ばして、ゆったりと入ることができた。

という「かぐらの湯」・・・ガソリンスタンドの店員さんの言う通り、
なかなかいい温泉でありました。



飛騨高山と今夜の宿

さて、温泉でゆっくりしたので、お昼前になった。
どこへ行こうか。

とりあえず、気分は岐阜県に行きたくなってきたので、中央自動車道に乗れる飯田市まで戻ることにした。来た道と同じでは面白くないので、天龍村・天竜峡経由で向かった。

途中お腹が減ったので、下條村のサークルKでお昼を購入。

天竜峡まで来ると、地図にない道路が出現。
新しい高速道路が出来ていて、中央自動車道への近道だという。さっそく私も通ってみると、8kmほどで終点、そこで中央自動車道に接続した。

ここから岐阜県は近い。
長野県との県境を、恵那山トンネルで抜けると、すぐに中津川インター。
とりあえずここで降りる。

さて、ここからどこへ行こうか。
国道脇の駐車スペースにクルマを停めて、しばらく考える。

ここから木曽路へ行こうか。
それとも下呂温泉・飛騨高山方面へ行こうか。

さんざん地図を見ながら悩んで悩んで・・・30分。
下呂・飛騨高山方面に行くことにした。

中津川から下呂は意外と近く、45km程度。
国道257号線を約1時間少々で下呂温泉。
そこから、国道41号に合流。

下呂温泉は、日本三大温泉の一つと言われるが、さっき温泉に入ったばっかりだし、
用はないので、スルー。

飛騨高山を目指す。
下呂から高山までも、45km程度。
のんびり国道を走って、約1時間で到着。


さて、考えないといけないのが、今夜の宿。
飛騨高山のビジネスホテルは空いてるかな?
今日はお盆休みなので、観光地である飛騨高山のホテルはどこもいっぱいなような気がする。

今の時間は、午後4時半。
いつものドライブであれば、まだまだホテル探しなどしない時間である。もっと遠くへ行こうと思うだろう。しかし今日は深夜0時から運転し続けているので、とっても疲れた。軽く頭痛もあり、もうホテルに入って休みたい。

飛騨高山の街中へ入る手前に、高層ビルのホテルα1を発見。
屋上には、「現在空き室あり」の表示。空き室ありとは、もうここに決定かな。なんだかあっけなく決定した感じ。
名前といい、空き室表示といい、まるでカップルホテルのようだが、α1は全国チェーンのビジネスホテル。しかし私は泊まったことがなかった。

とりあえず、空き室表示があったので、駐車場にクルマを停め、フロントへ。
一応、空き室はありますか?と聞くと、「はい、ご用意できます」と。
5400円の部屋だ。

5400円だが、広さもきれいさも充分満足。
入口の鍵は昔ながらの回すカギだが、部屋の電源はキーホルダーを差し込むタイプで近代的。まあとにかく泊まれてよかった。

疲れているからさっそく休みたいところだが、夕食がないので、買出しに。
街中にあるホテルなら、歩いて高山の街など散策でもしたいところだが、このホテルは郊外にあるので、クルマで出かける。

とりあえず飛騨高山駅へ。
駅の駐車場にクルマを停め、駅内へ。駅弁屋があったので、夕食は駅弁とする。買ったのは飛騨牛入り牛しぐれ弁当1050円。
その後はクルマで高山の街をクルマで散策しようと思ったが、お盆休みだから、街中は人であふれかえっているのでやめた。

ホテルに帰って、牛しぐれ弁当を。
弁当容器のヒモを引くと、弁当がアツアツになる。
アツアツの駅弁は新鮮でおいしかった。

お腹もふくれ、眠くなったので、午後8時就寝。



憧れの国道158号 平湯峠&安房峠

翌朝は、4時起床。
たっぷりと、8時間も寝たので、気持ちいい。
残念ながら、空はどんよりと曇っている。

5時出発。

昨日出来なかった、高山市内の散策をクルマで。
高山の街は、古い街並みが有名。
そこに行ってみると、さすがの古い街並み。狭い道路沿いに、古い黒い建物が連なっていて、それらはほとんど何かのお店である。

昼間なら人でごった返すであろうその狭い道をクルマで走ってみる。

こういうことが出来るのも早朝ならでは。
早起きもいいもんだ。

さて、今日も出発しよう。

これから、国道158号線で、長野県の松本市へ抜けるつもり。

国道158号といえば、私の憧れの国道。
日本屈指の険しい所を通る国道である。

あの乗鞍スカイラインの入口である平湯峠(今はトンネルがある)、
標高1780mの安房峠(こちらもトンネルがある)、
そして中の湯は、あの上高地の入口である。まさに観光地が満載。

