2008年03月21日
ドライバーBの当面の最終目標はMTがちゃんと運転できることですが、その前に道路になれないといけないので、LOGOを導入しました。
LOGOはATなので、とりあえず車を動かすことは容易です。
そこで、以下の練習をしました。
1.シートポジションとミラーのポジション。AT車ですが、クラッチが踏み切れるくらいのシート位置にして、両肩をシートにつけたままハンドルの上端をしっかり握れるリクライニングに調整。それにあわせて、サイドミラーに何を映すかを調整。左右のフェンダーの上端が映ることが重要。
2.加速。合流や交差点での立ち上がりなどで、ちゃんとアクセルを踏めるようになること。教習所の練習では、流れに乗れません。加速をするときのアクセルのふみ加減や、トルコンの反応にあわせた踏み増しの速さなど。
3.車速の維持。しっかり前の車について加速して、一定の車間距離で走り続けること。前の車に置いていかれないようにする。速度維持のための微妙なアクセルコントロールの練習。
4.ブレーキでの減速。信号などで予定して減速するときのブレーキ操作(揺れない)と、何かあったときのブレーキ操作の違いとその感覚。ブレーキは停まるためではなく、減速するためにあるということの認識。
5.交差点などでの進入速度。教習所では、無意味に手前から減速しますが、一般道ではハンドルを切るときに適切な速度になっていればよいので、信号の状況に合わせて減速タイミングを変える練習。
6.ライン取り。左折で左一杯に寄ったら内輪差できついので、使える道幅を一杯に使ったライン取りの練習。
7.車庫入れとバックでのハンドル操作。ミラーを見て状況に合わせてハンドルを操作するときの考え方やバックでの車の動き方。教習所では、場内で止まる位置、ハンドルを切るタイミングなどに全て基準を設けているので応用は利きませんから、買い物に行っても車が停められません。浅い角度に振ってから、振り込む内側をミラーで確認して場所を決めるなどの知識注入と実践練習。
8.交通法規。他車がいらいらしない運転のための交通法規の解釈と、教習所では教えないことの補完。たとえば、矢印信号は、必ず赤信号と一緒に出るとか、そのとき他方向の交通は赤信号で遮断されているとか。
9.送りハンドルとハンドル操作。自車の動きに合わせてハンドルを切りましたり戻したりの練習、据え切りをしない練習、すばやくハンドルを回す練習。据え切りだとフィードバックが無いのでハンドルの切り加減はわかりませんし、ハンドルを回せる速度も遅くなりますし、何より車によくありません。微速で動きながらハンドルをすばやく回して、車の動きから進行方向を調整する練習。車庫入れの練習と同じ。
こんなことを同乗走行したり、運転を見せたり、話をしたりして身につけられるようにしました。
話をしてみると、教習所で妙な誤解を与えられていたりして、それを解明して誤解を解くのに苦労したりしました。
そんなこんなで、3ヶ月くらいで一人で走り回れるようになったのと、LOGOの車検切れも近いので、MTの車に買い換えることにしました。
ここまでの練習でLOGO君はいい働きをしてくれました。
買い換える車は、タイトルにもあるダイハツのコペンです。
Posted at 2008/03/21 12:46:22 | |
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初心者にMTの運転を教える | 日記
2008年03月20日
私は、長いことMT(手動変速)の車に乗っていたので、156のセレスピードもオートクラッチのマニュアル変速でしか乗っていません。
セレスピードは、2ペダルでもクリープが無いので、微速で動くにもアクセルでのコントロールが必要であるなど、マニュアル車的な運転が要求されます。
ドライバーBが免許を取りたいと言い出したので、まともな運転ができるようになる算段を考えました。教習所なんぞあたまっから信用してません。
公道で人に迷惑をかけない運転ができるようになるために教習所が教えていないことでまず重要なのは、「加速すること」です。これができずに流れに乗れない人がいかに多いことか。
教えているけど十分ではないのが、安全確認です。加速できないんだから減速もほとんど必要ないので、じわじわ走りながらゆっくり確認しちゃいます。実際には、より高い速度からしっかり減速してしっかり周囲を確認することを覚えないと、公道をまともに走れません。
そのほかにも、車庫居れやハンドル操作(送りハンドルは基本でしょう)、ブレーキでの速度コントロールなども不十分でしょう。
ドライバーBは、最終的に156が運転できることが目標なので、まずAT限定ではない免許を取らせることにしました。
免許が取れたら、まず運転そのものに馴れるために練習用にAT車を購入しました。少なくともクラッチ操作に煩わされることなく道路を走る感覚を身につけようという計画です。
で、AT車で一人で流れに乗った運転できるようになってからMTの運転を練習させようという考えです。
私自身が1台目がATだったことがよかったと思っています。
練習用には、8万キロ走行のホンダのロゴを購入しました。
その2は、ロゴでの練習の話。
Posted at 2008/03/20 23:14:31 | |
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初心者にMTの運転を教える | クルマ