【スキー昼食編】のブログを書いたら、スキーのことが無くて寂しいとの心の声が聞こえたので、急遽、スキーブログを書いています。
(★ひとつ前のブログも見てね)
むかしから、スキーをしていた方は必見です!
そう、ウェーデルンという言葉を知ってるあなたは、かなり熟練スキーヤーですね。
さらに急ヴェという表現を知っているあなたは、基礎選、技術選の知識がお有りと見ました。
(スキーNOWってTV番組、知ってますかぁ。)
ウェーデルンという言葉が何語か調べようとネット検索しようと打ち込んだら、
この言葉の横に「死後」と付いてきてめっちゃ笑いました。
調べてみるとー
・ドイツ語のWedelm(尾を振る)から来ている言葉。
・SAJではカービング時代に入って小回りと呼んでいるが本来同じもの。
・SIAではパラレルの小さいものを今でもウェーデルンとして表示されている。
(リズミカルで小さい回転を小刻みに繰り返す連続ターン By百科事典マイペディア)
なるほど。
ただ、このマニアックページでは、ジャム的に違うものとして伝えさせてください。
90年代、急ヴェの名手として出ている元デモスキーヤーの渡辺三郎、佐藤正人の名前があがっていました。 👇
今、技術選小回りでこんなシルエット、絶対見ないでしょ。ウェーデルンと小回りは別物ですよね。
you-tubeで、ウェーデルン 技術選 昔、と検索しましたら、
ちょうど私が27歳で1級を取得した頃の、1990年八方急斜面で行われた大会(急ヴェ女子)の動画を見つけましたのでご覧ください。
★各県の代表ではありますが、予選のようですし、雪無し県の選手もおりますので、滑りはそれなりと思ってもらってもいいかと思います。
カービング時代の滑りしか知らない方は衝撃を受けるかもしれません。
ほとんどの選手が重心が高く、タコ踊りをしているように見えるのはジャム吉だけでしょうか。笑
恰好もデモパンですね。なつかしぃ~
それからですねー
重ね止めをしている選手が居たことに気づいたらあなたは超マニアックスキーヤーです。
重ね止めが主流になったのは1980年代と記憶しています。私もしてました、学生時代に。
小賀坂ユニティーに付けていました。佐藤正人にあこがれていましたから♪
昭和の化石みたいな道具ですが、
今から8年前にジャム勝で付けている人に偶然リフトで出会って超感動したのを覚えています。
1級を取得した当時(27歳) の私は、
「ウェーデルンうまいなぁ~」とスキー仲間からよく言われ、いい気になっていました(* ̄ρ ̄)
そのころの動画を見たいって?
それはちょっと無理かも。いやあるかな? (ここでしばらく探してみる)
― ブログ作成中断 ―
ザウスの滑りがありました! VHS-Cビデオをデジタル変換したもの。
恥ずかしいですがお見せしましょう!(1分40秒)
黒いウエアを着たジャム吉31歳です。 ピチピチボーイ 笑
ビデオの中に、ザウスの感想を話しているシーンもありましたが、私がばっちり出ているので
カット。ないしょでこっそり見たい人だけ、ここをクリック 31年前の姿です。
◇
それでは本題に入りましょう。
当時のスキーはサイドカーブが無く、スキーをずらすことでターンをしていましたが、そのずらしに脚部のひねりを使います。
今はスキーを傾け、角付けすることでターンの始動が始まり回転性能が格段にアップしていますが、そういった中で、ワイパー上にテールを振り出しすぎる技法は、大会では減点されていまうのです。
それでも急斜面では今でもひねりずらしは有効な技法で、コブではとくに有効です。
ただ、減速要素が強いため、急斜面整地種目ではいかにフルカービング(に見せて)小回りするかが直近のスキー技術選のテーマになっています。
私のように昭和の時代に幼いころからスキーをしていたスキーヤーはこの、テール押し出しずらしがなかなか抜けなくて苦労します。上手なスキーヤーはカービングもずらしもこなしますが、急斜面でこの2つの要素をバランスよく高速で滑ることが私のこれからのテーマです。