さっそく国道158号を走ろう。
なんだかドキドキ・ワクワクする。もちろんはじめてだからだ。

しばらくは山間の田舎道だが、だんだんと険しい山々が近づいてくると、上り勾配になってくる。標高1000mを超え、ヘアピンカーブなどが出てくると、道はトンネルへ。平湯峠トンネルであるが、私はここを行かず、旧道へ。わざわざ平湯峠を超えるつもりである。そして何といっても平湯峠は、乗鞍スカイラインの入口なわけで、これも見たい。

旧道の平湯峠の道はそれほど険しくなく、快適に平湯峠に到着した。標高は1680m、そして見えるのが乗鞍スカイラインの入口。
乗鞍スカイラインといえば、日本最高所を走る道路として有名。(厳密に言うと乗鞍エコーラインだそうだが)。標高2710mまで登ることが出来る。しかし一般車両は通行止め。バスかタクシーしか走れない。

さて、平湯峠を降りた後は、安房峠。

今は安房峠トンネルがあるが、私はもちろん旧道へ行く。
2車線ではなく、1.5車線の道路で、思ったよりも狭く、カーブも多くて険しい道。1997年に安房峠トンネルが開通するまでは、ここがメイン道路で観光バスなどが行きかっていたというから信じられない。しかも冬期通行止めだったという。まあ昔は飛騨高山と信州松本の間の交流はそんなになかったのだろう。

雄大な山の斜面を道路が走っていて、クルマを停めて景色を眺めると、それは怖いほどの急斜面を走る道路であった。

1780mまで上ると安房峠。

すると、今度は下りの強烈なヘアピンカーブが連続。
その途中では、上高地方面を望むことが出来た。



魅惑の秘湯 白骨温泉

下まで降りると、国道158号に戻る。
そして釜トンネル入口があった。ここから上高地へ行くのである。行きたいが、もちろん一般車通行止め。クルマを路肩に停めて釜トンネルを眺めていると、ゲートの係員が、行けないよ、と手で合図した。そんなことわかっておるワイ。

とりあえず、松本方面に向けて走らせていると、白骨温泉これより〇〇kmの看板が頻繁に目に付く。昨日に引き続き、今日も温泉に入るつもりである。うむ、白骨温泉か、いいかもしれない。行ってみたくなった。

ところが国道からの最短ルートは今工事中。
なのでかなりの回り道をしていかなければならない。

白骨温泉についたのは、午前7時半だった。
温泉の入口に、温泉案内所の小屋があり、そこをのぞいて見ると、日帰り温泉の出来る宿・施設の一覧表が貼ってあった。

今から一番早く受付してくれる日帰りの施設は、「球道」という食事処にある野天風呂。8時から入浴できる。

白骨温泉の共同駐車場から見上げるところにあり、「日帰り入浴可能」の文字も見える。

8時になったので、行ってみた。古い喫茶店のような店内に入ると、おばさんがいたので、「お風呂いいですか?」と聞くと、奥からおやじさんが出てきて、
「700円になります」と。

おじさんに案内されて、野天風呂へ。

野天風呂入口は、小さい小屋。
ちゃんと男湯・女湯と別れている。

脱衣所は超狭い。家庭の脱衣スペースと同等。
そこで服を脱いで、まずは体と頭を洗おうとしたが、その洗うスペースも、脱衣所とつながったすぐ隣のスペースで一人分だけ。

そこで体と頭を洗ったあと、さっそく野天風呂へ。
一番乗りなので、まだ誰もいない。ラッキー♪私の独占でござる。

野天風呂は浴槽が小さい。3人でいっぱいになるサイズ。
でも、浴槽はヒノキ造りで、情緒がある。
そしてもちろん源泉掛け流し。

入ってみると、温度はぬるめ。長湯できそうで嬉しくなる。

さっそくお湯チェック。
白骨温泉といえば、白濁したお湯で有名。
そういえば以前、白骨温泉は、お湯に入浴剤を入れていたことで大問題になった。それはまあしょうがない。しかし、これがきっかけで全国の温泉施設の表示がキチッとなったのだから結果的には良かったのだ。

ここの野天風呂も、少し白濁している。なんとなく青みがかってもいる。
そして、硫黄の香りもする。これは意外。けっこう強い硫黄の香り。イイね。

なんとなく身体にまったりとまとわりつくような感触といい、
お湯の色といい、硫黄の香りといい・・・・
やはり、さすがの白骨温泉。大満足のお湯。

景色は、浴槽に入っていると、目張りで何も見えないが、立ち上がれば山の景色など見える。が、外からも丸見えになるだろうね。

上機嫌で入っていると、もう一人お客が現れた。50歳くらいの話好きのおじさん。お風呂が小さいので、そこに2人で入るとなると、当然、会話が弾むことに。(埼玉から来たらしい)
いろんな温泉の話、ドライブの話など30分くらいした。

