豪雨被害で壊滅的な状況になった
球磨川流域を自転車で巡るイベント
RIDE AID in SAKAMOTOが開催されたので参加してきました。
集合場所は八代で、日奈久経由で坂本へ抜けて
球磨川沿いの道を下って八代へ戻るルート。
本来ならゲストライダーとして、
自転車写真系の有名ブロガー 神楽坂つむりさんが参加する予定だったんですが
http://tsumuri5.com/
今回は体調不良で不在っ!!
(ドンッ!!)
…というまさかの展開でイベントスタート。
熊本入りしたあとに体調不良が顕在化したっぽいので
本人も無念だと思います、、、がソレはソレでイベントスタート!
主催の美海さんを先頭にクルマが少ないルートを快適に走って日奈久入り。
ちくわ食べたり散策したり
そこから山道を抜けて坂本へ入って、
普段は住民&工事車両以外が通れない工事中区間を特別許可を受けて走り
道の駅さかもとへ到着。
ウェルカムばんぺいゆソフトを頂いたら(?)
豪雨被害を受けた道の駅さかもとの駅長さんから
当時の貴重な話を伺ったり
(対岸に当たった水が廻り込むような水流となって建屋に襲い掛かったそう)
(2階の高さまで水が押し寄せ、2階の窓を破って2階屋根から救助されたそう)
一般人が入れない館内の案内をして頂きました。
(水没した1階部分は早期に内壁を外して腐敗・カビ増殖を防止)
道の駅さかもとの少し上流には、少し前まで荒瀬ダムがあって
解体された跡になってますが…
ホースの出口を潰すと水流が強くなるように
ダムがあったら球磨川の流れがもっと早くなったかもしれない
…という言葉に重みを感じますね、、、
その後は豪雨被害の爪痕が残る球磨川沿いを走って鶴の湯旅館へ。
冷泉をそのまま利用した足湯でマッタリしたり
鮎尽くしの昼食を頂いたり…
普段は先を急いだり、ガッツリ系な昼食をモリモリ掻き込んだりするんですが
その対極にあるようなユッタリとした時間を堪能させて頂きました。
こんなイベントじゃないとナカナカできない体験ですよねw
ちなみに鶴の湯旅館さんは来年から再来年にかけて
行政主導で建屋のかさ上げ工事が行われる為、年末で一旦営業休止となるそう。
周辺の道路や民家も同様の対応を取られるそうなので
なかなか大がかりな工事が今後も続くんですね…
復旧までの道のりはまだまだ長いです。
そしてこの日最後は、地元の方の民家を尋ねました。
被災後、解体された民家の廃材を有効利用して自営リフォームされたこの家には
過疎化が25年間分、一気に加速したと言われる坂本一帯の記憶を
少しでも残せるような建物にしたかった…という思いがあるそうです。
今年の梅雨も各地で豪雨被害が発生しましたが
同じような事が起きてるんでしょうね、、、
そんな、色々な事を考えさせられたRIDE AID in SAKAMOTO。
来年以降、改めて開催されたら
今とは違った坂本が見れるんだと思います。
良いイベントを開催頂いて、ありがとうございました!
Posted at 2023/07/29 11:30:48 | |
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