• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+

Hirota Engineeringのブログ一覧

2023年02月17日 イイね!

Ferrari308 GTS イギリス製 社外マフラーの検

Ferrari308 GTS イギリス製 社外マフラーの検
今回は、Superformance というイギリスにあるフェラーリや他、イタリヤ車用のアフターパーツ店が製造するフェラーリ308用のマフラーの検証です。
alt
MoTeC M150による電子制御化を行ったこの車、電子制御には欠かせないラムダセンサーの取り付け位置がひとつ重要なポイントになってきます。排出された排気ガスを瞬時にラムダセンサーでセンシングするために、エキゾーストポートからできる限り近い位置にラムダセンサーを取り付けるのが望ましいのですが、そのためにはマフラーにラムダセンサー用の取り付けボスを溶接加工しなくてはなりません。これがどうでもいい排気系であれば何のためらいもなく行えるのですが、フェラーリ純正部品ともなれば、純正のマフラーにメスを入れる事にためらいを感じます。そこでこの度、代わりにSuperformance というイギリス製の社外マフラーを手に入れましたので、心置きなく溶接加工する事ができるようになり、エキゾーストポートにより近い位置に溶接加工を施しラムダセンサーを取り付けました。
alt
これによるラムダセンサーレスポンスの向上が期待されます。 また、マフラー交換を行った事でトルク/出力の低下が起こってしまっては困るので、最低限、純正のマフラーを装着した時と同等の性能を確保したい所です。そのため、この社外マフラー装着でのパワーチェックも行いました。結果はいかに!トルク/出力が向上していたらラッキーです。

詳細と結果は私のYouTube動画でご確認ください。
alt


Posted at 2023/02/17 21:39:21 | コメント(0) | トラックバック(0) | クルマ
2023年02月08日 イイね!

BNR32 スカイライン GTR パワーチェック リベンジ編

BNR32 スカイライン GTR パワーチェック リベンジ編
今回のテーマは、BNR32 スカイライン GTR パワーチェック リベンジ編です。
この車は私の車ではなく、私のYouTube動画チャンネルをご視聴下さっているお客様のお車になります。
alt
2022年4月にこの車のパワーチェックを行いましたがその結果、44.3kgfmの最大トルク、389PSの最高出力をマークしました。
しかしこの時はブーストコントロールが上手く作動しておらず、ブーストのオーバーシュートやハンチングが発生していたため、最大設定ブーストを0.8kgf/cm2に抑えていました。
alt
 その後、様々な課題を克服するとともに、そのブーストコントロールの問題も解決できたため、改めて設定ブーストを1.1kgf/cm2まで高めました。さてその結果、トルク、出力はどこまで達成する事ができるのか?これがRB26DETTの実力という事になります。結果の方は是非動画をご覧頂きご確認ください。
alt
Posted at 2023/02/08 21:17:03 | コメント(0) | トラックバック(0) | クルマ
2023年02月08日 イイね!

スズキ カプチーノ EA11R パワーチェック

スズキ カプチーノ EA11R パワーチェック今回は、スズキ カプチーノ EA11R型のエンジン出力試験、いわゆるパワーチェックのレポートです。
alt

今回の車は私所有の車ではなく、私のYouTubeチャンネル視聴者の方の車になります。サーキットユースのこの車は、タービンが大径化され、ECUも書き換え可能なLINKという汎用ECUに交換されております。
このお客様は現状でどれくらいのパワーが出ているか気になっていらしたので、この度この仕様でパワーチェックを行うことにしました。

まずは持ち込まれた状態でのパワーチェックを実施、結果はいかに!
alt

1回目の計測は無事に終了。ところがなんだかお客様の様子が変。どうやら結果に満足されていない様でした。

データをいろいろとみてみると、A/Fが必要以上に濃い設定になっていることに気付きました。確かにマージンを考え安全側に設定される事は間違えてはいませんが、ある程度以上にA/Fを濃くすると、今度はトルク/出力が下がってしまうので、その塩梅が難しい所ですね。

その後、A/Fの再セッティングを行った上で再びパワーチェック、さらに結果はいかに!今回は1本の動画の中で2回のパワーチェック作業を楽しめます。
また、動画の中でA/Fの基本的な設定方法についても解説致します。ご視聴の価値あり、是非一度ご視聴ください。

alt


Posted at 2023/02/08 20:03:58 | コメント(0) | トラックバック(0) | クルマ
2023年02月03日 イイね!

フェラーリ308 吸気ファンネルをむき出しにしてみた

フェラーリ308 吸気ファンネルをむき出しにしてみたここで突然ですが、吸気ファンネルをむき出しにすると吸入抵抗が少なくなってエンジンはより多くの空気を吸い込む事ができ、結果としてパワーアップするだろうと考えたことはありませんか?

