
アクセラのビッグマイナーチェンジで、
1500ディーゼルが追加されたね。
もう気になってしょうがないので、
昨日、マツダディーラーへ行き、
アクセラの試乗をしてきた。
試乗グレードは、1500ディーゼル搭載の注目の新グレード
15XDプロアクティブである。
SKYACTIVの6速AT搭載。(1500ディーゼルにMTはなし)
私のアクセラ15Sと、比較しながら乗ってみたい。
@@外観@@
今回は大掛かりなビッグマイナーチェンジであるが、
外観は驚くほど変わっていない。
フロントグリル、ライトが微妙に変わっただけ。
ということは、アクセラのもともとのデザインの素晴しさの表れだ。
変える必要がなかったのである。
前期型ユーザーとしてはうれしいポイントだね。
@@インテリア@@
インパネもほとんど変わっていない。
マツコネディスプレイの根元が少し変わった程度。
2200ディーゼル搭載車に関しては、
電動パーキングブレーキになっているのは驚き。
@@エンジンサウンド@@
さっそくエンジンをかけて、少し空ぶかししてみる。
吹け上がりはガソリン車並で、サウンドもなかなかスムーズ。
これ、ディーゼルなの?というレベル。
しかし窓をあけてよく聞くと、ディーゼルサウンドではある。
普段使いのエンジン回転、一番良く使う、1500~2500回転付近でのサウンドは
なかなかスムーズでとっても静かだ。
スカイアクティブ1500ガソリンと比較しても変わりない静かさ。
1500ガソリンは軽快なサウンドだが、1500ディーゼルは低音ベースの
やはり軽快なサウンドとなっている。
とてもディーゼルだとは思えないサウンドだ。
ナチュラルサウンドスムーザーがいい仕事をしているようだ。
ただし、エンジンサウンドの音質というところで耳を澄ますと、
1500ガソリンと比較すると、ほんの少しだけ雑味がある。
1500ガソリンは雑味はほとんどなく、エンジンサウンドは
どこまでもクリアで軽快なサウンドなのだ。
普段使いのエンジンサウンドは1500ガソリンの方が良い。
では、アクセルを深く踏み込んだときのサウンドは・・・。
これは1500ディーゼルは素晴しい。
大トルク&大迫力のSKYACTIV2200ディーゼルを連想させる迫力ある低音がして、
(2200ディーゼルと比べると低音の迫力は少し下がる)
思わず、いいサウンドですねえ、と言ってしまう。
ただし、1500ガソリンも負けていない。
ガソリンならではの高回転、4000、5000、6000回転と回していった時の
グッとくるハイトーンのサウンドは、かなり心が躍る。素晴しいサウンドだ。
さすがロードスターにも(改良されて)採用されただけのことはある。
っていうか、エンジンサウンドで見ると、全般的に1500ガソリンの方が
私は好きだ。
@@エンジンパワースペック比較@@
1500ディーゼルのスペックは、105ps/4000rpm、27.5kgm/1600~2500rpm
1500ガソリンのスペックは、111ps/6000rpm、14.7kgm/3500rpm
馬力はほぼ両者同等レベルだが、注目したいのはディーゼルのトルク。
1500ガソリンの1.87倍のトルクを、より低回転の1600回転から発生している。
27.5kgmというトルクは少し前のガソリン3000ccなみのトルクであり、
これを1600回転から発生するという素晴しさ。
JC08燃費は、1500ディーゼル 21.6kml
1500ガソリン(MT仕様)19.2kml
@@加速性能、街乗り編@@
街乗り、つまり普段使いでの加速性能は、良い。
流れに乗って街中を走っている感じだと、
エンジン回転は2000回転を超えることはあまりない。
アクセルを軽く踏んだだけでスルスルと加速する感じは
余裕を感じさせるものだ。
1500ガソリンよりもより低回転で走ることが出来る。
ただ、そこから少しアクセルを踏み足しても、あまり加速に変化はない。
アクセルをもうちょい踏み足すと、グイッと加速する。
このあたり、ほんの少しターボラグを感じるような気がした。
@@加速性能 郊外編@@
信号が青になったので、ギアを2速に固定し、アクセルを深く踏み込んでみた。
エンジン回転は3000回転少々まで上昇。
加速性能はやはり1500ガソリンとは違う。
顔の血がスーーッと引くような感じがする。
これが2200ディーゼルだと、身体がシートバックに押さえつけられるのだが、
まあ1500ディーゼルはそこまでいかないにしても、けっこうくる。
1500ガソリンは、押さえつけられることも、顔の血が引くこともない。
全開でも、軽快な加速ですね、といったレベル。
このトルク感は、2200ディーゼルと1500ガソリンの中間だということが出来る。
今回のマイナーチェンジでは、ガソリン2000がなくなった。
その代わりの1500ディーゼルということであるが、
加速性能に関しては、2000ガソリン並みのものをもっていると思う。
全線高架の新潟バイパスを80kmhほどで走ってみても、
印象は変わらない。余裕を感じられる。エンジン回転もとても低い。
@@@G-ベクタリングコントロール@@@
ハイブリッド以外、アクセラに全車標準装備されたG-ベクタリングコントロール。
今回のマイナーチェンジでの目玉の一つである。
これを体感したかったのだが、残念ながら、今回の試乗コースは
市街地中心で、カーブがなかったので、あまり体感できなかった。
交差点を曲がる感じはいい感じではあったのだが、
私の前期型と比べると、どうかと言われると、分からない。
もともと前期型でも高性能なハンドリング性能、そして上質なステアフィールが
あったからね。
郊外の道とか、山道を走ると、違いは分かるのかもしれない。
担当営業は、
「運転者ももちろん、同乗者の方が体感できるんですよ、」
と話していた。
@@@まとめ@@@
15分ほど市街地とバイパスを少し走った程度だったが、
1500ディーゼルエンジンの良さは良く分かった。
回転フィールとサウンドが少しガソリンエンジンに劣るものの、
でもディーゼルとして考えれば、かなりスポーティなエンジンフィール&サウンドだ。
加速性能も良いし、正直かなり欲しくなった。
(1500ディーゼルにはMTがないので買えないのだが・・・)
@@@自分のクルマに戻ってホッ♪@@@
試乗を終え、自分の15Sで帰る。
ディーゼルほどのトルク感はないものの、
軽快な加速性能はあるし、
自然吸気エンジンだから、アクセル操作に対するエンジンの反応が自然。
(ターボラグがない)
エンジンサウンドも、1500ガソリンの方が気持ち良いしね。
試乗で、1500ディーゼルにかなり心を揺さぶられたが、
自分の15Sだって負けてないことが分かった。
でも、G-ベクタリングコントロールはうらやましいなあ。