ジャム吉のブログ一覧

今日、稀勢の里関が引退を決意。
これまでの17年の相撲人生に幕を下ろした。

ジャム吉は、あの若貴フィーバーの頃でもそれほど相撲に興味を持っていたわけでもなく、まして、モンゴル出身の外国人力士ばかりが強い日本の相撲界にはほとんど興味を示さなかった。

そんな中、２年前の２０１７年、

優勝のない稀勢の里が年間最多勝を獲得したことを知った。

なんで？優勝してないのに最多勝？　そのとき、いろいろ彼のことを調べ

運がないのか、あと一歩で優勝を逃してしまう稀勢の里を応援したいと思うようになった。

優勝すれば間違いなく横綱に昇進すると言われていた２０１７年１月場所が開幕。

稀勢の里は強かった。

初優勝はなんと、支度部屋で迎えたのである。。

１４日目、１３勝を先に決めていた稀勢の里。白鵬が１１勝２敗であったためこの日、
白鵬が負ければその時点で稀勢の里の優勝が決まるという。

それでは、その時の　白鵬VS貴ノ岩の一戦をご覧ください。会場のもう、すごいことすごいこと。


そして感動的だったのは、次の日の千秋楽、稀勢の里VS白鵬の取り組み。

稀勢の里は初優勝を決めていたが、白鵬は横綱のプライドにかけ、
鬼の血相で戦いを挑んできた。この取組で、ジャムの心を虜にしたことを今でも覚えている。


ここ３日間の相撲とは比較にならない腰の粘り。

本当に稀勢の里は強かった。


１９年ぶりの日本人横綱が誕生し、相撲界は活気に満ち溢れていた。

ジャム吉だけでなく多くの相撲ファンがあの若貴以来、帰ってきたようだった。

そして、はじめての稀勢の里が横綱として相撲を取る春場所が３月に開幕した。

この３月場所が、もうすごかったのなんの。

稀勢の里は破竹の勢いで１２連勝し、優勝に向かっていたが
１３日目、横綱日馬富士に敗れてしまう。

このとき、引退の引き金になった大きな怪我を負ってしまう。

左肩を強打し、とての相撲の取れる状態ではなかったという。

それがそれが、最終日、１３勝１敗の大関照ノ富士と１２勝２敗の稀勢の里の取り組みで
稀勢の里が怪我を乗り越え、勝って１３勝で並ぶ、
優勝を決めるのは、照ノ富士と優勝決定戦となった。

　　その２つの取り組みをご覧あれ！


相撲を見ない人も、ぜひ上記の動画を見てほしい。

稀勢の里の本当の強さが伝わると思う。

このときジャム吉は、もはや完全な稀勢の里フリークになっていた。

しかーし、

このときの無理を押しての出場は、彼の相撲人生を縮めていったのである。



休場明けの取り組みは見るのが辛かった。

負け越せば引退という昨年の９月場所は、どきどきしずぎて、TVをつけない日もあった。
１０勝したときは、本当にうれしかった。

ただ、この１０勝の相撲は強い稀勢の里ではなかった。
かろうじて勝った相撲も多かった。


そしてこの１月場所、マスコミは稀勢の里の調子の良さをアピールしていた。
それが‥

いやーまったく腰は高く粘りもない。

２敗したとき、ジャムの心は、もうーだめかも。この場所で終わりかなぁ・・
と予感。
昨日の３敗目はニュースで知った。　

引退しかない。そう感じていてそれは間違いなかった。



ここまで相撲に対して夢中にしてくれた稀勢の里に感謝したい。

今日の引退会見‥　

土俵で貫いた信念は、との質問に
「絶対に逃げない気持ち」と答えていた。

この言葉に一気に込み上げてしまった。




お疲れ様でした。

ゆっくり休んでください。

感動をありがとう！