2009年10月26日
レイクトローリング用で良く使われるABU 7000系のスプールについて。
最近のiシリーズではなく、昔の奴。
ギア比4.1:1の黒スプールには、実は3タイプあるらしい
パーツ番号で発見できたのは、#6975と#975151
手元にあるのは、糸止め突起が付いている奴と無い奴。
ギア比5.3:1は、#970721銀、#1086270金、#970565黒。
以前、#1086270を4個発注したら、糸止め突起が付いている奴と無い奴が両方来たので、同じパーツナンバーでも細部が違う場合があるらしい。
#1086270は、1ピースの削り出しスプールにシャフトを取り付けてあるみたい。#975151よりもかなり高級なつくりです。
まずは、ギア比によるスプールの違いの秘密。
これは、ピニオン側のシャフトの太さの違いだけ。
4.1:1は、スプール側から4.93mm→4.45mm→2.99mmと3段階で細くなる。緩み嵌めなので、ベアリングに刺さるところは3mmちょうどではない。
5.3:1は、根元から3.95mm→2.99mmとなる。こっちは2段。
次に4.1:1用スプール#975151/#6975の構造。
どっちがどっちかは不明だが、糸止め突起がある奴は、おそらく2ピース。これは分解していないので詳細不明。
糸止め突起の無い奴は、つばの部分と中心軸部分が両側でネジ止め。ネジは接着剤でロックされている。
軸部分は、内径10.5mmのパイプ。その中を6mmのシャフトが貫通している。
5個分解したところ、このネジ部の長さがに2mmの違いがあることが判明。長い奴が3個、短い奴が2個あった。
さらに、#975151に削り出しワンピースと思われるものが存在することが判明。左のクリック側のシャフトの付け根(スプール本体接続部分)にギザギザがあって、突起付きと同じ。でも突起はなく、全体に旋削痕がある。おそらく一体で削り出してシャフトを圧入していると思われます。
何をしているかというと、4.1:1用スプールのシャフトを削って5.3:1のギアで使えるようにすることと、細軸化して糸巻き量の増量を図る改造。
シャフトを削るとき、かなり緩めにはまらないとギアがはまらないことが判明。3.92mmくらいまで削ったほうが吉。これは切削痕で滑りが悪いせいかも。
増量は、中心軸のパイプを除去して、シャフト+@の7mmにすることに成功。これで12色巻けます。
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Posted at 2009/10/26 00:36:49 | |
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