↓吸気ファンネルむき出しとはこんな状態ですalt

確かにいかにもパワーがたっぷり出ていそうなレースカーやチューニングカーにおいてはこの写真の様に、エンジンルームを開けると多気筒分の吸気ファンネルが視界に飛び込んでくるような仕様になっているものも多く、それだけで迫力を感じますよね。

ちなみに、この車のノーマルは8気筒分のファンネルを1つのエアクリーナーボックスで囲い込んだ形状になっています。

↓ノーマルのエアクリーナーボックス。吸気ファンネルはその中にしまわれています。
alt

では実際に、このエアクリーナーボックスを取り去って吸気ファンネルをむき出しの状態にすると、エンジンの出力/トルクは向上するのでしょうか?それとも変化がないでしょうか?
パワーチェックを行い実験してみました。

実験の詳細は、私のYouTube動画、フェラーリ308GTS パワーチェックリベンジ第7話 吸気ファンネルむき出しの検証、の中で示し、結果を解説していますので是非ご覧頂きたく思います。

alt


なお、この私のフェラーリ308GTSは目下、30kgfmのトルク/300PSの出力を目標にエンジンを進化させています。現在はノーマルのキャブレター仕様を電子制御仕様に変更し、27.4kgfm/235PSを達成しております。目標に向けて先はまだまだ長いですね。

引き続き、動画、ブログの内容を楽しみにお待ちください。
Posted at 2023/02/03 23:07:14 | コメント(0) | トラックバック(0) | クルマ
2023年02月02日 イイね!

フェラーリ308GTS キャブレターの電子制御化③

フェラーリ308GTS キャブレターの電子制御化③
フェラーリ308GTS キャブレターの電子制御化②の続きです。

先回のブログ、フェラーリ308GTS キャブレターの電子制御化②では、機械式のキャブレターはそのままに、機械式点火制御の部分だけを電子制御化しパワーチェックを行いました。その結果得られたトルク/出力の向上効果は、0.7kgfm/13PSであり、27.2 kgfm/221 PSを達成しました。

今回は、機械式キャブレターの部分も電子制御式インジェクターに交換しました。こうする事で、点火制御、燃料制御共に電子制御式になり、いわゆるフル電子制御という事になります。
インジェクター化には、アメリカのTWM Borlaというメーカーから販売されておりますフェラーリ308用のインジェクターキットを用いる事にし、MoTeC M150 ECUの制御でエンジンを制御します。

↓フェラーリ308用TWM Borla製独立スロットルボディ+インジェクターキット
alt
作業の第一段階として、まず初めにノーマルのキャブレターをエンジンから取り外す必要がありますが、これが簡単そうでかなり大変でした。とにかく手が入らなし、工具も入らない。

↓ノーマルのキャブレター仕様 ウェーバー40DCNF 4基です。
alt
どうしても工具が入らない部分があったので、近所のホームセンターでそこそこ安い工具を買ってきて、工具を加工し専用工具を作成しました。
alt

何とかキャブレターが外れたものの、購入したスロットルボディー+インジェクターキットの方もなかなか思い通りに取り付ける事ができず、かなり苦労しました。
また、キットを取り付ける事ができたものの、スロットルワイヤーの先端形状がどうしても純正品とは合わず、泣く泣く加工しました。
で、何とかこのキットの移植に成功しました。

↓見た目はやはり美しいです。キャブレターに比べるとだいぶスッキリですね。
alt

キットを取り付ければすぐにエンジンがかかるわけではなく、燃料ポンプの取り付け、燃料配管の作製、ハーネスの作製、ブローバイホースの修正、ECUデータセットなどを行いようやく始動。エンジンは大変掛かりが良く好調です。

その後、8気筒分のスロットル開度を正確に同じ位置に合わせて、全部の気筒から等量の空気が流れるように、バイパスエア量を調整します、いわゆる同調作業です。

作業の詳細をYouTubeチャンネルで紹介しています。是非ご覧ください。
alt

キャブレターの時の始動性の悪さはすっかり改善され、アクセルペダルを踏むことなくキーを捻るだけでエンジンは一発始動、始動後のエミッションも非常に良いです。

その後、この仕様でエンジン出力試験、いわゆるパワーチェックを行い、キャブレターのインジェクター化によってどれだけトルク/出力が向上したかの計測を行いました。
結果は動画をご確認ください。
alt

この動画の中で、今回の一連の作業に掛かった費用の方も一挙公開しております。

ノーマルの機械制御仕様 26.5kgfm/208PS のトルク/出力に対してどれだけ向上代があるか、動画を通じて是非ご確認ください。

Posted at 2023/02/02 22:06:30 | コメント(0) | トラックバック(0) | クルマ

プロフィール

「日産 フェアレディZ 240ZG L28改 3.1L パワーチェック:名車中の名車がやってきた!日本伝統のエンジンはいかに? http://cvw.jp/b/377010/47761143/
何シテル?   06/03 21:04
Hirota Engineering 代表 一般的な会社員でありながら趣味で車を楽しんでいる者です。 車を楽しむ中でも、特にエンジンや動力系の部分に趣を...
みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

<< 2023/2 >>

   1 2 34
567 891011
1213141516 1718
19202122232425
262728    

愛車一覧

ホンダ CR-Xデルソル ホンダ CR-Xデルソル
1992年製 CR-X delSol SiRに乗っています。 現在の車には無い魅力があふ ...
フェラーリ 308 フェラーリ 308
2003年に中古で購入。以来、現在に至るまでこの所有していますが大きなトラブルもなく元気 ...
日産 シルビア 日産 シルビア
S15 シルビア スペックRに乗っています。そもそもは自分でいじり倒すUS12 FJ20 ...

過去のブログ

2024年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2023年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2022年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
ヘルプ利用規約サイトマップ
© LY Corporation