10年ほど前(オレンジウェア)と7年前(ブルーのウェア)の小回りで滑るシーンを見てみると、
ウェーデルンが土台となっていることがよくわかります。(ずらしひねり)
当時、県技術選マスターズに初参加したときに、こんな滑りでも2位になりました(*^_^*)
今はこれでは全く点が出ません^_^;
昨年、何人かに滑りが変わったと言われたジャム吉ですが、調子こいてカービング要素を強くして小回り戦略で大会に臨んだら‥
大失敗(14位/15人)でした_| ̄|○ (※今季9位/17人)
還暦過ぎたJiZyにカービング要素を強く出そうと思っても板が踏めないことを痛感し、ずらしを有効に取り入れた滑りに改善中です。
【先日の小回り練習 ー動画とリンクー 】
1 ポジションの確認と深回り
最近は急斜面を滑るときに必ず意識して最初にこの滑りをしています。体の左右前後の位置関係(センター)を感じながら、スキーのトップが動くように外脚の荷重感を感じながら滑っています。
2 急斜面小回り(クイック系)
小さな連続ターンをして高速で滑り、速度と体の位置関係、板への荷重感を感じようと滑っています。普通に滑っているように見えますが、実際は体が遅れている失敗の滑りで、荷重の圧感はほとんど感じられていません。
3 小回り(深回り)
上体の過度な左右の揺れは気になりますが、滑ったイメージと見た目のイメージが近い滑りです。これで速度が増し、左右のスペースを大きく取った滑りになるといい感じになる気がします。
4 実践小回り① (カメラの位置を変えて)
あまり細かなことを意識せず、滑りの中で体が反応することを望んで滑っています。この斜面は中央部分が最も斜度があるのですが、あきらかにそこに入ると深回りができなくなっています。
5 実践小回り➁
2本目の実践ですが、出だしはいいのですが途中から板が踏めなくなっています。この斜面は後半徐々に緩くなるから滑り切っていますが中央の27度が続くと間違いなく体が遅れ暴走すると思われます。
こういった本人の分析の元、動画を見ていただくとより分かりやすいかと思います。
自分の滑りを動画に残している方もおられるかと思いますが、自分の滑っている意識と実際の滑りが一致してくると、とても嬉しいですね。動画をしょっちゅう撮らなくても滑りが見えてくるというかなんていうか。(空間把握)
それでも、動画は粗が見えすぎるので困ったものです。
全体的にまとまっていても細かなところで残念なところがいっぱい^_^;
(私の場合)
*左右の脚の動きが非対称。左外脚は荷重量は不足しがちですが、9時から荷重に入る感じが柔らかく、納得する脚の動きがあります。右外脚はしっかりと荷重が入るものの動きが止まってしまいます。
*以前、江戸さんに指摘されたことがあるのですが左右の雪煙の出方に違いがあります。
右外脚に多く出がちで、エッジングが急激であったりブレーキングの強いエッジングになっている可能性があります。(2の滑りで顕著です)
*左外脚は板を踏めないことが多いことから、内倒ぎみであったり板のスタンスがシェーレン状に開くことが動画を見てしょっちゅうあることに気が付きます。
*ストックワークが雑で醜いです。特に右手はリングの位置がばらけます。近年のカービング時代ではストックを突く滑りが減りつつあります。
あげたらきりがないのですが、少し自分で自分を褒める場面を見つけました。
〇滑り4で、ターン切り替えどきにスキーが一瞬空中に浮く場面です。これは雪面コンタクト的には✕なのですが、スキーにしっかり荷重が加えられ、撓んで反ってこないと生じません。また速度がないと産まれません。自分で意図的にジャンプは一切してませんが、実際に滑っていて感じた状況が、動画の中でもピッタリしでした。 (動画1分05秒と06秒の間のほんの一瞬)
これらの内容を見たあと、動画をもう一度見てください。
いろんなところが一杯見えて来ますよ。 コレイジョウ ワルイトコロハ ミナイデm(__)m
今回もマニアックなブログにお付き合い頂きありがとうござました。
ではまた(*^^)//
※うまい人のウェーデルン (モーイイッテ。笑)