白骨温泉の穴場的な入浴施設「球道」とっても良かった。
空いていればオススメだね。



標高2000mの美ヶ原

再び国道158号に出て松本に向かう。

それにしても、国道158号は大型の観光バスやら大型ダンプやらが行きかう幹線国道であるが、トンネルが狭い。観光バスとのすれ違いもヒヤッとする。普通車でもそうなのであるから、大型車同士のすれ違いなどは、スレスレだろうな。

まあ長野県は山国なので、道路事情もなかなか厳しいのである。

さて、松本市内までやってきた。
ここで考える。

前から行ってみたかった美ヶ原に行こうかどうしようか。
飛騨高山も、安房峠も、白骨温泉も雨だった。だから美ヶ原も雨だろうなと思っていた。しかし松本まで来たら、晴れてきたのである。美ヶ原もなんとか頂上の方が見えている。だから行くことにした。

松本市街を抜けて、浅間温泉へ抜けて、そこから美ヶ原に上る道路があるのだが、ちょっとここで松本市街を走って気がついたこと。

なんだか、独特の走りというか、ルールというか、そういうのがある気がした。
と、ここで「松本ルール」なるものを思い出した。なんかの本で読んだ。

交差点で信号が青になると、直進車より先に右折車が勢い良く曲がっていくのだ。ま、これ自体は新潟でもたまにあるが、松本ではしょっちゅうだ。信号が青になったら、まず右折車に注意しないといけない。
また、信号で左折する際もそうで、左折すると、対向の右折車が勢い良く私の後ろに突っ込んでくるのであった。

また、コンビニやお店の駐車場から道路に出てくるときも、すごく強引。少しでも間があると、本線のクルマにブレーキを踏ませるくらいに強引に入ってきた。

なんだか危ない松本ルール、ちょっと緊張したのであった。


さて、美ヶ原。
標高2000mの高原である。そこまでクルマで登ることが出来る。

ルートは2つあり、アザレア・ビーナスラインを通っていくメインルート、
そして美鈴湖から美ヶ原林道を直に上っていくサブルート。

私は、美ヶ原林道経由のサブルートで行くことにした。

浅間温泉から狭い林道を10分ほど上ると、美鈴湖という小さい湖に出る。
そこから美ヶ原林道を上って行く。
イメージでは、あまり広くない林道かなと思っていたが、実際は2車線の走りやすい道路で、勾配もそれほどきつくない。
しかし、松本市街地を見下ろしながら、着実に高度を上げていく。まるで飛行機から眺めているよう。

上りきったな、という感じがしてくると、美ヶ原の高原に出る。

木々が生えていない、なだらかな丘の連なりで、とっても雄大である。
ここが標高2000mもの山の上とはとても思えないなだらかな地形。

しばらく進むと、美ヶ原自然保護センターと、美ヶ原売店に到着。
一般車はここまで。

美ヶ原のメインである、広大な牧場や美しの塔などには行けない。
道路は通じているのだが、ホテルの送迎車や業務用のクルマしか通行できない。

まあメインの美ヶ原へは、アザレア・ビーナスライン経由なのであり、そういう表示もある。

しかし、ここでも充分、美ヶ原の魅力は伝わってきた。
なんといっても素晴らしい景色である。
山の上なので、涼しい。なんと真夏の昼間にして、気温は17度しかない。

たまにガスがかかって強風が吹くが、そうなるともう寒くてクルマに逃げこんだ。

しばらく、この駐車場で、売店で買った野沢菜おやきなどを食しながら、しばらくのんびりと過ごしていた。

さて、もう時間は午後の2時。
この美ヶ原を最後の観光地として、新潟へ帰るとしよう。

でも、まだまっすぐは帰りたくない。
国道148号線で、信濃大町・白馬・糸魚川経由で帰った。



ドライブのまとめ

走行距離・・・・・1125km  (一般道565km、高速560km)
平均燃費・・・・・14.22kml
燃料消費量・・・・・79.1リッター

ガソリン代・・・・・1万1150円 
高速料金代・・・・・6400円 
新潟西→駒ヶ根 飯田山本→中津川 糸魚川→新潟西
コンビニ弁当・お菓子・駅弁・おみやげ代・・・・・8320円
日帰り温泉・・・・・1700円
ホテル代・・・・・5400円

ドライブ経費・・・・・3万3320円なり 



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何シテル?   01/05 16:23
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