
左画像上:玉川温泉地獄谷
左画像下:間近で望む岩手山
今週末は3連休だったので、
その初日である土曜日にドライブへ。
行き先は、秋田県の玉川温泉。
さっそくドライブ日記いきましょう。
長いので目次を設けます。
秋田・玉川温泉と八幡平、岩手山の旅
目次
玉川温泉までの道中
玉川温泉はすごい
八幡平アスピーテライン
岩手山
帰途
玉川温泉までの道中
私は最近、温泉にはまっている。
そこで究極の温泉として有名な
玉川温泉に行きたいと思ったのだ。
金曜日夜、仕事が終わったのが夜10時。
家に帰り、支度して、出発したのが、深夜0時。
全然眠っていないが、それはそれ。
眠くなったら、途中で仮眠を取ればいい。
玉川温泉大浴場の外来受付は朝7時からなので
それまでにつけばいいのだ。
7時間あるので、数時間の仮眠は取れる。
新潟県から秋田県へは、日本海東北道という高速がある。
しかし、これがこま切れの高速である。
新潟・山形県境と、山形・秋田県境で途切れてしまうのだ。
そんなこま切れ高速でも、やはり高速道路。
使えば、それなりに早く到着する。
まずは日本海東北道で、朝日インターまで。
それから国道7号を進み、山形県に入ったのが、
1時15分であった。
山形県に入って15kmほどで温海温泉。
そこから、また日本海東北道。
これで酒田みなとインターまで。
秋田県に入る手前で眠気が来たので、
国道7号線の道の駅「鳥海」で仮眠。起きたら、朝4時だった。
秋田県に入り、象潟を過ぎ、仁賀保まで来たところで
再び日本海東北道。
秋田市の手前で、秋田道と合流。そして協和インターで降りる。
その後は国道46号で、角館へ。角館を過ぎると、まもなく田沢湖。
玉川温泉は、田沢湖のさらに山奥にある。
田沢湖からは国道341号線。
峡谷沿いを約40分ほど進むと、玉川温泉に到着した。
新潟からは362kmであった。所要時間は仮眠抜きで5時間。
玉川温泉はすごい
玉川温泉は、その効能の高さから日本各地から
たくさんの人が病気療養に訪れる。
まずはその泉質の良さ。
PH1.2という強烈な酸性なので、効能が高いのだ。
そして豊富な温泉の量。
源泉は大墳といい、毎分9000リッターも湧き出している。
それを利用しているのが、玉川温泉。
玉川温泉は大きな旅館と湯治宿が一つになっていて
収容人数は驚きの700人以上。まるで一つの町だ。
その大浴場はかなりの大きさで、ここは
宿泊者以外も入ることが出来る。いわゆる日帰り入浴。
日帰り入浴受付は朝の7時からというわけで、
ギリギリ間に合ったのだった。
山腹にある大きな有料駐車場(100円)にクルマを止め、
数分歩いて、大浴場入口へ。
タオルなし600円を払い、さっそく入ってみる。
さすが大旅館だけあり、大浴場はデカい。
大人数がゆったり入れる大きさがある。
そこに、体調に合わせて、源泉50%の湯と源泉100%の湯がある。
まずは、飲泉所へ。
あらかじめ2倍に薄められた源泉が蛇口から出ており、
それをさらに5倍に薄めて飲む。つまり10倍薄めるわけだ。
さっそく薄めて飲んでみた。
驚いた。すっぱいのだ。濃いレモン水のようだ。
10倍に薄めたのに、この濃い味は何だ?なんだかすごいぞ。
さっそく入浴してみる。
まずは源泉50%の湯(ぬる湯)へ。
足からゆっくりと入る。
ピリッとは来ないものの、なんだかすごみのあるお湯。
体がザワザワしてしまうような感触がある。
それでも温度は、ぬる湯だけあって38度くらい。
長湯できそうな温度である。しかしそこは玉川温泉。
5分くらいで上がった。
さてお次は、いよいよ源泉100%。
浸かった瞬間は、あれ、そうでもないじゃん、とも思ったのだが、
だんだん時間が経つ内に体のあちらこちらがピリピリしてきた。
なんだか目もしみて、涙も出てきた。
隣にいるおじさんは、終始目をつぶっている。
やはり源泉100%はただものではない感触。
せっかく遠くまで来たので、ちょいと長湯を。
15分くらい入っていた。
上がるとき、源泉を手ですくって口に含んでみると、
激すっぱく、超苦く、思わずシャワーでうがいをした。
ものすごいお湯である。
お風呂上りは、散歩することにした。
遊歩道を5分ほど歩くと、源泉が湧き出している大墳がある。
「ゴーッ」いう音とともに、大量の温泉が湧き出している様子は
迫力がある。
そこからさらに数分歩くと、岩盤浴するところがある。
テントのような小屋が3棟建っているがどこも満員。
入りきれない人が、そこら中にいる。
ゴザをしいて、岩盤の上に寝転がっているのだ。
中には下着一枚のおじさんとかもいて、びっくり。
周囲には、火山性ガスを噴き出す噴出口がたくさんあり、
