先日、
オマケに釣られて購入した雑誌の記事に
『ホイールを固定する為に必要な“クイックリリース”の比較』
・・・という非常にマニアックな内容があったんですが
ソレを何気なく読んでる時に
“製品によって固定力が違う”みたいな事を書いてありました。
へ~、クイックなんてどれも同じだと思ってた。
・・・と、ココでふと
ビアンキのリアホイールがズレる件を思い出しました。
強く踏み込んだり、ダンシング(立ち漕ぎ)すると
ホイールセンターがズルッとズレてタイヤがフレームに干渉して
『いつかホイールがハズれるんじゃないか?』という思いが湧き上がったり
積極的に坂道を登れず、ビアンキが平地オンリーの自転車になったり
正直なトコロ、かなり困ってたんですが
アレってもしかして、クイックの固定力不足が原因なの???
風が吹くとズレる
ヅラは使い物にならないし
ちょっとした事でズレるヅラは
悲劇を生みますよ?
とくダネ・小倉さんレベルの高級品を使わないといけません。
・・・ん?
何の話をしてたんだっけ?
あぁ、そうだ
ホイールの話だった。
と、言う事でクイック起因でホイールのズレが発生しないのか?
ネットで事例検索開始。
そもそも、ビアンキのホイールを固定する場所の事を
『ロードエンド』と呼ぶ事を今回初めて知りましたw
※ちなみに現在の一般的なロードバイクのエンドは
“ストレートドロップアウトエンド(通称:ストドロ)”の一種らしい。
で、ロードエンド。
検索結果をみると、数多くの事例が引っかかり
先人達の悪戦苦闘の日々を垣間見ました。
みんな同じことで悩んでるのね・・・。
『コレってそもそもロードエンドって規格自体に弱点あるんじゃないの?』
そんな思いが頭をよぎり、
同時に某自転車屋さんに相談した際に言われた
『昔のロードバイクはそんなもの。精度も低いので当たり前』
という言葉も蘇りますが
昔のロードバイク選手はこの自転車で
ヨーロッパの超級山岳を駆け上ったりしてるワケで、
さすがに一瞬も立ち漕ぎできないのはおかしいでしょ?
・・・と思い直し、調査継続。
そして、
『クイックの固定力よりも、
ネジとフレームが触れる面の“素材”が重要』
・・・という情報を発見。
なんでも、1980年代まではロードエンドが主流だったけど
その後、形状的にズレにくく、不具合発生時に取り換えできる
現在のストドロ派生のエンドが主流になった結果
素材的に
重いけど硬いスチール製のクイックから
軽さ重視でアルミ製のクイックが主流になっていったらしく
素材自体が柔らかいアルミ素材のクイックをロードエンドに使うと
どんだけキツく締めてもズレが発生する
・・・というオチだった模様。
奥が深いね、自転車。
で、面倒だからってテキトーな事を言って誤魔化さないでよ、自転車屋さん。
・・・というワケで
ネットで“スチール製のクイック”が手に入らないか?
物色してみると、答えはすぐ近くに転がってました。
日本が誇る世界ブランド“シマノ”のクイックは
現代でも接地面はスチール製を採用してるらしいですよ、ダンナ!
どうりで『錆びるなー』と思ってたんですが
ズレ防止だったんですね、アレ。
小倉さんも大喜びです(違)
早速、CAAD10純正(シマノ WH-RS11)のクイックを
ビアンキの手組リアホイールに移植。
今朝、試走してみたんですが・・・
もうね、分かりやすく
劇的改善!!
信号ダッシュでペダルを思い切り踏んでダンシングしても
ホイールがズレる気配がありません。
嬉しくなってハシャギすぎた結果、
通勤経路の坂道ではメイン車両 CAAD10の記録を
大幅に超えるタイムで駆け上る事ができちゃいました。
むしろ、トルクを掛けると
ホイールズレより先に変速レバーが悲鳴を上げて、
勝手に変速するという罠が待ち受けてたりしますが
ソレはソレで次の宿題って事で。
(ダブルレバーの部品交換以外では避けようがなさそうだけど)
一方で、クイックの色が黒色なので、
シルバーパーツが主体なビアンキの見た目が微妙になりましたが
ココはもう開き直ってフロントホイールのクイックも
RS11の黒クイックに交換して見た目のバランスを取る事にしますw
ちなみにシマノの最高級グレード:
デュラエース様のクイックは
さらに喰いつきをUPする為、接地面に細かな凹凸が刻まれてたりするらしく
偶然なのか?
運命なのか?
onimasaの手元には
事故ってペシャったデュラエースのリアホイールに付いてた
クイックが転がってたりしますが

現代的過ぎるデザインが40年前のビアンキに合わないので
取付けには至ってません。
RS11のクイックでズレが再発した時に導入検討しよっと。
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Posted at
2016/12/07 18:02:13