熊本にできた『もはや最高傑作』というパン屋さんの話

息子ちゃんがテスト的な何かに
チャレンジしてた日曜午前中の話。

待ち時間を持て余したonimasaは
5月に開店した話題の高級食パン専門店
『もはや最高傑作』に並んでみました。



で、店の名前が『もはや最高傑作』。
食パンの商品名が『最高傑作』。

 
いわゆる
『何を言ってるかわからねーと思うが、俺も分からねー』
・・・ていう、いわゆる”ポルナレフ案件”ですね、コレ。

（ジョジョ）
 
 

まぁ、有名な高級食パン専門店『乃が美』に対して
関東の有名フードプロデューサーがリリースした
対抗意識バリバリのお店かな？と邪推してますが



流行モノ大好き気質な熊本県民のハートには刺さりまくってるようで
この日も朝から大行列が形成されてました。


 
クルマ社会なので、お店の前には駐車場必須なのが常識な熊本県において
異色といえる駐車場無しの販売形態。

800円/本（税抜）という価格。
1時間当たりの販売数20本と限定されてる。
そしてインパクトしかない店舗名と外観。
2種類だけに限定された販売品目。




攻めてる。
攻めすぎてる。




ある日突然マンションの1階に
行列ができる人気店ができたことで
マンション居住者はエントランスからの出入りしにくくなったり
近隣住民の皆さんは路上駐車頻発で困惑してるんじゃなかろうか？
・・・と真面目に心配すると共に



『一過性の人気でしょ？』
・・・と一瞬考えちゃいましたが


行列に並んでる暇な時間で素人なりに分析してみると、、、



・本来は店舗として成立しない極狭面積＆立地。
・品数限定＝オペレーションが楽＆少ない従業員でも回せる。
・1日の販売数が決まってて、確実に売り切れる。
・食パンを日常的に食べる人も多い。
↓
経営者視点で考えると
凄くコントロールしやすくて
安定した経営ができる優良店舗なんじゃないのかな？

むしろ現時点では競合店が少ないので
今、有名店に躍り出れたら
中長期的に売れ続けるビジネスチャンスなんじゃないでしょうか？！


高級食パンの需要を掘り起こした
先駆者『乃が美』の凄さに驚きを禁じ得ないと共に

『あとに続け！』とばかりに競合店が続々と増え続けると思うので
高級食パン業界から目が離せませんね？！





・・・と、パンの味を置き去りにして
『どこ視点なの？』という事を考えていましたが

だって仕方がないじゃない。
行列に並んでる時間、暇だったんだもんｗ



それに雨も降ってきたぞ？
onimasaは傘を持ってるからいいものの

すぐ後ろに並んでる女性二人組は雨でズブ濡れですよ？



見てみぬフリもできないので
『傘、使いますか？』と話しかけてみたものの

引くほどの勢いで全力拒否されてしまい
その後、パン購入終了まで並んでる時の
何とも言えない空気感が地獄だったぞ！ｗ




・・・で、30分ほど並んだあと
やっとonimasaに購入できる順番が回ってきました。



え？
朝イチ販売分は売り切れた？
お金だけ払って引換券を貰う感じなの？






・・・って事で
受取希望時間を伝えて、一度店舗から離れ
あとで改めて食パンを受取る展開に。






二度手間だねぇ。
コレでパンが美味しくなかったらダークサイドに落ちちゃうよ？

そもそも店名＆品名に“最高傑作”なんてパワーワードを使ってるので
美味しくないとJARO案件ですよ？






・・・ってな感じで
黒いオーラを身にまとった状態で食べた食パンはどうだったのか？









『もはや最高傑作』。
 

まさにコレ。

食パンが辿り着ける終着点はココなんじゃーなかろうか？
と思える、既存の食パンの概念を覆すフワフワ食感。

手でちぎって、そのまま食べてもイケるし

焼いてもカリッモチッフワッていう異次元食感。




コレはもう、もはや食パンじゃない。

じゃあ、何かと聞かれたら他に例えようがないので
お店のコンセプトの『宇宙的』な食感なのかもしれない。
知らんけどw




なお、高級食パン有名店『乃が美』と比較すると

小麦粉本来の美味しをより味わえるのは『乃が美』で
フワフワ感をより感じるのは『もは最』って感じ。


どっちもハイレベルなので
最終的な判断は食べてみてから判断してもらうしかありませんが

並ぶだけの価値はあるので、
こりゃきっとまた並ぶなｗ