所用で実家へ行ったついでに
前から見たかった映画『フォードvsフェラーリ』を観たんですよ。
タイトルからしてクルマ好きなら楽しめそうでしょ?
事前に知ってたあらすじ的には
ル・マン常勝フェラーリをフォードGT40で打倒する!
・・・みたいな、
アメリカ人ならみんなが知ってる
クルマ史に残る事実を映像化したドキュメンタリーなので、
『単純っぽい感じだよね?高齢・親父様でも楽しめるよね?』
・・・という、ある種の確信を持って観始めましたが
“迫力あるレースシーン”ていう使い古された感想だけでは語り尽くせぬ圧倒的大迫力とか
クリスチャン・ベイルの圧倒的演技力とか
説明過多になり過ぎないスマートな演出&構成とか
約50年前のアメ車ばかりが街中を普通に走ってる凄みとか
親父様共々、『とにかくもうスゲェ映画だった!!』と大満足した次第。
エンタメ作品としても一級品。
そんな表面的な部分だけでもクルマ好き大満足な内容なのに
ストーリーの流れは池井戸作品的 『クソ上司に倍返しだ!!』という人間ドラマなので
日本のクルマ好きじゃない一般層にもウケると思うんだけどなー?
それでもイマイチ流行らなかったのは
“ゴジラvsモスラ”みたいな特撮映画感漂うタイトルのせいでしょうか?
なお、ネタバレに繋がるので詳しくは書きませんが
タイトルから想定される“フォードvsフェラーリ”の構図よりも
キャロル・シェルビーvsフォード幹部って構図だったので
『もうホント半沢直樹かな?』と感じるレベル。
タイトルも“キャロル・シェルビー”にした方がピッタリだったんじゃかなろうか?w
・・・っていうかこの映画、
エンツォ・フェラーリをリスペクトしてるようでディスってるし
フォードに関しては明確にディスってるし
よく製作にGOが出たなと思います。
フォードのアメリカ国内でのチカラが明確に低下してるって事でしょうか?
キャロル・シェルビー&ケン・マイルズ万歳!!
シェルビーコブラ、カッコイイ!!
・・・って感じなので、
得してるのは大企業じゃなく、個人って言うのが凄い話ですよね。
でもまぁアレですよ。
ひとつだけ言える確かな事は
『GT40最高!!』
・・・って事でしょうか。
この映画観た後、実車を見たら泣いちゃうかもしんないw
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2021/01/24 07:14:40