本日は、フェラーリ308 GTSのシリンダーヘッド 搭載、及びそれに関連してカムシャフト、カムスプロケット、タイミングベルト装着の作業をご紹介致します。フェラーリ308 GTSで、30kgfmの最大トルクと、300PSを発生させるこのプロジェクトを通じて、エンジンの組み立てマニュアル的な動画を連載でお伝えしております。
本日の作業の組み立て順は、そのエンジンの形式や形状によって異なり、人によっても異なる場合があります。本日は最も一般的で失敗の少ない方法で組みますが、実はそれはこのフェラーリ308のエンジン整備書に掛かれている方法とは全く異なります。通常、と言っても私がよく目にする一般的な日本製のエンジンの場合ですが、タイミングベルト、またはタイミングチェーンを組み付けた後、側面のカバーを装着させずエンジンをクランクプーリー側から見た時、タイミング系を合わせるための全ての合いマークが目で見える設計となっています。しかしこのフェラーリのエンジンの場合、それが一切ありません。もちろんタイミング系を合わせる方法はきちんとありますが、その方法が非常に特殊であるため今回は組み立て方法を一般向けにアレンジしました。ただし一般的な方法で組み立てを行うには元々エンジンが組まれていた時に全てのタイミング系の位置をマーキングしておく必要があります。今回は分解前にそれを行っていたので、一般的な順番の組み方が可能となったと言う事です。
以上の様な背景がありますので、今回の動画はフェラーリ308の組み方、と言うよりもかなり一般的なエンジンのシリンダーヘッド搭載方法を解説した内容になっております。まずは、エンジンを組んでしまい、次回の動画でご紹介する、バルブクリアランス、及びバルブタイミングの計測と調整の作業に繋げていきたいと思います。
今回もこれからエンジンを組んでみようと言う方に役に立てるような事を念頭に置き、動画の方を作成してみました。そうでなくとも知っていて決して損になる内容ではないので、是非どうぞ最後までじっくりと御覧頂きたく思います。
Ferrari 308GTS:シリンダーヘッド搭載とタイミングベルト装着作業の完全ガイド #パワーチェック リベンジ第19話【Hirota Engineering】82 #フェラーリ #オーバーホール
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