硫黄のニオイが漂っていた。
八幡平アスピーテライン
玉川温泉を満喫した後は、八幡平へ行こう。
ところが、あまり寝ていないせいか、頭痛がするし眠い。
なので、国道沿いの広いスペースで仮眠した。
起きたら11時半だった。3時間ちかくも仮眠したみたい。
でもまあ急ぐ旅でもないし、ゆっくり進もう。
八幡平とは、秋田県と岩手県にまたがる標高1500m前後の高原地帯で
八幡平アスピーテラインを通りクルマで行くことが出来る。
岩手県に通り抜けも出来る。
途中、八幡平ビジターセンターというのがあったので寄ってみた。
ここは八幡平の自然を紹介しているところ。
まあ普通の施設だったが、面白いのが、
施設の裏手100mのところにある泥火山。
周囲が10mほどの泥地帯で、灰色の泥が「ボコッボコッ」と噴き出している。
見た目も面白いし、音もユーモラスだ。
全国的にも珍しいものだそうなので、しばらく眺めていた。
さて、このアスピーテライン、
道路沿いには湯気が立っているところが多い。
ビジターセンター周辺には後生掛温泉など温泉が多く、
地熱も高いため、地熱発電所まである。
日帰り温泉を見つけたので入ってみたかったが、
さっき玉川温泉に入ったばっかりなのでやめた。
この八幡平は火山ながら非常になだらかな地形で、
標高が1500mもあるとは思えないほど。
道路もカーブはゆるく、大変に快適に走ることができる。
そして景色が絶景だ。
峠の頂上を過ぎると、前方に富士山に似た形の岩手山が
姿を現し、とても雄大な眺めだ。
すると道沿いの駐車スペースに、秋田名物ババヘラアイスを発見。
独特のパラソルで一目で分かるのだ。
こんな山の上にも、おばさんがいて、一人アイスを売っている。
ついつい私も買ってしまった。
独特の形のシャーベットアイスは、甘くておいしい。
これぞ秋田の味。(県境は数キロ越えて岩手県側にいたのだけど)
雄大な岩手山
アスピーテラインを岩手県の八幡平市まで降りきると、
目の前には岩手山がドーンとそびえている。
形の整った大きな山体は、なかなか見ごたえがある。
もっと近くで見てみたかったので、ふもとまで行ってみた。
焼走りの溶岩流というのがあり、そこには
「焼走りの湯」という日帰り温泉施設もある。
これにも入ってみたいが、やはりさっき玉川温泉に入ったばっかりだ。
実は、全身の肌がやけにスベスベしており、
玉川温泉の効果をまさに実感しているわけである。
まだ玉川温泉の後味を楽しみたい。
焼走り溶岩流には、遊歩道があるので、少し歩いてみた。
真っ黒くて、持ってみると軽い岩石が辺り一面を覆っている。
そして目の前には、ドーンと迫力の岩手山。
素晴らしい眺めに、時間を忘れてしばらくボーっと眺めていた。
帰途
そういえば、昨日の夜からほとんど何も食べていない。
もう午後3時半である。なのでお腹が超空いてきた。
ふもとまで降りて国道282号に出ると、コンビニ「サンクス」があったので
カレーライスとごま風味そうめんを購入。
それを道の駅「西根」の駐車場で食す。
食べ終わると睡魔が襲ってきて、シートを倒してそのまま入眠。
・・・
・・・
はっと目を覚ますと、暗くなっていた。もう午後6時。
今回の楽しいドライブも、おしまいの雰囲気である。
さて、岩手県の盛岡から新潟までの帰り道。
いくつか選択肢がある。
全部高速道路で帰るのが一番早く帰れるルートだが、
これだと福島の郡山経由となり遠回りとなる。
新潟まで440kmとけっこうな距離。
もう一つは、半分高速を使う最短距離コース。
岩手県の北上市から秋田道、秋田県の横手から横手・湯沢道路・国道13号、
山形県の新庄市から国道47号、鶴岡市からは日本海東北道・国道7号。
このルートだと370kmくらいで新潟へ帰れる。
ただALL高速よりも若干時間がかかる。
悩んだ末、最短コースで帰ることにした。
盛岡の手前、滝沢村を午後6時半出発、
新潟市に到着したのは、午後12時であった。
ドライブに出発したのが、土曜日深夜0時、
ドライブから帰還したのが、土曜日深夜12時。
まるまる24時間のドライブだった。
ドライブのまとめ
走行距離・・・・・829km
平均燃費・・・・・17.70kml
燃料使用量・・・・・46.8リッター
ガソリン代・・・・・6840円
高速料金・・・・・4000円
日帰り温泉代・・・・・800円(駐車代・ドリンク含む)
自分・知人へのおみやげ・・・・・5150円
食費・・・・・2062円
テーマCD 「HEVEN`S DOOR music by PLAID」・・・・・2100円
経費合計・・・・・2万0952円なり
アクセラ総走行距離・・・14万2440km